第15夜 茶道部の男子

高校2年生で茶道部部長の佳澄は学級委員を務める才色兼備の優等生だが、小学校時代ある男子の性的いじめの中心となっていた苦い記憶を持つ。その男子正人は茶道部に入部すると、何と佳澄に告白。当然断ると、佳澄を拘束監禁して強姦を試みる。ノロマでうまく思いが果たせないが人並み外れた正人の巨根に恐れをなした佳澄は、やむなくかつての女王様に戻って彼に前戯を施すよう命令し、処女喪失の痛みを軽減するため気分を出そうと奮闘するのだが、やがて…… (約2万7千字)
5.昔に戻って愛撫を要求(4206字)
そんな揺れ動く私の気持ちなんか我関せずとばかりに、アイツは一途に私の乳房を揉んでいる。このまま放っといたら、明日の朝まででもこの無意味な行為を続けるのではないか、と言う不気味な執念を感じた私は、おそるおそる口を開いた。ああ、なんでコイツの事をおそれなければならないのだろう。おそれおののき、泣き喚いて許しを請うのは、コイツの方だったはずなのに。
「ね、ねえ、押本君。もう約束の時間過ぎたんじゃない?」
そうだ。あれから絶対30分は過ぎているはずだ。そして私の知っている押本正人はバカの付く正直者で、自分の都合の良いように誤魔化したりは絶対に出来ない人間だ。案の上、アイツはわざわざ嵌めていた腕時計に目を落として言った。
「ホントだ……30分過ぎてしまった……」
「でしょ! やっぱり今日は無理なんだよ。だから……」
がアイツの反応は、自分を殺し何でも素直に引いてしまう小学校の時とは違っていた。
「嫌だ! 嫌だ!」
「約束を破るの?」
「佳純さんだって、僕との約束を守った事なんか1度もないじゃないか!」
うっ! それまでにない激しい口調で駄々っ子のようにギブアップを拒否したアイツは、又私の弱みに付け込んで来た。もしも私に人間らしい良心がかけらでもあるとしたならば、毎日毎日嘘を付き欺いて人間の誇りを残さず毟り取ってしまった押本正人が、たった一度や二度私に嘘をついた所で文句を言えるはずがなかった。
「佳純さん、お願いです」
アイツが妙に丁寧な口調になって、私に頭を下げていた。
「僕は本当にバカでノロマな、人間のクズみたいな人間なんです。人の何倍も努力しないと何も出来ないんです。だから、僕に、もう30分おっぱいを揉ませて下さい! そして、僕の手に感じて、アソコを濡らして下さい……」
急にていねいになったアイツの口調が不気味で、私は気が遠くなりそうだった。後30分この苦行に耐えるなんて……たとえ体は反応しないでも、神経がボロボロになってしまいそうだ。そしてでくのぼうみたいに突っ立って頭を下げているアイツを見上げて、私はあっと思った。
泣いていた。ヒックヒックと、しゃくりあげるように。自分の不甲斐なさが情けなくて泣いているのだろうか? ああ、又おぞましい小学校の記憶が蘇ってしまう……が、1つ決定的な違いを発見した私は泣きたくなった。アイツが股間でモッコリと巨大に勃起させているペニスは些かの衰えも見せていないではないか。小学生の押本正人は、泣き出ししてしまうとペニスもダラッと勢いを失ったはずだ。あんなに大きくて見るからに固くギンギンに勃起したアイツのおちんちん。あれではアイツがどうあっても私とセックスをしたがるのも無理はないと思った。が、それは私にとっては処女喪失の死ぬ程の激痛を意味するのである。それだけは絶対に阻止しなければならない。たとえ又アイツに嘘を付き欺いてでも。
「30分だからね、押本君。今度こそ本当に約束だよ」
「うん……ぼ、僕もう30分、佳純さんのおっぱいを揉んでも駄目だったら、諦めます」
私はホッと胸を撫で下ろす気分だった。やっぱりコイツはヘタレだ。後30分の乳揉みは気が遠くなる程の長さに思われたが、どんなにアイツが頑張っても私を感じさせる事が不可能である事はもう実証ずみだ。押本君、残念だったね。もう2度と君にチャンスは来ないわよ。これからは絶対にアンタと2人切りになるような場面は避けるから。茶道部だってもちろん退部してもらう。まさか、こんなひどい事して、ただですむとは思っちゃいないでしょうね。アンタがそれでも私に付きまとうようなら、警察に突き出してあげる。アンタの高校生活、いや人生は一巻の終わりだわね。小学校での事はもう昔の話、アンタに弁護の余地はあるわけないの……
