狙われた美姉妹
狙われた美姉妹
 海外に駐留するエリート商社マンの両親と離れて、大学生の姉と暮らす女子高生恵利香。ある日薬物を盛られてトイレで自慰に耽ってしまった所をクラスメイトに盗撮され、脅迫されていかがわしいブルセラショップに連れ込まれてしまう。そこに待っていたのは、かつて母親の恋敵だったと言う鬼婆のような正代と級友陽子の醜い母娘と、化け物のようなゲイボーイ調教師3人組。こうして美しい姉妹を奈落の底に突き落とす、情け容赦ない性奴隷調教が始まった。悪夢のような性感責めにすすり泣く美姉妹が、地獄の果てに見たものは?(約86万字完結)

Ⅵー1.悪魔たちのお出迎え(4727字)

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 美しい母親に逆恨みした、鬼婆のような久島正代とその娘でクラスメイトの陽子の手に堕ちて、日曜までの1週間彼女達の性奴隷として淫ら極まりない性調教を受けるという常軌を逸した契約を結ばされた恵利香は、最後の土日を前に胸と股間に喰い付いて離れない調教下着によって夢うつつに何度も絶頂を極めさせられ、完全に睡眠不足のまま朝を迎えていた。

 股間の前後を抉るように喰い入った調教バイブは毎日少しずつ取り替えられ、今や前後とも刺激突起を刻まれた淫具に「パラダイス」特製の改良された日本伝統の女泣かせのずいき繊維が巻かれた、強烈な快感を与えるものになっていた。特に清純だった恵利香にとって羞ずかしくて堪らないアナルを開発されてしまったのが最も辛く、アナルバイブの埋まったお尻からヒタヒタと間断なく背筋を這い上がるおぞましくも甘美な悦楽が美少女を完全に支配していた。

 金曜日に「ご主人様」たる陽子に何度も囁かれた(お尻が気持ちいい)という暗示が恵利香の心身に深く刻み込まれてしまい、寝ても覚めてもそのはしたない言葉が頭を離れてくれなかった。禁断のアナルの快感は美少女の魂の暗部を冒して身も心も萎えさせ、この連続する快感地獄に抵抗しようという気持ちは既に跡形もなく雲散霧消していた。

 恵利香の弱点である乳首とクリトリスにピトリと吸い付いた吸盤バイブから、女子高生にしては立派に実った乳房をバイブしつつ揉み上げる調教ブラから、そしてアソコを強烈に抉ったずいき巻きバイブから、それぞれ素晴らしい快感が順番に送り込まれてしっかりアクメを極めさせられ、最後のとどめにアナルバイブが唸りを上げて2連続で極めさせられるという「調教モードAプラス」に翻弄された美少女は、アナルを責められるとうつ伏せでお尻を上げてガクガクと揺さぶりながら、シーツをきつく噛み締め余りの心地良さにすすり泣いていた。もし姉が目撃したら、妹がひどい熱病に冒されて苦悶しているように見えたであろう。

「恵利香ー、そろそろ起きなさい」

 自室のドアをノックした姉の香織が大きな声で自分を呼ぶのを聞いた恵利香は、ベッドの中で布団にくるまり悶絶しながら、ハッとしていた。

ーーも、もう、朝なの……

 ちょうど調教モードでクリトリスをキュッと吸い上げた「ラブサッカー」がブーンと心地良い振動を送り込んで来ている所で、股間の淫らな実から全身に響き渡る心地良い戦慄に身を委ねていた所だった。絶頂のデータまで採取されてカラダにセットされた調教モードは、恵利香がきちんと気をやるまで責められる箇所のバイブがいつまでも続いて快感を送り込んで来る恐ろしい仕組みだ。従ってどんなに意地を張ってアクメを我慢しても無駄なのだ。

 始めの頃こそ恵利香は、(こんな機械なんかで恥をさらすなんて)と、調教下着に抗い何とか外したり刺激を軽減する事が出来ないかと足掻いてみたのだが、黒革で柔肌に痛いくらいに密着して喰い込むように装着し施錠された調教下着のガードは完璧で、外す事はおろかワイヤーがサイドに入って指1本忍び込ませる隙間さえ見つける事が出来なかった。

 そしてブラとパンツの中央部から括り出されてピョコンと顔をのぞけた乳首とクリトリスに密着して強力に吸い付いた吸盤バイブは、外そうとすると電気ショックが敏感なオマメを焼いて凄まじい痛みが走り、恵利香はその恐ろしさに慄え上がって2度と外そうなどと試みる気を失っていた。

