第46夜 奥様はマゾ
奥様はマゾ
 内気で大人しい性格の綾子は美しい社長令嬢だが、父親が勧める敏腕社員新山との縁談を断り、全く平凡な他の社員と結婚して父の怒りを買ってしまう。そして夫と父が海外出張で不在の時に現れた新山は、会社のスキャンダルをネタに綾子を脅迫し、連絡が取れた父からも頼まれて、綾子は新山に抱かれる事に。しかし歪んだ欲望を綾子にぶつける新山は普通のセックスでは飽きたらず、綾子を性奴隷として恥辱的な調教を加えるていき、「奥様はマゾ」だと蔑まれた綾子は、その言葉通り辱められる事にいつしか妖しく興奮し美しい体を燃え上がらせるのだった。 (約3万字)


3.コスプレ露出フェラ飲精

「奥さまは学生時代テニスをなさっていたそうですね」
「は、はあ……」

 袋を探りながら新山さんが突然妙なことを聞かれたので、私は間の抜けた返事をしてしまいました。

「私はそれを聞いて、奥さまはテニスコートではさぞかし素敵だろうと、想像していたのですよ」

 本当かどうかわかりませんが、新山さんが袋から出されたのは、何と純白のテニスウェアでした。

「お立ちになって下さい」
「はい」

 下着だけに脱がされながら襲って来ず、散歩に出掛けようと言う新山さんに私は戸惑っていました。そして彼は私のブラジャーやショーツはそのままに、テニスウェアを着せて来たのです。

「あ、あの……こんな格好で散歩に?」
「おや、下着姿の方がお好みですか? 何ならスッパダカでもいいのですよ」
「いいえ……」

 そういう趣味なのか、新山さんが散歩に出掛けるため私に着用させて来た純白のテニスウェアは、露出の激し過ぎる破廉恥な代物でした。スカートはほとんど隠す用を果たさず、見られても大丈夫なアンダースコートをはかなければ、コートで着用するのはとても無理です。さらに上は極端に丈が短くてヘソが出てしまい、胸元が大きく開いているのでブラジャーが完全に見えてしまいます。恐らくいかがわしいコスプレ用なのでしょう。

「奥さま、すばらしいです。ぜひ撮影させて下さい」

 そんな淫らな極小テニスウェアの下にスケスケの下着だけと言う世にも羞ずかしい格好の私は、さらに首輪を嵌められて手を拘束されているのです。恐らく新山さんみたいなえっちな男性をムラムラさせてしまう格好なのだろうと思うと、私はますます熱く込み上げて来るものを感じ、ローアングルから何枚もカメラのシャッターを切られると羞恥が窮まってフワフワと体が浮き上がるような危険な心地良さを覚えていました。

「今度はヒザを立てて座って下さい」
「こうですか?」
「それから脚を開いてM字にしてみて下さい……いやあ、最高ですよ、奥さん。一発抜かせて下さいますか?」

 その下品な言葉の意味はよくわからなかったのですが、それまでになく興奮した様子の新山さんはスーツのズボンを下ろしたのです。

ーい、イヤだ、大きい……

 私は主人しか知らないのですが、確実に新山さんの方が大きいし元気が良さそうでした。それと主人と違うのは、新山さんの大きなペニスは皮を被っていたことでした。そして「M字」でスケたレースのショーツを大胆に露出させている私の方へ、ズボンからシンボルを出したままやって来た新山さんが、それを私の顔に突き出し自分で皮を剥くとプーンときつい匂いが漂って、なぜだかその匂いにも私は興奮してしまいました。

「お、奥さま。パンツが濡れておまんこが丸見えですよ」

ーそんなっ!

 あっと思って視線を落とすと、新山さんのご指摘通りひどく猥褻な股間になっていました。これではノーパンの方がまだましかも知れません。私はますますカーッと熱く体奥から込み上げて来るものを感じ、どんどん下着を濡らしてしまう一方でした。

「奥さま、オクチでお願いします」
  
 私はもうわけがわからないくらい興奮が募り、新山さんが差し出した熱い肉塊を口一杯に頬張って、ウットリ表情を緩めてしまっていました。

「ああ……憧れの奥さまに私のナニをしゃぶって頂けるなんて、まるで夢のようです」

ーー新山さん……

 彼の発した言葉はまんざらお世辞でもないようで真実味がこもっており、私は人の弱みにつけ込んで邪な欲望を満たそうとする卑劣な男であるのに、心の琴線に触れられたような優しい気持ちになってしまいました。

ーーこの人も興奮してるんだ

 主人より1回り大きいと思われる新山さんのシンボルはとても熱くて、ゴムのように弾力のある固さがあり、それがビクビクとおののいて私の喉や口の中を突き上げて来るのです。私はいつしか自然とクチュクチュ口を動かしネットリとしゃぶり上げていました。

「部長にもこんなことをして差し上げているのですか?」

 私はいいえ、と首を振ると、本能のままに口を動かして新山さんのペニスを味わいました、昇さんにもしたことのない破廉恥な行為に私の胸はドキドキとすごい勢いで鼓動します。

ーーああ、羞ずかしい……

 そして濡らしてしまったアソコの形まで浮き出ていると言われたM字開脚の股間に新山さんの熱い視線を痛いほど感じると、私はまるで初めてスカートの中を覗かれた女子中学生のように凄まじい羞ずかしさが込み上げて来て、いつの間にかこれまで経験したこともないくらい股間を潤ませてしまったのです。

「お、奥さま! 出しますよ、いいですか?」

ーーえっ!?

 口で男性のモノを受け入れた経験のなかった私はすぐにはその意味がわかりませんでしたが、次の瞬間「一発抜く」と下品な表現をされたのはこのことかと気付き、慌てて口を外そうとしました。しかし私のためらいを予測した新山さんが後頭部に手を回して許してくれず、口内にネバネバした液体が大量に注ぎ込まれて来たのです。とても生臭い粘液が喉を塞ぎ、私は苦しくてむせてしまいました。

「ごっくんするのですよ、奥さま」

ーーこんな、ひどい……

 主人と違う男性のザーメンを飲まされるのはひどい屈辱でしたが、新山さんが頭を離してくれないので、仕方なく私はその反吐が出そうな苦い液体を飲んでしまいました。すると何だか奥深いところからどうしようもなく込み上げて来るおぞましい興奮が一段と高まって、私は、もうダメ、と観念したような気分に陥ってしまいました。これが、私がマゾだと言う事実の証明でしょうか。気が付くと私は、新山さんの肉棒に舌を絡ませザーメンを残さず飲み取ろうとしゃぶるような、はしたない行動まで取っていたのです。

「ありがとうございました、奥さま」

 首輪と手かせを嵌めて自由を奪い、頭を抱え込んで男性自身から放出された精液を飲ませると言うひどい仕打ちを加えたと言うのに、口からペニスを引き抜いた新山さんは私に向かって深々とお辞儀をしていました。彼の真剣な眼差しと態度はその言葉が心からのものであることを示しているようで、私は思わず(いいのよ、新山さん)と言いそうになりハッとしました。

ーーこの人、こんなに私とえっちしたかったんだ……

 こんな卑劣な男性なのに、彼を許してしまうような気分になってしまうなんてどうかしています。でも、彼が引き上げたシンボルが全く勢いを失わずギンギンに勃起したままである様子が目に映ると、どうしても新山さんを憎悪する気持ちが薄れてしまうのでした。比べてはいけないと思っても、私の中で果ててしまうとすぐに萎えてしまう主人のことが頭に浮かびました。



続く→奥さまはマゾ 4.仮面M女の破廉恥コスプレ
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