こんにちは、二次元世界の調教師です。私、実は高校教師だった時代に、将棋部と演劇部の顧問をやっており、高校生向けの創作演劇を多数、web上で公開しています。10年以上たった今でも、年に数回上演許可依頼を貰う事があり、男一人芝居と言う、希少価値のある脚本「夕陽のあたる教室〜俺たちの応援歌」の上演許可依頼が来ました。
これはもともと「夕陽のあたる教室」と言う女一人芝居で、関東ブロック大会で準優勝した、私の出世作なのですが、男に書き換えてくれ、と頼まれて書いたもの。長いんですが、冒頭を紹介したいと思います。
と言う感じで小一時間続きます。一人芝居に挑戦する高校生を、陰ながら応援しています。
これはもともと「夕陽のあたる教室」と言う女一人芝居で、関東ブロック大会で準優勝した、私の出世作なのですが、男に書き換えてくれ、と頼まれて書いたもの。長いんですが、冒頭を紹介したいと思います。
「夕陽のあたる教室〜俺たちの応援歌」 作
〔キャスト〕♂1人 ♀ 鈴木健一・・・高校3年生
やかましいセミの鳴き声。
真夏の太陽が差し込む誰もいない学校の教室。
後ろの黒板に大きな文字で「めざせ甲子園」と書いてあり、その他色とりどりの小さな文字や絵が描いてある。
しばらくしてから大きなバックパックを背負った鈴木健一がドアから教室に入ってくるとタオルで顔を拭く。
「ふわあー。
こりゃマジ蒸し風呂だな〜」
ぐちゃぐちゃに進路関係の本や教科書類や辞書などが突っ込まれている書棚の中からうちわを見つけてとると、体中あちこちをしきりにあおぐ。
「はあ、あっぢい・・・
疲れたあ!」
カッターシャツをはだけてあおいだりする。
しきりと鳴いているセミの声にむかついて、書棚にケリを入れながら
「ミンミン、うるっせーんだよ!」
しかし、セミは健一をあざ笑うかのようにますますやかましく鳴き始める。
健一は床にべちゃっと座り込んでしまい
「あっぢー!」
そこへ携帯電話の呼び出し。
健一、面倒くさそうに出る。
と言う感じで小一時間続きます。一人芝居に挑戦する高校生を、陰ながら応援しています。
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