☆この小説は「愛と官能の美学」のShyrockさんより投稿して頂いたものです。著作権はShyrockさんが持っておられます。
shyrock作 めぐみ 蔦のしずく
<登場人物>
姉小路めぐみ 十九歳 坂巻家メイド
坂巻俊介 ニ十七歳 坂巻泰三の長男
坂巻泰三 六十三歳 坂巻グループ元会長で実業界のドン
吉岡宇乃 六十六歳 坂巻家メイド長
磯野五十六 四十四歳 坂巻家執事
shyrock作 めぐみ 蔦のしずく
<登場人物>
姉小路めぐみ 十九歳 坂巻家メイド
坂巻俊介 ニ十七歳 坂巻泰三の長男
坂巻泰三 六十三歳 坂巻グループ元会長で実業界のドン
吉岡宇乃 六十六歳 坂巻家メイド長
磯野五十六 四十四歳 坂巻家執事
第4話 プールでのみそかごと
「ふむ……めぐみがプールへ入るとき、俊介は手を貸してやっていたかね?」
「いいえ、それはございませんでした」
「それで?」
「はい、その後、二人は別々の方向にしばらくの間、泳いでいました」
「なるほど」
「最初二人は離れていましたが、次第にその距離は縮まって行きました。まもなく二人はプールのタラップのある辺りまで近づきました。そして……」
「ふむ」
「二人は何やら会話を交したあと、抱き合いました」
「……」
「わずかな抱擁のあと、二人はキスを交しました。かなり激しく抱き合っていたように記憶しています。それから俊介様はめぐみの首筋に唇を這わせ次第に下の方へ……」
「胸か?」
「はい、そうです。めぐみの鎖骨周辺に唇を這わせながら、俊介様の手はビキニトップスの上から胸を撫でていました。ときおりギュッと握っていたように思います」
泰三は怒りをあらわにして、めぐみを睨みつけた。
「めぐみ、磯野が言っていることに間違いはないか?」
めぐみはうつむいたまま小さく肯いた。
「は、はい……間違いありません……」
確かに磯野の証言は、誇張しているところはなくすべて真実であった。
ここでめぐみが否定したところで泰三は容易に信じないだろうし、目撃者である磯野がいる限りめぐみが否定したところで、疑いが覆ることはなかっただろう。
めぐみは肯定する以外に道はなかった。
泰三はくゆらしていた葉巻を指に挟み、めぐみに向かって大きく煙を吹きかけた。
紫煙がめぐみの顔を取り巻く。
葉巻特有の香りが鼻を突く。
めぐみは煙くて咽そうになりながら、じっと耐えていた。
泰三は磯野に話の続きを求めた。
「俊介がめぐみの胸を触った。そのあとはどうなった?」
「はい、俊介様はめぐみのビキニトップスの中に手をこじ入れ乳房を激しく揉み、やがて肩紐がパラリと外れカップがずり落ち、片方の乳房があらわになってしまいました。その後、俊介様は乳房を揉みしだき、まもなく乳首を吸い始めました」
「ふむ、そんなことをしておったか……」
「めぐみはかなり気持ちが高ぶっていたようで、濡れた髪を振り乱し喘ぎはじめました」
磯野がここまで語り終えると、突然泰三はめぐみの剥き出しにされた乳房をしゃぶり始めた。
「いやですっ!」
「ふふふ……俊介にこんな風にされたのか?」
「いやあ! 旦那様、やめてください!」
めぐみは泰三の汚らわしい唇から少しでも遠ざかろうと、不自由な身体を左右に揺すって逃れようと試みた。
だが、戒めは思った以上に硬く結わえられており、あっさりと泰三の唇の餌食となってしまった。
チュパチュパという卑猥な音が鳴り響く。
「あぁぁ……やめ、やめてください……旦那様、許してください……」
「磯野、そのあとはどうなった。私がいちいち聞かなくても、気を利かせろ」
「申し訳ありません。そのあと、めぐみを抱きしめた俊介様の手が水の中に入って行きました。たぶん、めぐみの下半身に触れておられたものと思われます。何しろ水中のことなので見えなくて……」
「水中か、それなら見えないのも無理はないな。では、めぐみに答えてもらおうか? めぐみ、俊介の手はお前のどこを触ったのじゃ? 正直に言うのだ」
「ど、どこも触られてません……」
「嘘をつくとためにならないぞ」
「こ、腰の辺りを……」
「嘘はつくなと言っているだろう。前を触られたのではないのか? 例えばこことか……」
やにわに泰三はめぐみのロングスカートをまくりあげた。
