女囚騎士セリシア 羽沢向一
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親衛隊の分隊長を務める、屈強な女騎士セリシア。彼女は高潔な人柄であるがゆえに上役の不興を買ってしまい陥れられ、荒くれ者ばかりが集められた監獄へと左遷される。いったんは囚人たちを抑えつけたセリシアだったが、敵の女魔術師によって若返りの魔法をかけられ、無力な少女へと姿を変えられてしまう。ここぞとばかりに淫欲をみなぎらせ、セリシアへと襲いかかってくる男たち。処女喪失、卑猥な衣装を着せられてのM字開脚拘束、女体を狂わせる張り型つきの御輿による嬲り責め……。大人の身体を取り戻したのちも、恥辱の肉汁を浴びせられていくセリシア。襲い来るおびただしい淫悦の数々に、女騎士の気丈な意志が突き崩されていく――。


☆男勝りの強いヒロインが卑劣な男に凌辱される典型的なパターン。ビキニ鎧が触手みたいにヒロインの二穴に嵌まって脱ぐ事が出来ないと言うアイディアが魅力的で購入したが、いくらでも抜けそうな設定の割には実用性がなく感じた。とにかく設定は面白く、あらすじを読む限りでは素晴らしいのだが………例えば初めに上役の男にレイプされそうになって、彼の巨根を噛み切る場面があるのだが、互いがモンスター級の体力なのでちっとも官能的でなく、後から男が3本の触手を股間に生やしてヒロインに襲い掛かる場面も官能描写にならなかった。又ヒロインがか弱い少女に変えられて凌辱されるのは抜きどころとなる筈だが、乱暴されて痛々しく感じるだけだった。個人的には、強い女性が性の歓びに籠絡されて堕ちるのが好みで、それにはむしろソフトな責めであるべきなのに、強い女性だから乱暴な責めで感じさせると言うのは違うんじゃないか。
 もちろん個人の性癖にもよるだろうけど、女なんかデカチンをぶち込んでヒイヒイ言わせりゃ満足するもんだ、と言うのは官能小説としては抜けないと、私は思う。