第50夜 淫蝶
淫蝶

 名門女子高に娘の入学と自分の就職を決めた、色白ハーフの美人英語教諭。だが、校長の狙いは彼女の美しい肉体だった。娘まで奴隷に堕とされ、肉体装飾を施された母娘は淫らな蝶となって天に舞い上がる。(約4万9千字)

10.娘の前でも絶頂してしまう肉体装飾の魔味(1612字)

「さあお出掛けですよ。シャンと立って歩かないと、生徒たちに怪しまれますぞ」

 これから校長室を出て行くことを考えると、私は慄然として腰が抜けたようになり、どうしても動くことが出来ませんでした。夏休みとは言え、校内には部活の生徒などがたくさんいるのです。

ーーこんな所を生徒に見られたら……

 後ろ手錠を嵌められ、首輪をリードで引かれる姿を絶対に悟らせるわけにはいきません。

「教頭先生。気持ち良過ぎて動けない吉野先生をエスコートして差し上げなさい」
「ああ~っっ!! あ、あ、ああん~っっ!!」
「そんないい声で泣かれたら、生徒たちがビックリしますよ」
「お、オシリは……ああ、堪忍して下さい……」
「感激です、吉野先生。お尻を撫でるだけでそんなによがって下さるなんて……」

 教頭先生が私の体を横抱きにして強引に立たせ、好色な手をすっかり性感の目覚め切ったお尻に当てがいエスコートして下さいました。するとやはり一歩踏み出す度に天にも昇る心地良い快感がズンズンと突き上げて参ります。特に教頭先生に嫌らしく撫で回されるお尻から込み上げる悦楽が凄くて、私はたちまち果ててしまい引きつった淫声を洩らしてしまいました。

「ヒッ、いくううっっ!!」
「ふふふ、生徒にバレないよう黙って気をおやりになる練習が必要ですね」
「さあ、遅れないよう付いてらっしゃい」

 とうとう校長室のドアが開くと、やはり廊下を部活の生徒たちが行き来しているようで、私は脚が竦んでしまいました。しかし校長先生は委細構わず、グイグイと首輪を引っ張りながら外で出て行かれます。

「校長先生、お早うございまーす」
「ああ、お早う」

 さっそくやや遠くから生徒たちが挨拶を掛けて来て、私は覚悟を決めるよりありませんでした。リードで首輪を引かれているのを知られないよう、出来る限り校長先生の背中に寄り添い、両手は背中で組んでいるフリをしてごまかすよりないでしょう。

「お早うございます、教頭先生」
「お早うございます」
" Good morning, Ms. Yoshino!"

ーーうあ、いくうううっっっ!!!

 そうやって覚悟を決めたところで、股間で暴走する快楽の嵐が収まるわけではありません。私は教頭先生の手に体をもたれ掛からせて廊下に歩み出た瞬間、目も眩むような強烈なアクメに襲われていました。こちらを見ている女生徒たちの視線を意識してしまうと、スリルと興奮が大きなうねりとなって全身を揉み抜き、全身全霊で変な声を出してしまわぬよう堪えると、その制約がますます私を淫らに燃え上がらせてしまうのでした。

" Good morning, Ms. Yoshino! How have you been doing? "
" Good morning...... I'm fine......"

 校内では英語で話すようにと指導している私には英語で挨拶が掛けられましたが、私は情けない小声で呟くように、言葉を発することしか出来ません。淫蝶の止まる乳首とクリトリス、そして男根型を挿入されたアソコとアナルと言う快楽源の4所責めで、体全体も声も甘く慄えおののき、女っぽくすすり泣いてしまわないのが奇跡に思われるほどでした。

「あ、ママー! Good morning! 」

ーーまりあ!!

 何という偶然か、たまたま出逢った一団はブラスバンドの生徒たちだったのです。無邪気なまりあが私の姿を見て、元気良く声を掛けて来ましたが、私はショックで凍り付き何も返すことが出来ませんでした。すると教頭先生がそっと耳打ちして来ました。

「又、気をおやりになったのですね。娘さんの前で、はしたないお母さんだ……」

 校長先生のお車までわずかの距離でしたが、私はその間に何度も激しく極めてしまい、淫蝶に加わった「股鎖」の威力を嫌と言うほど体に叩き込まれた気分です。こうして今週は、午前中校長先生のお車で怪しげな診療所のような施設に連れて行かれるのが日課となりました。


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