ーーあ……ああっ! そろそろイッチャイそお……

 ベッドの中で丸めたカラダを絶頂の予感におののかせ、腰をモジモジと慄わせながら、恵利香はもともと一番感じ易かったクリトリスの感度がどんどんはしたなくえっちに育てられてしまった事を甘く恨んでいた。もうこの吸盤バイブが慄えると頭の中が真っ白になって何も考えられないのだ。そしてどんなに我慢しても無駄で、抵抗すればする程昇り詰めてしまった時の感激がより一層強烈になってしまう事を体に叩き込まれた恵利香は、もう絶頂を堪える事はとうの昔に放棄していた。

 それどころか、こうして1人ベッドの中にいる時は積極的に浅ましく胸と腰を捩らせ、お尻をガクガクと打ち振って快感を貪り、早くアクメが到来してくれるのを待ち望むまでになっていた。もう完全に淫らな性奴隷そのものの振る舞いだったが、人一倍感受性に優れた体を持つ恵利香にはどうする事も出来なくなっていたのである。

「いくうっ!」

 とうとうクリ快感が弾けて頭の中が真っ白になった恵利香は、部屋の外にいる姉をはばかってシーツを噛み声を殺して絶頂を口にした。するとまるで計っていたかのように、香織がもう1度ノックして、恵利香ー、と自分を呼んでいるのが聞こえた。母親の大学時代の友人であり、それが縁で娘のクラスメイトとして家に招待したいという正代の演技にコロッとだまされた姉は、迎えが来るので気を使い恵利香を早く起こしに来ているのだ。恵利香は生活習慣はきちんとして寝坊する事はなく、普段はあり得ない事だった。

「お、お姉ちゃん……お風呂に入ってもいい?」

 調教モードが次の段階に入るわずかの間隙に、恵利香は慄えてかすれる声を振り絞るように、ドアの外の姉に言っていた。気がつけば恵利香は全身に気持ちが悪いくらいビッショリ生汗をかいていて、とても姉に顔を合わせられる状態ではなかった。香織が見たらよほどの体調不良に見え、心配して問いつめて来るだろう。姉が巻き込まれる事をおもんばかり、悲痛な覚悟で最後の2日を耐え抜こうと健気な決意を固めている恵利香には、全てを打ち明けて相談するという選択肢は頭になかった。

「じゃあ、お風呂わかして来てあげるからー」

 優しい姉はそう言うと、ドアを開ける事もなく浴室へと向かったようだった。こんな優しくて光り輝くばかりに美しく、将来を誓った恋人もいる姉を、飢えた獣のような陵辱者たちに引き渡す事など絶対にしてはならないと、恵利香は思った。自分が調教に逆らったり姉に悟らせたりしたら、その姉にまで危害が及ぶ事になるという脅迫が、契約書には書いてあったのだ。後2日自分さえ死んだつもりで我慢すればすむ事だ。世間知らずの恵利香は、母親に恨みを持つ正代が、自分1人を性奴隷にするだけで満足するはずのない事など、頭にも浮かばないのだった。 

 数え切れない絶頂の余韻でジーンと甘美に痺れた頭と体を何とか奮い起こし、恵利香は今日着て行く予定の制服などの着替えを用意すると、部屋を出て浴室に向かった。途中でアソコの中のバイブが攻撃を開始して来たがどうする事も出来ず、素晴らしい快感でくじけそうになる脚をヨロヨロと動かし、姉となるべく顔を合わせない事を願いながら浴室までの廊下を歩いて行った恵利香だったが、運悪く風呂の支度をした姉とすれ違う事になってしまった。

「珍しいわね。朝からお風呂?」
「うん……」

 顔を伏せてそう小声でうなずいた恵利香は、姉と視線を合わせる事が出来なかった。

ーーあ、嫌! 来ちゃううっっ!!

 姉と出会った緊張感から、急激にアソコを冒す快感が高まって恵利香を追い詰めていた。(こんな時に)と歯を喰い縛り、脚を止めてブルッブルッと股間の悪魔を追い払うようにお尻を振ってみてもどうにもならない。「ずいき」の媚薬成分でトロトロに発情した淫らなアソコの奥深く、子宮付近まで抉ったイボイボのパール玉入りバイブが小刻みに振動しながらグリグリと首を振り、すみずみの粘膜まで心地良くズリズリと擦り上げて来るのだ。

ーーあ、ダメ……いくうううっっっ!!!

