☆この小説は「羞恥の風」のとっきーさっきーさんより投稿して頂いたものです。著作権はとっきーさっきーさんが持っておられます。

とっきーさっきー作 貧乳なおっぱいですが揉んでくれますか?貧乳なおっぱいですが揉んでくれますか



【登場人物 紹介】

【美紗(みさ)】

本作品のヒロイン。あと3週間で17才になる現在16才の女子高生。
セミロングな髪が似合う美少女だが、突飛な行動で周囲を驚かせることも。
胸が小さいことで、密かに悩んでいる節が……


【山際太一(やまぎわ たいち)】

平凡な二流企業に勤めるサラリーマン。28才、独身。
優柔不断な性格の上に思い込みが激しく、極端なマイナス思考な性格。
些細な出来事も『不幸』と『不運』に関連付け、その挙句、女占い師を頼ることになるのだが……


【女占い師】

某駅前にある占いの館内に店を構える女性占い師。推定年齢20代前半。
アラビアのお姫様を連想させるセクシーな衣装を纏い、『乳揉み占い』という風変わりな占いをしている。
人生に悲観する太一に、あるお告げをするのだが……


【アケミ】

推定年齢24才のキャバクラ嬢。
駅前で、占い師に命じられた行為を実行する太一と知り合い、そして……


第1話 嘆きの貧乳少女&乳揉み快感占い(3546字)



【とある高校の、とある教室で……】

担任の教師は、必要事項だけを淡々と伝えた。
そしてクラス委員が号令をかけた。
教室の中を35人の若々しい挨拶が拡散し、その日の授業を締め括るHRが終わった。

教師が去り、ざわざわとした喧騒が戻ってきた。
机の中の物を通学バッグに押し込み、さっさと帰り支度をするクラスメイト。
今から始まるクラブ活動に備え、ここが体育館か何かのように、ストレッチに余念がないクラスメイト。
取り留めのない話題に黄色い歓声をあげ、時に囁き合う、クラスメイトの姿も。

そんな中、一人の女子生徒が硬い表情のまま席に着いていた。
何も置かれていない机をじっと見下ろし、時折深い溜息も吐いている。

「ねえ、美紗。帰らないの?」

「う、うん……ちょっとね」

クラスのアイドル。クラスのマスコット。
愛らしい美少女で、物怖じしない明るい性格。
まるで教室の真ん中で咲き誇るヒマワリのような彼女だが、その日ばかりは違った。

話しかけて来たクラスメイトに曖昧な返事を返すと、ぎこちなくバッグを開ける。
きちんと詰め込まれた教科書とノートと、その他文房具類。
几帳面だからこそ生まれた僅かなスペースに腕を突っ込むと、何やらモゾモゾとさせている。
俯かせていた視線を引き上げて、キョロキョロと走らせて、バッグに埋めた右手を更に奥深くへと……

「おい、どうだった? 例のやつ」

「まあ、良かったぜ。でもなぁ、メインの女がちょっとな……」

その少女の背中が小さく震えた。
窓際の席を陣取る数人の男子生徒の会話に、片方の耳だけが鼓膜の神経を過敏にさせて……

「ああ、そういうことか。あの女優、可愛い顔してるけどさ、脱いだらな……」

「そう、服を脱いでアレじゃ、ちょっとな」

バッグの中の指先が、手触りの良い紙質に触れた。
片側の鼓膜だけに任せられなくなり、身体の重心を窓際の方に傾けて、何気ない素振りで顔の向きも明るい陽射しに向けて、少女はその紙を摘まみ上げていく。
淡い桜色をした横長な封筒の角を、ちょっぴり汗ばんだ指の腹と腹に挟ませて、バッグの入り口まで壊れモノを扱うように慎重にそっと……

「やっぱ、胸が大事だよな」

そんな少女の指が止まった。
封筒を封印させる真っ赤なハートのシールを、半分だけ覗かせたまま全身の筋肉を硬直させていた。

「俺ってさ、思うんだよな。顔の方はイマイチでも、オッパイはそれなりじゃないとな。深い谷間があって、歩くたびにタプンタプンって揺れてるみたいなやつ。くぅーっ! そんなオッパイをモミモミしたいよな」

「お、おい……声がでかいぞ」

男どうしだからこそ盛り上がれる下品な会話。
大抵の生徒が聞き流し、或いはクスクスと笑い、それが有り触れた放課後のひとコマのはずで……

グシャ……!

紙が潰れる音がした。
姿を現しかけていたピンクの封筒が、バッグの底へと押し込められていた。
無残なほどクシャクシャにされて。

「深い谷間……タプン、タプン……」

少女は呟いていた。
放心したような眼差しを真下に向けて、ブレザーの制服に覆われた彼女自身の胸元を見つめていた。





【とある駅前のとある路地裏で……】

災難、不運、厄難、悲運、ついでにアンラッキー。
負を呼び起こす熟語と単語を全身に纏いながら、男は席に座っていた。
一切の光を通さない、ミステリアスで妖しげな黒幕に囲まれた狭い空間で身を固くしていた。

「ンンッ、今少し……ほぉっ、はあぁっ!」

紫色をした布が掛けられた机を挟んで、女が踊っている。
昔、絵本で見たことのあるアラビアンナイトのお姫様のような衣装を振り乱しながら、激しく舞い踊っている。

「ひぁぁっ、ハッ!」

「ひぃっ……!」

鼻から口元を薄いベールで覆った女が、突然奇声を発した。
パイプ椅子に浅く腰掛けていた男がその声に驚き、短く悲鳴を上げた。

腰をくねらせ、煌びやかな刺繍の施された腰布がスルスルと持ち上がっていく。
肉付きの良い太腿が根元付近まで露わにされる。

「み、見えてきおったぞ! おぬしに取り憑く災いが……」

息を弾ませた女が、突然踊りを止めた。
おっかなびっくり、それでも机の上にまで身を乗り出した男に、彼女は意味有りげな眼差しを送ると、これも占い儀式の一環なのだろうか?
腰布と共に金銀の糸で飾られ、ブラジャーと上着を兼用させたセクシーな衣装を捲り上げたのだ。
ポロリと表現したくなるような、見事の乳房が露わにされた。

「はあぁ……すごい……」

男は感嘆の声をあげた。
これまでに触れたことも、それ以前に目にしたこともないような美しく整ったバストに、陶酔した表情まで見せる。

「ンンッ! フゥゥムゥッ……!」

そして更に祈っているのか? それとも……?

