☆この小説は「元ヤン千佳の美貌録」の尾村千佳様から投稿して頂いたものです。著作権は尾村千佳さんが持っています。
尾村千佳作 天性の、恥ずかしい性癖

<あらすじ>
梨沙は実家を離れ、キャバレー勤めを始める。
甥っ子の敏則は叔母梨沙の家から高校に通う。
好意を寄せていた子が先輩の手で・・・
しかも行為中を見るよう強要され、女性に不信感を抱く。
持ち物が立派でS系ということもあって、女の間で引っ張りだこになる。
当然、好意を抱いていた梨沙は精神が不安定になり、言い寄る漢に・・・
意地の張り合いになってしまい・・・
【登場人物】
桐谷栞:敏則の母 金融業。 仕事では戦士だが子育ては大の苦手。 カッとなると醜態を晒すこともいとわない性格。
秋乃:桐谷家の後妻
桐谷梨沙:栞とは腹違いの妹。 後妻に入った秋乃の子。 実家を離れキャバレーに努めている。 源氏名 ノア
敏則:主人公 桐谷家の長男 叔母の梨沙や小島栞など、恥ずかしい性癖を持つ女どもの性を満たす役割を担う。
小島栞:桐谷栞と同名だが、こちらは年若く画家をやっていて、母の栞が都会的で民主党なら小島栞は肉体労働を好む、つまり共和党。 敏則の童貞をSMの果てに奪い、敏則のチンポに執着してしまうエロ師匠。
日置徹:梨沙が務めるキャバレーの常連客 梨沙目当てに通い詰めている。
横嶋 たくみ:N喫茶マスター 元遊郭の経営者 二階にステージを作り、ストリップのまな板ショーのようなことをやる。
加納多津彦:免鳥学園高校教師 敏則の保護者 梨沙を呼び出し**。 女教頭の腰巾着
高山真菜: 免鳥学園高校教頭 厳格な教育方針 エロ教師
大嶽葵:敏則の先輩 真菜の指示で敏則をたぶらかす
保曽山憂子: 葵の級友 SM愛好会メンバー
宮崎絵里子:叔母梨沙のキャバレーライバル 空手有段者 敏則をN喫茶で誘惑 躰の関係に持ち込む
中園千秋: 隣人 息子とただならぬ関係に
中園正樹:母の誘惑に負け深い関係に
並木裕子:良家のお内儀 アトリエで栞に「ポモナとウェルトゥムヌス」風な絵を描かせるために立ち寄り、敏則を見初め迫り、強引に関係を持つ
加納秋子:並木家のお手伝いさん 農婦 敏則と背徳行為
加納高雄:妻秋子を寝取られた旦那
㝡川(もがわ):ラーメン屋 おばちゃんは敏則に欲情 N喫茶で絵のモデルになる条件で敏則に抱いてもらい夢を果たす。
「はあぁぁぁ~~ 腹減ったなぁ~ オンナどころかじゃねえや。 このままじゃ餓死する…」
叔母の家を飛び出してまる三日、飲まず食わずで放浪し、廻り回って辿り着いたのはやっぱりと言おうか元居た叔母の家。 かって知ったる玄関を開けようとするが鍵が掛かって入れない。 呼び鈴を押しても返事がない。
「こうなりゃダチに相談し、しばらく厄介になるかぁ~ …でもなぁ… そうはいってもなぁ~……」
敏則の真の友達なる者はいない。 実家こそが本当の住まい。 叔母の家は仮の住まいであるからして遠慮があり、級友との付き合いも真の友達としてのソレではないからいうに言えない。 遊び仲間と言おうか、ダチといっても引きこもり然とした、いわゆる”断り切れない訳アリ”の奴らばかり。 彼らが家でどんな扱いを受けているか、想像に難かった。
「見知らぬ俺が潜り込んだりしたら、下手すりゃ家を追い出され、そいつだって食えなくなるかも… あ~ぁ…どうしよう」
ドアの前にへたり込み、茫然と見つめる先にあの、画家 栞のアトリエがあった。
(…そうだ、そうだよな。 俺はまだ給金受け取ってなかったんだ。 バイトの金が入りゃコンビニで握り飯程度の食い物なら買えるしな……)
現金なもので、腹が減って動けなかったはずなのに、女がいて金が手に入り握り飯が食えると分かったとたん、空腹もどこへやら勇んでアトリエに向かっていたのである。
あんな暴力を、それも世話になった叔母に振るったというのに、舌の根も乾かないうちにその叔母の家に立ち返る。 金が手に入った途端、飯が食えるなどと思いつけるのも、それなりの訳があった。 もうひとりの栞 実の母である桐谷 栞は産みの親というよりどちらかといえば金カネかねの女戦士。 他人の銭をあてにし、出世に燃える女丈夫。 まともな育て方をしてもらってないのだ。
梨沙に預けられるまでの数年間、敏則は三度三度ちゃんとした食事にありつけなかった。 それというのも桐谷栞は結婚しても一切家事を行わなかった。 家事は旦那にやらせ、自らは稼ぎに出る。 世の中全てカネ。 それが彼女の信念だった。 金のためなら家のことなんか二の次、体の良い育児放棄というやつだ。