アイツがしばらく突っ立ったまま、ヒックヒックとすすり上げている間に、ついに勝利を確信した私はそこまで思いを巡らせると、アイツの最後の望みを掛けた一戦に臨むため気を引き締めていた。
が、しかし。押本正人は、昔の本物のヘタレの押本正人ではなかった。すぐに泣いてしまっておちんちんをしぼませてしまう押本君。それじゃつまんないから、押本君のチンポで遊ぶ時、私達は彼を泣かせないよう細心の注意を払い、彼のおちんちんからビューッと出て来るおしっこじゃない液体を、何度も何度も出させては面白がったものだ。
でも今のアイツは、泣きながらでも凶悪なペニスは一向に萎えず、私のアソコを狙っているのだ。ヘタレなわけがないではないか。アイツがまだメソメソしながら、私の体に手を掛ける直前に話した言葉に私はショックを受け目の前が真っ暗になった。
「30分おっぱいをモミモミしても駄目だったら、僕もう諦めて佳純さんが濡れてなくても、えっちします」
ちょっと! それは約束が違う……と出掛かった無意味な言葉を飲み込み、アイツの途方もなく巨大に見えるペニスを一瞥した私は、さっきまでの楽観気分から一気に谷底に落とされて、凄まじい恐怖を覚えていた。あんな大きなモノを入れられるのは絶対に嫌だ! ロストバージンで血が出るのは仕方ないけど、それだけじゃすまないかも知れない。アソコが裂けて壊れてしまうんじゃないか?私はこの時急にお母さんが言った言葉を思い出していた。あなたを産んだ時すごい難産でね、お母さんのアソコをハサミで切ってあなたを出したのよ。物凄く痛くって、アソコを切られてもわからないくらいだったんだから……でも私のアソコは幸せな出産じゃない。大嫌いな男のモノで血だらけにされ、切り裂かれてしまうかも知れないのだ。これ以上はない程の恐怖で、私は額に脂汗をかき始めたのがわかった。
恐怖のデカチンを猛り狂わせたアイツが、馬なりになって来た。どんなに力を入れて逃げようとしてもビクともしない手錠の拘束の前に追い詰められた私に、悪魔が、いや淫らな堕天使が囁く。そして再び私の乳房に手を伸ばして来たアイツに、私は血を吐くような悪寒に耐えながら言ったのである。
「あ、あのさ……もしかしたら、おっぱいの先っちょに触ってくれたら、その気になれるかも知れないよ……」
ああ、何て罪深い堕天使の囁きだろう。アイツのデカチンによる処女喪失の激痛の恐怖にすくみ上がった私の下した結論はこうだった。こうなったら、アイツの愛撫に身を任せて気分を盛り上げ出来る限りアソコをラブジュースで潤わせ、少しでも苦痛を緩和させるのだ。今のままセックスに突入すれば恐らく地獄の苦しみが待っているに違いないのだから。
「何だ、早く言ってくれたら良かったのに」
アイツはそう言うと早速両乳首を指でギュッと摘んで来た。
「痛っっ!!」
もう! 何て下手くそなんだ! 私は少しは学習したのかと思っていたアイツに、ソフトタッチを忘れて強く乳首を摘み上げられる苦痛を告げていた。おそらく30分後に待っている激痛に比べたら毛ほどでもない痛みでも、意を決して気分を出そうとしている私にとっては神経を逆撫でにされるようなアイツの無遠慮さだった。
「もっと優しく、ソッと触ってよ!」
「ご、ごめんなさい……こ、こうかな……」
「!!」
あ!……情けなくうろたえたアイツが仕切り直しで、思わぬソフトタッチで両乳首に指を触れて来た時、私は思わず出そうになった声を我慢していた。いや、我慢しなくていいんだ。今はうんとえっちな声を出して気分を盛り上げなければならないのだ。
「そ、そうだよ……上手じゃない、押本君……」
「え? そ、そうかい……うれしいな、佳純さんにホメてもらって……」
「ああっ!」
アイツは私のお世辞を真に受けてただ嬉しそうに指で軽く乳首を摘んでただけなんだけど、意外にもズンと私の体を突き抜けて来た快感に、今度は素直に声が出ていた。
ーー図に乗るんじゃないわよ。アンタのためじゃなくて、私は自分のために気分を出してんのよ!
