桜の園
桜の園
 金持ちの子女が集う私立桜園高校の経営者で校長の桜園五郎は、皆に敬慕される人格者で地元の名士だが、巨根で若い女性のアナルに執着するSM愛好家だった。死病に冒された彼は、何人もの若く美しい女性が喜んで差し出す尻を並べて犯したい、と言う男の夢を実現するために、一癖も二癖もある性技に長けた男達を学園に集める。狙いを定めた7人の美しい女生徒と教師を同意の上で性奴隷に堕とし、鍛え上げた尻穴を校長に捧げさせる、壮大な「性奴隷プロジェクトの幕が今切って落とされたのだ。 (現在更新休止中)

5-28.お嬢様の肉便器調教(3)(6209字)

「目を覚ましたか、美幸」
「シーッ! 静かにしないと隣に聞こえちゃうよ、美幸ちゃん」

ーーえ!? わ、私、ハダカにされてる……

 軽く失神した美幸が意識を取り戻すのに、それほど時間は掛からなかった。恐らく10分足らずの自失ですんだ筈であるが、その間に彼女を「肉便器」に仕立てる準備は着々と進められていたのである。目を覚ました美幸に声を掛けたのは、巧と雄二だったが、他にも倉沢、竜、そして舞子先生と、性奴隷プロジェクトのメンバー達が総掛かりでベッドに横たえられていた彼女を取り囲み、セーラー服は完全に脱がされていた。調教ブラも外され、最後に股間に嵌った黒革調教パンツに男たちの手が掛かった所である。解錠されたT字型貞操帯の裏地に装着され、さんざん美幸の性感を悩ませた男根型バイブレータが倉沢の手でゆっくりと引き抜かれては、そのエロティックな刺激で美幸が目を覚ましてしまうのも無理からぬ事だった。

「あ……あんっ!」
「これこれ、そんなにきつく締め付けるでないぞ。このお嬢ちゃん、よほどチンポがお気に入りと見えるの、ホッホッホ」
「美幸ちゃん、そんなに気持ちいいの? あんまりエッチだと、幻滅しちゃうな」

ーーそんな! や、ヤダ、私のアソコ、キュンキュン締め付けちゃって、すっごく、キモチイイ……駄目よ、こんなのに喜んでちゃ! それにエッチな声を出しちゃ、いけないわ……うふうん、いいっ!

「お隣に聞かれぬよう、声を我慢するとズンと良かろうて。一段と強くチンポを締め付けてわしの手から取られそうじゃぞ」
「おい、美幸。お前、お嬢様でございます、って取り澄ました顔しやがって、ホントは男のチンポが欲しくて、夜な夜なマンコをウズウズさせてたんだよな? 答えろよ、美幸」
「そんな事、ありません……ウヒイッ!」

ーーそこは駄目! 巧君のイジワル、声が出ちゃううっっ!!

 美幸が無意識に発揮してしまう、女子高生にしては優秀過ぎる女性器の強烈な収縮に舌を巻きながら、倉沢が嫌になるくらいのんびりとペニス型を引き上げていくと、それをくわえ込んだ花弁の頂点にポッチリと姿を露見させている女体で一番鋭敏な肉塊に、巧の指が触れたのである。

「デカクリがおっ勃って皮からハミ出してるじゃねえか。触ってくれと言わんばかりだぞ、オラオラ!」
「駄目っ! 駄目、イッチャイそお、巧くうん!」

 保健室内の隔離された空間とは言え、同室内に何も知らない女生徒が体調を崩して寝かされていると言う極限状態の中で、皆声を潜めて淫行に耽っていた。今しがた壮絶な絶頂で気絶したばかりの美幸は、声を出すのもはばかられるのに、ネチネチと性感をいたぶれてはたまらない。あっと言う間に体が再燃して又も恥を晒しそうな予感にオロオロする可憐なお嬢様に、陵辱者たちはますます嗜虐欲を煽られるばかりだ。そしてまるで恋人に甘える媚態のように巧の名を呼ぶ美幸を見た雄二は、不満げに言う。

「何だか妙に巧君と仲良くなっちゃったね、美幸ちゃん」
「そりゃアンタみたいな冴えない男より、イケ面の若い男の方が良かろうて」
「ドクター、そりゃあんまりです」
「雄二さん、妬かないのよ。美幸ちゃんは本物のお嬢様なの、自分の身の程をわきまえなくちゃ」
「先生まで、ひどいなあ」

