第45夜 オカルト教師
オカルト教師

 内気な高校生岡田一樹は、女子の机を探って体操着の匂いを嗅ぐと言う変態行為を「オカルト教師」とあだ名されるガマガエルこと鎌田先生に見咎められてしまう。ガマガエルは一樹を脅迫して、自分が担任をしている一樹の姉と一樹自身の陰毛を渡すよう要求するが、それは人間を意のままに操る古代の秘法を蘇らせるためだった。長身美形で学校のアイドル的存在の姉と一樹はガマガエルに監禁されて、忘れられない甘美で危険な経験をする羽目に。本格的MC小説を目指したつもりの作品。(約2万9千字)

3.姉のパンツを鑑賞しながらオナニーで射精

「お前はもう俺が命令しなければ何も出来ない。その替わり俺の命令なら何でも言うことを聞く。では、ズボンを脱げ」

 そんなバカな、と思ってもコイツの言う通りだった。僕はガマガエルがどっかと椅子に座って見ている前でズボンを脱ぎパンツ一丁になっていた。もちろんこんな卑劣な男の前で醜態を晒すことには猛烈な嫌悪を感じているのだが、抵抗しようとか、そういう次元ではない。自分の手足が意志とは全く関係なく、独立した意志を持っているかのごとく勝手に動いてしまうのだ。それは正しく「あやつり人形」にされた状態だった。

「パンツも脱いで、そこの壁に背を付けて座れ」

 僕はカッターシャツで下半身だけ裸と言う無様な格好で言われた通りに座りながら、理性や感情はそのままで四肢の動きだけあやつられることの恐ろしさに慄然としていた。ニタニタ笑いながら無慈悲な命令を下すガマガエルのおぞましさに、猛烈な嫌悪と怒り、そして底知れぬ恐怖を感じ、さらに下半身を露出して羞恥と屈辱が胸を締め付け顔面が真っ赤になったのがわかった。自分の意志を喪失し、知らない間にあやつられるのなら、どれだけ気が楽だっただろう。
 
「何だ岡田、包茎なのか。結構デカいなお前」

 ガマガエルがそんなことを言いながら僕の股間に手を伸ばしても、逃げも隠れも出来ない僕は、脂ぎって湿っぽい分厚い手にムンズと掴まれてもどうしようもない。それどころか僕のペニスはあり得ないような恥ずかしい 反応を示していた。

「わはは、気が早いぞ岡田。よっぽど溜まってたみたいだな」

 ガマガエルが手を離しても、僕の股間の肉塊は硬度を失うことはなかった。それどころかグングンと膨らむ一方で、コイツの秘術のもう1人の犠牲者のことを考えて興奮してしまったことを告白しなければいけない。

「では約束したように、お前へのご褒美を連れて来てやろう」
(やめろっ!)

 口が利けたらそう怒鳴っていただろう。いや、それは本当か?僕は自問自答した。その人のことを考えて僕は股間を恥ずかしく張り切らせているのではないのか……

「真央さん」
「はい」

 俺のことは名字を呼び捨てで、「真央さん」か。僕はしかしそんなことより、この部屋の奥にある暗室から聞こえた涼しげな美声が実に自然に「はい」と答えたことに気持ちを動かされていた。僕は一言もしゃべることが出来ないのに、既にそのような対応をするように命令されていたのだろうか? 僕は放課後すぐここに直行したと言うのに……

「いいお返事ですね、えらいですよ、真央さん」
「ありがとうございます、ご主人様」

 僕は暗室の向こうの聞き間違うはずもない姉貴の声が、ガマガエルとそんなおぞましい会話を交わしたことに、頭をハンマーで殴られたようなショックを受けた。ただの「あやつり」で、どうして姉貴はそんな言葉を口にするのだ。

「ではこちらに来て下さい、真央さん」
「はい」
「もう一言もしゃべってはいけませんよ」

 こうしてやって来た姉貴の顔を見て、僕はアッと思った。目が泣き腫らしたように真っ赤になっているのだ。いつも元気で健康そのもの、おまけに勝ち気で男勝りな性格の姉貴が泣いた所なんて見たことがない。するとそんな僕の気持ちを見透かしたかのようにガマガエルが言った。

