第43夜 変身
変身
 不登校で5年も引きこもっているシンイチは、ある朝念願の触手に変身してしまう。女性のエクスタシーをエネルギーに変えて存続するシンイチは、自分に冷たい父親に復讐しようと母親の熟れ切った肉体に絡み付き、父親の目の前で母を犯して極めさせる。だが、続いてただ一人自分に好意的な妹のさくらの部屋でかくまわれたシンイチは、いつの間にか女らしく成長したさくらを犯したいと言う触手の本能と、かわいい妹を汚してはならないと言う人間らしい良心との葛藤に苦しむ事に。だが、あまりに無防備なさくらにシンイチは遂に襲い掛かってしまうのだった。これは自信作。 (約2万4千字)


3.自分を想ってオナニーしてる妹を犯したい触手の本能

「お兄ちゃん!
 ねえ、お兄ちゃんなの?」

 次に俺が意識を取り戻すと、さくらが心配そうに俺を覗き込んでいた。

ーーここは?

「私のお部屋だよ」

 つい自然に話していたが、俺はやはりおぞましい触手のままだった。さくらともテレパシーが通じるらしい。見覚えのある、ピンクが基調の少女趣味の部屋の中で、さくらも又かわいらしいピンクのパジャマを着ていた。真っ白いスベスベの肌が俺にはまぶし過ぎて、ついさくらの膨らみかけの胸とお尻に視線をやってしまうと、俺は猛烈な衝動に襲われてしまう。うう、犯りたい!お人形さんみたいなさくらの透き通る白い素肌を、穢らわしい触手でメチャクチャに汚してやりたい……

ーー母さんは?

「たぶんお兄ちゃんを見てショックで気絶したんだと思う。でも、もう大丈夫だよ」

 さくらの話によれば、母さんがいつまでもトイレから出てこないので心配になって覗いたら、気絶した母さんのそばの床に、気色悪いイソギンチャクみたいな俺が蠢いていたのだと言う。父さんは食事を済ますと母さんのことなど気にせず自分の部屋に戻って、もう寝てるだろうと言うのだからひどい話だ。それに比べるとさくらはやっぱりいい子だ。俺はムクムクとわき起こって来る、このかわいい妹を陵辱してやりたいと言うおぞましい触手の本能と必死で戦わねばならなかった。

ーーさくら、お前こんな姿の俺を見ても平気なのか?

「うん。だってお兄ちゃんはお兄ちゃんだもん。それに私、お兄ちゃんのこと大好きだから」

 うう。そういう意味ではないとわかっていても、俺は情けないくらいに動揺してしまう。後先も考えず触手になるなんて、俺は何とバカなことをしてしまったのだろう。俺は激しい後悔の念に駆られながら、恐ろしいことに又一つさくらを犯したいと言う邪念のスイッチが入ってしまった。

「お兄ちゃんに宿題見てもらいたかったのにな」

ーーハハハ、それはちょっと無理だな

「私もう寝るね」

ーーお、おい、さくら! 俺がここに居てもいいのか?

「え? 全然平気だよ」

ーー俺たぶん、今出てったら捨てられちまう。こんな化け物だもんな

「ずっとこの部屋に居ればいいよ」

ーーホントか?

「うん。お休み、お兄ちゃん……」

 信じられないことに、さくらは恐ろしい化け物の俺がすぐそこに居ると言うのに、すぐにスヤスヤと寝息を立て始めていた。ばあちゃんと言い、母さんと言い、さくらと言い、どうしてイソギンチャクみたいに変身した俺をすんなり受け入れてくれるのだろう?これが家族の愛と言うものか。長い引きこもり生活の中で根性がねじ曲がり、自分は死んだ方がましな人間のクズなんだと本気で思って自暴自棄になっていた俺は、こうして人間を捨て触手と言う化け物になって初めて家族の愛に気付いたと言うわけか。何と言う皮肉だ。スースーと寝息を立てているさくらに対する嗜虐欲は強まる一方で、この部屋に居る限り俺は早晩かわいい妹に襲い掛かってしまうであろうという恐ろしい予感に懊悩した。ああ、何と言うことだ。今度こそ俺は心の底から、自分は死んだ方がましだと思ったのだが、触手になった今自殺する方法すらわからない……本当に俺は世界一、いや宇宙一の大馬鹿者だった。

 俺が自分勝手な妄想を実現して変身した触手は、女に寄生して性の快楽エネルギーを貪り喰って生きるのだ。昨日は欲求不満の熟れた体をウズウズさせていた母さんに取り憑いて体中の穴を犯し、数え切れないほどのアクメに導いてやって、俺も母さんの絶頂エネルギーをおなか一杯に吸収して大満足だったのだが、母さんが失神すると同時に俺も力を失ってしまい、今偶然保護してくれた優しいさくらの部屋にかくまわれている。本来知性のかけらもない下等生物である触手に睡眠など必要ないのだろうが、俺はちゃんと人間としての理性も兼ね備えた奇妙な存在であるため睡眠する必要があるようだ。が、すぐ側のベッドの上で何の警戒もなくスヤスヤと安らかに眠りこけている少女を求めていかがわしい触手の本能が激しくいきり立ち、とても眠れやしない。理想的な宿主である母さんの部屋まで移動しようにも、それだけのエネルギーは俺には残されていなかった。ああ、俺は穢れのないかわいい妹に襲い掛かってしまうよりないのだろうか?こうして俺はおぞましい化け物に変身してしまった運命を呪い、妹を犯したいという触手の本能と徐々に薄れていくヒトとしての理性で戦いながら、悶々と懊悩し眠れない夜を過ごしていた。

 苦悩する俺にとって、さらに衝撃的なことが起こったのは明け方に近い未明の頃だった。

「お兄ちゃ~ん……」

 さくらだ。さくらがはっきりと甘えるような寝言で俺の名を呼んだのだ。畜生! 俺はお前に取り憑いて幼い性を貪り喰らおうとしている、悪魔のような触手だぞ。何でそんな俺を、かわいらしい声で慕うような寝言を言うんだよ……

「うう~ん、お兄ちゃ~ん……あん、ああんん!……」

 俺の触手の本能が稲妻に撃たれたような強烈な衝撃を受けた。さくらの布団がモゾモゾと蠢いているのだ!コイツ、半ば無意識に俺の名を呼びながら、体を弄って慰めているのか。俺も性に目覚めた中学生の頃、眠っている間に無意識にチンポを弄っていて夢精してしまい、朝おねしょしたのかと思ってビックリしたことがある。天真爛漫な小学生みたいなさくらも、女らしく丸みの出て来た体の発育ぶりから見て性に目覚めていてもおかしくない。いや、成長の早い女子にしては遅過ぎるくらいだ。あの汚れのない清純なさくらのことだから、決して直接性器を弄ったりしてはいないだろう。恐らくパジャマの上から胸やアソコをスリスリして無意識に幼い性の歓びを楽しんでいるのではないか。だからあんなに布団がモゾモゾ動いて見えるのだ。ダメだ、見てはいけない……一瞬だけわずかに残るヒトの理性がそう訴えたが、はるかに強い触手の本能には勝てなかった。俺は目一杯さくらがオナニーに耽っている様子を思い浮かべながらモゾモゾと蠢く布団に意識を集中させ、ますます強くなった嗜虐欲を殺すことに苦悶しながら夜を明かしたのであった。


続く→変身 4.イチゴパンツを目撃して処女の妹を襲撃

戻る→変身 2.家族の前で触手化した息子に犯される歓びで失神する母
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プチSM千夜一夜ものがたり 第3期 目次