私はたったそれだけの事で泣きべそだったのが笑顔に変わったアイツに呆れながら、でもその下手くそな指に気分を出さねばならない、という状況に参ってしまった。が、何のテクも持ち合わせていないアイツの指に摘まれているだけでズンズン心地良く体に染み渡って来るこの快感は、一体何なんだろう?あの無意味と思われた30分以上続いたアイツの下手くそな乳房揉みによって私の正常な神経がおかしくなり、とうとう体が狂ってしまったのかも知れなかった。
「お、押本君! 摘んでるだけじゃなくてクリクリ弄ってみて! ゆっくり、ゆっくりとだよ……ああっっ!! 気持ちいいよおっっ!!」
自分を捨ててコイツの愛撫に身を任せて積極的に体を淫らに燃やす事を決意した私の乳首は、すぐにピーンと1本芯が通ったかのようにそそり立っていき、ソコをぎこちなくコロコロと転がすアイツの指から悔しいけど素晴らしい快感が迸って、私はもう演技ではなく本気でえっちな声を張り上げていた。ウルウルと潤んで桃色にかすみ、開けていられなくなった目を閉じた私は、自分でも信じられないようなえっちなよがり声を押本正人に聞かせながら、この指はけがらわしいアイツの指なんかじゃない、と思い込もうとした。そう、これは私自身の指みたいなもの。だって私が自分で気分を出すためにあえて下手くそなアイツの指に感じてやっているのだから。これは1人えっちなんだ……そう自分を納得させて私は、自分の手指でもっと気持ち良くなる事にした。
「ね、ねえ、乳首を指の股に挟んでクリクリしながら、おっぱいを揉んでみて。優しくするんだよ!」
「は、はい、わかりました……」
「はああ~っっ、そ、ソコおっっ!! そ、それ、いいよおっっ!! もっと、もっと、いっぱいモミモミしてえっっっ!!!」
ああ、一体私どんだけえっちなんだろう……押本正人の手を借りた私の1人えっちは、すさまじい勢いで私の体の奥深い所から官能を燃え上がらせ始め、自分の口が勝手にはしたない言葉をわめき散らしていた。
「お、おい、お前えっっ!!」
「は、はいっ!」
余りの快感の強さでわけがわからなくなって来た私が、カッと目を見開いてにらみ付け、昔のようにアイツを呼びつけていた。が、続いて私の口から出た言葉は、小学校の時にはなかった淫らなおねだりで、私の家来に与えるにはもったいなさ過ぎるものだった。
「私の乳首を、お前の唇でチューッて吸うんだ!」
「かしこまりました、佳純様……」
続く→茶道部の男子 6.処女なのに知っていたチンポの味
戻る→茶道部の男子 4.心の通わぬ乳房揉み
茶道部の男子目次
プチSM千夜一夜ものがたり 第1期 目次

高校2年生で茶道部部長の佳澄は学級委員を務める才色兼備の優等生だが、小学校時代ある男子の性的いじめの中心となっていた苦い記憶を持つ。その男子正人は茶道部に入部すると、何と佳澄に告白。当然断ると、佳澄を拘束監禁して強姦を試みる。ノロマでうまく思いが果たせないが人並み外れた正人の巨根に恐れをなした佳澄は、やむなくかつての女王様に戻って彼に前戯を施すよう命令し、処女喪失の痛みを軽減するため気分を出そうと奮闘するのだが、やがて…… (約2万7千字)
5.昔に戻って愛撫を要求(4206字)
