狙われた美姉妹

海外に駐留するエリート商社マンの両親と離れて、大学生の姉と暮らす女子高生恵利香。ある日薬物を盛られてトイレで自慰に耽ってしまった所をクラスメイトに盗撮され、脅迫されていかがわしいブルセラショップに連れ込まれてしまう。そこに待っていたのは、かつて母親の恋敵だったと言う鬼婆のような正代と級友陽子の醜い母娘と、化け物のようなゲイボーイ調教師3人組。こうして美しい姉妹を奈落の底に突き落とす、情け容赦ない性奴隷調教が始まった。悪夢のような性感責めにすすり泣く美姉妹が、地獄の果てに見たものは?(約86万字完結)

海外に駐留するエリート商社マンの両親と離れて、大学生の姉と暮らす女子高生恵利香。ある日薬物を盛られてトイレで自慰に耽ってしまった所をクラスメイトに盗撮され、脅迫されていかがわしいブルセラショップに連れ込まれてしまう。そこに待っていたのは、かつて母親の恋敵だったと言う鬼婆のような正代と級友陽子の醜い母娘と、化け物のようなゲイボーイ調教師3人組。こうして美しい姉妹を奈落の底に突き落とす、情け容赦ない性奴隷調教が始まった。悪夢のような性感責めにすすり泣く美姉妹が、地獄の果てに見たものは?(約86万字完結)
ⅩⅡー1.家畜姉妹(1)(5103字)

正代に連れられて未明にようやく「パラダイス」に帰還した美姉妹は、外の路上に首輪を繋がれていた。
「アタシャもう寝るよ! お前らは犬畜生だ、ご主人様に挨拶しなっ!」
「わんわん!」
「わお~ん!」
「ふん! それにしてもでっかいチンポだねえ……なんか、ムカついて来たよ……」
正代がリモコンを取り出すのを目にした美姉妹は、本物の犬のように鳴きながら四つんばいの身をすり寄せる。
「わん~っ!(イヤ~ッ!)」
「わ、わんわんっ!(ゆ、許してえっ!)」
ーーそれだけは止めて!
ーーホントに狂ってしまう……
股間で巨大なモノを勃起させてしまっている双頭バイブを初め、執拗に繰り返される各所のリモコン淫具責めはあまりにも過酷で、綿のようにくたびれ果てた今、さらに「調教モード」でも入れられようものなら一睡も出来ないだろう。解放される月曜まで後3日なのに、それまでに精神を破壊され廃人になってしまうのではないか、と言う恐怖で美姉妹は「犬」として精一杯の媚態を見せ、冷酷な「ご主人様」正代に懇願していたのだ。
ーーしようがないね、コイツら。アタシも歳だろうか、情が移っちまったよ……
正代は、アイドル並の容姿なのに、人間としての尊厳を捨てた姿で懸命にすり寄って来る、娘と同年代の2人にらしくもなく心を動かされ戸惑っていた。真夜中に冷えと腰の痛みに耐えながら「犬」として歩かされる美姉妹につきまとい、リモコンを操って執拗に恥を晒させたのは、50手前の彼女にとっても大変な苦行だった。そして美姉妹は、そんな自分に恭順の意を示したばかりか、感謝を口にし体をいたわる言葉さえ掛けて来たのだ。
ーーおまわりに言ったのが、マジになって来ちまったのか? ミイラ取りがミイラに、とは良く言ったもんだよ
悪徳警察官松本に出逢った時、これは合意の上でのSMプレイだと強弁したのは、もちろん違う。合意どころか、当人には何の落ち度もない美姉妹に薬物を飲ませ、羞恥写真を撮影し、卑劣な脅迫によって、常軌を逸した陵辱の限りを尽くしているのだ。恨まれこそすれ、彼女たちから感謝されるなんてあり得ないことだった。
ーーしっかりしろよ! お前はSの女王様だろう? 手加減なんかするな、コイツらの人生を狂わせる覚悟で徹底的にいたぶってやるんだ!
正代はシクシクと痛む腰の痛みと夜気の冷たさに一刻も早く帰って寝たいと思いながら、自らを叱咤激励して精一杯のダミ声を張り上げた。
「何だよ、犬畜生の分際でご主人様のやることに文句があんのかよっ!」
ーー違います!