「真央さんはずいぶんと手を焼かせてくれたが、お前が来るまでにミッチリとしつけて、かわいい奴隷にしてやったよ。これも岡田、お前がお姉ちゃんのシモの毛をくれたおかげだ、礼を言うぞ」

 何てことだ。ひょっとしてガマガエルのやつ、昼休憩からの2時間姉貴を監禁して秘術を用い、「奴隷」にしてしまったと言うのか。「ファラオの秘術」は行為を強要するだけで、心までは影響を受けない。だから姉貴がどんな辛い思いで、コイツを「ご主人様」と呼び、奴隷の言葉遣いで命令に従わうよう調教されたのかは想像するに余りある。その証拠が真っ赤に泣き腫らして、せっかくの美貌が台無しになった姉貴の顔だ。だが僕は、ガマガエルに対する恐怖をフツフツとわいて来る怒りが凌駕しながら、同時に初めて見た姉貴の泣きべそにどうしようもない興奮が込み上げて来るのを禁じ得ないでいた。これではガマガエルのことを鬼畜だと罵るわけにはいかない。実の姉に邪な欲情を覚えている僕の方がたちの悪い鬼畜ではないか。

「では真央さん。こちらに来て立ち、スカートをめくって弟にしっかりパンツを見せなさい」

 しゃべるなと命令されていた姉貴は無言で僕のすぐ前までやって来ると、スカートを両手でガッと上げて見せた。とても我慢出来なくなった僕が、思わず目をつむると大声でガマガエルの「命令」がやって来た。

「馬鹿野郎! しっかり目を開けてお姉ちゃんのパンツをガン見しろ!」

 僕はもちろん命令通りに目を開けるとかなりの至近距離に来ていた姉貴のたくし上げたスカートの中を穴が開くほど見つめた。僕はガマガエルにあやつられているのだが、自分の気持ちに正直に行動しているのと変わらなかった。それほど姉貴のスカートの中は僕にとって魅力的だったのだ。姉貴がはいていたのはあの日のピンクのような色でなく、ごく普通っぽい白パンツだったが、よく見るとレースのハイレグで大事な所がうっすらとスケて黒い飾り毛がバッチリ見える際どいデザインの代物だ。姉貴はスポーツウーマンでそんなえっちな下着を着けているなんて思ってもみなかったが、考えてみれば高校三年生である。そのくらい当然なのかも知れないが、これまでのイメージとのギャップに僕は激しく萌えてしまい、もう股間はビクビクと爆ぜんばかりに脈動していた。

「おい岡田、仲間に入れてもらうぞ」

 するとガマガエルのやつ、僕のすぐ隣に同じように壁にもたれて座り込むと、同じアングルで姉貴がめくってワナワナと慄えているスカートの中を見上げ始めた。

「おおなかなか絶景だな。見ろよ岡田、お前のお姉ちゃんはシモの毛がボウボウだぞ」

 ふと見ると姉貴は首筋まで真っ赤に染めて羞ずかしいのだろう、目を閉じて僕達の方を見ないようにしていたが、ガマガエルはそれも許さなかった。

「駄目ですよ、真央さん。しっかり目を開けて、弟君が興奮してチンポを固くさせてる所をよく見るのです」

 姉貴は何とも言えない表情で目を開ける。

「よしよし、お互いのマタの間を仲良く見せ合うってもオツなもんだろう、なあ岡田」

 そう聞かれても、姉貴の素晴らしいスケパンツに目が釘付けになった僕も、どうしようもなくビクビクと張り切ってしまう僕の肉棒をじっと見つめている姉貴も、一言も発することは出来ない。それに気付いたガマガエルは、新しい命令を下した。

「よし、これからお前らは聞かれたことにだけ正直に答えろ。まあ、術が効いてる限りウソがつけるはずはないがな」

 そんなこともあやつられてしまうのか! 僕はウソが付けず本心を晒け出さねばならないことの恐ろしさを想像して、又鎮まりかけていた恐怖がジワジワと込み上げて来た。恐らく姉貴も同じだろう。僕の股間を眺めている目に怯えたような色が浮かんでいた。

