第54夜 トライアングル
トライアングル

 千種忠夫「蒼眸の悪魔」のオマージュ作品。魔少年をめぐる、美形の姉と同級生美少女のドロドロの「三角」関係を描く。タイトル含め「三角」がモチーフ。自分の目の前で実の姉を拘束しSM調教を施す少年を見た美少女は、嫉妬心から責めに加担してしまい、二人の美女は共に少年の性奴隷となる事を誓わされて、逃れられなくなる運命なのだった。(約2万8千字

4.彼氏の姉の危険なTバック(4245字)

「ずいぶん特製のパンツが気に入ったみたいだな。何回気をやったんだ?」
「わかんない……ああ、もう、もう、止めてお願い! 本当に頭がおかしくなっちゃう……」
「ははは、マジでこれ以上バカになっちゃ困るな。イッちまった回数も数えられないとは、算数も出来ないみたいだからな」
「あん、正彦くんのイジワル……」

 その日の放課後、人目を気にする余裕もなく正彦くんにすがり付くようにして学校から近い彼の家に転がり込み、部屋で2人切りになると、私はネットリと粘り着くような嫌らしい視線を送ってゴムパンツの辛さを訴えました。はいただけでオナニー同然の快感を覚える特製パンツにはさらに嫌らしい仕組みがあり、リモコンでペニス型とソフトイボがバイブレータとなって私の股間に襲い掛かって来たのです。斜め後ろの席の正彦くんは、私が人知れず快感に乱れる様子を楽しみながら、リモコンバイブを操って来ました。一度先生に当てられて黒板に問題の答を書いた時など、ペニス型バイブがジジジと動き始めて狼狽した私はチョークを持つ手が止まってしまい、さらにクリバイブまで動かされるとポトリとチョークを取り落として、ウッと股間を抱えてしゃがみ込み、何事かと心配そうに声を掛けて来た先生やクラスメイトたちの視線に晒されながら、これまでで最高に強烈なアクメを迎えてしまいました。あり得ないほどの短いスカートなので、しゃがんでしまった時に妙なゴムパンツしかはいていない股間まで見えていたかも知れません。

 こうして私は冗談でなく10回近い絶頂に昇り詰めてしまい、完全にヘロヘロの状態で彼の部屋にたどり着いたのです。リモコンバイブは強弱調整が出来るようで、今ゴムパンツの中はとても緩やかなバイブがジーッと掛かっています。そのため私は一思いに達することも出来ず、強烈な性的興奮状態から下りることも出来ず、蛇の生殺しのような状態で本当に頭がおかしくなってしまいそうでした。

「脱いだパンツを寄越せ」
「……これ」
「ガビガビだな。麻美のまんこのニオイがするぜ」
「イヤッ! そんなの、捨ててちょうだい……」

 彼はいつも向かい合わせで座って勉強する小テーブルの上に、私の汚れたショーツをこれ見よがしに置いてしまったのです。

「よし、勉強会を始めるぞ」

 彼は私が嫌がってもどこ吹く風と言った様子で取り合ってくれず、数学の勉強の準備を始めました。私も観念して彼の正面に正座で座りましたが、下半身を襲っている2つのいたたまれない感触に懊悩は深まるばかりです。

ーーアソコとクリが、トロけちゃいそうに気持ちいい、又イッチャイそお!……オシリが痒い! ああ、何とかして……

 特にずっとウズウズと猛烈に疼き上がりながら何の刺激も与えられないアナルの窮状は深刻でした。淫らな体に調教されて、他の箇所なら正彦にはしたないおねだりをするのも平気な私でも、オシリの穴を弄ってだなんて羞ずかし過ぎてとても言えません。同じように薬で疼き刺激の与えられないおっぱいの方は、授業中机に突っ伏して密かに手で揉み上げ、指で乳首を転がして快感を貪ったおかげで、今ではあらかた痒みが治まっていましたが、アナルだけはどうにも出来ずにここまで来てしまったのです。

「おい、ちゃんと考えてるのか! 簡単な三角関数の応用じゃないか……」

 ああ。私は三角関数が大の苦手で、サイン、コサイン、タンジェント、なんて聞いただけで気分が悪くなってしまうんです。今過激なミニスカに包まれた下半身を遅う強烈な欲情に悩まされた状態で、数学の勉強など頭に入るわけはありません。 

 その時部屋をノックする音が聞こえ、私はビックリしました。正彦くんのお父さんはお医者さんで、お母さんは薬剤師ですが、彼の部屋に顔を出されたことは一度もありません。夕方から数時間、彼の部屋を訪れる人はいないことがわかっているからこそ、私たちは勉強会の後愛の営みに耽っていたわけですが。

「失礼します」

 そう涼しげな声で茶菓子を盆に乗せて入って来たのは、まだ若い女性でした。

ーー綺麗な人……

 その女性は今時珍しい漆黒のロングヘアを肩の長さで切り揃えていて、思わず見とれてしまうほどの日本的な美女です。ゆったりした黒っぽいホームウェアでしたが、和服が似合いそうな人だと思いました。

「姉貴だよ」
「あ、あの、中塚麻美です。いつも正彦くんに勉強を教えてもらっています……」

 彼は1人っ子だとばかり思っていた私は、慌てて初めてお目に掛かったお姉さんに頭を下げました。そしてある致命的なことに気付いたのですが、どうしようもありません。

ーー私のショーツが、テーブルの上に……

「正彦の姉の恭子です。こちらこそ、いつも正彦がお世話になっております」

 お姉さんは彼と歳が離れているようで20代後半くらいに見えましたが、弟のガールフレンドに対するものとは思えないほど礼儀正しく、畳の上に三つ指をついて挨拶されて、私の方が恐縮してしまいました。