ーーた、ただ……
美姉妹は心の底から怯え切った視線を正代に向け、クウ~ン!などと鳴いて精一杯の懇願をして来る。正代が言葉と裏腹に情を動かされてしまったのも、血の通った人間であれば仕方のないことだったろう。
「お前らをこのままイキ狂わせてやりたいのはヤマヤマなんだけどな……それじゃちっとも面白くねえんだよっ! 正気と健康のまま、死んだ方がましだってくらいなひどい屈辱に、もがき苦しんでもらわないとな」
「わんわんわん!」
「わお~ん!」
ーーオイオイ、それはありがとうって言ってんのか。何でお前ら、そんなに素直なんだ、この大バカッ!
「タダで許してもらえるなんて、思っちゃないだろうな……オラオラ、犬らしく芸でもしてみせろ! ちんちんだ!」
ーーええっ!?
ーーそ、それは無理
「犬クサリ」で体を雁字搦めにされている2人には無理な相談だったが、2人は健気に何とか大きなグローブの「肉球」が嵌った「前足」を浮かせようともがいていた。正代はおかしくて吹き出しそうになる。
「やっぱ無理か。じゃ、お手だお手!」
ーーそれもダメ!
ーーああ、出来ません、正代様あ……
どんなに体に力を入れてもその程度の動きも出来ない美姉妹は、真っ赤になって汗を掻きながら泣きそうな情けない顔を見せて、正代の嗜虐欲を満足させた。
「そんなことも出来ないのかい。お前ら、犬畜生にも劣るんだな、呆れたよ……」
「わうん……」
「わんわん……」
ーーしょげるなよ! クサリが邪魔で出来ないんだろ?……ああ、何たってアタシ、こいつらにこんな気持ちになっちまうんだ……
正代はここで揺らぐ気持ちの葛藤と戦っていた。路上に放置するつもりだったが、それでは風邪を引くかも知れないし、朝になって大勢の通行人に見られるのは何かと面倒だ……だが、そこは譲れない線だと正代は判断した。
「風邪を引くんじゃないよ! 土日はショーやらお客さんをとって稼いでもらうんだからね! アタシャ今度こそ寝るけど、朝は起きれそうにないよ。陽子やカイたちが来るかも知れないけど……まあ、看板娘みたいなもんだ、エッチなお客さんを呼びこんどくれ」
そう言ってようやく正代が、寝泊まりしている「パラダイス」の店内に入って行くと、後に残された美姉妹はしばらく無言であった。真夜中だと言うことはわかるが時間の経過はわからず、いつしかどちらからともなく2人は「人語」で話し始めていた。
「恵利香ちゃん、起きてる?」
「うん。とても眠れないよ、こんな格好じゃ」
「犬クサリ」の拘束は、四つ足でお尻を突き出す、人間には辛い体勢を強いる過酷なものだ。うつ伏せでへたり込むことすら許されないため、普通に眠ることは困難なのだ。
「ねえ、私たちどうしたらいいの?」
「わからないよ……」
「朝になったら?」
「人がいっぱい通るわ」
それを想像した2人は、互いの羞ずかしい姿を見て慄然とせざるを得なかった。
ーーああ、恵利香、そんなひどい姿にされて……
ーー私たち本当に犬畜生にされちゃったんだわ……
2人の格好は半裸で、隠せているのは調教下着が食い付いた乳房と股間だけだ。ところが黒革ブラの頂点に括り出された乳首と、パンツの外に露出したクリトリスには吸盤バイブがキュッと吸い付き、おぞましい雄大な「ペニス」がブラブラし「シッポ」がピョコンとお尻から飛び出していると言う、凄まじい淫らな格好なのだ。さらに地面に突いた四肢の先には大きなグローブが嵌って、人間の手足の働きを封じられている。調教下着が動いていないのは救いだったが、野外で晒し者にされるには、全裸より辛く羞ずかしい姿と言えるだろう。
