狙われた美姉妹
狙われた美姉妹
 海外に駐留するエリート商社マンの両親と離れて、大学生の姉と暮らす女子高生恵利香。ある日薬物を盛られてトイレで自慰に耽ってしまった所をクラスメイトに盗撮され、脅迫されていかがわしいブルセラショップに連れ込まれてしまう。そこに待っていたのは、かつて母親の恋敵だったと言う鬼婆のような正代と級友陽子の醜い母娘と、化け物のようなゲイボーイ調教師3人組。こうして美しい姉妹を奈落の底に突き落とす、情け容赦ない性奴隷調教が始まった。悪夢のような性感責めにすすり泣く美姉妹が、地獄の果てに見たものは?(約86万字完結)
Ⅰー5.お立ち台の羞恥撮影(4631字)

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 2階の見学を終え1階に下りると、さらに地下への階段を恵利香は歩かされた。そして地下室の大きな鉄製のドアがギ-ときしみながら開くと、そこはだだっ広い空間だった。よく見ると部屋のすみにいろんな道具や物入れ、棚のような物が沢山置いてあったが、基本的に殺風景な部屋の中央には大きなベッドがあり、その前には透明の台のような物が置いてあった。恵利香はその台の上に乗せられたのだが、天井からチェ-ンが垂れ下がっていてそれに首輪を繋がれると、ガラガラと部屋の隅にハンドルで吊り上げられ、とうとう半分爪先立ちで立たねばならない所までチェ-ンで吊られてしまった。

「お立ち台よ。下を見てごらんなさい」

 正代に言われて下を見た恵利香はゾッとした。透明な台の下からカメラが上を向いてレンズを向けていたのだ。女子高生のスカ-トの下を撮影する意図なのだろうが、ここまでしてそんな嫌らしい事をしようという執念のようなものを感じて恵利香はおぞましさを覚えた。しかし現実は惨めにも首輪を吊られて背伸びして立っているのがやっとで、超ミニスカ-トの下の汚れたスケパンツを狙われてもどうしようも出来ないのだ。そして正代と陽子は両側からピタリと寄り添うと、正代が口に噛ませたマスクとギャグを外してこう言った。

「大城恵利香さん。1週間、私たちの奴隷になって欲しいんだけど」

 ようやく口を利けるようになった恵利香だが、予想もしない問い掛けに唇を慄わせ

「な……何を……」

 と言うのがやっとだった。

「1週間だけでいいから。あなたには可哀相だけど……」

 そして聞かされた話は恵利香にとって正に青天の霹靂だった。久島正代と恵利香の母である大城知子は、かつてOL時代に1人の男性をめぐって恋愛のライバルだったと言うのだ。将来有望な商社マンのその男性は、正代の熱烈なアタックにも関わらず同僚の知子を選び結婚した。正代は失意の余りその会社自体をやめて自暴自棄になり、やくざな男性に身を任せて転落の人生を歩んだと言う。暴力を振るう夫を訴えて警察沙汰にして別れ、夫が経営していた大人のオモチャ屋を受け継ぎ、苦労して1人娘の陽子を育てた。そして自分の転落の原因となった知子に対する恨みを、その娘を弄ぶ事によって晴らすため、わざわざ娘2人が親元を離れて暮らしている近くに店を出して機会を窺っていたと言うのだ。

「直接あんたの母親に手を出すのは危険だからね」

 若い娘2人を親元遠く離れて生活させたのが運の尽きだ、と言うのである。そんな逆恨みを本人でなく娘で晴らそうというのはどう考えても理不尽な話であったが、続いて正代がしゃべった言葉に恵利香はおぞましい悪寒が背筋を走るのを感じた。

「まあそれに年増には興味がないのよ。ブルセラショップも趣味と実益兼ねてるし」

 大人のオモチャ屋を譲り受け、その方面の人脈や若い女性と付き合っている間に、正代は自分が生来持っていた年若い女性に対する性的嗜好に気付いたというのである。年増と言っても、恵利香の母親は娘から見てもまぶしいくらいの美人で、40代半ばだが10以上は若く見えた。それに比べて正代はもう60近いのではないかと思えるほど老けて見え、娘の陽子ともども不器量であった。従って知子に対する逆恨みはその容貌から来る嫉妬も大きいようで、娘が又親と同様月とスッポンのような美醜を示していては、妬みが恨みに転化するのも理解出来ない話ではなかったが、恵利香にとっては完全な災難であった。

