第31夜 人妻性奴隷美鈴
人妻性奴隷美鈴

 豊川は国語教師の職を利用して、校内で女子高生達を性奴隷として調教していたSMマニアだが、今は退職して独り身の寂しい生活を送っている。そんな中、かつての不良少女を更生させると同時に性奴隷として生涯の主従を誓った美鈴から連絡を受ける。新婚宅に出向いた豊川は、情熱を取り戻して美鈴を抱き、堅物の夫との性生活を見届けるのだが・・・縦書き文庫で発表して、2年連続年度ランキング一位を獲得した、短編の代表作。(約1万9千字)


6.黒幕に徹し人妻性奴隷の幸福を祈る

 妻に向かって申し訳なさそうに頭を下げて謝っているタケちゃん。美鈴はもちろん彼を責めるような言葉は口にせず、こんな事を言った。

「いいよ、タケちゃん。良かったら、美鈴にご奉仕させて」

 ダンナの使い物にならない柔らかいナニを見つめる美鈴の表情は、離れて見てもゾクッとする程蠱惑的だ。俺ならあんな顔で見つめられたら、それだけで勃起してしまうだろう。が、タケちゃんはだらしなかった。

「ごめんなさい、美鈴さん。僕、今日は出来そうにないよ……」

 美鈴は、情けなくしょげているダンナに、残念そうなそぶりも見せず、ニッコリと微笑み掛けて言う。

「いいのよ、タケちゃん。やっぱり疲れてるのよ、今日は……」

 美鈴はそそくさとパジャマを着直したタケちゃんを

「今日は早く休んで」

 と寝かせてやり、

「お休みなさい」

 と軽く唇を合わせて離れたのである。タケちゃんが疲れているのは本当のようで、間もなくスースーと寝息を立てて眠ってしまった。

 俺は何とも言いがたい感情を覚えながら、音を立てないよう静かに押し入れから出た。美鈴とのセックスがうまく行かず、1人で先に寝てしまったこの情けない青年を、俺は決して責める気にはなれない。

 性欲があり過ぎて持て余し気味だった若い頃の俺だって、いざ行為に及ぼうとしてシンボルが使い物にならなかった経験が何度もある。一時的不能は男なら誰でも経験する事ではないか。官能に恵まれた肉体を持つ女性と違い、男の性は多分に心理的な側面が大きい。その時々のさまざまな条件次第で、勃起の度合いが大きく左右されてしまうのだ。

 タケちゃんは女性の気持ちを無視して、自分勝手なセックスに走る横暴な男ではない。ただ本当に知識も経験もなく、妻とのセックスがうまくいかない哀れな男なのだ。そして事は勃起に関する問題なだけに、美鈴も苦労しているようだ。もしデリケートな男のプライドを傷付けたりしようものなら、下手すると本当にインポになってしまいかねない。

 そのような男性のデリケートさについては、美鈴にもよく言い聞かせてある。だからこそ女は男を立ててやる必要があるのだし、美鈴はタケちゃんを責めたりせず優しく接しているのだ。

 だが、俺がせっかくタケちゃんのために女の部分を残しておいてやったのに、無惨に裏切られた美鈴は、一体どんな思いで猛烈に疼いているに違いないアソコを鎮めようとしているのだろう。先に寝てしまった夫のわきで、寂しく指を使い慰めるつもりか。かわいい美鈴にそんなかわいそうなマネをさせてたまるか!

 俺は無言で夫の側に立ち尽くす美鈴の背後から迫り、強く抱き寄せた。

「だ、駄目です、せんせい……」

 美鈴もさすがに小声でそう囁き、俺を拒絶しようとする。今ここにダンナが寝ているのだから。が、その抵抗は弱々しく、俺をはねのけるような力は見られない。無遠慮に股間をまさぐると太股の力が緩んでしまい、夥しく潤った花弁からはしたなく蜜を滴らせているようだ。今押し倒せば、美鈴は簡単に体を開いてしまうに違いない。

「タケちゃん……」

 気持ち良さそうに寝息を立てている夫を見てそう呟いた美鈴に、俺は危うく失いかけた理性を取り戻す。老い先長くない俺が、美鈴と結ばれるなど考えられない事だ。若い2人の仲がうまくいく事が、俺の本心からの願いでもあるのだ。

ーー一体どうすれば?……

 この、性に関しては全くのでくのぼうだが、実直で美鈴を幸せにしてくれるに違いない、そして何より美鈴が愛しているタケちゃんと、美鈴の性生活を、どうやって改善する事が可能だろうか?俺は美鈴の体のぬくもりと匂いに回転のにぶくなった頭を立て直し、ある案を思い付いた。