「ああ、私もうこんなのイヤ……」
「お姉ちゃん、泣かないで! 後3日、後3日で元の生活に戻れるんだよ」
体は大きいが気弱な姉がシクシクと泣き始めると慰めようとする恵利香だったが、彼女にも先の見通しはなく、空手形かも知れない3日後の解放を糧にするよりないのだった。
「ごめんね恵利香、お姉ちゃん泣いちゃって。でも、でも……」
「ううん、私がいけないの。私があの人たちに捕まっちゃったから……」
今さら話しても仕方のない辛い話で2人とも泣いてしまったが、しばらくすると又違うニュアンスで声を慄わせ初めていた。
「あ、あ、恵利香見ないで……お姉ちゃんトイレが我慢出来ないの」
「わ、私も……ああ、イヤあ……」
初夏とは言え真夜中の路上に半裸で放置され、おぞましい筒具を局部に挿入されている2人はどうしてもトイレが近くなってしまい、恵利香が、そして香織がジョロジョロと水流を内股に伝わせ始める。その惨めさに2人はもうしゃくり上げるような嗚咽が治まらなくなっていた。
「おほほほ~、わんちゃん達ったら、こんなお外にいたのね~」
「ねえ、起きて! 起きてよ~!」
「エサを持って来てあげたわよ、エリー、カオリン……」
不自然で辛い体勢でも、疲労困憊していた美姉妹はようやく眠ってしまっていたようだ。が、耳にするだけで全身に悪寒が走る、おぞましいオホホ笑いとオカマ言葉のゲイボーイ調教師たちが、2人の体を揺り動かし目覚めさせてしまった。
ーーえ、今、何時!?
ーーい、イヤだあっ! こんなの、信じられない……
目覚めると完全に夜は明けていてまばゆい陽光が目に飛び込み、ハッとした美姉妹は次の瞬間愕然とした。どうやら通勤通学の時間帯らしく、通りをせわしなく行き交う大勢の通行人たちの好奇の視線に晒されているのだ。もちろん悪夢のような半裸の「犬」姿のままで。
「うふ、やっと目を覚ましてくれたのね」
「くうん!」
「わんわん!」
ーー陽子様あ!
ーーお願い、助けて……
美北高校の制服を着た小太りのメガネ少女の姿を「ご主人様」と認めると、2人は自然と「犬」になって鳴きながらすり寄っていた。正代と陽子にだけ見せる媚態である。ゲイボーイたちはあくまで嫌らしく厳しい「調教師」であって、心を通わせているのは「ご主人様」2人だけなのだ。いつの間にか美姉妹はそんな隷従心理に陥っていた。
だが優しいご主人様陽子も、美姉妹を羞恥と快楽で辱めることにおいてはいささかもためらってはくれない。
「アタシ学校行くつもりだったんだけど、エリーがわんこになっちゃったから行けないよね。今日は学校休んで、かわいいわんちゃんのお相手したげるよ」
「わんっ!?」
ーーい、イヤ、学校行きたい。一緒に行かせて……
恵利香はそれを望み陽子を懇願の視線で見上げたが、もちろんそれも詮無いことだ。ふと見れば自分と同じような中高生たちが楽しそうにおしゃべりしながら、通学の道を急いでいたりするのだ。自分がどんどん遠い世界に連れ去られていくような非現実的感覚に陥りそうだった。
「いいじゃん、どうせえっちなことして遊ぶんだから、同じことだよ。そう言や、おクスリヌリヌリは大丈夫かなあ……」
「わんわんっ!」
ーーだ、ダメえっ!
陽子の手にムンズと「ペニス」を掴まれると久しぶりに始まった快楽振動に、恵利香はたちまち込み上げて来るおぞましい興奮に慄え上がった。が、すぐに陽子はその手を離して言う。
「ピーリングって、そんなに長く効果は持たないんだって。だから大丈夫だね、きっと。3日たったら、普通の生活に戻れるよ」
「わんわん!」
ーー本当ですか?