その代わり、「お金は大切なんだから、ポンポン使わないでよ」と言いながらも、小銭は賽銭のごとくふんだんに投げ与えてくれた。 どう使ってよいやら訳が分からないほどの額をである。 それを、母が呼び寄せた友達面したご学友とやらに盗まれ、代わりに食べ飽きた駄菓子を、これも彼らの母がやって見せたように投げ与えてくれた。 腹が減ったら食えと、母の栞が口にした、それと同じ口調で投げ与えられ、挙句「有り金全部ここに出せ」と脅された。 それやこれやで一見肥満気味で力強そうではあるが虚弱。 気が細った。
男というやつは幾度結婚を繰り返しても、女をとっかえひっかえしても、なぜだか同じ種の女を選んでしまう。 後妻に入った秋乃も貧農の出なものだから、肉体労働はともかくとして、家事育児の類はからっきし苦手だった。 それをまた、自分でできやしないのに先妻の栞は「あんな家事もろくにできない売女…」とけなした。
けなされ、悔し涙をためる母を見て育ったものだから梨沙は、家を出ると懸命にその逆をやった。 生まれ変わり、良い縁談に恵まれるんだと、その夢を実現すべく表面上、とにかくよい女を装った。
実家のご学友と離れ義母に預けられ、梨沙に理想の母の姿を重ね暮らしてきたものだから、いつのまにやら敏則は梨沙が理想とするしごく健全な青年に育った…風に見えた。 だが、心のどこかにひねくれた性格が息をひそめ出現の時を待っていたようなのだ。
だから、叔母の家で思いっきり家具をひっぱたいた時の快感ったらなかった。 母の栞の前であれをやればビンタが飛ぶだろうが、叔母の梨沙はそうではないことはわかっている。 いや、ビンタを飛ばしたかっただろうが、できないであろぷことは、ここに移りすむ段ですでに分かっていた。
梨沙の母秋乃は、表向きはのち添えだが、離婚話も出ないうちに抜き差しならぬ関係に陥り、口を開けば「いつ籍を入れて」となり困らせた。 うんと言うまで返さないなどと暴れ回り、結局のところその夜はひとつ布団で寝るように仕向ける…を繰り返させ実績を積み上げた。
通い妻もそうなら、通い男も惚れた腫れたに弱い。 そうこうするうちに桐谷栞がキレ、離婚を切り出してくれた。 ちゃんとふんだくる分はふんだくってだ。
大人の性というやつは分別に欠ける。 そんなことをしておきながら亭主は、戦士の前妻が他の漢に寝取られるのが嫌でこっそり閨に潜り込んだ。 ご無沙汰なものだから栞も萌え、孕んだ。
つまり本妻から亭主を寝取って、離婚成立前に女の子が生まれ、渋々籍を入れてくれた。 梨沙はいわば妾腹の子。 敏則もまた、その手の子。 悪口雑言は終生ついて回る。 こんなことぐらいで方針を曲げるわけにはいかない。 敏則はそのことは知らないフリを貫いたが、よ~く知っていた。 身分違いの身でありながらふたりして母子のまねごとをする。 許してくれるような気がした。
栞と秋乃の違いは金を持ち合わせてるか、からっけつか。 梨沙が仕事でキャバ嬢を選んだのもそのせいだった。
だからこそ、迷惑かけたくなかった。 多少なりとも手元に金がある。 それで喰いつなげるだけ食いつなぎ、歩いて実母のもとに帰るつもりで別れの挨拶ついでに画家の先生のもとに出向いた。
戸を開け中に入ったが、この時期〇〇展への出展準備で大わらわのはずのアトリエは、何故か静まり返っていた。 栞を探し求め二階に上がって初めて敏則は、女子というものの本来の姿を見知った。 子窓の明かりを頼りに、床にぺたりと座り込んで一心不乱デッサン帖に何かを描いていた。 脇に絵具ではなく色鉛筆とティッシュ箱が置いてあった。
〇〇会の規定でデッサン帖の大きさにしては小さすぎて受け付けてもらえない。 なのに栞は、そんなことなどまるで気にする風もない。 難しそうな顔をしたかと思う間もなく、一区切り描き終え、それを眺めにっこりと微笑み何やらもぞもぞと手を蠢かす。
しばらくしてその手をティッシュ箱に伸ばし一枚とって指先の汚れを丁寧にふき取り、再びデッサンに戻るを繰り返していた。 はたしてそのなりはというと、
栞はあの折の敏則を前に披露した妖しげななりどころか、最低限パンティーは身に着けているものの乳房は露となり、牝の香りをぷんぷんさせ、スケッチの合間にクロッチの辺りに指を這わせまさぐる。 童貞の敏則の目にも肉欲に燃えていることが見て取れた。
足音を忍ばせ近寄り、肩口越しにデッサンを見た。 まるで写真かと見間違えるほど細やかに描き上げた、理由は定かでないが敏則の裸像ではなく肖像画だった。
これほどの状態に描き上げるには幾度となく対象物を見たであろう。 雰囲気・寸法をキッチリ覚え、計画を練ったうえでデッサン帖に向かわねば、とてもこのような状態に描き切れるものではない。 声をかけるどころか、息継ぎすらためらわれた。
ぐきゅ~~ 虚しく腹が鳴った。
