女医亜矢香 禁断クリニック 由紀かほる
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「亜矢香先生、もう我慢できません」アップにしたうなじから肩の付根へ、東谷の唇がふるいついてきた。同時に乳房がギュンッと握りしめられてくる。「ンッ…優しく、お願いよ」諭すように言いながらも、亜矢香の体内には、うずを巻いて快楽がうねり出していった。「来て、東谷クン。バックからするのよ」両手を自ら壁につくと、亜矢香は肩越しにチラッと男を見てから、両脚をスッと開き、白くせり出す品のよいヒップを、挑発的にくねらせて見せた…。官能小説の鬼才が贈る書き下ろし長篇。


☆由紀かほるらしさが良く表れた佳品。商業ベースに乗せるため、バラエティに富んだ複数のヒロインと言うのも書いている由紀かほるだが、やはりたった1人のヒロインにこだわっているのはらしい所。又、メインの調教がリモコンで動く二穴バイブと言うのは、私の性癖ど真ん中のストライクで、ついでにクリ責めバイブ付きと言うのも嬉しい。
 ヒロインがプライドの高い高飛車な女医で、衣装もミニスカに限られないのは、やや残念だが、ゴムチューブで縛ってマゾに覚醒させるフェティッシュな責めは本領発揮。ヒロインが男に屈服するのでなく、責められながらも後輩の男性を誘惑する痴女ぶりを見せ、ラストは仕事を辞め、リモコン二穴バイブで責めてくれる男性を求めるM女に完堕ちする。賛否の分かれる展開と思うが、個人的には大満足であった。


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