ーーお姉さん、凄い巨乳……

 そしてその時どうしても目に入ってしまったお姉さんのふくよかな胸の谷間の立派さに、私は同性なのにドギマギしてしまいました。申し訳ないのですが、私はお姉さんの醸し出している過剰なまでの女のフェロモンを感じ取り、姉と弟という関係なのに、正彦くんと意味深げに目配せする様子に不自然なものを本能的に感じていました。すると正彦くんはとんでもないことを言い出したのです。

「姉さん、悪いんだけど下着を貸してやってくれないか」
「下着って……」

 驚いた様子の恭子さんに、正彦くんは何とテーブルの上に置いていた私の汚れショーツを手に取って言いました。

「彼女、ちょっと事情があって下着をこんなに汚してしまったんだ。ノーパンじゃ帰れないからさ……」

 一体何てことを言ってくれるのでしょう。常識外れもいいところで、正気の沙汰とは思えませんでした。

ーーアン、い、イヤあ~っっ!!

 私が何ともいたたまれない思いでいると、正彦くんの悪戯でしょう、リモコンバイブがにわかに振動を強めて来ました。はしたな過ぎる私の超ミニスカを注視しているに違いない恭子さんの目の前で、どんどん突き上げて来る素晴らしい快感は抑え難く、私はもうどうにでもなれとバイブの振動に身を任せてしまうよりありません。

 そして恭子さんは、相変わらず礼儀正しい態度を崩さず彼の異常な頼みに答えました。

「わかりました。少々お待ち下さいね、麻美さん」

 私は唖然として何も言えず、茶菓子を置いた恭子さんがそそくさと部屋を出て行くのをただ見送るばかりでした。

「又気をやったのか、姉貴の前で。お前は本当に、どうしようもない淫乱だ」
「正彦くん、ひどい人……」
「麻美がイッたのを隠す顔は最高だな」
「どうして下着なんか……」

 お姉さんの前で女の恥を晒させてしまう正彦君に恨み言を述べたつもりでしたが、私の声は甘くしゃがれており、嫌らしい女の媚態のように聞こえてしまったでしょう。そして彼に「イキ顔」をほめられると、ますます胸がキュンとなってしまいます。恭子さんにショーツの替えを頼んでしまう破廉恥さを問い質そうとしても、彼ははぐらかして何も答えてくれず、お姉さんのことを話し始めました。

「姉貴はさ、出戻りなんだよ。離婚して、この間からうちに帰って薬局の手伝いをやっている」
「お姉さん、凄い美人ね」
「ははは、妬いてるのか、麻美」

 妬いてるのか、と言う正彦くんの言葉はただの冗談ではなさそうでした。どうして彼はそんなことを言うのでしょう。実のお姉さんに私が嫉妬する理由などないではありませんか。

ーーやっぱり正彦くん、お姉さんと……

 頭脳明晰でクールな正彦くんは、男女のことになると、常人にはうかがい知れない人です。皆から羨望の目で見られる人並み外れた容姿の私を冷たくあしらい、かえって彼から離れられなくしてしまった正彦くんなら、実のお姉さんと男女の関係を持ってしまうことも、ありそうなことに思われるのです。いえ、間違いありません。わざわざガールフレンドを連れ込んでいる自分の部屋に顔を出させ、下着の話などを平気で持ち出すやり方からして、彼と恭子さんはきっと道ならぬ関係にあるのです。

ーー私に妬かせようとしてるんだ……恐ろしい人……

 私だけではありません。反対に恭子さんにも私のことを意識させて、実のお姉さんに嫉妬の炎を燃やさせようとしているのです。三角関係にある女同士の気持ちを弄んでしまおうと言う正彦くんは、天性の女泣かせなのでしょうか。そんな正彦くんの思惑がわかっても、彼の魅力に取り憑かれた私には、恭子さんに敵愾心を持ってしまうのをどうしようもありませんでした。

「お待たせしました。このような物でよろしければ、どうぞお使い下さい、麻美さん」

ーー一体、どういうつもり? そんなパンツ、あり得ない……

 恭子さんが持って来たのは、和風美人の彼女のものとは信じられない、下品なショッキングピンクのTバックショーツでした。人工的な感じのする微笑みを浮かべた恭子さんが、まるで私に話し掛けて来ているような気がしました。

ーーそんなえっちなミニスカをはいてるエロ娘には、こんなパンツがお似合いよ……

「姉貴がこんなTバックを持ってたとはな。驚いたよ……」

ーー正彦くん、もうお姉さんのことなんか話さないで!

 恭子さんがピンクのTバックを渡す替わりに、私の汚れショーツを持って部屋を出ていくと、正彦さんはそのヒモだけのように見える下着を手に取って言いました。彼は和風美女のお姉さんがそれを身に着けている姿を想像しているのでしょうか。悔しいけど、私も恭子さんのピンクTバック姿が脳裏に浮かんで、さぞかし魅力的であろうと思ってしまいました。

「お前に似合うかな」
「ううん。私なんか……」

 私は心にもないことを口にしました。和風で清楚な美女の恭子さんも、はしたない下着とのギャップが映えると思いますが、彼女に負けない色白で大柄の、よくフランス人形みたいだと褒められる私には、もっと良く似合うと思うのです。

ーーミニスカの下にピンクのTバック……

 今私がはいてるセーラー服の超ミニスカートで、ピンクのヒモみたいな下着をチラつかせたら、きっと物凄くえっちでしょう。今日露出のアブない快感に目覚めてしまった私は、そんな妄想をたくましくしてしまう有様でした。でもそんな妄想に耽っていると、私は忘れていた激しい感覚に突き上げられて、恭子さんが部屋を去るなり必死で口走りました。


続く→トライアングル 5.浣腸されながらフェラチオ奉仕

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