 いつものように舞子にやり込められる雄二に失笑が洩れ場は和んだが、バイブレータ抜き取りとクリ弄りですっかり興奮してしまった美幸は、身も世もあらず悶絶していた。ベッドに仰向けになっていた彼女の両手は、竜の手により背中で縄緊縛されており、両脚は皆が押さえ付けて開かされ、股間をいいように嬲られてしまう体勢である。

「こんだけクリがデカくて、すぐに皮が剥けちまうようじゃ間違いねえな。お前、毎日ココを弄ってオナニーしてただろ?」
「そんな事……痛あいっ! 巧君、やめてえっっ!!」
「正直に言えねえんなら、ひねり潰してやろうか」
「……してます。毎日」
「何を?」
「オ、オナニー」
「立花美幸は、オナニー大好きな、えっちな女の子です、と言ってみろ」
「立花美幸は……ああん、痛い、痛いの、もうやめて! 巧くん」

ーーコイツ、イジめがいのある女だぜ。えらく泣き顔がそそりやがる

 指で直に摘み上げた感覚の塊を優しくいたぶってやれば、美幸は即座に昇天した事だろう。巧は快楽を与えるだけでは芸がないと思い、あえて強く捻りつぶすようにして痛め付け、美幸をイジめたのだ。元来女性を性の歓びで籠絡し屈服させるのが性に合っている巧だったが、本当は純粋無垢でもいかにも気位の高そうな外見の美少女美幸が、苦痛でシクシク泣き始めた姿は絶品で、たまには肉体的苦痛による調教も乙なものだと再認識させられていた。

 もっともそれは性感帯を痛め付ける程度の行為で、本当に肉体を損傷する恐れのある残虐な仕打ちを施すつもりは、巧の頭には全くなかった。それは桜園校長のBDSM哲学に貫かれた性奴隷プロジェクト全体のポリシーでもある。すなわちB(Bondage)で性奴隷女達の行動を束縛し、D(Discipline)で調教を施すわけだが、それは苦痛を伴う暴力でなく、性的快楽や屈辱や羞恥を煽る事によって成就されねばならない。

 又SとMは相互に依存する共同体で、同意の上でのプレイでなければならぬ、と言うのも桜園校長の考えだ。肉体的な苦痛を歓ぶ重度のマゾヒストは、あくまでマイノリティーである。死期が近い桜園校長の、「たくさんの若い女性の尻を並べて犯したい」と言う夢を実現するための性奴隷プロジェクトが、苦痛を伴う残虐な調教を忌避するのは当然だった。

 そして又巧も己の性癖に忠実になり、痛め付けて泣かせた美幸に優しい声を掛ける。だが、それは彼の得意とする性感責めを続ける意志表示でもあった。苦痛も直後に快楽をもたらされるのであれば、格好のスパイスとなるのだ。

「悪かったな、美幸」
「も、もう、指を放して、お願いいっっ!!」
「心配するな、今度は優しくしてやるからよ」
「ああ……」
「へへへ、だんだん良くなって来たろ? 泣きベソ顔が気持ち良さそうになって来たぜ」
「た、巧くうん! 美幸、イッチャイそう、イッテもいい?」
「ちょっと待った」
「イヤン」

 クリ摘みの巧の指がうって変わって壊れ物を扱うようなデリケートなタッチを見せ、傍目には焦れったくなるくらいゆっくりと敏感な実に刺激を加え始めると、乱暴狼藉の後の優しさにほだされた美幸はあまりの心地良さに慄え上がった。爪先まで反り返りそうな痛烈な快感が込み上げて、美幸は素直にその天国を懇願する。だが、ここで巧の指がピタリと止まった。

「ドクター、チンポを抜かなくては」
「おお、すまん、すまん。小沢君のクリ弄りが見事で見とれておったわい」
「和田先生も、ご助力頂けませんか? せっかくですから、コチラも同時に抜いてやりましょう」
「駄目ですっ! ソコは絶対に駄目えっっ!!」

 巧が半分抜け掛かっているバイブの抜き取りの再開を倉沢に促し、さらにもう一本のあらぬ箇所に入り込んだ筒具を指で弾いて雄二に示すと美幸は引きつった声を上げて激しく狼狽していた。

「かわいいなあ、美幸ちゃん。そんなに慌てちゃって、どうしたの~?」
「このお嬢ちゃん、よっぽどおケツがお気に入りらしいの。どれ、マンコの方もしっかり味わんじゃ」
「ああ~っっ!! たまりません、もう、もうっっ!!」
「ははは、チンポを抜かれるのがそんなにいいのか、美幸。マメが喜んでヒクヒクしてるぜ」
「オシッコ洩らしちゃうなんて、イケない子だね、美幸ちゃんは」

