ヤブヌマ 侵食されゆく妻の蜜肌 空蝉

☆この作品は私の性的嗜好からは外れるのだが、評価が高いようなので読んでみた。やはり評判通りのリアルで生々しい好作品で、人妻寝取られものの官能小説としては最高峰ではないかと思った。
寝取られと言ったが、正確には「寝取らせ」だろうか。愛する妻を忌み嫌う男に抱かせ、その様子をビデオで鑑賞して自慰に耽る変態夫の心理が実に生々しく、寝取られ好きにはたまらないだろうと思う。特別な美人ではないが、一児の優しい母であり夫を愛して貞操観念の高い妻と、彼女の嫌うパート先のセクハラ店長と言う人物造形も巧みで、リアリティにあふれている。彼女を苗字で「〇〇ちゃん」と呼ぶところなど、いかにも現実にいそうで、イヤミたっぷりだった。妻を温泉旅行へ行かせて、男が盗撮していたビデオを送られた夫が鑑賞する場面がクライマックスだが、これでもかと執拗な描写が続いて圧巻だった。愛する妻が、肉欲に敗れて焦らされた挙句に自分から腰を使ってしまったり、夫には見せない巧みなフェラチオをしてしまったり、とどめで中出しされた精液をかき出そうとしているところを男に見られて、もう一戦とハメられるのにも感じてしまったりと、お腹一杯の濃密な内容には感心。
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夫の計画により
妻が最も嫌う男と交わる!
最愛の妻がおぞましい中年男と交わる、
そんなあってはならないことを僕は妄想した――
「智の望みどおり、藪沼に抱かれてみる」
妻・咲美は夫を愛するが故に、夫の愛を確かめるべく、
パート先の上司・藪沼と温泉宿で夜を共にする。
双臀の間を醜男の肉根が出入りする様を見て夫は……。
緻密な心理描写で話題を博した人気同人ゲームが小説化!
日常に密着したエロス、リアルな舞台設定で送る官能小説レーベル第162弾!
<登場人物>
●浅岡 智(あさおか とも)
三十代前半の会社員。
大学の後輩だった妻・咲美とは結婚してから五年が経つが、
順風満帆な生活を送っている。
だが、藪沼と出会ったことで寝取られ性癖に火がつくことに。
●浅岡 咲美(あさおか さくみ)
智の妻で一児の母。
明るく健康的で素朴な愛らしさがあり、気は強いが心根は優しく、清廉で快活な性格。
半年前からスーパーでパートとして働いている。
●藪沼 幹夫(やぶぬま みきお)
咲美のパート先の副店長。
推定年齢五十代後半、三白眼に鷲鼻、厚い唇という不格好な外見。
上の者には媚びへつらい、目下には偉ぶる性格から、咲美に嫌われている。
<目次>
第一章 萌芽
第二章 カップル喫茶の暗がりで
第三章 夫婦交換演習
第四章 一度きりの約束で
第五章 一夜の真実(第一幕)
第六章 一夜の真実(第二幕)
第七章 忘れじの蜜
☆この作品は私の性的嗜好からは外れるのだが、評価が高いようなので読んでみた。やはり評判通りのリアルで生々しい好作品で、人妻寝取られものの官能小説としては最高峰ではないかと思った。
寝取られと言ったが、正確には「寝取らせ」だろうか。愛する妻を忌み嫌う男に抱かせ、その様子をビデオで鑑賞して自慰に耽る変態夫の心理が実に生々しく、寝取られ好きにはたまらないだろうと思う。特別な美人ではないが、一児の優しい母であり夫を愛して貞操観念の高い妻と、彼女の嫌うパート先のセクハラ店長と言う人物造形も巧みで、リアリティにあふれている。彼女を苗字で「〇〇ちゃん」と呼ぶところなど、いかにも現実にいそうで、イヤミたっぷりだった。妻を温泉旅行へ行かせて、男が盗撮していたビデオを送られた夫が鑑賞する場面がクライマックスだが、これでもかと執拗な描写が続いて圧巻だった。愛する妻が、肉欲に敗れて焦らされた挙句に自分から腰を使ってしまったり、夫には見せない巧みなフェラチオをしてしまったり、とどめで中出しされた精液をかき出そうとしているところを男に見られて、もう一戦とハメられるのにも感じてしまったりと、お腹一杯の濃密な内容には感心。
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