お早うございます、二次元世界の調教師です。昨日もアクセス好調で、PV5000に少し足らず。このくらいを維持したいものです。
さて、上巻の時点で、抜群に面白かった「海辺のカフカ」。下巻も読み終えたので、感想を書きました。

さて、上巻の時点で、抜群に面白かった「海辺のカフカ」。下巻も読み終えたので、感想を書きました。

☆読み終えての感想は第一に、謎めいた象徴的表現が多用され、文学研究のし甲斐がありそうな作品だな、と言うものだった。もちろん、私は研究者ではない。一読者の立場で言えば、とにかく読んでいて楽しく、詩情溢れる文章に酔った。
ストーリーを一言で片付けると、少年が父を殺し、母や姉と交わる話なんだけど、かなり初めの頃に明かされる父の予言通りで、余計な事に紛らわされなければ、素直にスト-リーを追えると思う。あえてそう書いてるのだろうが、主人公の少年は、ほとんど印象に残らないキャラ。その代わり、脇役が非常に魅力的で、印象に残る。ナカタ老人、ホシノ青年、大島さん、さくらさん、皆印象的だったが、やはり白眉は、佐伯さん。15の少女の面影を残す、魅力的な50代の女性で、ストーリー上のキーパーソン。少年が彼女に恋をし、求め合う様が美しく描かれ、その後の結末も、美しく詩的であった。
ミステリーのような書き方で、スリリングな展開は、非常にエンタメ度が高い。そして、出会いと別れがドラマチックかつ詩的に表現されて、読後に強い余韻が残った。個人的な嗜好では、今まで読んで来た中で、村上春樹作品のベストに推す。
コメント