☆この小説は「愛と官能の美学」のShyrockさんより投稿して頂いたものです。著作権はShyrockさんが持っておられます。
shyrock作 加奈子 悪夢の証書

shyrock作 加奈子 悪夢の証書

第3話
加奈子は見る見るうちに青ざめていった。
それもそのはず、契約書の第6条に、夫が契約に違反すれば加奈子を相手方に30日間任せると言う無理非道な記載があった。
しかし、それはあくまで夫が契約に違反していたら、の話ではあったが。
加奈子は声を詰まらせながら阿久原に尋ねた。
「こ、この契約書、本当に夫がサインしたのですか?」
「これは異なことをおしゃる。まるで、私らが勝手に契約書をねつ造したみたいに聞こえますがな。」
「いいえ、決してそんな意味で言ったのでは・・・」
「そないに聞こえましたけどなあ。契約書にはちゃんとご主人が自分で実印を押してはったし、おまけに印鑑証明ももろてますんやで。」
阿久原はそう言って加奈子をじろりと見た。
「私もあんまりきついこと言いたないんですけどねえ。ご主人を亡くしはってまだ間ぁないし、ご主人の借金のこと聞いて、奥さんも気が動転したはるやろしなあ。
せやけどこっちも商売ですし、ちゃんと伝えとかんとあきまへんからなあ。ごほん。で、借金の件ですけど、ご主人は今年の4月以降1円も返済してくれたはれへんのやけど、奥さん、これ、どないしはるつもりですねん?」
「えっ!返済が滞っているのですか!?」
「はい。私らも困ってますねん。4月から今日までで6ヵ月経ってるから、元金だけでも合計で600万円の滞納になるますんや。それに利息と延滞利息も合わせて払ろてもらわなあきまへんのや。」
「い、いつまでにお返しすればいいのでしょうか・・・」
「いつまでと言われても、もう期限過ぎてるますよってになあ。」
「何とか返します!出来るだけ早く返します!」
「金を返すだけではあきまへんのや。」
阿久原は淫靡な笑みを浮かべた。
「ではどうしろと言うのですか?」
加奈子は泣き出しそうな表情になっていた。
「簡単なことですわ。契約書に書いてあることを履行するだけのことで。」
阿久原は嫌味な笑みを浮かべながらそう告げると、突然、加奈子の乳房を洋服の上からわしづかみにした。
「きゃっ!!」
加奈子は思わずうしろにのけぞった。
ところが、次の瞬間、何者かが加奈子を抱きかかえ、羽交い絞めにした。
「な、何をするんですか!!やめてください!!」
うしろから加奈子を羽交い絞めにしたのは、阿久原に同行してきた男性園木だった。
すごい力で加奈子を締め上げた。
「い、痛い!やめてください!乱暴はやめて!!」
「奥さん、おとなしくしてたら手荒なことはしないから、社長の言うとおりにした方が利口ですよ。僕も別に奥さんに危害を加えるつもりは毛頭ありません。ふふふ」
園木が加奈子を押さえつけながら、耳元でささやいた。
まだ若いがどすの効いた声で背後からささやかれて、加奈子は震え上がった。
次の瞬間、園木は加奈子の前方に廻りこみ、手際よく茶色いロープで加奈子の手首を縛ってしまった。
ロープはおそらく予め準備していたのだろう。
「な、何をするの!?」
「ふふふ、少しの間、窮屈だろうけど大人しくしててもらいます。」
「そ、そんなぁ・・・」
園木はそう言いながら加奈子の手首をしっかりと結んでしまった。
加奈子は手首を揺すり外そうと試みたが、ローウは頑丈に縛られててびくともしない。
阿久原が満足そうな顔でにやにや笑っている。
「園木。奥様を天井から吊るしてあげなさい。」
続く→加奈子 悪夢の証書 第4話
戻る→加奈子 悪夢の証書 第2話
加奈子 悪夢の証書 目次
投稿小説一覧
加奈子は見る見るうちに青ざめていった。
それもそのはず、契約書の第6条に、夫が契約に違反すれば加奈子を相手方に30日間任せると言う無理非道な記載があった。
しかし、それはあくまで夫が契約に違反していたら、の話ではあったが。
加奈子は声を詰まらせながら阿久原に尋ねた。
「こ、この契約書、本当に夫がサインしたのですか?」
「これは異なことをおしゃる。まるで、私らが勝手に契約書をねつ造したみたいに聞こえますがな。」
「いいえ、決してそんな意味で言ったのでは・・・」
「そないに聞こえましたけどなあ。契約書にはちゃんとご主人が自分で実印を押してはったし、おまけに印鑑証明ももろてますんやで。」
阿久原はそう言って加奈子をじろりと見た。
「私もあんまりきついこと言いたないんですけどねえ。ご主人を亡くしはってまだ間ぁないし、ご主人の借金のこと聞いて、奥さんも気が動転したはるやろしなあ。
せやけどこっちも商売ですし、ちゃんと伝えとかんとあきまへんからなあ。ごほん。で、借金の件ですけど、ご主人は今年の4月以降1円も返済してくれたはれへんのやけど、奥さん、これ、どないしはるつもりですねん?」
「えっ!返済が滞っているのですか!?」
「はい。私らも困ってますねん。4月から今日までで6ヵ月経ってるから、元金だけでも合計で600万円の滞納になるますんや。それに利息と延滞利息も合わせて払ろてもらわなあきまへんのや。」
「い、いつまでにお返しすればいいのでしょうか・・・」
「いつまでと言われても、もう期限過ぎてるますよってになあ。」
「何とか返します!出来るだけ早く返します!」
「金を返すだけではあきまへんのや。」
阿久原は淫靡な笑みを浮かべた。
「ではどうしろと言うのですか?」
加奈子は泣き出しそうな表情になっていた。
「簡単なことですわ。契約書に書いてあることを履行するだけのことで。」
阿久原は嫌味な笑みを浮かべながらそう告げると、突然、加奈子の乳房を洋服の上からわしづかみにした。
「きゃっ!!」
加奈子は思わずうしろにのけぞった。
ところが、次の瞬間、何者かが加奈子を抱きかかえ、羽交い絞めにした。
「な、何をするんですか!!やめてください!!」
うしろから加奈子を羽交い絞めにしたのは、阿久原に同行してきた男性園木だった。
すごい力で加奈子を締め上げた。
「い、痛い!やめてください!乱暴はやめて!!」
「奥さん、おとなしくしてたら手荒なことはしないから、社長の言うとおりにした方が利口ですよ。僕も別に奥さんに危害を加えるつもりは毛頭ありません。ふふふ」
園木が加奈子を押さえつけながら、耳元でささやいた。
まだ若いがどすの効いた声で背後からささやかれて、加奈子は震え上がった。
次の瞬間、園木は加奈子の前方に廻りこみ、手際よく茶色いロープで加奈子の手首を縛ってしまった。
ロープはおそらく予め準備していたのだろう。
「な、何をするの!?」
「ふふふ、少しの間、窮屈だろうけど大人しくしててもらいます。」
「そ、そんなぁ・・・」
園木はそう言いながら加奈子の手首をしっかりと結んでしまった。
加奈子は手首を揺すり外そうと試みたが、ローウは頑丈に縛られててびくともしない。
阿久原が満足そうな顔でにやにや笑っている。
「園木。奥様を天井から吊るしてあげなさい。」
続く→加奈子 悪夢の証書 第4話
戻る→加奈子 悪夢の証書 第2話
加奈子 悪夢の証書 目次
投稿小説一覧
コメント