第58夜 ストーカーラブ

ストーカーラブ


 ポッチャリ型で勝ち気なヒロイン「舞ちん」は、無口で大人しく皆からシカトされているクラスメイトの男子からラブレターを貰ってしまう。ところが彼は、ボーイッシュだが女らしい性格の舞の親友に1年の時ストーカー行為を働いていたと言う。担任の男性教諭と良からぬ関係を持った場面を盗撮された舞は、それから悪夢のようなストーカー男の脅迫を受け、メールの指示で親友と共に耐え難い恥辱的な命令に従わされる羽目に陥るのだった。ところが、実は。(約5万1千字)


2.先生とエッチな補習(8021字)

「お早う!」
「あ、ツヨシ先生、おはよっ!」
「お早うございます」

 その時元気の良い声と共に、担任の江島剛先生が教室に入って来た。時計を見るともう始業直前である。江島先生はまだ30前くらいの若い数学の先生で、皆に下の名前で呼ばれているように生徒にはとても人気がある。ノッコもこの先生だからストーカーについて相談する気になったのだろう。生徒思いのツヨシ先生ならきっと親身になって彼女の相談に乗り、解決してくれたのに違いない。

「花田っ! 今日部活の後で補習だぞ、いいな?」
「うんっ!」
「舞ちん、大変だねー」

 しまった。つい嬉しそうに答えてしまった。何てこっぱずかしい。数学がからきし苦手で、中間試験では何と0点を取ってしまった落ちこぼれの私に対する補習がもう何週間もずっと続けられている。ノッコや他のクラスメイトたちは同情してくれるのだが、実は私ツヨシ先生と出来ちゃったのだ。最近私がちっとも嫌がってないので、いつも一緒にいるノッコには気付かれてるかも知れない。

 初めはもちろんイヤでイヤで仕方なかった数学の補習だけど、先生の部屋に呼び出されて1対1で教えてもらってるうち、次第におかしなムードになって来たのだ。いくらバカな上に口が悪く、おまけに太り気味な私でも、花も恥らうジョシコーセーだ。密室で個人補習と言う環境を作った先生は、初めからその気があったのだろうと思う。小柄でファニーフェイスで巨乳の私は、どうやら年上の男性に好かれるタイプらしい。ツヨシ先生の方は、イケ面とは言い難いが長身なのでそれなりにカッコ良く、おデブちゃんの私にとってはストライクゾーンど真ん中だった。3回目の補習の時、私のあまりの理解の悪さに苦労している先生に、「出来の悪い生徒を持って大変だね、先生。肩でも揉んであげよっか?」などと、じゃれついてあげたら、いきなり抱き寄せられて唇を合わせて来た。もちろん私の方もその気だったから身を任せて先生の「女」となり、放課後の補習はツヨシ先生とのえっちなデートに変わってしまったのだ。男の人と交際するのは先生が初めてだった私は、まだ最後までは許していないけど、今日くらいソロソロ、などとけしからぬことを考えていた。先生は独身だと言ってたから、将来はこの人のおヨメさんに、なんてガラにもないことを思ったりもしている。


「あのね、舞ちん」

 今日もハードな練習を追え部室で着替えていると、ノッコが妙なことを言って来た。

「アイツなんだけど……」

 アイツとはストーカー男佐藤のことだ。ノッコがそんなぞんざいな呼び方をするのはヤツしかいない。

「今日の授業中、ずっと舞ちんのこと見てたよ」
「気のせいでしょ……変なこと言わないで」
「イヤ、ホントだから。マジで気を付けた方がいいと思う」

 今クラスでノッコと佐藤は最後尾の座席で、何と隣り合わせである。ノッコはもちろん嫌がってたし、事情を知っている先生も気を利かせてやれば良さそうなものだが、クジ引きで決めたものだから致し方ない。そして私は一番前のど真ん中と言う特等席だ。ツヨシ先生に恋しちゃってる私は、彼の授業ならウットリ眺めてれば良いが、他は苦痛以外の何物でもない。そしてノッコは、佐藤が脇目もふらず正面を向いて私を見ていたに違いないと主張するのだ。バカバカしい。

