第70夜 オタク針
オタク針

 名門女子高剣道部の2年生美雪は、男好きのする外見とは裏腹に男勝りでオクテな武道少女。ところが見るからにオタクで女生徒に忌み嫌われている副顧問の先生に針治療を受けていると、変な針を打たれてしまい、処女を奪われた直後なのに女の歓びに目覚め、オナニーがやめられなくなってしまう。翌朝先生の部屋に呼び出された美雪は、凄まじい痴態を繰り広げている美少女に驚愕するが、それは剣道部主将で皆の憧れである奈緒先輩だった。(約4万3千字)


1.オタク針に狂った奈緒先輩の痴態(2802字)

「お早うございます」
「ああ、お早う、美雪た~ん」

ーーゲッ! マジかよ、あり得ない……

 あの恐ろしい針を打たれてしまった次の日、朝早く呼び出されて森野先生の教官室のドアをおっかなびっくり、ドキドキしながら開けた私は、オタク先生の女みたいに甲高く気色悪い声と同時に目に飛び込んで来た衝撃的な光景に、入り口で凍り付いてしまった。もちろん、思い出すだけでも顔が火照って先生とはまともに目が合わせられないくらい恥ずかしい亊をされてしまった私は、又あの針を使われてしまうのだろうと予想して嫌でたまらないのに命令に逆らえず、まだ校内にほとんど誰もいないであろう時間に登校してこの部屋に足を踏み入れたのだ。でも先生が他の女の子と一緒にいるなんて思ってもいなかったし、その人とまさか校内でこんな猥褻な行為に及んでいたなんて。

「ドアを閉めるんだよ、美雪た~ん」
「あ、イヤッ! 見ないで、美雪」
「ダメダメ、よ~く見てなさい、美雪た~ん。絶対に目を反らしてはいけまちぇ~ん。さあさあ奈緒たんは、オクチがお留守になっちゃいけまちぇんよ~。はい、すっかりお上手になりまちたね~。しっかり気をやれたら、沢山ミルクを飲ませてあげまちゅよ~」

 そんな気色悪い赤ちゃん言葉を発している森野先生は、小柄なのにでっぷりと太り、一年中汗を垂らしているような肥満体。そして銀縁眼鏡を掛け、まるで風呂に入ってないような伸び放題の長髪に体臭がきついと言う、絵に描いたようなオタクだ。当然ながら女子には忌み嫌われており、五十歳近いのに独身らしい。そりゃこんな気持ち悪い男の人と結婚しようなんて女の子はまずいないだろう。さすがに普段は赤ちゃん言葉なんか使わないが、それを聞いた私は全身が総毛立つ程、ゾッとした。ところがこんな超キモイ先生なのに、椅子に座って露出したコイツの股間の前にひざまづいた、ポニーテールも眩しい美形の剣道部主将奈緒先輩が、口でえっちな行為をしてるのだ。こんなショッキングな眺めに慌てて目を背けようとした私はしかし、先生に言われた通りドアを閉めるともう奈緒先輩の恥ずかしい姿から目を離せなくなってしまった。おかげで、あの凜々しくみんなの憧れの的だった先輩が、何とはだけたセーラー服の胸元と短か過ぎるスカートの下に手を入れて体を慰めている亊までわかってしまう。

ーー駄目だ、もうどうやっても体が自由に動かない。奈緒先輩、オナニーしながら先生のをしゃぶって、気持ち良さそうに目を細めてる! 信じられないけど……私もああなっちゃうの?

 先生はまだ処女だった私をいきなりメロメロにしてしまったあの針には、強力な催淫と暗示効果があるのだと言った。つまり私をエッチにさせて先生の言う事なら何でも聞いてしまう子にしてしまう、と言う事だ。おまけに中毒性があり、解毒の針を打たない限り又淫らな針が欲しくて我慢出来なくなるのだ、とも言い聞かされた。悔しいけどその通りで、まず最初にこれからはボクの亊をちゃんと森野先生と呼びなさい、と言われた言葉にさえ逆らえなくなっていた。それまでは森ブーだの、豚森だの、森野、だのとまともに呼んでなかったのに、心の中でさえ彼の亊を森野先生、としか思えないのだ。恐るべき暗示力ではないか。そして、先生の命令に縛られてじっと立ち尽くし、奈緒先輩の恥ずかし過ぎるオナニーしながらのおしゃぶり行為を凝視していた私は、昨夜から執拗にわだかまって消えてくれない催淫効果に囚われている亊も思い知らされてしまう。

