学園仕舞人 剣崎真琴 狩野景
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人の弱みにつけ込む悪を成敗する“仕舞人”として、学園の平和を守る三人の美少女―。一人は、リボンを自在に操る少女・かんな。もう一人は、鍼術の達人・寧。そして、実戦剣術の達人・剣崎真琴。彼女たちは学園中の信頼を得る存在となっていたのだが、それを煙たく思った生徒会長・鏡也の目論みによって、陰湿な罠に掛けられてしまう。囚われたかんなはリボンを巻きつけた肉棒を陰部に突き込まれ、寧もまた自らの武器である針によって搾乳責めにあう。鏡也に一人立ち向かう真琴だったが、淫靡に洗脳された二人の仕舞人に取り押さえられ、自らの剣で双穴をふさがれてしまう。他のクラスメートたちからも嬲られる剣姫の肉体は、憎き宿敵の肉棒を悦んで受け入れてしまうほど、淫欲の疼きで支配されていくのだった。


☆女子高生のメインヒロインは剣道、他の2人は新体操と鍼灸の達人だが、それぞれの道具である剣・リボン・針を逆用されてエッチな責め道具に使われると言う趣向。ミニスカ制服姿の表紙もなかなか扇情的な出来で期待したのだが、意外に抜けなかったと言う印象。凌辱がややヌルイ感があるのと、敵役に魅力がないのが問題だった気がする。レビューを書くに当たって思い出そうにも責め役については全然記憶に残っていなかった。18禁小説の王道だが、仇役は鬼畜なワルだったり変態だったり、出来るだけヒロインが嫌悪を抱くような設定の方が、読者も共感出来ると思うのだが、ラノベだとそこが弱い場合が多く、本書もその轍を踏んでしまっていると思う。やや残念な出来だった。




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