白いニーハイソックスとガーターが丸見えになり、さらにその奥のショーツまでがあらわになってしまった。
その日めぐみが着用していたのは、泰三指定の白のフルバックショーツであった。
泰三はTバックやGストリングスなど露出の多い女性下着は好まず、いたってオーソドックスなものが好みであった。
長年遊び慣れた男は、嗜好もまた原点に戻るのかもしれない。
「きゃっ……! 何をするんですか!?」
「ふふふ、どこを触られたのだ?」
年季を感じさせる指がショーツの上からだが、こんもりと小高く盛り上がった恥丘を撫で始めた。
「ふっふっふ、この辺りを触られたのか? それとももっと下の方かな?」
「や、やめてください……旦那様……そんなところ……触られてません」
「私に嘘が通じるとでも思っているのかね?」
「嘘ではありま……あぁ……ダメです……」
「おい、磯野! ボ~ッと眺めてないで、早く続きを話さないか!」
磯野はロングスカートがまくれ丸見えになった白いショーツと泰三の指の動きに、つい我を忘れ見入ってしまった。
「申し訳ございません! 俊介様はめぐみにかなり濃厚な愛撫をなさったあと、あえぐめぐみと水中で、ついに何を……」
「水中でついに何を、だと? 何をとは何だ? よく分からんぞ。磯野、はっきりと言え」
「はい、大変いいにくいのですが……」
「構わん。言え」
「はい、二人の下半身は水の中だったので、はっきりと見た訳ではないのですが、俊介様とめぐみの身体の位置関係や動作から察して、間違いなく性交をされていたものと思われます」
「嘘です! していません! 旦那様、磯野様のおっしゃってることは嘘です!」
「めぐみ、お前は黙っていろ!」
泰三はめぐみを激しく叱咤した。
「で、どんな体位でしておったのだ?」
「はい、正面立位と言うのでしょうか……最初は向かい合って立ったままで……。そして、プールのコーナーに行きめぐみに手摺りを持たせて、激しくうしろから……」
「そうか……めぐみ! おまえは俊介とそんないやらしいことまでしておったのか!」
「違います! 誤解です!」
磯野が目を吊り上げてめぐみに詰め寄る。
「めぐみ! 私が旦那様に嘘をついていると言うのか!?」
磯野はこめかみに血管を浮きだたせて、鬼瓦のような形相でめぐみをどなりつけた。
続く→めぐみ 蔦のしずく 第5話 木綿に食い込む厳つい指
戻る→めぐみ 蔦のしずく 第3話 目撃者
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「ふむ……めぐみがプールへ入るとき、俊介は手を貸してやっていたかね?」
「いいえ、それはございませんでした」
「それで?」
「はい、その後、二人は別々の方向にしばらくの間、泳いでいました」
「なるほど」
「最初二人は離れていましたが、次第にその距離は縮まって行きました。まもなく二人はプールのタラップのある辺りまで近づきました。そして……」
「ふむ」
「二人は何やら会話を交したあと、抱き合いました」
「……」
「わずかな抱擁のあと、二人はキスを交しました。かなり激しく抱き合っていたように記憶しています。それから俊介様はめぐみの首筋に唇を這わせ次第に下の方へ……」
「胸か?」
「はい、そうです。めぐみの鎖骨周辺に唇を這わせながら、俊介様の手はビキニトップスの上から胸を撫でていました。ときおりギュッと握っていたように思います」
泰三は怒りをあらわにして、めぐみを睨みつけた。
「めぐみ、磯野が言っていることに間違いはないか?」
めぐみはうつむいたまま小さく肯いた。
「は、はい……間違いありません……」
確かに磯野の証言は、誇張しているところはなくすべて真実であった。
ここでめぐみが否定したところで泰三は容易に信じないだろうし、目撃者である磯野がいる限りめぐみが否定したところで、疑いが覆ることはなかっただろう。
めぐみは肯定する以外に道はなかった。
泰三はくゆらしていた葉巻を指に挟み、めぐみに向かって大きく煙を吹きかけた。
紫煙がめぐみの顔を取り巻く。
葉巻特有の香りが鼻を突く。
めぐみは煙くて咽そうになりながら、じっと耐えていた。
泰三は磯野に話の続きを求めた。
「俊介がめぐみの胸を触った。そのあとはどうなった?」