「授業中前向いてりゃ、私を見てたかどうかなんてわかんないでしょ」
「きっとそうだよ! だって今までは……その、私の方をずっとジロジロ見てたのに……」

ーー何てイヤラシイ男だ……

 ストーカー事件からもう半年以上たつと言うのに、諦めずノッコに視線を送って来ると言う佐藤のしつこさと気味の悪さを感じた私は、背筋をゾクッと冷たいものが走るのを感じていた。そしてヤツの興味の対象が、今朝挨拶に返事してやっただけで私の方に変わったと言うのか? あり得ないと思うものの、ノッコがウソを付く理由もないし、正直薄気味が悪かった。そしてその悪い予感はたちまち現実のものと変わる運命だったのである。

「まあ、気を付けとくよ」
「ねえ舞ちん、スパッツはかないの?」
「あ、ああ。暑いし、ムレるじゃん、コレ」

ーーヤベッ! 鋭いなあ、ノッコ。このパンツも見られちゃってるよね……

 今からツヨシ先生との補習があることをノッコは知っている。なのに私は、暑くてもパンチラ防止にみんなはいてる黒いスパッツをはこうとせず、しかもちょっとエッチなデザインの小っちゃなパンツなんかはいちゃってるのだ。ピンクのフリフリが付き、布地の面積が少なくて少しスケちゃってるそれは、ママに隠れて自分で買った「勝負パンツ」のつもりだった。女らしさのかけらもない私が、彼氏いない歴16年だと信じ切っているパパやママが見たら、驚いてぶっ倒れかねない羞ずかしいデザインのパンツである。

「ふうん。補習だよね、頑張って」

ーーうーん。この子には勘付かれちゃったかも知れないな……

 私は自分にやましい所があるせいか、ノッコが意味深に「補習頑張って」と言ってるように聞こえてしまった。そしたらノッコは、他の着替えてる子には聞こえないように、ソッと耳打ちして来た。

「早く着て!」
「えっ?」
「ノゾかれちゃってるかも知れないでしょ!」
「まさか」
「いいから早く!」

 争っても仕方ないので素早くスカートをはいたんだけど、ノッコはよほどストーカーされたことにトラウマが残っているようだった。

「舞ちん、私の言うこと信じてないでしょ」
「悪いけど、そうね」
「だったらウソだと思ってもいいから聞いて。アイツ、舞ちんの下足箱に何か入れてた」
「マジかい!」
「うん。帰る時、気を付けて見て」
「参ったね……」

 せっかく先生との「デート」に胸をときめかせていた私のテンションはかなり下がってしまった。それってまさかノッコももらった、佐藤からのラブレターだろうか? あの子の話では、今朝私に興味が切り替わったらしい、と言うことだったが。だとすれば恐るべき変わり身の早さだし、とてもまともな人間の行動ではない。私はノッコが悩まされた異常な「ストーカー」の恐怖を少しだけ味わい、それが杞憂に過ぎないことを祈るような気持ちになっていた。

ーーま、ノッコの勘違いだよね、きっと……

「舞ちん、出来たらスパッツはいて欲しい」
「ノゾかれるからって!? いい加減にして、考え過ぎだよ、ノッコ!」

 それはノッコに対してと言うより、得体の知れない恐怖がジワジワ込み上げて気つつある、自分自身に対して言い聞かせているようなものだった。早く気分を切り替えて先生に会いに行かなくては。「勝負パンツ」まで用意して臨むツヨシ先生との「デート」を台無しにされてはたまらない。

「失礼します。先生、来たよ」
「よし、花田。ちょっとそこに立ってろよ」

ーーフフ、先生の目線が下がってる。今日は舞ちん、イケないミニスカだもんね……

 ツヨシ先生は、私が不安を振り払うつもりで入室前に思い切ってガッと上げて見せたスカートに目をクギ付けにしながら、入口のドアを内側からロックしに行った。

「ねえ先生。この部屋さ、絶対のぞかれたりしないよね」
「そんなこと気にしたこともなかったがな。どうしてそんなことが気になるんだ、花田」

ーーうわ、何言ってるんだろ、私。こんな格好だし、絶対勘違いされちゃうよ……

 いや勘違いではないのだけど。ついついパンツが見える寸前までミニスカにしてしまい、のぞかれることを気にする言葉を口にしたら、襲ってくれと言ってるようなもんだ。そして勝負パンツをはいて来た私は、確かにそれを望んでいるには違いないのだが、男を誘うようなマネはしたくなかったのだ。