そんな揺れ動く私の気持ちなんか我関せずとばかりに、アイツは一途に私の乳房を揉んでいる。このまま放っといたら、明日の朝まででもこの無意味な行為を続けるのではないか、と言う不気味な執念を感じた私は、おそるおそる口を開いた。ああ、なんでコイツの事をおそれなければならないのだろう。おそれおののき、泣き喚いて許しを請うのは、コイツの方だったはずなのに。
「ね、ねえ、押本君。もう約束の時間過ぎたんじゃない?」
そうだ。あれから絶対30分は過ぎているはずだ。そして私の知っている押本正人はバカの付く正直者で、自分の都合の良いように誤魔化したりは絶対に出来ない人間だ。案の上、アイツはわざわざ嵌めていた腕時計に目を落として言った。
「ホントだ……30分過ぎてしまった……」
「でしょ! やっぱり今日は無理なんだよ。だから……」
がアイツの反応は、自分を殺し何でも素直に引いてしまう小学校の時とは違っていた。
「嫌だ! 嫌だ!」
「約束を破るの?」
「佳純さんだって、僕との約束を守った事なんか1度もないじゃないか!」
うっ! それまでにない激しい口調で駄々っ子のようにギブアップを拒否したアイツは、又私の弱みに付け込んで来た。もしも私に人間らしい良心がかけらでもあるとしたならば、毎日毎日嘘を付き欺いて人間の誇りを残さず毟り取ってしまった押本正人が、たった一度や二度私に嘘をついた所で文句を言えるはずがなかった。
「佳純さん、お願いです」
アイツが妙に丁寧な口調になって、私に頭を下げていた。
「僕は本当にバカでノロマな、人間のクズみたいな人間なんです。人の何倍も努力しないと何も出来ないんです。だから、僕に、もう30分おっぱいを揉ませて下さい! そして、僕の手に感じて、アソコを濡らして下さい……」
急にていねいになったアイツの口調が不気味で、私は気が遠くなりそうだった。後30分この苦行に耐えるなんて……たとえ体は反応しないでも、神経がボロボロになってしまいそうだ。そしてでくのぼうみたいに突っ立って頭を下げているアイツを見上げて、私はあっと思った。
泣いていた。ヒックヒックと、しゃくりあげるように。自分の不甲斐なさが情けなくて泣いているのだろうか? ああ、又おぞましい小学校の記憶が蘇ってしまう……が、1つ決定的な違いを発見した私は泣きたくなった。アイツが股間でモッコリと巨大に勃起させているペニスは些かの衰えも見せていないではないか。小学生の押本正人は、泣き出ししてしまうとペニスもダラッと勢いを失ったはずだ。あんなに大きくて見るからに固くギンギンに勃起したアイツのおちんちん。あれではアイツがどうあっても私とセックスをしたがるのも無理はないと思った。が、それは私にとっては処女喪失の死ぬ程の激痛を意味するのである。それだけは絶対に阻止しなければならない。たとえ又アイツに嘘を付き欺いてでも。
「30分だからね、押本君。今度こそ本当に約束だよ」
「うん……ぼ、僕もう30分、佳純さんのおっぱいを揉んでも駄目だったら、諦めます」
私はホッと胸を撫で下ろす気分だった。やっぱりコイツはヘタレだ。後30分の乳揉みは気が遠くなる程の長さに思われたが、どんなにアイツが頑張っても私を感じさせる事が不可能である事はもう実証ずみだ。押本君、残念だったね。もう2度と君にチャンスは来ないわよ。これからは絶対にアンタと2人切りになるような場面は避けるから。茶道部だってもちろん退部してもらう。まさか、こんなひどい事して、ただですむとは思っちゃいないでしょうね。アンタがそれでも私に付きまとうようなら、警察に突き出してあげる。アンタの高校生活、いや人生は一巻の終わりだわね。小学校での事はもう昔の話、アンタに弁護の余地はあるわけないの……
