第20夜 パンチラ同好会の躍進
パンチラ同好会の躍進
 パンチラ同好会に強力な新入会員が! 頭の中は小学生でもカラダは立派なオトナと言う巨乳巨尻のエロエロ現役女子高生パーコ。パンチラ大好き、オナニーも大好きな彼女の加入で、パンチラ同好会はますます躍進を続けるのだった。(約1万2千5百字)


4.おもらしパンツを会長の妹に借りてはき替えるパーコ(1533字)

「ただいまー」

 ヤツがそう言いながら玄関のドアを開けると、

「お帰りなさーい」

 と涼しげな美声が聞こえた。美しいお母さんの声だ。こんな隠したい状況で、堂々とした態度のヤツは敬服に値するが、凡人の僕からすれば、黙って部屋まで行かせて秘密裏にパーコの始末をしてやれよ、と思ってしまう。もしかすると余りにも頭の良過ぎるヤツは、しょーもない所の理性がぽっかり欠落してるのではなかろうか?

「あら、いらっしゃい、ヨウコさん」
「こんにちはー!」

 どうやら既に何度か家に連れて来たらしく、現れた上品で美しい和装のお母さんと、激ヤバミニスカートのパーコ(しかも失禁中……)と言う好対照の2人は、そんなあいさつを交わしていた。

「おじゃましまーす!」

 そしてパーコは大きな声でそう言うと遠慮もなくずかずかと上がり込んで行く。パンチラ必至のミニスカで、しかもそのパンツはお洩らししてビショビショだと言うのに、コイツの度胸もやはり凡人の僕には計り知れないものがあるようだ。僕達もパーコの後を追う形で、慌ててヤツの家に上がって例の部屋に向かったのだが、そこでヤツの取った行動にも僕はぶっ飛んでしまった。何とヤツはお母さんを呼び止めるとヒソヒソと打ち明け話をしたのだ。

「あらまあ~」
「早苗に持って来させてくれ」

 お母さんが目を丸くして、キョトンとした様子のパーコをまじまじと見ているので、まさかと思ったのだが、どうやらそのまさからしい。ヤツはパーコがお洩らししてパンツを濡らしてしまった事を正直にお母さんに話し、替えのパンツを何とあのかわいい早苗ちゃんに持って来させるように頼んだらしいのだ。一体どうゆう神経をしているんだ!

「お兄様、失礼致します」

  ヤツの部屋に入った僕達3人の前に、そういつもの礼儀正しい言葉使いでいそいそと現れた早苗ちゃんは、やっぱり今日もいい所のお嬢様らしく完璧な立ち居振る舞いで、お人形さんみたいなかわいらしさに、僕はずっき~んとなってしまった。1学年違うだけなのに、行儀悪くフローリングの床にどてっと手足を投げ出して、え~んパンツが冷たいよ~、とぶーたれているパーコとはえらい違いだ。おい、ションベンパンツが早苗ちゃんにも見えてるじゃねえか! 汚いもんは隠しやがれ!

「あ、あの、お兄様……これをお持ちしました」

 そして今日早苗ちゃんが手に持っているのは、いつもの茶菓子などではなく、何と女の子用のまっさらな白パンツだった。ハズカしそうにほっぺたを真っ赤に染めて、そんなはしたない物をヤツに差し出す早苗ちゃん。彼女はそれをお洩らししたパーコが履き替える事を知っているのだろうか?

「これは早苗のパンツか?」

ーーおい!

 何のためにそんな事をあえて聞く必要があるんだ? ヤツは、そんな僕にとってはとても嬉しい質問をかわいい妹にしていた。早苗ちゃんはますますハズカしがりながら、そうです、お兄様、とつぶやくように言う。く~っ、たまんねえな~!

「あんがとー、さなっぴ~」

 コイツいつの間に、海藤家の人間とこんなに親しくなったんだ? パーコが、そんな無理矢理な呼び名で早苗ちゃんにお礼を言うと、恐らくパンツの用途を聞かされてはいなかったんだろう、早苗ちゃんは怪訝そうな顔で言う。

「ヨウコさん?」
「アタシ~、ションベンちびっちゃって~、パンツがビッチャンコなのら~ だからあ、さなっぴのおパンツ、貸してもらうのら~」

 極力感情を現さぬようしつけられているであろう早苗ちゃんも、さすがに引きつったような複雑な表情を見せていたが、それでも健気に

「ごゆっくりどうぞ」

 と丁寧にお辞儀をすると、部屋から出て行ったのである。ごめんよ、早苗ちゃん。全く、このバカ女のおかげで……


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