お早うございます、二次元世界の調教師です。読書感想を書いたので、ご覧下さい。

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☆「推し、燃ゆ」は才気あふれる新人の傑作だと思ったけど、この作品は凄い。狂気すらうかがえる鬼気迫った内容で、濃密過ぎてなかなか読み進めない。おまけに、作者オリジナルの「かか弁」、誰を指すのかわかり辛い呼称も相まって、投げ出したくなりそうだった。



 ところが、我慢してると突然視界が開ける。同時に主人公の母親に対する、切実な思いが、胸に迫って来て、ガーンと頭を殴られたような衝撃に襲われた。それから後は、もう麻薬中毒患者。一気に読破せずにはいられなかった。



 こんな凄い読書体験を提供してくれた宇佐美りんさんは、天才作家だと確信。歳を重ねて、才能が枯渇しない事を祈りたい。