第69夜 恭子さん
恭子さん
ナースをやってるボクの妻恭子さんは、5歳も年上だが美形でスタイル抜群、おまけに失職してブラブラ過ごしているボクなのに、優しく接してくれる女神のような女性だ。そんな恭子さんの唯一の欠点は、人並み外れてエッチが好きな事。なのにまだ子供が出来ないのは、ボクの方に大きな責任が。あの手この手でエッチに励むボク達だけど、ある日恭子さんがSMプレイをやってみようと誘って来て・・・実はブラックな話なので、要注意。(約22万字)

1.昼間から夫を襲う好色妻(5410字)

「だ~れだ?」
「え、恭子さん!?」
「バレちゃった。つまんないの」
「どうしたの? こんな時間に」

 自分の家の中だから恭子さんに決まってるのだけれど、ボクは驚いた。ペロッと舌を出し少し膨れて見せる恭子さんはとても魅力的で、5つも年上とは思えない愛らしさに自分の妻であるにも関わらずボクはドキッとしてしまう。いつもそう。もうじき結婚して2年が経とうと言うのに、未だに見た事のない意外な顔を見せてくれる恭子さんは、世界一大切なボクの奥さんである。

 恭子さんはボク山田達也の姉さん女房でナースをしている。勤め先の病院で純白のナース服を着こなした恭子さんは、眼鏡を掛けた知的な容姿で見るからに有能そうな女性だが、こうして普段着でジーパンなんかをはいてるとショートカットがとても良く似合い、まるで宝塚の男役スターみたいに格好良いのだ。そんな彼女がボクだけにはこんなお茶目で、時には甘えん坊のような姿を見せてくれるのだからたまらない。

 170センチちょっとあるボクより背が高く、一緒に歩いてると誇らしく思えるほどの美人だ。スタイルだってモデルにしたいくらい抜群で、道ゆく人誰もが振り返って見るくらいなのだから。正直な所とりたてて特徴のないボクなんかに不釣り合いな女性であるは明らかで、ハッキリ言って自慢の妻だ。

「言ってなかったっけ? 今日は早番だって」
「聞いてないよ」
「あー、イケない子ね」

 恭子さんがそんな口調で諭すように言うと、ボクは記憶の彼方にかすむ、悪い事をして母親に叱られた少年のような気分になってしまう。幼い頃母親を病気で失ったボクが、年上の女性に強い魅力を覚えるのは必然だろう。母親代わりなんて言ったら恭子さんに悪いけど、現実にも夫婦と言うより子供と母親のような関係になってしまっているのは、我ながら情けない。だけどそんな駄目なボクの全てを恭子さんは優しく受け止めてくれている。こんな素晴らしい女性と巡り会えた事を、ボクは神様に感謝しなければいけない。

「ねえねえ、何見てたの? キョンタンに見せてご覧」
「んなもん、わかってるだろ。今見た通りエロビだよ」
「はい、怒ったりしないから……ふむふむ」

 そっちか、とボクは思った。今ボクは恭子さんに見られてはマズイ事を二つもやっていたのだ。くそ熱い夏場の真っ昼間、クーラーのない部屋で扇風機を回しながら、ボクは缶ビールを飲みつつパソコン画面でえっちなビデオを鑑賞していたのである。パンツ一丁なのは許してくれるだろうけど、いい大人が仕事もせずにやっていて良い事ではないだろう。だけど「キョンタン」とボクと二人切りの時だけに自分をそう呼ぶ恭子さんは、息子のエロ本を見つけた物わかりの良い母親みたいに、慌てて電源を落としたパソコンを再起動させて、ボクが見ていたエロビを興味津々と言った様子で見てしまう。だけど本物の母親と違い、恭子さんはボクの妻で女盛りまっただ中の美女である、と言うのが大いに困った点である。

「へえ、タックンってやっぱコスプレが好きなんだあ。今度キョンタンがセーラー服着たげよっか? まだ学生時代の持ってるんだ」

 ぶっ! もしまだ缶ビールを飲んでいたら吹き出していたかも知れない。恭子さんのセーラー服姿を想像してしまったボクは、それどころかマジで鼻血が出そうになっていた。

「バ、バカな事言わないでくれよ」
「バカじゃないよお。仕事着じゃ駄目だったからさあ、今度はセーラー服で試してみようよ」
「ご、ごめんなさい。恭子さん」
「どうしてえ? どうしてタックンが謝るの?」
「いや、その……」
「いいんだよ。私怒ったりしてないでしょ。だから、ね、お願いタックン。謝ったりしないでよ」
「ああ……ごめんなさい」

 ボクは何て情けないやつなんだろう。漫才みたいなやり取りをしながら、ボクは冗談ではすまされない状況に頭を抱えるしかなかった。だけどそんなウツ状態に陥ろうとするボクを、恭子さんは強引に引き戻してしまう。このシチュエーションなら、もう覚悟するよりない。恭子さんは眼鏡の奥の目を爛々と輝かせ、大きな体を半裸のボクにしなだれ掛からせて来た。