「せっ、先生。 そっ、その~ 給料をそのぉ~……」
気づかれたと思い声をかけた。
言い終わらないうちに振り返った栞によって敏則は履いてきたものを、手慣れた手つきでするすると脱がされていた。
「えっ、あっ、そこは……」
腹具合を見てくれたのかと思ったが、そうではなかった。
手で覆い隠そうとしたときはすでに遅く、艶やかな姿に反応し怒張し始めた屹立の先端はすっぽりと栞によって咥え込まれ啜り上げられていた。 突き上げる快感に背骨が折れそうで身動きが取れない。
嫉妬
敏則が来なくなってからというもの栞は、気が付くと下腹部に手を伸ばしていた。 最初は己を鎮めるべくクリや陰裂間を指先でなぞっていたものが、このごろは異物を挿入し中をえぐるようにかき回す。 それであって初めて、情念がイク感覚で紛らわされ瞬間なりとも恨みごとから解放される。 しかし、こうすることでますます恋する人の異物が常に膣内の存在するような感覚にとらわれ、敏則への恋慕の情に囚われる。
それは敏則も同じだった。
これではいかんと集金の話しを切り出してる間中、栞は手を蠢かすのを止めてくれようとはしない。 それどころか、甘えたような声を放ち、甘い香りを立ち上がらせる。
「はっ、払ってもらえないならやっ…やめて…帰るよ! もう金輪際来ないから。 来てやるもんか!」
何を止めたいと言ったのか自分で自分の言葉を疑ったが、
突き抜けるような快感の中、やっとこれだけ言い終え、ひったくるように栞の掌に握られた反り返ったチンポを引き寄せ仕舞おうとする。 と
「いやっ、やめないで。 待ってたの、ずっと…ずっと…、来てくれるのを待ってたの……」
決してチンポがほしいなどと口走らない
それでいて切なそうな顔をし栞は、淫行を止めるどころか自らパンティーのゴムに手をかけると引き下げ始めた。 やがて、売れっ子の画家にはふさわしくない、糸を引く手つかずの黒々とした繁みが現れ、隙間風に柔らかなちぢれ毛が揺れた。 敏則の目が泳ぐ。 いけないと自分自身に言い聞かせるものの、その意に反しカクカクと下腹部を前後させ至近距離にある栞の体に先端を膠着させるような行動に出てしまう。
牝の欲情行動に牡が応じると、いよいよもって牝の顔つきからして変わった。
露になった恥部を覆い隠すためなのか、それとも敏則を欲してからか、真っ直ぐ見つめピタリと躰を寄せてきた。 先ほど目にしたこんもりと丸みを帯び膨らんだ繁みのあたりにカクカクしてた竿が埋もれ、牝も負けじと腰を突き出すものだから峰が濡れそぼった隙間を這った。
意識が飛びそうになり、これではいけないと腕ごと前を隠しに行ったものだから栞を抱く形になり、護身用に腕に巻いてきた犬を繋ぎ止めていた鎖が真っ白い尻を、舌なめずりするように這った。
男というものは存外、貞節を守ろうとする。 敏則にとって理想の女とは、禁断とわかってはいても梨沙であったろう。 もしも梨沙以外の女と間違いが起こるとしたら、それこそ若さによる暴走であろう。 敏則は浮気ともとれる先生の局部に肉胴を持って行かれ、快感のはざまで戦っていた。 栞の背中に添えた手が、ともすれば離れ、宙を舞っては再び舞い戻るを繰り返すが、その間もほんの少しづつではあるが、栞の吐息に合わせ肉胴はうねうねと蠢く媚肉の隙間に呑み込まれ消えそうになり、都度チェーンが尻を打っていた。
「あっ ああ…… それで打つんだ。 いけない女と、それで打つんだ」
まるでうわごとのように「打つ」を繰り返し、濡れそぼった繁に隠された泥濘を先ほどまで咥えられ棒状になったチンポに、意味ありげに巻き付けてくる。
敏則は栞の躰を押し返そうとするのだが、秘肉が肉胴に絡みつき何やら塗りたくり、それに加え得も言われぬ女体の温もりを押し付けられ、その心地よさに逆らおうにも逆らえない。 竿自体、母の胎内を思わせる心地よい体温に溺れ始め、唯一のけぞらせた鼻腔には栞の体内からあふれ出た淫臭がふたりの躰の隙間を縫って立ち上るものだから、欲情のあまり全身がヒクつく。
根を上げたのは栞が先だった。
「ああ~ン……こんな格好でするのは…いやっ」
棒立ちになった敏則の股間にそびえるチンポを、躰にしがみつき片足を持ち上げる形で栞なりに迎え入れようとするが、敏則が栞の躰を支えてくれない、おまけに今か今かと緊張しきりなものだから反り返りに向かって腰を落とすにはもうひとつ硬さが足りなくうまくいかない。
(ぐおおおぉぉ~…なんでこんな時に限って…)
俺のチンポはと、自分自身をなじった。
こんなことじゃ、たとえ教室で女の子と意気投合したとしても、うまくいくはずないじゃないかとなじった。 気持ちが醒めるのが分かった。