「先生、今日出た宿題教えてよ」
「宿題だって!? そんなことより、そこに立って良く見せてみろ。お前、そんなにスカートを短くしてもいいと思ってるのか」

ーーや、ヤバイ。先生、いきなりエロモードに入っちゃったよ……

 いつもは一応数学の勉強をして、一段落付いてから、キスしたりえっちなことを始めるのだけど、もうツヨシ先生の目がギラついて鼻息が荒いのがわかるのだ。自分がまいた種のくせに、バージンの私は怖くなってしまった。それにそんなことはあり得ないと思いながら、ノゾかれてるかも知れないと言う不安が頭から離れてくれない。

「おい、手で隠すな! シャンと立って、両手は頭の後ろで組んでみろっ!」

ーーえーん、先生が怖いよお……

 いつもは私が九九を間違えても怒らない優しい先生なのに、すっかり興奮した様子のツヨシ先生が大きな声で怒鳴りつけるので、私はそんな情けない気持ちになった。この状況でなかったら、このエロ教師っ! と怒鳴り返して股間をケリ付けてやる所だ。そして仕方なく私が言われた通りにミニスカートを押さえていた手を上げると、先生は正面にしゃがみ込んで手を伸ばして来た。

「どうして、こんなにスカートを短くしてるんだ、花田?」

ーーそれはツヨシとえっちしたかったから、何て言えるわけないよねえ……ヤだ、先生いきなりエッチ……

 ツヨシ先生は私がキッチリ閉じ合わせて立ってるアシのひざ小僧辺りから両手で撫で回し、だんだんその手が上に移動して来るの。しかも、ローアングルから見上げてるもんだから、ハズカシイえっちパンツまでバッチリ見えちゃってると言う……

「アシを開くんだ、花田」

 私がワナワナ慄える脚を頑張って広げると、先生ったら内腿をイヤらしくスーッと撫でて来て、生暖かい鼻息まで感じちゃうの。もう完全にエロ教師モードだよ、ヤバイってこれ……

 私は自分がモロにえっちのお誘いを掛けてしまったことを棚に上げ、もう理性を失ったように私のフトモモを撫で回す先生に、ちょっとだけ後悔していた。そして。

ーーまさか、絶対ノゾかれちゃいないよね……

 まだその確信は取れていないのだ。どうしても、ありもしないはずの「ストーカー」の心配が頭をかすめてしまう。

「おい、どうして黒いのを、は、はいてないんだ、花田」

 はく方が校則違反じゃん、とはとても言えなかった。こんな超ミニスカ、校則違反以前に年頃の女の子としては大いに問題あり過ぎだろう。ツヨシ先生は自分の言葉のおかしさに気付いていない様子で、興奮してどもっちゃってんの。ちょっとカワイイ。

「校則違反の罰だ、花田。しばらくそのまま立ってろ!」

 そう言った先生は、床に這いつくばると私のマジで太いフトモモ(冗談じゃないって 笑)を嫌らしく手で撫で上げながら、ローアングルでマジマジとミニスカの中を覗いて来た。もうこりゃ完全にエロ教師のセクハラだっつうの。

「そんなイヤらしいパンツをはいて、羞ずかしくないのか、花田」
「は、ハズカシイよ・・・・・・」
「だろうな。お前マン毛がハミ出てるぞ」

ーーどっひゃー!

 穴があったら入りたい、とはこのことだろう。私女の子なのに結構毛深いんだよね。もう火が噴き出てるんじゃないかってくらい顔が真っ赤になり、ちょっと開いて立ってるアシが物凄い勢いでガタガタ慄え出して立ってるのがやっとの状態になってしまった。ハッキリ言ってハダカになるよりずっとハズカシイよ、これは。ツヨシ先生ったら、下から舐め回すようにガン見しちゃってるし。それでも、バカだけど先生の言い付けは守る良い子の私は、言われた通り両手を首の後ろに回して大人しくしていた。そして先生はやっぱり大人だなあと思ったのは、フトモモを撫でてほとんどギリギリの所まで触ったのに、肝心の部分には手を出さず離れていったことだ。でもそれは、えっちをやめてしまったわけではない。その反対だ。

