おんな准教授《集団暴行》 由紀かほる


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由紀かほるベスト・セレクション第13弾。

初出「女子校生《調教レイブ》」として、でじたる書房より2010年3月発売。既に販売終了。

この度、AmazonKindle版のために全編をアップデートし、さらにリライトを行った。536枚。

「女豹は夜の狩人」のディテールを採用しながら、物語性より濡れ場をクローズアップして、徹底的にそのエキスを抽出したハードバイオレンス作品。

《あらすじ》

東邦体育大学・体育健康科学の准教授・長谷見璃子。
類い稀なる運動神経で格闘技の達人でありながら、その抜群のプロポーションと知的な美貌で、学内の銘花として名高い。

ある日、璃子のもとに一通の手紙が届く。
「恋人だった星川吾郎の死は、事故死に見せかけた他殺だ」
璃子の脳裡に七年前の悪夢が甦った。

当時、東邦大学ラグビー部の監督、星川吾郎と女子大生の璃子は恋人関係にあった。
星川とのデートの直前、璃子は見知らぬ三人組に車で拉致され、レイプされた。
怖ろしい暴力と凄まじい責め、その後の三人がかりの凌辱によって、璃子は女としてもっとも避けねばならない、禁断の喜悦を味合されたのである。
解放された後、璃子の元には警察から、星川が交通事故で死んだと云う連絡が入った―

手紙を貰ったその日、璃子は送り主の笹崎と逢う決断をする。
笹崎は三人組の名前を告げた。
「一人は守金、一人は亜久根、そしてもう一人は三谷翔太だ」
三人目の名前を聴くなり、璃子はあまりの衝撃に言葉を失った。
三谷は東邦体育大学の理事長の息子で、同僚の教授だった。
しかも、その三谷たち三人組こそが、あの日、璃子をレイプした犯人だったのだ・・・

璃子は自ら事件の真相を解き明かすべく、調査に乗り出す。

一方、その動きを察知した三人組は、璃子と姉妹のように仲のよい星川の従兄妹で女子校生の星川小夜子にも、毒牙を剝いて襲いかかっていく。

連続する妥協なき過酷な暴行と凌辱―

卑劣な男三人を厳しく糾弾して、立ち向かう真摯で一途な二人、准教授の璃子と女子校生、小夜子。

その二人の美女の健気な肉体と心を、悪魔のような三人の男たちは、微塵の躊躇いもなく、徹底的に蹂躙していくのだった。


☆これは初読だったが、原題に惹かれ、由紀かほる作品では珍しい女子校生の調教を期待して読んだ。内容的にはやはり准教授がメインヒロインであったが、サブヒロインの女子校生も性調教の対象となっており、2人を強制的にレズらせる場面はとても楽しい抜き所であった。二穴バイブ付き貞操帯や芋茎による痒み責めなどは個人的なツボであり、マンネリであっても私にとっては嬉しかった。
 が一方、肉体的な暴力によって痛み付けられた女性が、それによって異常に性的興奮を促されてしまう、と言う描き方は、嗜虐嗜好の男性にはいいだろうが、私の趣味からは外れるものであった。賛否の分かれる部分と思う。又、ラストが少し尻切れトンボに感じたのも事実。


 


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