この段になって敏則は、改めて叔母の梨沙を想った。 一方で大変申し訳ないことをしでかしたと、離れようとし、他方でそれを忘れたかのように意気投合しつつある女をチンポの先で追おうとする。 童貞はきっと叔母さんがどうにかしてくれる。 そう思うことで今の今まで何事もないような顔をし、ひとつ屋根の下で暮らしてきたものが、せっかくのチャンスをと、今度は漢の本性が顔を出す。
こうした折の漢の志向たるや、まことに都合よくできている。
(―― これは裏切りだ……)
ぼんやりとだが、そんな考えが頭の隅を過った。 梨沙にとっても敏則のとっても、童貞卒業とは、それほどに生さねばならない行事だったのだ。
(―― とすれば、これはやってはならないこと……)
敏則流のけじめ思考が芽生え始めていた。 それと同時に、身勝手なことに女に恥をかかせてはいけないという思考が頭をもたげた。
AV男優がよくやる、あの手を使ってみようと思った。
「仕方がないなあ~ じゃあちょっとだけだよ。 とりあえずソファーに寄りかかって尻をこちらに向けて」
一瞬であってもカラダを離したすきに右手で握れる。
扱いてダメなら
勃起現象を引き起こすには衝撃波が必要。 それを試す時が来た。
童貞の卒業式が後背位かと訝ってはみたものの、失敗を恐れ素直に言いつけに従い教え子の敏則に真っ白な尻を向ける先生の栞。
ジャラジャラという音がヒュ~ンという金属音に変わり錆びたチェーンがビシリという音とともに栞の尻にしたたか食い込んだ。 痛みにのけぞる栞。 たちまちのうちに打ち据えた箇所にチェーンの形が浮き上がり、傷口から血が滲む。 その血を目にしたことで、あれほど妖艶な肢体であっても反応しなかった敏則のチンポが家具を叩き壊したときか、自虐混じり、鞭でピシリピシリと肉胴を打ち据えた時のように朱に染まり極限ともいえるほどに反り返った。 血流が満ち満ちた。
飲まず食わずで貧血状態になりつつあった。 よゐこよゐこで育てられた敏則にとってこの度の飢餓は、相当きつかったのだろう。 打ち据えた側の敏則は放心したようにドスンとソファーに腰を下ろし茫然と天を仰ぎ、打たれた側の栞はまるで悪戯した子を庇うようにのろのろとした動作で敏則の躰を這い上がる。 太股をまたぎ、天を向いてそそり立つチンポを愛おし気に指先でつまむと蜜壺にあてがい、祈るような顔つきをしたかと思う間もなく、全神経をソコに集中させ腰を落としていった。
敏則は慌てた。 悪いことをしていると思い込み、梨沙に申し訳が立たないとばかりに栞を押しのけにかかる。 その間にもピストンは、ビチャビチャと卑猥な音を立て続く。 波打つような形の襞が膣口から覗 き始め、そのざらざらが肉胴を扱き上げ白濁液をまぶし、亀頭を奥深く呑み込もうとする。 それらすべてが敏則の眼前で展開され、引き返すことができなくなっていった。
あまりの心地よさに、気が遠くなりそうで思わず栞の尻をつねったり平手打ちしたりする敏則。 このことでますます栞の興奮は高まり、淫語を口にし喘ぎ声が漏れ始めた。
その間もちらりほらりと結合部が垣間見える。 敏則はいよいよもって淫靡の虜にされてしまった。 もっと見たいものだからソファーに横臥しようとする。
それをなだめすかし栞は、半ば結合状態を保ちつつ、仮眠用に使っていたクッションベッドへと敏則を誘導し、そこで本格的な絡みに転じた。
後背位で女院が屹立を咥え込む様子を魅せ付け、自然を装い寝バックへと移行していった。 屈曲位への動きは驚くことに童貞であるはずの敏則からであった。 豊かな乳房が厚い胸板に触れぐにゃりと姿形を変え、やがて乳首の勃起が始まる。
栞の口から生臭い息が吐き出され、全身を絡めてきた敏則の耳朶を襲った。
「ひゃっ、ひゃっ、ひゃっ… あああ…」
情けない声を発する間もなく、敏則は栞の中でドクンドクンと波打たせ暴発させた。
栞にとっては恋が叶った一瞬であったろうが、敏則にとって梨沙に注ぐべく守り溜めた貴重な一滴を一時の迷いによって搾取されたことになる。 男は悲しいモノ、放精をすますと愛だ恋だと騒いだはずなのに冷静さを取り戻してしまう。 惨苦の念に駆られた。 薄汚れたこの躰ではもう、梨沙を抱けないとまで思い込んでしまっていた。
叔母は自分のために誘いを断り、育児に専念してくれている。 そう思うにつけ、不貞を働いた自分こそが許されない存在であろうという思うに至った。 躰を重ね淫靡なアソコを見たことで、腕の中の女が愛おしいどころか誰にでも尻を振り媚びる同窓の女の子と同種の牝に思えてならなかった。
栞は敏則の中ではいつの間にか仰ぎ見る師ではなく鞭うつ女に変わってしまっていた。
戻る→天性の、恥ずかしい性癖 第9話:『愛が怒りに変わるとき 第2話』