 アナルバイブに触れられただけでひどく取り乱してしまう美幸に、男達はかえって嗜虐欲をそそられ、目一杯楽しませてやろうと、雄二と倉沢は協力して前後バイブをやけにゆっくりと引き抜いていく。そろどころか少し引き抜いて歓喜の悲鳴を搾り取ると手を緩め、もう一本がズルンと抜かれる間に少し戻して時間を引き延ばす悪戯まで行われていた。巧のやはりのんびりしたクリ弄りの指に翻弄されて気もそぞろの美幸は、男達の仕掛けている悪戯にも気付かず、いつまで経っても抜けてくれないバイブ引き抜きに手もなく歓ばされて、盛大に潮を吹き上げ男達の手を汚していく。

 完璧な箱入り娘として育てられた美幸は、基本的に人を疑う事を知らない純粋無垢な少女である。そんな彼女らしい素直な反応の良さは、男達にとっては格好の性の玩具となってしまっていた。エレガントで完璧な外見、素直でおっとりした性格、そして打てば響くように敏感に反応する早熟な肉体と、美幸は性奴隷になるべくして生まれて来たような、見事なM女の素質を備えていたのである。

ーー女は入れる時より抜く時の方がいい、って言うからな。にしても、歓び過ぎだぜ、美幸。まだイクんじゃねえぞ

 ただ単に全裸に剥くため調教下着を脱がせるだけの作業なのに、身も世もあらず悶絶して歓喜の潮まで吹き上げてしまう美幸を見た巧は彼女の歓びをさらに引き延ばしてやろうと画策し提案した。

「どうやら、コイツすぐにチンポを抜かれたくないみたいです。ちょっと休憩を入れましょう」
「ウッ! そ、そんな……」
「慌てる乞食は貰いが少ないって言うんだぞ、美幸」
「お嬢様に乞食はないでしょ。でも、オチンチン遊び、もっとじっくり楽しもうよ、美幸ちゃん」
「ホッホッホ、二本のチンポがプルプル慄えて何とも卑猥じゃのう。ところで、大平君」
「何でしょうか、ドクター」

 手を休めた倉沢が美幸の下肢を押さえ付けていた竜に声を掛ける。無口な彼は美幸の両手を縛り仰向けに寝かせてから、舞子と2人黙って左右の脚を開かせていたのだ。

「このお嬢ちゃん、感度が良過ぎて暴れるので敵わん。大股を開いて身動きが取れぬよう、縛ってはくれんかの」
「なるほど。どうせ肉便器にするんですから、動かれては困ります。竜さん、雁字搦めにしてやって下さい」
「わかりました」

 そう手短かに言った竜は愛用の赤い縄を用意しに離れる。それでも美幸はだらしなく脚を開いたままで、従順に男達に身を任せる姿勢を見せていた。

「さ、お嬢さん、こうやって手で足首を持つんだ。痛くはないから、心配は無用だぞ」
「はい……ああっ!」
「痛むのか?」
「いいえ、恥ずかしくて」

 竜は仰向けで寝ている美幸の後ろ手拘束を解くと、改めて左右の手首と足首をそれぞれ括り合わせたのだ。こうすると、まるで赤ちゃんがオムツを替えられるような、無防備に股間を晒け出す「肉便器」の体勢となるわけだ。こうして休憩の間に竜は愛用の赤いソフトな縄で美幸の四肢を雁字搦めに緊縛していく。この縄は決して女体を傷付けない特殊素材の特注品だが、麻縄のように擦れる苦痛がない代わりに柔肌に密着して吸い付くように締め付け、緊縛される被虐感を強烈に煽るスグレモノだ。彼を父親のように慕うモデル少女沙希には、三つの結び玉を作って股間を緊縛してやり、たちまち発情させて先輩奴隷に負けないマゾ娘に短期で仕上げてしまったのだ。その縄が今、沙希と並んで性奴隷少女達の中でも抜群に長い美幸の手脚にもキリキリと喰い込んでほとんど身動きが取れないほどに行動を制限し、彼女が持つM女の素質を大きく育てていく。もちろん美幸が被虐の歓びを味わうのは取らされた体勢の辛さだけではない。その卑猥な外見に感激した雄二が、大声にならないよう注意して賛辞を述べると、カメラを持ち出した。