「だから後3日、タップリえっちして楽しもうね、エリー、カオリン……」
「おほほほ~、アタシたちも協力するわよ~」
「もう、おチンポビンビンなんだから、ホラあ~」
「アタシはオシリを徹底的にかわいがったげるわ、一生忘れられないようにね~」
ーーああ、ここでこんな話、しないで……
ーーみんなに見られてるのに……
通勤通学の人で賑わう路上で卑猥な言葉を口にされるばかりか、下半身を露出させているゲイボーイたちに話し掛けられて、美姉妹はこれが現実のことなのか、悪い夢を見ているのではないかと、自分たちの正気を疑ってしまいそうだった。が、現実は得てして夢よりたちが悪いものである。
「ママがね、今日はわんちゃんたちがショーで見せるえっちな芸をいっぱい仕込むんだって、言ってたよ。死ぬ程羞ずかしいけど、すっごく気持ち良くってクセになっちゃうらしいよ、楽しみだねえ~」
「おほほほ~、そうよお。まんこちゃん使って芸をしたりするの」
「オシリの穴も使うらしいわよ」
「まあ、すてき、おほほほ~」
そこへピーッと鋭い笛の音が聞こえた。
「もしも~し。何やってるんですか~」
ーー警察の人だわ!
ーーあっ! この人は……
「又パラダイスさんですか」
「あ~ら、松本君じゃない、お久しぶり~」
「やめて下さい、なれなれしく呼ぶのは! それより、困りますよ、朝っぱらから……」
それは昨夜パトロール中に半裸で犬の扮装をさせられた美姉妹と出会い、彼女たちからSOSを受けながら、正代に袖の下を握らされて見逃すどころか、美姉妹に奉仕させてしまった悪徳警察官松本であった。下っ端の彼は夜勤に引き続きまだこき使われていたのだが、もちろん真面目に取り締まる気などさらさらなく、一瞬抱いた美姉妹の希望は絶望に変わる。そしてゲイボーイたちや陽子も彼とは顔なじみらしかった。
「固いこと言うんじゃないわよ~。ホントは好きなくせに~」
「えーとですね、このままじゃ公然わいせつ罪になっちゃうんですよ~ せめて服を着せてやって下さい」
「おまわりさんの好きなセーラー服ならいいかしら」
「変なこと言わないで下さいよ……」
陽子に言われた松本は頭をかいていた。彼は「パラダイス」を取り締まると言いながら、自分自身ロリータ趣味で、わいせつ行為をお目こぼしするかわりに、いかがわしい余録を受けているのである。
「わかったわ、この子たちにセーラー服着せるから、許してよ。だけどその前に……」
陽子はとんでもないことを思い付いていた。松本のことを良く知っているからこその大胆な提案である。
「この子たち、おしっことか垂れ流して汚いのよ。人間の服を着せる前に洗ったげなきゃ」
「そうそう。汚れたアソコとかゴシゴシしなきゃ~」
「おまわりさんも手伝ってよ~」
「仕方ありませんな~」
ゲイボーイたちが水を流すためのホースを準備しに引っ込むと、美姉妹は逃げも隠れも出来ない「犬クサリ」の拘束を恨みながら、満面に好色な表情を浮かべた松本と陽子が調教下着まで脱がせにかかるのを甘受するよりないのだった。
続く→狙われた美姉妹 ⅩⅡー2.家畜姉妹(2)
戻る→狙われた美姉妹 ⅩⅠー18.楽園までの長い道のり
狙われた美姉妹 目次

正代に連れられて未明にようやく「パラダイス」に帰還した美姉妹は、外の路上に首輪を繋がれていた。
「アタシャもう寝るよ! お前らは犬畜生だ、ご主人様に挨拶しなっ!」
「わんわん!」
「わお~ん!」
「ふん! それにしてもでっかいチンポだねえ……なんか、ムカついて来たよ……」
正代がリモコンを取り出すのを目にした美姉妹は、本物の犬のように鳴きながら四つんばいの身をすり寄せる。
「わん~っ!(イヤ~ッ!)」
「わ、わんわんっ!(ゆ、許してえっ!)」
ーーそれだけは止めて!
