☆この小説は「愛と官能の美学」のShyrockさんより投稿して頂いたものです。著作権はShyrockさんが持っておられます。

shyrock作 加奈子 悪夢の証書
加奈子 悪夢の証書



第4話

「え?なぜ!?なぜ吊るされなければいけないのですか!?お金は必ず返します!だから乱暴なことはやめてください!」
「奥さん、心配せんでも乱暴なんかせえへん。ご主人から委任されたので、ちょっとの間だけ、奥さんを借りるだけですがな。ぐひひひひ」
「そんな無茶な・・・」
「無茶とちゃいまっせ。契約書どおり実行してるだけやがな。ごちゃごちゃ言うてても始まらへん。園木、奥さんをはよ吊るしてあげなさい!」
「やめてください!」

早速、園木は室内から適当な箱を探してきて、それを踏み台にした。
天井のフックにロープを引っ掛けてしっかりと結んだ。
フックはシャンデリア等重いものを吊るしても十分に耐えれるほど丈夫にこしらえてあった。
園木が準備作業をしている間、阿久原は室内をキョロキョロと眺めている。

「ほほう~、さすがに金持ちは家の造作もちゃいまんなぁ。かなりええ材料つこてるみたいやし、部品ひとつにしても頑丈に作ったぁるわ。奥さんの部品もさぞかし上等なもんなんやろなぁ。どれどれ?」

阿久原はブラウスの襟元を摘まみ広げ中を覗き込んだ。

「ひぃ~!覗かないでください!」

加奈子は拘束されている手首を振りまわし抵抗を示した。
その時に加奈子の手が阿久原の頬を直撃してしまった。

「いたっ!ちょっと覗いただけやがなあ。さしずめ、これから嫌や言うてもたっぷりと見せてもらうけどな。ぐふふふ。おい、園木、どうや、段取りはできたか?」
「はい、この通り天井からロープを吊り下げましたので、あとは、奥さんの手首を結ぶだけで完了です。」
「よっしゃ、ほなら早速、奥さんを縛ったげてくれるか。この奥さん放っておくと私を叩きよるさかいなあ。あ~いたぁ、まだほっぺた痛いわ。」

まもなく天井から垂れ下がったロープが加奈子の手首と連結し、文字通り加奈子は『吊るし』の状態にされてしまった。
ただし映画等の拷問シーンで見かけるような、足が床や地面から完全に離れてしまうような『宙吊り』ではなく、爪先を床に着けることが出来た。
それでも両手を真上に伸ばす姿勢は、加奈子にとってかなりつらいものがあった。

「どうや、奥さん。しんどいか?」
「・・・・・・」

加奈子は返事をしなかった。

「それにしても、奥さんて色白やなあ。それに肌もきれいそうやし。」

阿久原は嫌らしい目つきで加奈子をしげしげと眺めた。

「服着たまま吊り下げられたら窮屈でしんどいやろ?おい、園木、奥さんの服、脱がせてあげないさい。」
「はい。」
「や、やめてください!」

園木はブラウスのボタンを外しにかかった。

「いや、やめてっ・・・お願いです、やめてください・・・」

加奈子は半泣きになって園木に哀訴した。

「それは無理な注文ですね。」

園木は冷徹に突き放した。
ボタンを外すのに園木が意外と手間取っているのを見て、阿久原は催促をした。

「う~む、辛気臭いなあ。1つ1つボタン外さんでもええんや。服を裂いても構わんから、はよ脱がしてあげなさい。奥さんもはよ脱がされたくてウズウズしたはるやろし。」
「そ、そんなことありません!や、やめてぇ~~~!」

(ビリビリビリ~!)

園木は加奈子の着ているブラウスの胸元から、力ずくで引き裂いてしまった。
見るも無残にブラウスは引き裂かれ、ボタンが飛び散り床に転がった。

「ひどいわ・・・」


続く→加奈子 悪夢の証書 第5話

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