「ねえ、いいわよね。1週間だけ奴隷になってちょうだい」
「嫌です」

 当然の事ながら恵利香は吐き捨てるように拒絶したが、それは予定通りとばかりにニヤリと笑った正代は

「仕方ないわね。奴隷になる気が起きるようにしてあげる」

 と言うと、恵利香の鼻を摘み再びボ-ルギャグを噛ませてしまった。そしてサッとスカ-トの中に手を潜らせると

「おかしいわね。こんなに濡らして、マメも大きくしてるのに」

 とからかうように言い、胸元に手を伸ばした陽子は

「お乳首もピンピンなのにね」

 と弄りながら邪悪な笑みをかわすのだった。

「さあお立ち台の撮影よ」

 2人が離れてくれたが透明の台に立ち尽くしたまま動けない恵利香の足元からパッとライトが点いたかと思うと、気になっていたカメラが撮影を始める音を出した。ビデオ撮影しながら、時々スチル写真も撮っているらしい。

「こんな美人なら高く売れそうね」
「それに穿いてるパンツも濡れて透けてるし」
「奴隷にならなきゃ、お店で売り捌くわよ」

 完全な脅迫であった。そしてそれ以上に発情した股間を撮影されるという屈辱そのものが胸を焼いたが、首輪を吊られ後ろ手に縛られた悲しさで逃げも隠れも出来ないのだった。カメラのスチル撮影のシャッタ-音が聞こえる度に恵利香の胸は真綿で締めつけられるような強烈な羞恥におののいたが、それ以上に悩みのタネは悶々と執拗な痒みがカメラ撮影に連れてますます苛烈になり耐え難くなって来た事だった。歩いたり脚を捩り合わせたりして少しは解消されていた股間の尖りはついに何の刺激も得られなくなってしまい、乳首ともどもズキンズキンと脈動して普段の数倍に膨れ上がってしまったかのように疼いた。こんな状況では時間の経過が嫌になる程遅く、痒みが高じて塞がれた口元からすすり泣きの声が洩れて来た頃、ギャグが外された。

「奴隷になる決心はついたかしら?」
「嫌……ああ、何とかして……気が狂いそう……」

 奴隷になるとは言えず、しかし苛烈な疼きに弱音を穿いた恵利香は、

「どうしたの? どうして欲しいの?」

 と聞かれて、

「痒いんです……て、手を解いて下さい……」

 と正直に口走っていた。

「そう。オナニ-したいのね。気がすむまでさせてあげるわ」

 しかし正代の言葉にはっと我に帰った恵利香は困ってしまった。今すぐにも胸と股間を慰めたいのは本心だが、憎い2人の前で、しかも直下からビデオ撮影されながらオナニ-する事になるのだ。しかしそんな気持ちは体の欲求の前には何の歯止めにもならず、正代が指手錠を外して来ると、すぐに片手が胸元にもう片手はミニスカ-トの下に潜り込んでいた。しかしさすがにそこで一瞬手が躊躇うのを見た正代が、

「そうそう。乳首とクリを摘んでごらん」

 と言うと、ワナワナ慄える手指がブラウスと濡れスケパンツの下に侵入して感じる尖りを摘み

「ウウンッ!」

 と突き抜ける快感に大声を発しながら、全身がブルッブルッと歓喜に慄え始めた。

「好きなように弄ってごらんなさい」

 もう後は正代の指示は不要だった。言われるまでもなく恵利香は指を使い始め、アン、ウウンと嬌声を発しながら、徐々に激しく手指を動かし始めたのである。そして
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「ア-ッ!」

 と一際大きな声を発した恵利香は、不自由な立ち姿を精一杯に弓なりに反らしてピクッピクッと痙攣を示した。とうとう我知らず自慰行為で極めてしまったのである。

 「ああ……」

 達すると同時にサッと手を引っ込めた恵利香は屈辱の余り全身を脱力させて喘いだが、首輪吊りで窮屈に立っていねばならないのが何とも辛かった。

「あらイッチャッタんだ」

 側に寄って来た正代が言うと恵利香は無言で嫌々と首を振った。さすがにそんな告白など出来なかったのだが、誰の目にも明らかな恥を晒した直後に意地を張るのは滑稽でさえあった。

「奴隷になる決心はついた?」

 そしてその問い掛けにはますます嫌々と大きく拒絶する恵利香を楽しそうに見た正代は、

「そう? まだその気になれないみたいね。気が強くて頼もしいわ」

 と言うと再びギャグを噛ませてその場を離れた。これではどんなに気を強く持って頑張っても責め手の楽しみを長引かせるだけのようなものだったが、それでも気性の強い恵利香に屈伏の言葉は吐けなかった。そして再び絶頂後の甘い余韻が残るビショビショの布地が張りついた何とも嫌らしい股間を撮影されている内、すぐに執拗な痒みを伴う疼きが再発して来た。

ーーま、又だわ……痒い……ああ、もう嫌あっ!