「ねえねえ、もう出しちゃったの?」
「いや、まだだよ。もうすぐだったけど」
「良かった! キョンタンが抜いたげるね」

 これだ。恭子さんは何も言う事のない素晴らしい妻なんだけど、唯一の欠点はとてつもなくエッチな事である。決して男好きなわけじゃない。いや、少なくともボクはそう信じたい。「男好き」なんて言ってしまうと、男なら誰でも良い尻軽女になってしまう。自惚れかも知れないけど、彼女はボクにだけそのエッチな素顔を見せてくれるのだ。誓っても良いが、恭子さんはボクに初めて抱かれた時処女だったのだから。ベッドのシーツに大きな赤い滲みが出来てしまい、恭子さんはこれまで一度も見た事がないくらいにひどく恥ずかしがった。口には出さなかったけど、30手前まで男性経験のなかった事が恥ずかしかったんだと思う。その時ボクは24で恭子さんは29歳。ボクはこんなセクシーで年上の彼女がバージンだった事にビックリしたけど、同時にとても嬉しかった事を覚えている。

「恭子さん! 汚いよ」
「いーの、いーの。どうせオシッコした後ちゃんと拭いてないんでしょ。キョンタンが、キレイキレイしてあげる」

 ボクは一応嫌がりモッコリを手でガードして見せたけど、恭子さんがムギュッとパンツの上から掴んで来るのを拒絶するわけにはいかない。何でも許してくれる優しい恭子さんだけど、エッチを断るとひどく悲しがりご機嫌ナナメになってしまうのだ。それにボクだって結構性欲は盛んな方で、高校時代などヒマさえあればせんずってたくらいだ。今でも日に三回くらいは発射しても全然平気だし、こんなキレイな最愛の妻に迫られて断るバカもいないだろう。だけど恭子さんは夜勤明けなだけあって、やはりいつになく積極的だった。

「き、恭子さん」
「なあにい?」

ーーいきなり、ですか

 恭子さんはまだ昼下がりだと言うのに、さっさと服を脱ぎ捨て始めていた。

「大丈夫だよ。さっき玄関に鍵掛けて来たから」
「いや、そう言う意味ではなくて」

 駄目だ。やはりストレスが溜まってしまうためだろうか、夜勤明けの恭子さんは盛りが付いたメスネコのようなもので、仮にも夫であるボクは彼女の性欲解消に付き合ってやらねばならないのだ。さっき危うくフィニッシュしてしまう所だったけど、出さなくて良かった、と本気で思った。もっともブレーキが効かなくなっている恭子さんはそれでも襲い掛かって来るだろうし、ボクも彼女の素晴らしいエッチテクでもう一発抜かれてしまうのだろうけど。

「んふふふ~ん。今日の下着はスケスケだよ~」

 ぐあっ! 高校時代なら鼻血を出していたかも知れない。ついにスケスケのヒモ下着だけになり、悪戯っぽくセクシーポーズを取って見せる恭子さんの破壊力満点の眺めにボクは圧倒される。流しっ放しのPC画面では、セーラー服を着た巨乳のAVギャルがワンワンポーズでバックから犯されながらもう一人の男のペニスをおしゃぶりしている場面だったが、恭子さんがブラを外すとAV女優も顔負けのビッグバストがボヨヨ~ンと姿を現した。恭子さんは背が高いし着ヤセするので、ボクも彼女の素晴らしい巨乳ぶりを見て驚くと同時に感激したものだ。個人経営とは言え診療科がいくつもある大きな病院で、若くして副看護師長にまで上り詰めた仕事熱心で真面目なナースである彼女が、白衣の下にこんなセクシー下着に包まれた淫らで豊満なカラダを隠していようとは、ボク以外の誰も知らないだろう。恭子さんは純白スケスケと言う過激なエロパンツまでアッサリ脱いでしまうと、半裸のボクを押し倒しボクサーパンツを強奪する。

「今日も元気だね、ボクちゃんは!」

 そして一旦発射寸前まで至っていたため当然勃起状態が治まらないボクのムスコを、指でピンと弾いて嬉しそうにそう言った恭子さんは、何とソレを脱ぎたてホカホカのヒモパンツで包み込んで来たのである。

「ほう~ら、タックンの大好きなおパンツこきだよ~。キョンタン夜勤明けだから、もうグチョグチョなの。えへへ、ピクピクしてるよお、タックンったらヘンタイなんだから、もう」

 いや、どう考えても恭子さんの方がヘンタイだろう。そうツッコミを入れたくなったボクはしかし、彼女の速攻にタジタジとなって早くもダウン寸前となり、タオルを入れた。それにしても納豆のような糸まで引いている恭子さんの汚パンツは反則である。そのヌチョッとした冷たい感触も、かわいい年上妻がボクを恋しがって濡らしたラブジュースなのだと思うと、包茎ペニスが激しくビクビクおののいて反応し、軽くしごかれただけでたちまち猛烈な射精欲求が尻の方からムラムラと込み上げて来たのである。

