こんにちは、二次元世界の調教師です。読書感想を書いたので、ご覧下さい。行きつけの本屋で、オススメになってたんですが、確かに傑作でした。個人的には今年度1番感動した小説です。


☆私は音楽関係にも、ベルリンの壁崩壊前後の史実にも全くうとい。にも拘らず、この小説は面白く、グイグイ引き込まれるように読まされた。何と言っても、個性的なキャラが魅力的。主人公はむしろ没個性な、「らしい」日本人だが、2人の天才を始め、皆強烈な個性の持ち主で、序盤はキャラの面白さで読まされた。
監視国家と、密告者に焦点を当てた中盤からは、スパイミステリーのような怒涛の展開で、主人公の周囲で、目まぐるしく事件が起こり、誰が密告者で、犯人なのか、息もつかせぬ面白さ。と、同時に音楽関係の描写も素晴らしく、恩田陸さんの直木賞受賞作を彷彿とさせた。
私は知識がないので、音楽関係及び歴史関係に関して正確さはわからない。が、この小説は圧倒的な筆力で、「革命と音楽が紡ぎだす歴史エンターテイメント」を実現している。読んで損のない傑作と思う。
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