続く→天性の、恥ずかしい性癖 第11話:『愛が怒りに変わるとき 第4話』
天性の、恥ずかしい性癖 目次
投稿小説一覧
尾村千佳作 天性の、恥ずかしい性癖

<あらすじ>
梨沙は実家を離れ、キャバレー勤めを始める。
甥っ子の敏則は叔母梨沙の家から高校に通う。
好意を寄せていた子が先輩の手で・・・
しかも行為中を見るよう強要され、女性に不信感を抱く。
持ち物が立派でS系ということもあって、女の間で引っ張りだこになる。
当然、好意を抱いていた梨沙は精神が不安定になり、言い寄る漢に・・・
意地の張り合いになってしまい・・・
【登場人物】
桐谷栞:敏則の母 金融業。 仕事では戦士だが子育ては大の苦手。 カッとなると醜態を晒すこともいとわない性格。
秋乃:桐谷家の後妻
桐谷梨沙:栞とは腹違いの妹。 後妻に入った秋乃の子。 実家を離れキャバレーに努めている。 源氏名 ノア
敏則:主人公 桐谷家の長男 叔母の梨沙や小島栞など、恥ずかしい性癖を持つ女どもの性を満たす役割を担う。
小島栞:桐谷栞と同名だが、こちらは年若く画家をやっていて、母の栞が都会的で民主党なら小島栞は肉体労働を好む、つまり共和党。 敏則の童貞をSMの果てに奪い、敏則のチンポに執着してしまうエロ師匠。
日置徹:梨沙が務めるキャバレーの常連客 梨沙目当てに通い詰めている。
横嶋 たくみ:N喫茶マスター 元遊郭の経営者 二階にステージを作り、ストリップのまな板ショーのようなことをやる。
加納多津彦:免鳥学園高校教師 敏則の保護者 梨沙を呼び出し**。 女教頭の腰巾着
高山真菜: 免鳥学園高校教頭 厳格な教育方針 エロ教師
大嶽葵:敏則の先輩 真菜の指示で敏則をたぶらかす
保曽山憂子: 葵の級友 SM愛好会メンバー
宮崎絵里子:叔母梨沙のキャバレーライバル 空手有段者 敏則をN喫茶で誘惑 躰の関係に持ち込む
中園千秋: 隣人 息子とただならぬ関係に
中園正樹:母の誘惑に負け深い関係に
並木裕子:良家のお内儀 アトリエで栞に「ポモナとウェルトゥムヌス」風な絵を描かせるために立ち寄り、敏則を見初め迫り、強引に関係を持つ
加納秋子:並木家のお手伝いさん 農婦 敏則と背徳行為
加納高雄:妻秋子を寝取られた旦那
㝡川(もがわ):ラーメン屋 おばちゃんは敏則に欲情 N喫茶で絵のモデルになる条件で敏則に抱いてもらい夢を果たす。
「はあぁぁぁ~~ 腹減ったなぁ~ オンナどころかじゃねえや。 このままじゃ餓死する…」
叔母の家を飛び出してまる三日、飲まず食わずで放浪し、廻り回って辿り着いたのはやっぱりと言おうか元居た叔母の家。 かって知ったる玄関を開けようとするが鍵が掛かって入れない。 呼び鈴を押しても返事がない。
「こうなりゃダチに相談し、しばらく厄介になるかぁ~ …でもなぁ… そうはいってもなぁ~……」
敏則の真の友達なる者はいない。 実家こそが本当の住まい。 叔母の家は仮の住まいであるからして遠慮があり、級友との付き合いも真の友達としてのソレではないからいうに言えない。 遊び仲間と言おうか、ダチといっても引きこもり然とした、いわゆる”断り切れない訳アリ”の奴らばかり。 彼らが家でどんな扱いを受けているか、想像に難かった。
「見知らぬ俺が潜り込んだりしたら、下手すりゃ家を追い出され、そいつだって食えなくなるかも… あ~ぁ…どうしよう」
ドアの前にへたり込み、茫然と見つめる先にあの、画家 栞のアトリエがあった。
(…そうだ、そうだよな。 俺はまだ給金受け取ってなかったんだ。 バイトの金が入りゃコンビニで握り飯程度の食い物なら買えるしな……)
現金なもので、腹が減って動けなかったはずなのに、女がいて金が手に入り握り飯が食えると分かったとたん、空腹もどこへやら勇んでアトリエに向かっていたのである。
あんな暴力を、それも世話になった叔母に振るったというのに、舌の根も乾かないうちにその叔母の家に立ち返る。 金が手に入った途端、飯が食えるなどと思いつけるのも、それなりの訳があった。 もうひとりの栞 実の母である桐谷 栞は産みの親というよりどちらかといえば金カネかねの女戦士。 他人の銭をあてにし、出世に燃える女丈夫。 まともな育て方をしてもらってないのだ。
梨沙に預けられるまでの数年間、敏則は三度三度ちゃんとした食事にありつけなかった。 それというのも桐谷栞は結婚しても一切家事を行わなかった。 家事は旦那にやらせ、自らは稼ぎに出る。 世の中全てカネ。 それが彼女の信念だった。 金のためなら家のことなんか二の次、体の良い育児放棄というやつだ。