 懊悩しながら長い撮影を堪え、ふと目を上げると2人がニヤニヤ笑いながら自分が屈伏する様子を眺めている。すると

ーーこんな卑劣な人たちの奴隷になんて

 という反発心が芽生えて、既に崩壊した肉体でも精神だけは屈しない気力が少しだけわいて来るのだったが、それはやはり結局責め手の楽しみを増幅させるだけに過ぎなかった。恵利香は気丈に険しい表情を作って2人を睨みつけようとしているのだが、次第に高じる一方の痒みにミニスカ-トからスラリと晒した美脚は救いを求めて懸命に捩り合わされようとしている。だが半分爪先立ちで体を支えているので、中々思い通りに脚を動かせず苦悶する太股がピクピクと軽く痙攣していた。そして胸部を中心にわずかに上半身をくねらせているがもちろん胸部の痒みは寸分も軽減される事はないのだ。全身にじっとりと生汗をかいてどうにもならない体の火照りに苦悶する恵利香を楽しそうに眺めていた2人がやおらにじり寄って来たかと思うと、

「今度は直接体に聞いてみましょう」

 と言う母の言葉と共に背後に立った陽子はブラウスのボタンを完全に外すと両手をパンパンに張った乳房に当てがい、先端でツンとそそり立つ乳頭をクリッと軽く摘んだ。

「ンンッ!」

 その瞬間大げさな位グンと背筋を反らして生臭く呻いた恵利香は、次に前にしゃがみ込んだ正代が手を伸ばして

「コッチも直に摘んであげるわ」

 とグッショリと濡れ雑巾のようになって股間に貼りついていたスケパンツのサイドのヒモを解き始めると、怯えたような目を向けて弱々しく嫌々と拒絶を示した。しかし後ろ手に縛られ首輪吊りで立っているのがやっとの恵利香に抵抗の術はなく、たちまちパンツを剥がしてしまった正代の指はすぐに急所の淫豆を探り当てて

「あら、もうすっかり皮からコンニチワしてるわね。フフフ、そら摘んじゃった」

 と、包皮を器用によけて鋭敏な本体を優しく摘み上げてしまった。その瞬間再び辛そうに呻きビクッと腰が慄えた恵利香を嬉しそうに見上げた正代は

「どう? 奴隷になる決心はついたかしら?」

 と問うたが、恵利香は気丈にも息の苦しい首を精一杯横に振って抵抗を示すのだった。

「おかしいわね。オマメを摘れた女の子は大抵素直になるもんだけどね。恵利香ちゃんはよっぽど強情みたいだから、しばらくこのまま様子を見てみましょう」

 こうして3点の「オマメ」を摘んだ2人は恵利香の反応を見守っていたが、ただ摘んでいるだけと見えた2人の指は淫らなテクニックを発揮して、微妙に慄わせながらゆっくり締め付けたり緩めたり刺激を加えていた。疼き上がる性感の急所にそんな仕打ちを加えられた恵利香はもう一たまりもなく、間もなくワナワナと全身を仕切りに慄わせ始めたかと思うと、胸と腰は持ち主の意思を裏切って微妙に蠢き出した。

「あらあら、オッパイと腰が動き始めたわよ」

 からかわれてももうどうにも動きは止まらず、遂には3点の「オマメ」を摘む指に積極的に擦り付けるような動きに変わって、ほどなく恵利香は何やら重たい呻きを絞り出すと背筋を反らせて絶頂に上り詰め、ビュッと噴出した淫液で正代の指を汚した。余りの恥辱にシクシク嗚咽を洩らす恵利香はしかし強情だった。キュッとクリ豆を摘んだ指はそのままで、ガックリうな垂れた顎をしゃくった正代が

「又気をやったのね、恥知らずな子だ事。これで奴隷になる決心もついたでしょ」

 と囁くと、それでも弱々しく嫌々と拒否を示すのだった。


続く→狙われた美姉妹 Ⅰー6.ゲイボーイ登場

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