ーーホントに狂ってしまう……
股間で巨大なモノを勃起させてしまっている双頭バイブを初め、執拗に繰り返される各所のリモコン淫具責めはあまりにも過酷で、綿のようにくたびれ果てた今、さらに「調教モード」でも入れられようものなら一睡も出来ないだろう。解放される月曜まで後3日なのに、それまでに精神を破壊され廃人になってしまうのではないか、と言う恐怖で美姉妹は「犬」として精一杯の媚態を見せ、冷酷な「ご主人様」正代に懇願していたのだ。
ーーしようがないね、コイツら。アタシも歳だろうか、情が移っちまったよ……
正代は、アイドル並の容姿なのに、人間としての尊厳を捨てた姿で懸命にすり寄って来る、娘と同年代の2人にらしくもなく心を動かされ戸惑っていた。真夜中に冷えと腰の痛みに耐えながら「犬」として歩かされる美姉妹につきまとい、リモコンを操って執拗に恥を晒させたのは、50手前の彼女にとっても大変な苦行だった。そして美姉妹は、そんな自分に恭順の意を示したばかりか、感謝を口にし体をいたわる言葉さえ掛けて来たのだ。
ーーおまわりに言ったのが、マジになって来ちまったのか? ミイラ取りがミイラに、とは良く言ったもんだよ
悪徳警察官松本に出逢った時、これは合意の上でのSMプレイだと強弁したのは、もちろん違う。合意どころか、当人には何の落ち度もない美姉妹に薬物を飲ませ、羞恥写真を撮影し、卑劣な脅迫によって、常軌を逸した陵辱の限りを尽くしているのだ。恨まれこそすれ、彼女たちから感謝されるなんてあり得ないことだった。
ーーしっかりしろよ! お前はSの女王様だろう? 手加減なんかするな、コイツらの人生を狂わせる覚悟で徹底的にいたぶってやるんだ!
正代はシクシクと痛む腰の痛みと夜気の冷たさに一刻も早く帰って寝たいと思いながら、自らを叱咤激励して精一杯のダミ声を張り上げた。
「何だよ、犬畜生の分際でご主人様のやることに文句があんのかよっ!」
ーー違います!
ーーた、ただ……
美姉妹は心の底から怯え切った視線を正代に向け、クウ~ン!などと鳴いて精一杯の懇願をして来る。正代が言葉と裏腹に情を動かされてしまったのも、血の通った人間であれば仕方のないことだったろう。
「お前らをこのままイキ狂わせてやりたいのはヤマヤマなんだけどな……それじゃちっとも面白くねえんだよっ! 正気と健康のまま、死んだ方がましだってくらいなひどい屈辱に、もがき苦しんでもらわないとな」
「わんわんわん!」
「わお~ん!」
ーーオイオイ、それはありがとうって言ってんのか。何でお前ら、そんなに素直なんだ、この大バカッ!
「タダで許してもらえるなんて、思っちゃないだろうな……オラオラ、犬らしく芸でもしてみせろ! ちんちんだ!」
ーーええっ!?
ーーそ、それは無理
「犬クサリ」で体を雁字搦めにされている2人には無理な相談だったが、2人は健気に何とか大きなグローブの「肉球」が嵌った「前足」を浮かせようともがいていた。正代はおかしくて吹き出しそうになる。
「やっぱ無理か。じゃ、お手だお手!」
ーーそれもダメ!
ーーああ、出来ません、正代様あ……
どんなに体に力を入れてもその程度の動きも出来ない美姉妹は、真っ赤になって汗を掻きながら泣きそうな情けない顔を見せて、正代の嗜虐欲を満足させた。
「そんなことも出来ないのかい。お前ら、犬畜生にも劣るんだな、呆れたよ……」
「わうん……」
「わんわん……」
ーーしょげるなよ! クサリが邪魔で出来ないんだろ?……ああ、何たってアタシ、こいつらにこんな気持ちになっちまうんだ……
正代はここで揺らぐ気持ちの葛藤と戦っていた。路上に放置するつもりだったが、それでは風邪を引くかも知れないし、朝になって大勢の通行人に見られるのは何かと面倒だ……だが、そこは譲れない線だと正代は判断した。
「風邪を引くんじゃないよ! 土日はショーやらお客さんをとって稼いでもらうんだからね! アタシャ今度こそ寝るけど、朝は起きれそうにないよ。陽子やカイたちが来るかも知れないけど……まあ、看板娘みたいなもんだ、エッチなお客さんを呼びこんどくれ」
そう言ってようやく正代が、寝泊まりしている「パラダイス」の店内に入って行くと、後に残された美姉妹はしばらく無言であった。真夜中だと言うことはわかるが時間の経過はわからず、いつしかどちらからともなく2人は「人語」で話し始めていた。