その代わり、「お金は大切なんだから、ポンポン使わないでよ」と言いながらも、小銭は賽銭のごとくふんだんに投げ与えてくれた。 どう使ってよいやら訳が分からないほどの額をである。 それを、母が呼び寄せた友達面したご学友とやらに盗まれ、代わりに食べ飽きた駄菓子を、これも彼らの母がやって見せたように投げ与えてくれた。 腹が減ったら食えと、母の栞が口にした、それと同じ口調で投げ与えられ、挙句「有り金全部ここに出せ」と脅された。 それやこれやで一見肥満気味で力強そうではあるが虚弱。 気が細った。
男というやつは幾度結婚を繰り返しても、女をとっかえひっかえしても、なぜだか同じ種の女を選んでしまう。 後妻に入った秋乃も貧農の出なものだから、肉体労働はともかくとして、家事育児の類はからっきし苦手だった。 それをまた、自分でできやしないのに先妻の栞は「あんな家事もろくにできない売女…」とけなした。
けなされ、悔し涙をためる母を見て育ったものだから梨沙は、家を出ると懸命にその逆をやった。 生まれ変わり、良い縁談に恵まれるんだと、その夢を実現すべく表面上、とにかくよい女を装った。
実家のご学友と離れ義母に預けられ、梨沙に理想の母の姿を重ね暮らしてきたものだから、いつのまにやら敏則は梨沙が理想とするしごく健全な青年に育った…風に見えた。 だが、心のどこかにひねくれた性格が息をひそめ出現の時を待っていたようなのだ。
だから、叔母の家で思いっきり家具をひっぱたいた時の快感ったらなかった。 母の栞の前であれをやればビンタが飛ぶだろうが、叔母の梨沙はそうではないことはわかっている。 いや、ビンタを飛ばしたかっただろうが、できないであろぷことは、ここに移りすむ段ですでに分かっていた。
梨沙の母秋乃は、表向きはのち添えだが、離婚話も出ないうちに抜き差しならぬ関係に陥り、口を開けば「いつ籍を入れて」となり困らせた。 うんと言うまで返さないなどと暴れ回り、結局のところその夜はひとつ布団で寝るように仕向ける…を繰り返させ実績を積み上げた。
通い妻もそうなら、通い男も惚れた腫れたに弱い。 そうこうするうちに桐谷栞がキレ、離婚を切り出してくれた。 ちゃんとふんだくる分はふんだくってだ。
大人の性というやつは分別に欠ける。 そんなことをしておきながら亭主は、戦士の前妻が他の漢に寝取られるのが嫌でこっそり閨に潜り込んだ。 ご無沙汰なものだから栞も萌え、孕んだ。
つまり本妻から亭主を寝取って、離婚成立前に女の子が生まれ、渋々籍を入れてくれた。 梨沙はいわば妾腹の子。 敏則もまた、その手の子。 悪口雑言は終生ついて回る。 こんなことぐらいで方針を曲げるわけにはいかない。 敏則はそのことは知らないフリを貫いたが、よ~く知っていた。 身分違いの身でありながらふたりして母子のまねごとをする。 許してくれるような気がした。
栞と秋乃の違いは金を持ち合わせてるか、からっけつか。 梨沙が仕事でキャバ嬢を選んだのもそのせいだった。
だからこそ、迷惑かけたくなかった。 多少なりとも手元に金がある。 それで喰いつなげるだけ食いつなぎ、歩いて実母のもとに帰るつもりで別れの挨拶ついでに画家の先生のもとに出向いた。
戸を開け中に入ったが、この時期〇〇展への出展準備で大わらわのはずのアトリエは、何故か静まり返っていた。 栞を探し求め二階に上がって初めて敏則は、女子というものの本来の姿を見知った。 子窓の明かりを頼りに、床にぺたりと座り込んで一心不乱デッサン帖に何かを描いていた。 脇に絵具ではなく色鉛筆とティッシュ箱が置いてあった。
〇〇会の規定でデッサン帖の大きさにしては小さすぎて受け付けてもらえない。 なのに栞は、そんなことなどまるで気にする風もない。 難しそうな顔をしたかと思う間もなく、一区切り描き終え、それを眺めにっこりと微笑み何やらもぞもぞと手を蠢かす。
しばらくしてその手をティッシュ箱に伸ばし一枚とって指先の汚れを丁寧にふき取り、再びデッサンに戻るを繰り返していた。 はたしてそのなりはというと、
栞はあの折の敏則を前に披露した妖しげななりどころか、最低限パンティーは身に着けているものの乳房は露となり、牝の香りをぷんぷんさせ、スケッチの合間にクロッチの辺りに指を這わせまさぐる。 童貞の敏則の目にも肉欲に燃えていることが見て取れた。
足音を忍ばせ近寄り、肩口越しにデッサンを見た。 まるで写真かと見間違えるほど細やかに描き上げた、理由は定かでないが敏則の裸像ではなく肖像画だった。
これほどの状態に描き上げるには幾度となく対象物を見たであろう。 雰囲気・寸法をキッチリ覚え、計画を練ったうえでデッサン帖に向かわねば、とてもこのような状態に描き切れるものではない。 声をかけるどころか、息継ぎすらためらわれた。
ぐきゅ~~ 虚しく腹が鳴った。
「せっ、先生。 そっ、その~ 給料をそのぉ~……」