「はい、俊介様はめぐみのビキニトップスの中に手をこじ入れ乳房を激しく揉み、やがて肩紐がパラリと外れカップがずり落ち、片方の乳房があらわになってしまいました。その後、俊介様は乳房を揉みしだき、まもなく乳首を吸い始めました」
「ふむ、そんなことをしておったか……」
「めぐみはかなり気持ちが高ぶっていたようで、濡れた髪を振り乱し喘ぎはじめました」
磯野がここまで語り終えると、突然泰三はめぐみの剥き出しにされた乳房をしゃぶり始めた。
「いやですっ!」
「ふふふ……俊介にこんな風にされたのか?」
「いやあ! 旦那様、やめてください!」
めぐみは泰三の汚らわしい唇から少しでも遠ざかろうと、不自由な身体を左右に揺すって逃れようと試みた。
だが、戒めは思った以上に硬く結わえられており、あっさりと泰三の唇の餌食となってしまった。
チュパチュパという卑猥な音が鳴り響く。
「あぁぁ……やめ、やめてください……旦那様、許してください……」
「磯野、そのあとはどうなった。私がいちいち聞かなくても、気を利かせろ」
「申し訳ありません。そのあと、めぐみを抱きしめた俊介様の手が水の中に入って行きました。たぶん、めぐみの下半身に触れておられたものと思われます。何しろ水中のことなので見えなくて……」
「水中か、それなら見えないのも無理はないな。では、めぐみに答えてもらおうか? めぐみ、俊介の手はお前のどこを触ったのじゃ? 正直に言うのだ」
「ど、どこも触られてません……」
「嘘をつくとためにならないぞ」
「こ、腰の辺りを……」
「嘘はつくなと言っているだろう。前を触られたのではないのか? 例えばこことか……」
やにわに泰三はめぐみのロングスカートをまくりあげた。
白いニーハイソックスとガーターが丸見えになり、さらにその奥のショーツまでがあらわになってしまった。
その日めぐみが着用していたのは、泰三指定の白のフルバックショーツであった。
泰三はTバックやGストリングスなど露出の多い女性下着は好まず、いたってオーソドックスなものが好みであった。
長年遊び慣れた男は、嗜好もまた原点に戻るのかもしれない。
「きゃっ……! 何をするんですか!?」
「ふふふ、どこを触られたのだ?」
年季を感じさせる指がショーツの上からだが、こんもりと小高く盛り上がった恥丘を撫で始めた。
「ふっふっふ、この辺りを触られたのか? それとももっと下の方かな?」
「や、やめてください……旦那様……そんなところ……触られてません」
「私に嘘が通じるとでも思っているのかね?」
「嘘ではありま……あぁ……ダメです……」
「おい、磯野! ボ~ッと眺めてないで、早く続きを話さないか!」
磯野はロングスカートがまくれ丸見えになった白いショーツと泰三の指の動きに、つい我を忘れ見入ってしまった。
「申し訳ございません! 俊介様はめぐみにかなり濃厚な愛撫をなさったあと、あえぐめぐみと水中で、ついに何を……」
「水中でついに何を、だと? 何をとは何だ? よく分からんぞ。磯野、はっきりと言え」
「はい、大変いいにくいのですが……」
「構わん。言え」
「はい、二人の下半身は水の中だったので、はっきりと見た訳ではないのですが、俊介様とめぐみの身体の位置関係や動作から察して、間違いなく性交をされていたものと思われます」
「嘘です! していません! 旦那様、磯野様のおっしゃってることは嘘です!」
「めぐみ、お前は黙っていろ!」
泰三はめぐみを激しく叱咤した。
「で、どんな体位でしておったのだ?」
「はい、正面立位と言うのでしょうか……最初は向かい合って立ったままで……。そして、プールのコーナーに行きめぐみに手摺りを持たせて、激しくうしろから……」
「そうか……めぐみ! おまえは俊介とそんないやらしいことまでしておったのか!」
「違います! 誤解です!」
磯野が目を吊り上げてめぐみに詰め寄る。
「めぐみ! 私が旦那様に嘘をついていると言うのか!?」
磯野はこめかみに血管を浮きだたせて、鬼瓦のような形相でめぐみをどなりつけた。
続く→めぐみ 蔦のしずく 第5話 木綿に食い込む厳つい指
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