アイツがしばらく突っ立ったまま、ヒックヒックとすすり上げている間に、ついに勝利を確信した私はそこまで思いを巡らせると、アイツの最後の望みを掛けた一戦に臨むため気を引き締めていた。
が、しかし。押本正人は、昔の本物のヘタレの押本正人ではなかった。すぐに泣いてしまっておちんちんをしぼませてしまう押本君。それじゃつまんないから、押本君のチンポで遊ぶ時、私達は彼を泣かせないよう細心の注意を払い、彼のおちんちんからビューッと出て来るおしっこじゃない液体を、何度も何度も出させては面白がったものだ。
でも今のアイツは、泣きながらでも凶悪なペニスは一向に萎えず、私のアソコを狙っているのだ。ヘタレなわけがないではないか。アイツがまだメソメソしながら、私の体に手を掛ける直前に話した言葉に私はショックを受け目の前が真っ暗になった。
「30分おっぱいをモミモミしても駄目だったら、僕もう諦めて佳純さんが濡れてなくても、えっちします」
ちょっと! それは約束が違う……と出掛かった無意味な言葉を飲み込み、アイツの途方もなく巨大に見えるペニスを一瞥した私は、さっきまでの楽観気分から一気に谷底に落とされて、凄まじい恐怖を覚えていた。あんな大きなモノを入れられるのは絶対に嫌だ! ロストバージンで血が出るのは仕方ないけど、それだけじゃすまないかも知れない。アソコが裂けて壊れてしまうんじゃないか?私はこの時急にお母さんが言った言葉を思い出していた。あなたを産んだ時すごい難産でね、お母さんのアソコをハサミで切ってあなたを出したのよ。物凄く痛くって、アソコを切られてもわからないくらいだったんだから……でも私のアソコは幸せな出産じゃない。大嫌いな男のモノで血だらけにされ、切り裂かれてしまうかも知れないのだ。これ以上はない程の恐怖で、私は額に脂汗をかき始めたのがわかった。
恐怖のデカチンを猛り狂わせたアイツが、馬なりになって来た。どんなに力を入れて逃げようとしてもビクともしない手錠の拘束の前に追い詰められた私に、悪魔が、いや淫らな堕天使が囁く。そして再び私の乳房に手を伸ばして来たアイツに、私は血を吐くような悪寒に耐えながら言ったのである。
「あ、あのさ……もしかしたら、おっぱいの先っちょに触ってくれたら、その気になれるかも知れないよ……」
ああ、何て罪深い堕天使の囁きだろう。アイツのデカチンによる処女喪失の激痛の恐怖にすくみ上がった私の下した結論はこうだった。こうなったら、アイツの愛撫に身を任せて気分を盛り上げ出来る限りアソコをラブジュースで潤わせ、少しでも苦痛を緩和させるのだ。今のままセックスに突入すれば恐らく地獄の苦しみが待っているに違いないのだから。
「何だ、早く言ってくれたら良かったのに」
アイツはそう言うと早速両乳首を指でギュッと摘んで来た。
「痛っっ!!」
もう! 何て下手くそなんだ! 私は少しは学習したのかと思っていたアイツに、ソフトタッチを忘れて強く乳首を摘み上げられる苦痛を告げていた。おそらく30分後に待っている激痛に比べたら毛ほどでもない痛みでも、意を決して気分を出そうとしている私にとっては神経を逆撫でにされるようなアイツの無遠慮さだった。
「もっと優しく、ソッと触ってよ!」