「よし、次は罰として服を脱がせるぞ。いいな?」

ーーうわ! いよいよだ・・・・・・

 これまでは服を着たまま、キスしたりおっぱいやアソコを触られたりしただけだった。それに先生の方も着衣のまま、私に大事な所を触らせたりしてたけど、えっちするにはハダカにならなきゃなんないのだ。たぶんクラスでもススんでる子はもうしちゃってるみたいだし、オクテの私も16年間守り続けたバージンとオサラバするんだと思うと、すごくすごーく緊張しちゃった。

 もちろん覚悟を決めてた私は、先生の手がデカ過ぎるおっぱいでパンパンに張ってるカッターシャツのボタンを外して来ても、そのままじっと手を組み何もしないで脱がせてもらった。先生は大人だしえっちの経験も十分あるのに違いない。シャツを脱がせブラも外してプルンとまだ全然垂れてない巨乳が姿を現しても落ち着いていたから、私は安心だった。初めての私でも先生に任せてればきっと大丈夫だろう。

「大きいな、花田」
「イヤン」

 私の上半身をハダカに剥いた先生が、ムネの膨らみの頂点のツボミを指でチョンチョン突ついて来ると、羞ずかしくなるくらい女の子っぽい声が出てしまい、ますます赤面がひどくなった。

「こうすると気持ちいいか?」
「あんっ! き、気持ちいいよ、せんせー・・・・・・」

 ツヨシ先生が両手で双乳の膨らみを包んでゆっくり揉んで来ると、私は素直に快感を口にした。やっぱりえっちに慣れてるらしい先生はおっぱいのイジり方もとても上手。決して痛くないよう優しくモミモミしながら、指で乳首をクリクリしたり、唇を寄せてチューッと吸って来たりすると、私は体が浮き上がってしまうような幸せな心地良さに浸っていた。

 が、しかし。

「あーん、もう立ってらんない」
「よし、花田。先生とえっちしよう。いいな?」

 もうメロメロに感じちゃった私がへたり込んでしまうと先生も体から離れてくれた。そして私は自分でスカートを脱ぎ始めると、少し冷静になって余計な邪念が頭に浮かんでしまった。

ーーこんな学校の中で、先生と生徒がイケないことしちゃってもいいの? お互いハダカになって、こんな所を誰かに見られたら……

 何てこった。どうしても「ストーカー」の不安が頭を離れてくれない私は、あっと言う間に全裸になってた先生がこちらに向かって来ると、体を丸めて防御の姿勢を取ってしまってた。でもツヨシ先生は、私が羞ずかしがってるのだとばかり勘違いしてくれたようだった。

「おい花田。今さらそんなに羞ずかしがらなくてもいいんだぞ」  

 それでも私は両手でムネの膨らみを隠すようにして体を丸め、先生に背を向けると固まってしまってた。

「仕方ないな。じゃ自分でパンツを脱いで渡しなさい」
「……うん」

 私はこの期に及んで怖気づいてしまった自分の情けなさを嘆きながら、何とか「勝負パンツ」を脱ぎ、先生に手渡した。こんなにあからさまにえっちのお誘いを掛けておいて、ここで拒絶したら先生がかわいそうだ。と言うより自分の行動の軽率さに腹が立つ。そんな女の子はサイテーだ。

「ベチョベチョだぞ、花田」
「イヤン……」

 それはもう私もわかっていた。バドの練習で大量にかいた汗も染み付いてるだろうし、さっきスカートの中を覗かれたとき、ドクンドクンとおしっこを洩らしちゃったのかと言うくらい、えっちなお汁が溢れて来たのを感じてたから。つまり私は処女でありながら、もうえっちするための体の準備は出来ちゃってたわけだ。それはもちろん先生にも伝わっただろう。

 ところが。

「よし、えっちしよう、花田」
「イヤだあっっ!!」
「どうして?」

 先生が私に身を寄せて座り、抱き寄せて唇を合わせようとすると、私はパニックに陥って強く拒絶してしまった。先生が困ってしまうのも当然だと思ったけど、もう私は溢れ出す感情がコントロール出来なくなり、えーん、と泣きベソなんかかき始めちゃってた。

ーー一体、何やってんだろ、私……

 これまでも「補習」のたび、ツヨシ先生にキスされたり体を触られたりと、えっちな関係を持って来た。そして今日、際どい超ミニスカからえっちなパンツをチラつかせる挑発的な態度で、ここまで先生を誘っておきながら、最後の最後に怖くなって逃げてしまうなんて。私はもう自己嫌悪で一杯になり、ますます涙が止まらなくなって来た。

