
ある晩、女子高生の凌辱シーンを目撃したことから、那須真澄の人生は大きく変貌した。国際線スチュワーデスとして活躍する真澄は、夜の公園で知り合った男・瓜谷の導くまま、倒錯したSEXに目覚めてゆく。つかの間の火遊びに溺れゆく真澄。次々と迫りくる凌辱の魔手…。汚辱のなかに光る禁断の悦びに、真澄はエリートの仮面(プライド)を脱ぎすて、牝の貌を露わにしてゆく―。
☆性の嗜好はひとそれぞれと思うので完全に個人の好みであるが、フェティッシュなソフトSM小説の最高峰と思っている。やはり数え切れないほど抜かせて貰った作品。レビューを書くため再読してみると、実際ハードな凌辱シーンはラストだけなのだ。それも宙吊り緊縛されたヒロインが特製媚薬で燃え上がって半狂乱となったのを、降ろしてやると同時に前後ホールを犯してイカせまくってるので、決して痛めつけたり乱暴してるわけではない。この物語のキモは変質者達による粘っこい責めが長々と続く中盤。スチュワーデスの衣装で股縄緊縛され視姦されただけで濡らしてしまったパンティを、スッチーのパンティを手に入れるのが夢だったと言う男に奪われ、巨乳を長時間揉まれてガードがボロボロになった所から始まる複数の男による毛筆くすぐり責め。そして十二分に燃え上がった体を襲うバイブ責め。ちなみにリーダー格の男は性的不能のため、終盤まで性交シーンは皆無だが、そこが抜けるのだ。
責め役の男も女性に嫌われる要素を持ち合わせた変質者揃いであり、一番の黒幕は吐き気を催すような最低男とレベルが高い。下手にイイ男を配さなかった直球ぶりも評価したい。
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