気づかれたと思い声をかけた。
言い終わらないうちに振り返った栞によって敏則は履いてきたものを、手慣れた手つきでするすると脱がされていた。
「えっ、あっ、そこは……」
腹具合を見てくれたのかと思ったが、そうではなかった。
手で覆い隠そうとしたときはすでに遅く、艶やかな姿に反応し怒張し始めた屹立の先端はすっぽりと栞によって咥え込まれ啜り上げられていた。 突き上げる快感に背骨が折れそうで身動きが取れない。
嫉妬
敏則が来なくなってからというもの栞は、気が付くと下腹部に手を伸ばしていた。 最初は己を鎮めるべくクリや陰裂間を指先でなぞっていたものが、このごろは異物を挿入し中をえぐるようにかき回す。 それであって初めて、情念がイク感覚で紛らわされ瞬間なりとも恨みごとから解放される。 しかし、こうすることでますます恋する人の異物が常に膣内の存在するような感覚にとらわれ、敏則への恋慕の情に囚われる。
それは敏則も同じだった。
これではいかんと集金の話しを切り出してる間中、栞は手を蠢かすのを止めてくれようとはしない。 それどころか、甘えたような声を放ち、甘い香りを立ち上がらせる。
「はっ、払ってもらえないならやっ…やめて…帰るよ! もう金輪際来ないから。 来てやるもんか!」
何を止めたいと言ったのか自分で自分の言葉を疑ったが、
突き抜けるような快感の中、やっとこれだけ言い終え、ひったくるように栞の掌に握られた反り返ったチンポを引き寄せ仕舞おうとする。 と
「いやっ、やめないで。 待ってたの、ずっと…ずっと…、来てくれるのを待ってたの……」
決してチンポがほしいなどと口走らない
それでいて切なそうな顔をし栞は、淫行を止めるどころか自らパンティーのゴムに手をかけると引き下げ始めた。 やがて、売れっ子の画家にはふさわしくない、糸を引く手つかずの黒々とした繁みが現れ、隙間風に柔らかなちぢれ毛が揺れた。 敏則の目が泳ぐ。 いけないと自分自身に言い聞かせるものの、その意に反しカクカクと下腹部を前後させ至近距離にある栞の体に先端を膠着させるような行動に出てしまう。
牝の欲情行動に牡が応じると、いよいよもって牝の顔つきからして変わった。
露になった恥部を覆い隠すためなのか、それとも敏則を欲してからか、真っ直ぐ見つめピタリと躰を寄せてきた。 先ほど目にしたこんもりと丸みを帯び膨らんだ繁みのあたりにカクカクしてた竿が埋もれ、牝も負けじと腰を突き出すものだから峰が濡れそぼった隙間を這った。
意識が飛びそうになり、これではいけないと腕ごと前を隠しに行ったものだから栞を抱く形になり、護身用に腕に巻いてきた犬を繋ぎ止めていた鎖が真っ白い尻を、舌なめずりするように這った。
男というものは存外、貞節を守ろうとする。 敏則にとって理想の女とは、禁断とわかってはいても梨沙であったろう。 もしも梨沙以外の女と間違いが起こるとしたら、それこそ若さによる暴走であろう。 敏則は浮気ともとれる先生の局部に肉胴を持って行かれ、快感のはざまで戦っていた。 栞の背中に添えた手が、ともすれば離れ、宙を舞っては再び舞い戻るを繰り返すが、その間もほんの少しづつではあるが、栞の吐息に合わせ肉胴はうねうねと蠢く媚肉の隙間に呑み込まれ消えそうになり、都度チェーンが尻を打っていた。
「あっ ああ…… それで打つんだ。 いけない女と、それで打つんだ」
まるでうわごとのように「打つ」を繰り返し、濡れそぼった繁に隠された泥濘を先ほどまで咥えられ棒状になったチンポに、意味ありげに巻き付けてくる。
敏則は栞の躰を押し返そうとするのだが、秘肉が肉胴に絡みつき何やら塗りたくり、それに加え得も言われぬ女体の温もりを押し付けられ、その心地よさに逆らおうにも逆らえない。 竿自体、母の胎内を思わせる心地よい体温に溺れ始め、唯一のけぞらせた鼻腔には栞の体内からあふれ出た淫臭がふたりの躰の隙間を縫って立ち上るものだから、欲情のあまり全身がヒクつく。
根を上げたのは栞が先だった。
「ああ~ン……こんな格好でするのは…いやっ」
棒立ちになった敏則の股間にそびえるチンポを、躰にしがみつき片足を持ち上げる形で栞なりに迎え入れようとするが、敏則が栞の躰を支えてくれない、おまけに今か今かと緊張しきりなものだから反り返りに向かって腰を落とすにはもうひとつ硬さが足りなくうまくいかない。
(ぐおおおぉぉ~…なんでこんな時に限って…)
俺のチンポはと、自分自身をなじった。
こんなことじゃ、たとえ教室で女の子と意気投合したとしても、うまくいくはずないじゃないかとなじった。 気持ちが醒めるのが分かった。