「恵利香ちゃん、起きてる?」
「うん。とても眠れないよ、こんな格好じゃ」
「犬クサリ」の拘束は、四つ足でお尻を突き出す、人間には辛い体勢を強いる過酷なものだ。うつ伏せでへたり込むことすら許されないため、普通に眠ることは困難なのだ。
「ねえ、私たちどうしたらいいの?」
「わからないよ……」
「朝になったら?」
「人がいっぱい通るわ」
それを想像した2人は、互いの羞ずかしい姿を見て慄然とせざるを得なかった。
ーーああ、恵利香、そんなひどい姿にされて……
ーー私たち本当に犬畜生にされちゃったんだわ……
2人の格好は半裸で、隠せているのは調教下着が食い付いた乳房と股間だけだ。ところが黒革ブラの頂点に括り出された乳首と、パンツの外に露出したクリトリスには吸盤バイブがキュッと吸い付き、おぞましい雄大な「ペニス」がブラブラし「シッポ」がピョコンとお尻から飛び出していると言う、凄まじい淫らな格好なのだ。さらに地面に突いた四肢の先には大きなグローブが嵌って、人間の手足の働きを封じられている。調教下着が動いていないのは救いだったが、野外で晒し者にされるには、全裸より辛く羞ずかしい姿と言えるだろう。
「ああ、私もうこんなのイヤ……」
「お姉ちゃん、泣かないで! 後3日、後3日で元の生活に戻れるんだよ」
体は大きいが気弱な姉がシクシクと泣き始めると慰めようとする恵利香だったが、彼女にも先の見通しはなく、空手形かも知れない3日後の解放を糧にするよりないのだった。
「ごめんね恵利香、お姉ちゃん泣いちゃって。でも、でも……」
「ううん、私がいけないの。私があの人たちに捕まっちゃったから……」
今さら話しても仕方のない辛い話で2人とも泣いてしまったが、しばらくすると又違うニュアンスで声を慄わせ初めていた。
「あ、あ、恵利香見ないで……お姉ちゃんトイレが我慢出来ないの」
「わ、私も……ああ、イヤあ……」
初夏とは言え真夜中の路上に半裸で放置され、おぞましい筒具を局部に挿入されている2人はどうしてもトイレが近くなってしまい、恵利香が、そして香織がジョロジョロと水流を内股に伝わせ始める。その惨めさに2人はもうしゃくり上げるような嗚咽が治まらなくなっていた。
「おほほほ~、わんちゃん達ったら、こんなお外にいたのね~」
「ねえ、起きて! 起きてよ~!」
「エサを持って来てあげたわよ、エリー、カオリン……」
不自然で辛い体勢でも、疲労困憊していた美姉妹はようやく眠ってしまっていたようだ。が、耳にするだけで全身に悪寒が走る、おぞましいオホホ笑いとオカマ言葉のゲイボーイ調教師たちが、2人の体を揺り動かし目覚めさせてしまった。
ーーえ、今、何時!?
ーーい、イヤだあっ! こんなの、信じられない……
目覚めると完全に夜は明けていてまばゆい陽光が目に飛び込み、ハッとした美姉妹は次の瞬間愕然とした。どうやら通勤通学の時間帯らしく、通りをせわしなく行き交う大勢の通行人たちの好奇の視線に晒されているのだ。もちろん悪夢のような半裸の「犬」姿のままで。
「うふ、やっと目を覚ましてくれたのね」
「くうん!」
「わんわん!」
ーー陽子様あ!
ーーお願い、助けて……
美北高校の制服を着た小太りのメガネ少女の姿を「ご主人様」と認めると、2人は自然と「犬」になって鳴きながらすり寄っていた。正代と陽子にだけ見せる媚態である。ゲイボーイたちはあくまで嫌らしく厳しい「調教師」であって、心を通わせているのは「ご主人様」2人だけなのだ。いつの間にか美姉妹はそんな隷従心理に陥っていた。
だが優しいご主人様陽子も、美姉妹を羞恥と快楽で辱めることにおいてはいささかもためらってはくれない。
「アタシ学校行くつもりだったんだけど、エリーがわんこになっちゃったから行けないよね。今日は学校休んで、かわいいわんちゃんのお相手したげるよ」
「わんっ!?」
ーーい、イヤ、学校行きたい。一緒に行かせて……
恵利香はそれを望み陽子を懇願の視線で見上げたが、もちろんそれも詮無いことだ。ふと見れば自分と同じような中高生たちが楽しそうにおしゃべりしながら、通学の道を急いでいたりするのだ。自分がどんどん遠い世界に連れ去られていくような非現実的感覚に陥りそうだった。
「いいじゃん、どうせえっちなことして遊ぶんだから、同じことだよ。そう言や、おクスリヌリヌリは大丈夫かなあ……」
「わんわんっ!」
ーーだ、ダメえっ!
