第31夜 人妻性奴隷美鈴
人妻性奴隷美鈴

 豊川は国語教師の職を利用して、校内で女子高生達を性奴隷として調教していたSMマニアだが、今は退職して独り身の寂しい生活を送っている。そんな中、かつての不良少女を更生させると同時に性奴隷として生涯の主従を誓った美鈴から連絡を受ける。新婚宅に出向いた豊川は、情熱を取り戻して美鈴を抱き、堅物の夫との性生活を見届けるのだが・・・縦書き文庫で発表して、2年連続年度ランキング一位を獲得した、短編の代表作。(約1万9千字)


4.初めて夫と一緒に風呂に入る新妻性奴隷

 その時インタホンが鳴る。タケちゃんだ!俺はすぐに、リビングから玄関付近まで家中を見通せる押し入れに靴を持って身を潜め、わずかにふすまの隙間を空けて堅物のダンナが現れるのを待った。居間の押し入れの中に身を潜めた俺が、狭いのぞき穴から玄関の様子を伺っていると、美鈴の愛する「タケちゃん」こと、信谷丈志が帰って来た。

「お帰りなさ~い」

 美鈴の声が弾んでいるので、俺まで嬉しくなる。タケちゃんはインタホン越しにただいま、と低い声を聞かせただけで、後は無言の様子だ。上半身ノーブラのTシャツに、パンツが見えそうなフレアミニを穿いた美鈴を見て、タケちゃんはどんな反応だったのだろう。残念ながらそこまではうかがい知る事が出来なかった。

 が、美鈴がはしゃいでタケちゃんに飛び付き、嫌がると言うキスをしようとしているのはわかった。いくら疲れてるからと言って、拒否するなよ、タケちゃん。俺は何だか妙にやきもきしながら、新婚夫婦が玄関からリビングに入って来るのを待った。

「お風呂にします? それともお夕食?」

 などと古典的な若妻のセリフを吐きながら、美鈴がウキウキとタケちゃんの腕を取り入って来た。

ーーこの男が信谷丈志か……

 暑いのにスーツを着込んだタケちゃんは、いかにも実直そうな取り立てて外見上の特徴のない男だった。几帳面な銀行員のような奴だと思った。恐らく次に会う時は、もう忘れてしまってるかも知れない。はしたない格好で嬉しそうにまとわり着く美鈴を、仕方ないなあ、と言った感じでなすがままに任せている。

 堅物な真面目人間という話から、もしも美鈴を邪険に扱うような事があれば、俺の怒りが爆発する所だったが、そういう感じではない。面白みはなさそうだが、突然はしたない格好で出迎えた美鈴に驚きながら、怒るでもなく優しそうな態度で落ち着いているタケちゃんを見て、俺は一安心だった。

 いつの間にか俺は、娘の結婚相手の男を品定めする父親のような心境になっていたようだ。

「お風呂にするよ」

 ネクタイを緩めながらボソリと呟くように言ったタケちゃんの声は、男にしてはやや高いソフトな感じだ。すると、ここで美鈴が驚くべき行動に出た。

「ねえねえ……」
 
 そう悪戯っぽく笑うと、タケちゃんがネクタイを外した手を取り、それを自分のミニスカの中に突っ込ませたのだ。中はおもらししたのかと言うくらいグッショリと濡れたショーツの筈だ。タケちゃんは少しだけ驚いた様子で、ビクッと手を引く。どうも感情の起伏をさほど表さない男らしい。

「ねえタケちゃん、疲れてる?」

 美鈴は妻からのはっきりしたアプローチにも煮え切らない態度のタケちゃんに焦れたかのように、そんな事を言う。これはもっとはっきりした夜のお誘いである。どうやら新婚でありながら、毎晩夜の生活をこなしているわけではないらしい。

 美鈴のような「イイ女」を妻としながら、俺には信じられないようなもったいない話だ。これだけでもタケちゃんが堅物な男である事がわかる。

 浴室までタケちゃんにまとわり着いていた美鈴が、1人で帰って来ると、俺は押し入れから出て彼女を背後から抱き締めた。

「せ、せんせい……」

 タケちゃんを気にして、声を押し殺して動揺を見せる美鈴が愛らしい。俺が無言でTシャツの上から乳首を弄りながら豊かになった乳房を揉み、濡れパンツの下に潜らせた手で彼女の好きな包皮をずらしてのクリ弄りでかわいがってやると、美鈴はたちまち燃え上がり、せんせい、イク、と声を振り絞って呻いた。

 風呂に入っているとは言え、ダンナがいる同じ家の中で俺に抱かれるのはもちろん非常に刺激的だろう。俺の手慣れた愛撫に対する美鈴の反応はいつになく激しく、打てば響くように悶絶して体をビクンビクンと大げさなくらいにおののかせていた。

 俺は耳元で呟いた。

「どうした美鈴。一緒に風呂に入らないのか?」

 すると美鈴の答は、予想通りだった。

「そんな事したことがありません」
「どうして?」
「タケちゃんが嫌がると思うので……」

 どうやら美鈴は、出がけのキスや一緒に手を繋ぐ事さえ嫌がるタケちゃんの堅物ぶりに、自分の方も控え目に遠慮している風がうかがえた。俺は確かに、美鈴に結婚したら万事控え目に男の方を立てるようにとよく言い聞かせていたが、性に関する限り双方が控え目では良くない。

「お前さっきタケちゃんにココを触らせただろ?」

 俺が股間に入れた手を動かしながら言うと、美鈴は本当に羞ずかしそうに答える。

「ああ……あんなこと初めてです」
「タケちゃんとヤル所を見せてくれるつもりだな?」
「……はい」

 俺は健気な美鈴が無性に愛しく思われて、背後から乳房を握り締めて浴室に向かわせた。丈志が入っている風呂が近付くに連れて、もう声の出せなくなった美鈴が、怯えた子猫のような視線で俺を見る。が、俺は大胆にも風呂の扉の前まで美鈴を連れて行くと、体をまさぐりながら耳元で囁いた。

「一緒に入れ」

 美鈴は覚悟を決めて、俺の愛撫にトロけそうな舌足らずの甘え声で、風呂の中に呼びかけていた。

「タケちゃん。一緒にお風呂に入ろ」

 こんなに愛らしい新妻の提案を嫌がるようなら男ではない。俺はタケちゃんが美鈴の来訪を喜ぶであろう事に確信を持って、居間に戻ろうとした。すると美鈴は、俺を手で呼び止めると、聞き取るのがやっとの小声で呟き、すぐに脱ぎ捨てた愛液の滴るショーツを手渡したのである。

「ありがとうございました、せんせい……」


続く→人妻性奴隷美鈴 5.一時的インポに陥った夫


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プチSM千夜一夜ものがたり 第2期 目次