「ご、ごめんなさい……こ、こうかな……」
「!!」
あ!……情けなくうろたえたアイツが仕切り直しで、思わぬソフトタッチで両乳首に指を触れて来た時、私は思わず出そうになった声を我慢していた。いや、我慢しなくていいんだ。今はうんとえっちな声を出して気分を盛り上げなければならないのだ。
「そ、そうだよ……上手じゃない、押本君……」
「え? そ、そうかい……うれしいな、佳純さんにホメてもらって……」
「ああっ!」
アイツは私のお世辞を真に受けてただ嬉しそうに指で軽く乳首を摘んでただけなんだけど、意外にもズンと私の体を突き抜けて来た快感に、今度は素直に声が出ていた。
ーー図に乗るんじゃないわよ。アンタのためじゃなくて、私は自分のために気分を出してんのよ!
私はたったそれだけの事で泣きべそだったのが笑顔に変わったアイツに呆れながら、でもその下手くそな指に気分を出さねばならない、という状況に参ってしまった。が、何のテクも持ち合わせていないアイツの指に摘まれているだけでズンズン心地良く体に染み渡って来るこの快感は、一体何なんだろう?あの無意味と思われた30分以上続いたアイツの下手くそな乳房揉みによって私の正常な神経がおかしくなり、とうとう体が狂ってしまったのかも知れなかった。
「お、押本君! 摘んでるだけじゃなくてクリクリ弄ってみて! ゆっくり、ゆっくりとだよ……ああっっ!! 気持ちいいよおっっ!!」
自分を捨ててコイツの愛撫に身を任せて積極的に体を淫らに燃やす事を決意した私の乳首は、すぐにピーンと1本芯が通ったかのようにそそり立っていき、ソコをぎこちなくコロコロと転がすアイツの指から悔しいけど素晴らしい快感が迸って、私はもう演技ではなく本気でえっちな声を張り上げていた。ウルウルと潤んで桃色にかすみ、開けていられなくなった目を閉じた私は、自分でも信じられないようなえっちなよがり声を押本正人に聞かせながら、この指はけがらわしいアイツの指なんかじゃない、と思い込もうとした。そう、これは私自身の指みたいなもの。だって私が自分で気分を出すためにあえて下手くそなアイツの指に感じてやっているのだから。これは1人えっちなんだ……そう自分を納得させて私は、自分の手指でもっと気持ち良くなる事にした。
「ね、ねえ、乳首を指の股に挟んでクリクリしながら、おっぱいを揉んでみて。優しくするんだよ!」
「は、はい、わかりました……」
「はああ~っっ、そ、ソコおっっ!! そ、それ、いいよおっっ!! もっと、もっと、いっぱいモミモミしてえっっっ!!!」
ああ、一体私どんだけえっちなんだろう……押本正人の手を借りた私の1人えっちは、すさまじい勢いで私の体の奥深い所から官能を燃え上がらせ始め、自分の口が勝手にはしたない言葉をわめき散らしていた。
「お、おい、お前えっっ!!」
「は、はいっ!」
余りの快感の強さでわけがわからなくなって来た私が、カッと目を見開いてにらみ付け、昔のようにアイツを呼びつけていた。が、続いて私の口から出た言葉は、小学校の時にはなかった淫らなおねだりで、私の家来に与えるにはもったいなさ過ぎるものだった。
「私の乳首を、お前の唇でチューッて吸うんだ!」
「かしこまりました、佳純様……」
続く→茶道部の男子 6.処女なのに知っていたチンポの味
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