 俺は再び押し入れの中に戻ると一緒に持って入っていたアタッシュケースを持ち出した。そして一切無言で、中から取り出した道具を美鈴に示し手渡してやる。頑丈な手錠とアイマスク。

「!!!」

 4年前は自分が使われて素晴らしいの性の歓喜に導かれたSM道具を手に取った美鈴の目は妖しく光り、寝ている夫を見やった。意図を理解してくれたらしい。俺は一旦押し入れに引き下がった。

「ねえ、タケちゃん、起きて」

 揺り動かされ寝ぼけた感じで目覚めたタケちゃんに、美鈴は言う。

「もう1回えっちしてみようよ。大丈夫、そのまま横になってじっとしてるだけでいいから」

 そうして美鈴はタケちゃんの両手を背中に回して手錠を掛け、ちょっとやそっとでは外れないゴーグルのような完全な目隠しで彼の視界を奪ってしまった。それを確認した俺は、再び押し入れを出る。

「美鈴さん……」

 一体何が起こっているのかすぐには頭が回らない様子だったタケちゃんが、状況を理解したらしい。夢想だもしなかったであろう優しい妻の行動に怯えた彼の声は気弱そうに慄えていた。

「ねえ、ゾクゾクしちゃうでしょ。私、こういうの前からやってみたかったんだ、うふふ……」

 すっかり小悪魔みたいな口調になった美鈴が、タケちゃんのパジャマを脱がせて柔らかく大きなシンボルを摘み出すと、シコシコと淫らに手を動かし始めた。

「ほうら、どんどん硬くなって来たよ~ タケちゃんの、えっちい~」

 手錠と目隠しというオーソドックスで確実に効果のあるSM道具が、堅物のタケちゃんにもしっかり作用して見る見る巨根が本来の勇姿に変貌を遂げつつあった。が、タケちゃんに手錠を掛け目隠しをさせた俺の意図は、もう1つある。

 背後ににじり寄っていた俺が、ダンナのシンボルを夢中で手コキしている美鈴を、有無を言わせず押し倒す。意識を取り戻した夫のすぐ側での狼藉に、狼狽の色を露わにした美鈴だが、声も出せず物音を立てられない状況が足枷となって、ほとんど抵抗なく力を抜いて俺に体を投げ出していた。

 俺は美鈴のセクシーなランジェリーをどんどん脱がせ、自分も服を脱ぎ捨てて全裸になると、美尻をバックから一気に貫いた。

「あんっっ!! た、タケちゃん……」

 美鈴は思わず声を出してしまい、それを最愛の男のシンボルだと思おうとするのか、夫の名前を口にする。もはや何の遠慮もするつもりはない俺が、両手を素晴らしい完熟ボディーに這わせ始めると、洩れてしまう淫声を隠そうと、美鈴はタケちゃんのペニスを口に頬張った。

 ここで俺はもっと歓びを深めてやるために、小さな円筒形のローターを美鈴に手渡し、同じ道具を彼女の尻穴に埋めていく。ブイーンと言うくぐもった振動音が響き始めると、美鈴は忘れていた強烈な快楽を思い出した歓びにタケちゃんを含んだ表情を嫌らしく緩め、夫のアナルにもその小さな振動体を挿入して行った。

 いよいよ俺がゆっくりとストロークを始めると、美鈴の女の部分はまるで軟体動物のように強烈に収縮して迎え撃ち、何段にも別れてギュウギュウと締め付けて来る素晴らしさで、俺の頭は歓喜に染まり何も考えられなくなった。そして数回ゆっくりしたストロークを繰り返しただけで、俺はドッと劣情の証を美鈴の中にぶちまけてしまったのである。

 パイプカットしている俺の射精が、美鈴を孕ませる危険はない。俺がおもむろに怒張を引き抜き、アナルローターの快感でビクビク慄えている巨尻をポンと叩いて促すと、恐らくこれまでで最高の張り切りぶりを示しているに違いないタケちゃんのシンボルを吐き出した美鈴は、その上にまたがり腰を下ろして繋がっていった。

「あああ~っっっ!!! た、タケちゃん、すごいいいっっっ!!!」

 タケちゃんの上で激しく腰を振りたくりながら、演技でなく本物の歓喜を叫び始めた幸せそうな美鈴を後に、俺は出て行く。美鈴から新婚生活についてのSOSを告げる電話を受け、彼女のために危険を冒してやって来た俺も、任務を遂行して晴れやかな気分だ。

 これからも遠慮なく俺を呼べ、美鈴。もはや消えかかった生の灯火が付いている限り、お前のために俺はやって来る。それがお前を生涯の性奴隷にする約束を交わした俺の宿命なのだから。

~おしまい~


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