「凄いや、美幸ちゃん。綺麗なお嬢様のこんなエッチな姿が拝めるなんて僕、もう鼻血が出ちゃいそうだ。二本のチンポがめちゃくちゃイヤらしいなあ。是非写真を撮らせておくれよ」

 そんな事を言われた美幸はおそるおそる視線を下げて、「肉便器」にされた自分の体勢の卑猥さにショックを受ける。そして雄二がパチパチとシャッター音を静かな空間に響かせると、肉体を縄に緊縛されるがごとく、強烈な羞恥で心臓をグッと鷲づかみに緊縛される気分に陥っていった。

ーーああ……肉便器って、こんな恥ずかしい格好にされるの。私、もう駄目。どうにでもして下さい!

 既に見破られてしまったようにマゾの傾向が色濃い美幸は、肉便器拘束によってすっかり抵抗を諦め、それどころか辱められる事を心の奥底ではドキドキと待ち望んでしまっていた。本格的な肉便器調教の前に、下準備として二穴バイブの抜き取りが残っているが、触れなば落ちん発情に陥っている美幸が、狂乱の渦に巻き込まれていくのは最早必定である。

「ではチンポ引き抜きを再開しましょう」
「ま、待って! ウヒイ~ッッ!!」
「全くうるさい女だな。隣に聞こえてもいいのかよ」
「だ、だって……巧君が上手だから」
「竜さん、良かったら口を塞いでやって下さい」
 
 巧の手が再びクリッと股間の淫実を摘み上げると、緊縛されて被虐気分の高揚した美幸はより一層悩ましい刺激を受けて悲鳴を上げ、自分とは何もかも正反対な不良少年に甘えるようなそぶりまで見せて、ほとんど自由にならない体を激しく慄わせる。それによって二本のチンポ型がますますプルプルと卑猥に踊って、男達の目を楽しませた。廊下で巧に尻を触られて火の出るようなビンタを見舞った、清楚で潔癖なお嬢様と同一人物とはとても思えない、見事な堕ちっぷりであるが、まだ肉便器調教には入ってもいないのだ。

 体の自由を奪われた事と、休憩を入れられた事が大きく働いて、より一層敏感に反応してしまう自分の体に泣きたくなった美幸は、半開きになった唇からハアハアと荒い息を吐くばかりになっていたが、その口に縄掛けの一仕事を終えた竜の灼熱の肉棒が、頭側から突き付けられる。

「しゃぶれ」
「はい……」

 手短な命令で従順に口を開いた美幸は、ゆっくりと逞しい男根を呑み込むと、言われもしないのにクチュクチュと男を歓ばせる動きを始めてしまい、竜が感心したように言った。

「このお嬢さん、男のモノをくわえるとすぐに口を使うんだな」
「タクさんのしつけが良かったんでしょう」
「感心感心。しかも、なかなかうまいと来てる」
「よしよし、いい子だ美幸。お前、ホントは男のチンポが大好きなエロ女だったんだな。お嬢様が聞いて呆れるぜ」
「んん~っ!」

ーー違うの! 私、そんな女の子じゃないのに、ああ、どうして? 口が止まってくれない……

 自然と口を使ってしまっていた美幸は巧にからかわれて反発するが、まるで催眠術にでも掛かってしまったかのように、卑猥な口の動きは止まらなかった。いつの間にか完全に籠絡されて好意を抱いてしまっている巧にからかわれると、美幸はマゾの本性が疼いて、彼に拗ねて見せさらにイジめてもらう、と言う媚態を示してしまうのだった。女性心理の観察に長けた巧は、彼女を肉便器に堕とすのが、実に的確な調教である事に自信を持つ。

「素直になれよ。そしたらデカクリを弄って、天国に行かせてやるぜ、ホレホレ」
「うんんっっ!!」

ーーい、いや、イキそおっっ!!

 急所の尖りをただ摘んだだけだった巧は、ほとんど目にも見えないほど微妙な刺激を加えたが、美幸はビンビンに反応を示してしまう。だが、それだけでは達しないよう、巧は加減して彼女の歓びを最大限に引き延ばしてやろうと腐心していた。

「チンポの引き抜きをお願いします」
「おお、又ぼうっとしとったな」
「美幸ちゃんの大好きなオシリだよ~ん」

 倉沢と雄二の手が二本の疑似ペニスに掛かると、美幸は一気に頂点に向けて疾走していった。


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