この段になって敏則は、改めて叔母の梨沙を想った。 一方で大変申し訳ないことをしでかしたと、離れようとし、他方でそれを忘れたかのように意気投合しつつある女をチンポの先で追おうとする。 童貞はきっと叔母さんがどうにかしてくれる。 そう思うことで今の今まで何事もないような顔をし、ひとつ屋根の下で暮らしてきたものが、せっかくのチャンスをと、今度は漢の本性が顔を出す。
こうした折の漢の志向たるや、まことに都合よくできている。
(―― これは裏切りだ……)
ぼんやりとだが、そんな考えが頭の隅を過った。 梨沙にとっても敏則のとっても、童貞卒業とは、それほどに生さねばならない行事だったのだ。
(―― とすれば、これはやってはならないこと……)
敏則流のけじめ思考が芽生え始めていた。 それと同時に、身勝手なことに女に恥をかかせてはいけないという思考が頭をもたげた。
AV男優がよくやる、あの手を使ってみようと思った。
「仕方がないなあ~ じゃあちょっとだけだよ。 とりあえずソファーに寄りかかって尻をこちらに向けて」
一瞬であってもカラダを離したすきに右手で握れる。
扱いてダメなら
勃起現象を引き起こすには衝撃波が必要。 それを試す時が来た。
童貞の卒業式が後背位かと訝ってはみたものの、失敗を恐れ素直に言いつけに従い教え子の敏則に真っ白な尻を向ける先生の栞。
ジャラジャラという音がヒュ~ンという金属音に変わり錆びたチェーンがビシリという音とともに栞の尻にしたたか食い込んだ。 痛みにのけぞる栞。 たちまちのうちに打ち据えた箇所にチェーンの形が浮き上がり、傷口から血が滲む。 その血を目にしたことで、あれほど妖艶な肢体であっても反応しなかった敏則のチンポが家具を叩き壊したときか、自虐混じり、鞭でピシリピシリと肉胴を打ち据えた時のように朱に染まり極限ともいえるほどに反り返った。 血流が満ち満ちた。
飲まず食わずで貧血状態になりつつあった。 よゐこよゐこで育てられた敏則にとってこの度の飢餓は、相当きつかったのだろう。 打ち据えた側の敏則は放心したようにドスンとソファーに腰を下ろし茫然と天を仰ぎ、打たれた側の栞はまるで悪戯した子を庇うようにのろのろとした動作で敏則の躰を這い上がる。 太股をまたぎ、天を向いてそそり立つチンポを愛おし気に指先でつまむと蜜壺にあてがい、祈るような顔つきをしたかと思う間もなく、全神経をソコに集中させ腰を落としていった。
敏則は慌てた。 悪いことをしていると思い込み、梨沙に申し訳が立たないとばかりに栞を押しのけにかかる。 その間にもピストンは、ビチャビチャと卑猥な音を立て続く。 波打つような形の襞が膣口から覗 き始め、そのざらざらが肉胴を扱き上げ白濁液をまぶし、亀頭を奥深く呑み込もうとする。 それらすべてが敏則の眼前で展開され、引き返すことができなくなっていった。
あまりの心地よさに、気が遠くなりそうで思わず栞の尻をつねったり平手打ちしたりする敏則。 このことでますます栞の興奮は高まり、淫語を口にし喘ぎ声が漏れ始めた。
その間もちらりほらりと結合部が垣間見える。 敏則はいよいよもって淫靡の虜にされてしまった。 もっと見たいものだからソファーに横臥しようとする。
それをなだめすかし栞は、半ば結合状態を保ちつつ、仮眠用に使っていたクッションベッドへと敏則を誘導し、そこで本格的な絡みに転じた。
後背位で女院が屹立を咥え込む様子を魅せ付け、自然を装い寝バックへと移行していった。 屈曲位への動きは驚くことに童貞であるはずの敏則からであった。 豊かな乳房が厚い胸板に触れぐにゃりと姿形を変え、やがて乳首の勃起が始まる。
栞の口から生臭い息が吐き出され、全身を絡めてきた敏則の耳朶を襲った。
「ひゃっ、ひゃっ、ひゃっ… あああ…」
情けない声を発する間もなく、敏則は栞の中でドクンドクンと波打たせ暴発させた。
栞にとっては恋が叶った一瞬であったろうが、敏則にとって梨沙に注ぐべく守り溜めた貴重な一滴を一時の迷いによって搾取されたことになる。 男は悲しいモノ、放精をすますと愛だ恋だと騒いだはずなのに冷静さを取り戻してしまう。 惨苦の念に駆られた。 薄汚れたこの躰ではもう、梨沙を抱けないとまで思い込んでしまっていた。
叔母は自分のために誘いを断り、育児に専念してくれている。 そう思うにつけ、不貞を働いた自分こそが許されない存在であろうという思うに至った。 躰を重ね淫靡なアソコを見たことで、腕の中の女が愛おしいどころか誰にでも尻を振り媚びる同窓の女の子と同種の牝に思えてならなかった。
栞は敏則の中ではいつの間にか仰ぎ見る師ではなく鞭うつ女に変わってしまっていた。
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