お早うございます、二次元世界の調教師です。読書感想を書いたので、ご覧下さい。

71z468f5veL._SY425_


☆この作品は、語り手が頻繁に代わり、叙述トリックも使った、非常にテクニカルな作り。しかしながら、小説として、あまり楽しめなかった。



 このシリーズ、西尾維新さんの屁理屈を楽しむのが決まりで、名探偵が誘拐され、法外に高額な身代金が要求される、突拍子のない設定にも、文句を言うつもりはなかった。しかしながら、誘拐される場面があんまりで、リアリティの欠如も甚だしい。最高級の頭脳を持つ今日子さんに、そんな無防備な行動をさせては、設定が破綻してるではないか! 一気に冷めて、ただページをめくるだけになった。



 この後も無理作りが目立って、イマイチ楽しめず。まあ努力を買って「3」評価を付けるが、残念な出来だったと思う。