「まず岡田、お前からだ。その通りだと思ったら、復唱して答えるんだぞ。お前は大人しそうだが、本当は女の子にとても興味がある、イヤらしいやつだな?」
「はい、僕は女の子にとても興味がある、イヤらしいやつです」
「だから、教室で女子の机をのぞいて、体操着の匂いをかいでいたんだな」
「はい、僕は教室で女子の机をのぞいて、体操着の匂いをかいでいました」
「俺に見つかった時、お前は何部の、何と言う名前の女の子のブルマの匂いをかいでいたんだ」
「僕はバレー部の、竹本ひとみさんのブルマの匂いをかいでいました……」

 ああ。何と言うことだ。姉貴には絶対に知られたくないと思った変態行為を、こんな形で告白させられるなんて。僕が自分のクラブの後輩のユニフォームでそんな行為に耽っていたことを知った姉貴は、どんな思いでそれを聞いているのだろう。だが言葉まであやつられている僕は、一瞬のためらいもなく本当のことを語ってしまう。

「お前はお姉ちゃんがブルマをはいてるのも、イヤらしい目で見ていたんだろう?」
「わかりません……」
 
 少しホッとした。僕は姉貴の公式試合にはほとんど欠かさず応援に行ってるが、正直言って他の子のユニフォーム姿にムラムラ来ることはあっても、姉貴のお尻をそんないかがわしい目で見たことは一度だってないと思っていたからだ。だが、本当にそうなのか、確信を持って言い切ることは出来なくなっていた。そしてガマガエルはあいまいな答に気を悪くするかと思いきや、むしろそんな僕の気持ちの揺らぎを意地悪く観察しながら楽しんでいるようだった。

「ではパンツはどうだ?お前はお姉ちゃんのパンチラを見たいと思ってたんだろう?」
「たぶん、そうかも知れません」
 
 それが僕の本心だ。

「お前は、女子高生のパンチラが大好物の、スケベな男だな?」
「はい、僕は女子高生のパンチラが大好物の、スケベな男です」

 その後ガマガエルの尋問に対する僕の答は全てそのまま全肯定だった。

「はい、僕はよく女子高生のパンチラをオカズにチンポをしごいています」
「はい、僕は今お姉ちゃんのパンチラを見てすごく興奮しています」
「はい、僕は今すぐチンポをシコシコしごいて出したいです」
「そうか、では今すぐチンポをシコシコしごいて、一発出せ」

 僕は一も二もなく姉貴が自分でスカートをめくって見せる蠱惑的なパンチラをガン見しながら、片手で包茎ペニスを掴むと激しく摩擦運動を始めていた。

「ははは、ずいぶん威勢がいいな。お前、お姉ちゃんのオッパイも見たいんじゃないか?」
「はい、僕はお姉ちゃんのオッパイも見たいです」
「よし、俺が見せてやろう」

 そう言って立ち上がったガマガエルは、姉貴のど迫力のスケスケパンチラを拝みながら不気味なくらい落ち着き払って立ち上がった。思わず視線をめぐらせてしまったズボンの前もまるで平静なままだ。

ーーああ、もう出てしまう……

 自分の手なのに、他人にしごかれているようで奇妙な気分だったが、猛烈な射精欲求がお尻の方から込み上げて来る。おまけにガマガエルの野郎、姉貴の背後に回ると夏服セーラーの胸元をガッとはだけてやはりレースのセクシーなブラをずらしてしまったのだ。途端にプルンと弾け出た柔らかそうな双の膨らみの頂点にツンと形良くそそり勃ったピンクの乳首。やせぎすだと思っていた姉貴は、いつの間にかこんなにも女らしいむしゃぶりつきたくなるような体に成長していたのか……

「ああっ!」

 僕はとうとう情けない声まで出しながら股間を爆ぜさせ、包茎ペニスの先からビュッと勢い良く白濁液を姉貴に向かって放出していた。



続く→オカルト教師 4.姉の口に2発射精

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オカルト教師目次
プチSM千夜一夜ものがたり 第3期 目次