 その瞬間脳裏で火花が散り全身を素晴らしい悦楽の矢で貫かれた恵利香は、ウッと目を閉じ体をワナワナと引きつるように慄わせていた。調教が進んでいなかったら、その場に立っている事も出来なかっただろう。今では隠れてアクメを迎える事により、一層素晴らしい快感を味わう事さえ可能になっていたのだ。

「どうかしたの? 恵利香ちゃん」
「ううん。な、なんでもない……」
「そう。じゃあ、早くスッキリ汗を流して来なさい」

 香織は妹のおかしな様子をいぶかしんだものの、彼女がお呼ばれの準備で体を清潔にしたいのだろうとばかり思い込み、お互いのプライベートに深入りしない約束通り、そのまま見逃してしまった。こうして恵利香は姉に秘密を打ち明けて相談する絶好のチャンスを見送ってしまったのである。この時勇気を出さなかったばかりに、やがて姉妹揃って陵辱者たちに捕らえられ、お互いの体液をすすりながらこの世のものとも思われない背徳の快楽に慟哭する日が来ようとは、恵利香のあずかり知らぬ事であった。

 姉の目を逃れ浴室に入った恵利香だったが、体に密着した調教下着の責めから逃れる事は出来ない。いつでもどこでも遠慮なく性奴隷からアクメを搾り取る、情け容赦のない悪魔のような調教なのだ。全身をビッショリと濡らしていた大粒の汗をシャワーで洗いながし、浴槽に浸かった恵利香はいよいよ最も辛いアナルバイブに襲われてすすり泣きながら昇り詰めていった。

「恵利香! 久島さんがいらっしゃたわよ。早くなさい!」

 気が付くと恵利香は朝風呂にしては長過ぎる時間を過ごしていて、陽子がやって来でしまったのだろう。香織が呼びに来て、恵利香は激しく狼狽した。今どうしようもない強烈なアナルバイブの快感に悶絶している所なのだ。Aプラスの調教モードでは、まだこの直後に2連続の尻責めが待っている。

ーーどうしたらいいの!

「恵利香っ! お客様をお待たせしてるのよ!」

 もう恵利香には選択肢が残されていなかった。湯船の中で1度目のアナルによる絶頂を迎え逆上せ上がったようなフラフラの状態で、恵利香はそそくさと風呂を出ると急いでセーラー服を身に着け、悪魔のお出迎えの準備を整えていった。

ーーああ~だ、駄目えっっ!! おかしくなっちゃうううっっっ!!!

 そして何とか一応の身支度が完了した頃、お尻の中の淫具が最後のとどめの蠢きを開始して、恵利香は全身全霊をアナルに集中させ、姉の前で取り乱す事のないように苦悶しながら浴室を出た。

「本当にごめんなさいね、お待たせしちゃって」

 玄関に出ると、姉が陽子に謝っている所だった。

「お早う、恵利香ちゃん」

 同じ制服に身を包んだ陽子が何食わぬ顔で挨拶して来た。

「それじゃしっかり楽しんでいらっしゃい。今日はお泊まりでしょ?」

 ああ、これから悪魔たちに引き渡されるのだ。姉の(しっかり楽しんでいらっしゃい)という言葉が、違った意味で響いたが、すっかり被虐の血が開花してしまった恵利香は凄まじい興奮でメラメラと体が燃え上がり、アナルバイブが容赦なく強烈な快感をズンズンお尻に打ち込んで来るのを感じていた。後2日耐えればいいと覚悟を決めていたが、本当に耐え切れるのだろうか。もしかしたら発狂して廃人になってしまうのではないか、と背筋の凍るような恐怖を覚えた恵利香に、それとは裏腹に猛烈なアクメが迫っていた。

ーーも、もう駄目えええっっっ!!!

「それじゃよろしくお願いします」

 と軽く会釈した香織が部屋の中に下がってくれて、陽子が手を握り外へと踏み出した時、恵利香は背筋が粉々に砕けるような強烈な絶頂に見舞われてしまい、玄関を出ると同時にしゃがみ込んでいた。姉の前で我慢出来たのが奇跡のようだった。陽子が邪悪な笑みを浮かべて話し掛けて来る。

「あら、さっそくお楽しみみたいね、セックスドレイちゃん」
「ああ……ご、ご主人様あ……も、もう、お尻がたまりません……許して……」
「そんな事口にする気にもならないくらい、徹底的にかわいがってあげるからね。さ、行きましょ」

 恵利香の手を握って立たせた陽子は、駐めてあった大きなライトバンへと誘った。
 

続く→狙われた美姉妹 Ⅵー2.快感悶絶ドライブ

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