陽子の手にムンズと「ペニス」を掴まれると久しぶりに始まった快楽振動に、恵利香はたちまち込み上げて来るおぞましい興奮に慄え上がった。が、すぐに陽子はその手を離して言う。
「ピーリングって、そんなに長く効果は持たないんだって。だから大丈夫だね、きっと。3日たったら、普通の生活に戻れるよ」
「わんわん!」
ーー本当ですか?
「だから後3日、タップリえっちして楽しもうね、エリー、カオリン……」
「おほほほ~、アタシたちも協力するわよ~」
「もう、おチンポビンビンなんだから、ホラあ~」
「アタシはオシリを徹底的にかわいがったげるわ、一生忘れられないようにね~」
ーーああ、ここでこんな話、しないで……
ーーみんなに見られてるのに……
通勤通学の人で賑わう路上で卑猥な言葉を口にされるばかりか、下半身を露出させているゲイボーイたちに話し掛けられて、美姉妹はこれが現実のことなのか、悪い夢を見ているのではないかと、自分たちの正気を疑ってしまいそうだった。が、現実は得てして夢よりたちが悪いものである。
「ママがね、今日はわんちゃんたちがショーで見せるえっちな芸をいっぱい仕込むんだって、言ってたよ。死ぬ程羞ずかしいけど、すっごく気持ち良くってクセになっちゃうらしいよ、楽しみだねえ~」
「おほほほ~、そうよお。まんこちゃん使って芸をしたりするの」
「オシリの穴も使うらしいわよ」
「まあ、すてき、おほほほ~」
そこへピーッと鋭い笛の音が聞こえた。
「もしも~し。何やってるんですか~」
ーー警察の人だわ!
ーーあっ! この人は……
「又パラダイスさんですか」
「あ~ら、松本君じゃない、お久しぶり~」
「やめて下さい、なれなれしく呼ぶのは! それより、困りますよ、朝っぱらから……」
それは昨夜パトロール中に半裸で犬の扮装をさせられた美姉妹と出会い、彼女たちからSOSを受けながら、正代に袖の下を握らされて見逃すどころか、美姉妹に奉仕させてしまった悪徳警察官松本であった。下っ端の彼は夜勤に引き続きまだこき使われていたのだが、もちろん真面目に取り締まる気などさらさらなく、一瞬抱いた美姉妹の希望は絶望に変わる。そしてゲイボーイたちや陽子も彼とは顔なじみらしかった。
「固いこと言うんじゃないわよ~。ホントは好きなくせに~」
「えーとですね、このままじゃ公然わいせつ罪になっちゃうんですよ~ せめて服を着せてやって下さい」
「おまわりさんの好きなセーラー服ならいいかしら」
「変なこと言わないで下さいよ……」
陽子に言われた松本は頭をかいていた。彼は「パラダイス」を取り締まると言いながら、自分自身ロリータ趣味で、わいせつ行為をお目こぼしするかわりに、いかがわしい余録を受けているのである。
「わかったわ、この子たちにセーラー服着せるから、許してよ。だけどその前に……」
陽子はとんでもないことを思い付いていた。松本のことを良く知っているからこその大胆な提案である。
「この子たち、おしっことか垂れ流して汚いのよ。人間の服を着せる前に洗ったげなきゃ」
「そうそう。汚れたアソコとかゴシゴシしなきゃ~」
「おまわりさんも手伝ってよ~」
「仕方ありませんな~」
ゲイボーイたちが水を流すためのホースを準備しに引っ込むと、美姉妹は逃げも隠れも出来ない「犬クサリ」の拘束を恨みながら、満面に好色な表情を浮かべた松本と陽子が調教下着まで脱がせにかかるのを甘受するよりないのだった。
続く→狙われた美姉妹 ⅩⅡー2.家畜姉妹(2)
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