女は、自らはだけさせた乳房を揉み始めた。

胸の奥に溜まった空気を、焦がすように吐き出させながら。
顔の下半分を覆う紫のベールを、魅惑的にハラハラと揺らせながら。

「んふはぅ……ふむぅっ……」

節の無いツルリとした女の指が、胸の膨らみに喰い込んでいた。
突き立てては絞り上げ、まるでゼリーのように柔らかな乳肉を自在に歪ませていた。

「はあ、はぁ……ゴク、ゴク……」

男は机の上で、かぶり付きのポーズを取った。
黒目を視界の上端に寄せて、興奮気味な息を吐いた。
口の外にまで溢れてきそうな唾液を、喉を鳴らして呑み込んでいた。

「はあぁ、ふはぁ……女じゃ……」

「女……?」

いつしか彼女は喘いでいた。
甘い鼻息を吐きながら、呻くような彼女のつぶやきに、男が反応する。

「んふ、ああぁぁ……その女とぉ、おんなとぉ……」

「女と……おんなと……」

指の動きが早くなっていく。
暴力的なほど荒々しくなっていく。

女は全身をくねらせた。
男を誘う卑猥なダンスまで披露させながら、形良く整ったバストを力任せに揉みあげる。
押し潰しても跳ね返る弾力に満ちた乳房を、ついにはねじ伏せるように掴んだ。

「ひはぁっ! まぐ合うのじゃ……女とぉ、おぬしがぁ……はぁっ、交尾するのじゃ……」

「ま、まぐ合う? こ、交尾……?」

「そうじゃ……んんふっ、おぉ、己から導いた運命に従い……女と巡り合い……あは、はぁぁっ」

幾つものキーワードが、女の嬌声と共に響き渡る。
男はその都度つぶやき、大きく頷いてもいる。

「はぁ、うふっ……おんなはぁ、おっぱいを……ああぁ、おぬしがぁ、おっぱいを……」

「えぇっ! な、なんで?!」

女の目は欲情して潤んでいた。
その眼差しを男に送り、乳房を揉みしだいていた片腕を伸ばしてくる。
そして、咄嗟のことに驚く男の腕を掴むと自らの胸に誘った。

「おぉ、お主の手で妾を……あはぁ、妾のおっぱいを揉み……んん、昇らせるのじゃ」

男の腕を導いた女の指が、貼り付かせたままの手の甲を押した。
汗を滲ませた手のひらが、グンと沈む。

「やぁ、柔らかくて、きもちいい」

ムニュムニュとした女の乳肉特有の感触に、男は上ずりの声を吐いた。
その感触を更に深めようと、今度は男の意思で指を使う。
5本の指の全ての関節を曲げると、ほぐされて熱を帯びた乳房を掴んだ。
上気させた目を、薄紅色に染まったふくよかな果実だけに集めて、夢中で揉み潰していく。

「ああぁっ、そうじゃ、その手触りを……はひぃ、忘れるでないぞ……その乳房を持ったぁ、ふあぁっ、女とぉ……交わるのだ」

「こ、このおっぱいをした女と……この感触をした女と人と……セックス……」

女の身体がウネウネと揺らいだ。
女の呼吸が、過剰に激しくなった。

女はギュゥギュゥと片方の膨らみを絞り出し、その先端で尖らせた乳首を摘まんだ。
もう片方の乳房は男の指に委ねたまま、女としての極みを曝け出していく。

「うはぁ、ああぁぁっっ! イク、イックゥ……ひあぁぁっっ!!」

「ううぅっ……はあぁぁっっ!」

占い部屋の小さな空間に、甘美な女の絶叫がこだまする。
同時に客である男の、後ろめたい呻きの声も……

女占い師の頭が後方へ倒れ込み、それを支える両肩が何度も弾んだ。
背中のラインを弓状に反らしたまま、蕩けるほど揉みしだいた乳房を跳ねさせた。

胸の愛撫のみで絶頂を晒したのだ。
『胸揉み占い』の看板通りに、女占い師は自らの胸を刺激し、胸内に奏でられるお告げの台詞を、喘ぎながら口にした……のかもしれない。

若干28才にして、己の半生を不幸と不運で解釈する男は、よろけながら腰を上げた。
不覚にも、女の絶頂と共に射精し、急速に冷えてきたズボンのフロントを意識しながら、上着のポケットから財布を取り出した。

「本日は当占い部屋をご利用いただき、ありがとうございました。消費税込みで5400円になります」

たわわに実った乳房を覗かせたまま、若い女占い師は営業スマイルを浮かべた。
男の手から差し出された1万円札を受け取ると、慣れた手付きで釣銭を返却する。

「あなたの明日が、幸運に輝きますように♪」

へっぴり腰の男はドアを開けた。


続く→貧乳なおっぱいですが揉んでくれますか? 第2話 お嬢さんのおっぱいを揉ませてください

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