「おい、泣くなよ、花田。先生が悪かった」

ーーそんなこと言わないで。先生が悪いんじゃないよ……

「つい、お前もえっちしたがってるんだろう、なんて、とんでもない思い違いをしてたみたいだ。許してくれ」

ーー違うんだって! 私だってエッチしたかったんだから、さっきまでは……

「よし、今日はもう服を着て帰れ。ここであったことは全部忘れてくれ」
「先生、違う! 違うんだよ……私、初めてだから急に怖くなっちゃって……」
「もうわかったから、花田」
「先生。えっちはダメだけど……シタいんでしょ?」
「何!?……お、おい、花田!」

 もう私としては精一杯の懸命な行動だった。隣に座ってる先生にすがり付くようにして、おちんちんを手に取ったのだ。

ーーうわ、熱くて、硬いよ……ヤキイモみたい……

 ううむ。もうちょっと気の利いたたとえはなかったのかと思うが、そのとき私は本当にそう思って、両手でその熱さをもらうがごとく大切に握り締めていた。季節外れもいいところだけど。

「いいのか、花田」
「うん。私、先生を出させてあげるよ」

ーー舞ちんだって、知ってるもんね……

 そう。バージンの私でも、処女を守ったまま男の人を出させてあげる方法があることくらい知っている。女の子向けの雑誌なんかにも載ってるし、ネットで調べたこともあるし、パパが隠し持ってるえっちな本やビデオを見ちゃったこともある。実は私、えっちなことに興味津々のイケない女の子なのだ。特にツヨシ先生とこんな関係になっちゃってからは、いつか試してみようと思ってたことがある。

「先生、おっぱい好きでしょ」
「あ、ああ、もちろん」

 ここでまず私は唯一自慢出来る巨乳で先生の顔をムギュッとした。これまでもしてあげたことがあって、ツヨシ先生はとても喜んでくれるのだ。きっと「おっぱい星人」なんだろうと思う。果たして先生は子供みたいに喜び一杯の顔になり、私も嬉しくなった。

ーー舞ちんの必殺技、やっちゃうよ!

 もちろんそんなエッチなことするなんて生まれて初めてだけど、私はここで想像してた必殺技の「パイずり」を繰り出した。「ヤキイモ」君を大きな乳の谷間に挟んで、ムギュしてあげたのだ。

「は、花田、お前・・・・・・」

 どこでそんな技を覚えたんだ、と言い掛けた先生は、私の処女を疑ったのかも知れない。でも、もうやっちゃったことは仕方ないから、私は先生をノックアウトして余計な茶々を入れさせまいと、ムギュ、ムギュ、と何度も繰り返して熱くて固いアレをおっぱいで挟み付け、目を丸くして驚いている先生の反応をうかがった。

「気持ちいい? せんせー」
「ああ・・・・・・天国にいるような気分だぞ、花田・・・・・・」

ーーウソばっかり・・・・・・

 それはたぶん、先生が頑張ってる私をホメるつもりでオーバーに言ったんだと思う。だってオチンチン自体に大した刺激はないだろうと思うもの。だけどとても嬉しかったので、私は次に本気で先生を出させてあげる努力をした。ツヨシ先生のソレをオクチでパックンチョして、熱いソフトクリームを舐めてるつもりでペロペロクチュクチュと舌や口を動かしてあげたのだ。「ソフトクリームを舐める要領で」ってのはどこかで読んだことがあったからなんだけど、正直やり方は良くわかんなかった。もしかするとあんまり気持ち良くなかったかも知れないんだけど、優しい先生はとても喜んでくれ、花田、出すぞ、とオクチの中にドピュッと粘っこい液を出してくれた。

ーーうげえ! ゲロゲロまずいじゃん、コレえ・・・・・・ごめん先生、こりゃ飲めないわ・・・・・・

 ホントはゴックンしたげると男の人は喜ぶ、みたいな知識もあったんだけど、実際不味過ぎてゲロを吐いちゃいそうだったので、その粘液は全部の手の上に吐き出してしまった。それでも先生は凄く感謝してくれて、花田、ありがとう、と頭を下げてくれたので、私は頑張った甲斐があったと思った。いつの間にか涙も引いて笑顔に戻れていたようだ。


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