☆この小説は「愛と官能の美学」のShyrockさんより投稿して頂いたものです。著作権はShyrockさんが持っておられます。

shyrock作 悪夢のナースコール
悪夢のナースコール














第5話 “舐豆”

 指による愛撫すらままにならない川島老人の様子を窺っていた山口が、親切にも川島老人の手をつかみ衣葡の股間へと導いてやった。
 震えながらではあったが指は何とか秘所に到達し、川島老人は久しぶりの感触に喜びを隠し切れない様子であった。
 その動きは見違えるように早い。
 やはり若くて美しい女性は回春の特効薬なのだろうか。

「ふんがふんが、気持ちいいのお……ふぉっふぉっふぉ…この柔らかい感触、久しぶりじゃあ……」

(うぐぐっ…)

 衣葡は腰をよじって逃れようとするが、山口たちに押さえられていて思うように動けない。
 川島老人の愛撫は若い男のそれとは違って、実に弱々しいものであった。
 ただし弱々しくはあるが昔取った杵柄か、指使いは堂に入っており的確にツボを攻め立てた。
 鳥の羽根でかすっただけでもすぐに反応してしまうのが女の身体。
 処女ならともかく、人並みに性経験のある衣葡ならその効果は絶大といえる。
 ましてや陰毛を全て剃り落とされ、敏感な個所が露出していればなおのこと。

 川島老人は震える指をクリトリスに宛がい擦り始めた。
 両脇を男たちに固められのけ反ることのできない衣葡は、まともに川島老人の愛撫攻撃を受けてしまった。
 性に浅い男性は愛撫時つい指に力が入り過ぎてしまい女性を痛がらせる傾向があるが、老人の愛撫は力強さが皆無でありその弱さゆえに早々に衣葡を快楽道へと導く結果となってしまった。

(うぅぐっ……うぐぐぐ~~~っ……!)

「あれ?衣葡さん感じてねぇ?川島爺さんってエッチ上手いんだ~」

 意外とも思える衣葡の反応に、山口は驚きの表情を隠し切れない。

「何年経っても指先はちゃんと憶えているのさ。おい、山口。それはそうとぼちぼち爺さんのおしゃぶりタイムだぜ。のんびりしてたらすぐに時間がなくなっちまうぜ」

 衣葡は一旦川島老人の指から引き離されたが、息をつく暇もなく次の指示が下された。

「おい、看護師さんよ、爺さんの顔面に跨りな。そんでもってあんたのスペシャルジュースをたっぷりご馳走してやるんだ」

(うぐっうぐっ…!)

 衣葡は顔を横に振って嫌がる素振りをみせると、

「俺たちの命令には逆らうなって言ったろう?逆らうとマジで怪我するぜ。いいのか?」

 と凄んで見せる内田。衣葡の瞳から大粒の涙がこぼれ落ちても全く動じる気配がない。
 山口に背中を突かれてさらに膝立ちで前に進む衣葡。
 眼下には舌舐めずりをする川島老人の唇がある。
 割れ目を食い入るように見つめている。
 内田がクレーンの荷を操るように煽り立てる。

「もう少し前だ。もうちょっと右。そうそう、その位置でいい。そのまま腰を下ろしてオマ○コをしっかりと爺さんに吸ってもらいな。だがあんたが興奮して爺さんの首の上に乗らねえようにな。窒息して死んじまったらあんたの責任になるぞ。いいな」
 理不尽な言葉を平然と浴びせ続ける内田だが、衣葡としては従うより他になかった。

 川島老人は犬が匂いを嗅ぐ時のように鼻をクンクンさせている。
 牝が発散させる艶めかしい香りを懐かしむかのように。

 次の瞬間、衣葡が目を閉じて腰を沈めた。
 ついに陰唇が川島老人の唇と密着した。
 川島老人は無我夢中でしゃぶりつく。
 衣葡は川島老人にまたがっているため、自然と秘所は拡がり、舌はその内部までも舐めあげた。

(ペチョペチョペチョ……ペチョペチョペチョ……)
「うぐぐっ!ううぐっ~~~!」

 ピンク色の肉襞を舐められて、そのおぞましさに悲痛な叫び声をあげるのだが、口を封じられていて声にならない。
 内田は陰核を包む皮を指で拡げ、川島老人がしゃぶりやすいようにしてやった。
 剥き出しの陰核に舌が這いまわり唾液まみれになってしまう。

(ベチョベチョベチョ!ベチョベチョベチョ!)
「ぐぅ~~~~~!!」

 腰をよじって懸命に逃げようとする衣葡の腰を左右から押さえつける。

「うぐうぐうぐぐぐ~~~っ!」

 陵辱を拒みたいが、変に逆らうと内田が何をするか分かったものじゃない。
 川島老人に舌でなぶられ、両横からは男たちの手が伸びてくる。
 乳房を揉まれ、親指でコリコリと乳首をいじられ、逃れる術がない。
 衣葡は頭の中が真っ白になってしまい、 陵辱されているのに奇妙な快感を感じている自分にまだ気づいていなかった。

 川島老人の舌は器用に柔肉を拡げ、亀裂の中央に潜り込んだ。
 舌をすぼめ秘孔に挿し込もうとしている。
 十分に挿し込めないと分かると、亀裂全体を舐めまわし、溢れ出る愛液を上手そうに啜り始めた。

(チュ~チュ~、ジュルジュル~……)

「ふんぐっ!ふぐぐぐっ!」

 川島老人に作為はないのだろうが、実に卑猥な音を立てている。

 その時、突然山口が奇声を発した。

「すげ~~~!な、なんと!爺さんの股間がすげえ盛り上がってるじゃん!」


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続く→悪夢のナースコール 第6話 “凌辱”


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