「恭子さん! ヤバいよ、もう出ちゃう」
「待って! キョンタンがもっともっと、いいコトしたげるからね~」

 恭子さんはそう言うと、一旦射精を回避するためチンポを放すと、グルリと百八十度カラダを回転してボクの顔をムチムチの太股で挟み付けて来た。そしてもうビチョ濡れのアソコを押し付けながら、改めてボクのムスコに手を伸ばした。

「キョンタンも気持ち良くして! オマンコ舐めてね、タックン」
「むうっ!」

 すっかり恭子さんのペースに乗せられたボクは「はい」とかしこまって返事したつもりだったけど、ブルーチーズのような据えた臭いをプンプンさせている彼女の女性器に口を塞がれて言葉にならなかった。すると恭子さんが包茎の皮をペロンとめくって来たので、ボクも両手を使って彼女のアソコを開き、舌でクリちゃんを突いたりスリットの中に潜り込ませたりしてあげる。

「くっちゃ~い! でもコウフンしちゃうよ。アン、タックン、ソコお~! ムギュしたげるね、ムギュッ!」

 恭子さんはボクが包茎の皮の中に溜めた恥垢の悪臭で興奮してしまうヘンタイだ。大して上手くはない(と思う)ボクのクンニにもビンビンに感じてくれてアンアン喘ぎ始めると、その素晴らしい胸の谷間にボクのムスコを挟み付ける必殺技を繰り出して来た。そうしてから、わずかに届く亀頭をチロチロと舌で舐めて来る。

ーーうう、幸せだあ!

 こんな巨乳でエッチ上手な彼女しか出来ないようなパイずりフェラを堪能して、ボクは思わずアソコを舐めるのも忘れ、快感を味わう。

「ダメッ! ちゃんと舐めて。一緒にイコウね、タックン」

 恭子さんがそうボクを叱ってパイずりをやめ、今度はオクチでずっぽりと汚いボクのペニスをくわえ込んで来た。もうカウントダウン状態に陥ったボクも、必死で彼女の臭いオマンコに舌を使って、夫婦共同作業でエクスタシーへの同時到達を目指す。

ーーうわ! 出ちゃうよ、恭子さん

 間もなく訪れた爆発は本当にドドッと音がしたかと錯覚を起こしそうなほど大量で、その心地良さで一瞬ボクは恭子さんのアソコの強烈な臭いも忘れ、ウットリと心地良い余韻に浸った。彼女はこんな美女なのに、欲情が募るとすぐにパンツを濡らしてしまうように新陳代謝が活発なためだろう。あまりの臭さで目が痛くなるくらいの、凄まじい刺激臭をアソコから漂わせているのである。だが、恭子さんがボクの包茎の皮の中に溜まった恥垢の臭いに興奮してしまうように、この頃すっかり慣れたボクは腐ったチーズみたいなこの悪臭に却って猛烈な興奮を覚えるようになって来た。きっとボクも彼女の夫にふさわしい立派なヘンタイになりつつあるんだろう。

 そして彼女が素晴らしいのは、ボクがひそかにコンプレックスを覚えていた仮性包茎を馬鹿にするどころか、「かわいい」と言って喜び、どうしても溜まりがちになる皮の中の汚れを愛でてくれる優しさである。すっかり腰が軽くなったと感じるくらい大量に出してしまったザーメンも、恭子さんはジュルジュルと音を立ててすすり上げ、亀頭と竿部の間の縫い目にまで舌を這わせて丁寧に舐め取って、ゴックンと飲み下してしまうのだ。ボクはいつもこの「お掃除フェラ」で下半身が蕩けるような快楽を味わって、ヘンタイな彼女が奥さんで良かった、と心底思い恭子さんに感謝する。おかげでボクのペニスは全く萎える事なく、むしろ前より固く屹立して、すぐにでも二回戦が可能な臨戦状態を保てるのだ。

「あー、おいしかった。んふふ、まだまだビンビンねっ!」

 恭子さんは死ぬほどマズイに決まってる、ボクの精液をおいしいと言う。とりわけその日出した一発目は濃厚で味わいが違うらしく、だからさっきエロビ鑑賞でボクが無駄に射精しなかった事を喜んだのだ。今ボクは職探し中で、彼女には申し訳ないが家でゴロゴロしているだけの日もあるのだが、仕事をしていた頃帰宅して恭子さんが家にいる時はいきなり玄関先でしゃぶって抜かれたものである。浮気して外で出して来たら、すぐわかるのよ、と言う事らしく、中学校の新米教師だったボクは、かわいい女子と親しくしちゃ駄目、と恭子さんによく注意された。セーラー服もののエロビを鑑賞していたように、ボクは実際ややロリ好みの趣味もあるから、5つも年上の恭子さんは心配だったのだろう。その中学校の制服はセーラー服だったし、オッと思うような美少女もいないではなかったが、中学生女子に手を出すなんてあり得ないし、恭子さんにメロメロのボクが浮気だなんて笑ってしまうのだけれど。


続く→恭子さん 2.関西なまりの奇妙な隣人
恭子さん目次

プチSM千夜一夜ものがたり 第4期 目次