ーーうう、こんな……負けちゃ駄目だ! ここは学校で、あの忌まわしい森野先生の前なんだよ。命令されてもないのに、しちゃうなんて最悪だよ

 それは昨日針を打たれてバージンを奪われ、初めてなのにひどく気持ち良くなってしまい、森野先生に懇切丁寧なやり方の指導までされてしまったオナニーをしたい、と言う抗し難い甘美な誘惑だった。白状すれば、森野先生に解放された直後に帰り道の公衆トイレで、私はもう我慢出来なくて指遊びをしてしまい、家でも家族に隠れて何度も何度もしてしまったのだ。そりゃエッチな知識くらいはあったけれど、自分を慰める行為なんて経験した亊のなかった私なのに。認めたくはないが、森野先生が言った通り、私はもともと性的感受性にすぐれたエッチな女の子だったらしい。だけど、小学校から始めた剣道に打ち込む武道少女だった私は、いつの間にか体は成熟していたのに、そんな嫌らしい亊は絶対考えないよう無理していたのだろうか。全てはあの嫌らしい針のせいだと思いたいのだけれど、一度覚え込まされたオナニーはあまりにも気持ちが良くて、体が弾ける瞬間に何か口に噛んでいなければエッチな声が防げないくらい。そして直後に凄まじい罪悪感が訪れて、もう二度とこんな亊しちゃ駄目だと自分に言い聞かせるのだが、体中、とりわけ嫌らしい部分にジーンと甘美にわだかまるものが一日中治まらず、一番敏感な胸の先端と股間のしこりはピンと固まったまま元に戻ってくれない。すると何かの折にちょっと刺激を受けただけで決意が挫けそうになるし、歯を食い縛って耐えるのも数時間と保たない。「私を触って」と言わんばかりに勃起して疼き上がり存在を主張している三つの淫らな実にどうしても手が行ってしまって、昨日までのオクテで清純派だった自分が信じられないような激しい自慰行為に耽ってしまう、昨夜からずっとそんな亊の繰り返しだった。この異常な発情状態はもう一度針を打って貰わないと治まらないらしい。恐ろしい亊に、私はもう既に針中毒に成りかけていたのである。

ーー奈緒先輩、すっごい派手にイッチャってる! 先生は出しちゃったんだ……うう、シタイよ、シタイ! もう気が狂いそう

 先輩も針を打たれて、嫌らしいオナニー方法だって伝授されてるに違いない。下着の中に潜り込んだ奈緒先輩の手が自分の感じるポイントを的確に刺激している様子まで想像してしまった私は、太股をキュッと捩り合わせて堪えるが、それだけで大きく膨らんだ敏感な芽が少し刺激され、ほとんど失禁してしまったかのようにジュワッと淫汁が溢れ出して、スパッツの中のパンツが冷たくなったのを感じた。両胸の先端も凄まじい勢いでジンジンと脈動しており、この状況でなければ迷わず手をやっていたに違いない。しゃがみ込んだ先輩はウッと一際悩ましく端正なマスクを歪めると、離れていてもハッキリわかるくらいグンと強烈に体を弓なりに反らして絶頂を晒していた。森野先生は自分で言った通り先輩のアクメに合わせて大量に射精したらしく、口からダラダラと白い精液が溢れていたが、奈緒先輩は一生懸命口を動かしてなるべくこぼさぬよう、精液をゴックンと飲み下していた。

「よしよし、いい子ちゃんでちゅね~。しっかり飲んでおくれ~。飲み終わったら、大好きな針のお時間でちゃよ~」


続く→オタク針 2.奈緒先輩のエッチを見せ付けられながら焦らしプレイ

オタク針目次

プチSM千夜一夜ものがたり 第4期 目次