桜の園
金持ちの子女が集う私立桜園高校の経営者で校長の桜園五郎は、皆に敬慕される人格者で地元の名士だが、巨根で若い女性のアナルに執着するSM愛好家だった。死病に冒された彼は、何人もの若く美しい女性が喜んで差し出す尻を並べて犯したい、と言う男の夢を実現するために、一癖も二癖もある性技に長けた男達を学園に集める。狙いを定めた7人の美しい女生徒と教師を同意の上で性奴隷に堕とし、鍛え上げた尻穴を校長に捧げさせる、壮大な「性奴隷プロジェクトの幕が今切って落とされたのだ。 (現在更新休止中)
金持ちの子女が集う私立桜園高校の経営者で校長の桜園五郎は、皆に敬慕される人格者で地元の名士だが、巨根で若い女性のアナルに執着するSM愛好家だった。死病に冒された彼は、何人もの若く美しい女性が喜んで差し出す尻を並べて犯したい、と言う男の夢を実現するために、一癖も二癖もある性技に長けた男達を学園に集める。狙いを定めた7人の美しい女生徒と教師を同意の上で性奴隷に堕とし、鍛え上げた尻穴を校長に捧げさせる、壮大な「性奴隷プロジェクトの幕が今切って落とされたのだ。 (現在更新休止中)
5-3.5月8日(月)3プレイルームの麗人(4905字)
「プレイルーム」と言う名称には似つかわしくない純和室の部屋の畳に座布団を敷いて正座し、マジックミラーの向こうの男たちに正対している和装の麗人の美しさは、女扱いのプロである巧や竜さえ一瞬息を飲むほどであった。
「気に入って頂けましたかな?」
「いや、これはもったいないほどの美しい女性です」
「本当によろしいのですか、この人をヤっても」
「もちろん遠慮など無用です。何しろ彼女はひどいマゾでして、私の命令には何でも従う奴隷のようなものなのですから。おい、アイコー」
「はい、ご主人様」
礼儀正しく正座している「アイコ」と呼ばれた女性は、マジックミラーに向かって三つ指を突いて頭を下げそう答えていた。アップに美しくセットした髪のうなじが匂い立つように色っぽく、女好きの男ならずとも理性を喪失しそうになる悩ましい眺めであった。
「桜園様が来ておられる。ご挨拶にオナニーをして見せなさい」
「わかりました」
ーーゲーッ!
ーー何てこった。このスケベ親父め
巧と竜は又しても驚いていたが、こんなことも経験済みらしい桜園校長は、こともなげに立花真と談笑していた。
「いやいやアイコさんは、いつ見てもお美しい。それにいつまでも羞じらいを忘れぬのが素晴らしい……よほど立花君のしつけがよろしいと見える」
「これはお恥ずかしい。桜園さんに比べたら、私など足下にも及びませんよ」
真は恐縮し謙遜して見せたが、満面に羞じらいの色を浮かべながら、さっそく着物の帯を解き始めたアイコの色っぽさには、さすがの巧や竜も目を奪われ引き込まれるようにミラーの向こうを凝視していった。まるで女優のようにバッチリ決まった厚化粧でごまかしているが、歳の頃は40前後だろうか。全身透き通るような色白で文句なしの美人だが、首筋まで深紅に染めてまるで少女のように初々しい羞じらいを見せているのが、憎らしいほど男心をくすぐるようだ。そしてそんな美女が、ミラーの向こうの男たちを意識して見せ付けるように着物をずらし、細面で華奢な印象からは意外なほど肉感的な女盛りの熟れた体を晒して、淫らな行為を始めようと言うのだ。さすがの巧や竜でさえ思わずゴクリと唾を飲み込み、引き込まれるように肩を寄せ合ってミラーの向こうを凝視していた。そんな中アイコは身も世もなく羞じらい俯きながら、重々しく張りつめた豊満な乳房にやった手で先端の大きな実を摘んでクリクリ弄りながら膨らみをヤワヤワと揉み上げる。そしてもう片手はあぐらをかいたような格好で大きく開いた美脚の中心に当てがわれたのだが、驚くべきことに女の部分はツルツルに陰毛が処理されていた。
「いつもながらキレイなおまんこですな。まるで子供のようじゃ」
「毎朝、手入れさせてますからね。アイコー、桜園様にクリトリスをよくお見せしなさい」
「は、はい……あ~っ!」
ーーこりゃ又デカいな
ーー手術してやがる
すでに悩ましく鼻声を洩らし始めていたアイコが、白魚のような細い指で柔らかく秘唇をくつろげると、早くもドロリと白濁液がこぼれ落ち、先端で誇示して見せた肉真珠は離れていてもハッキリ確認出来るほどの大粒であった。桜園高校の性奴隷少女たちにも施されている包皮切除手術を受けて外部刺激を常に敏感に感じ取ってしまった結果、その感覚の塊が人並み外れたサイズにまで育ったものと思われる。彼女がM女性として立花真に調教されている証拠のようなものだったが、その特大クリトリスにも指を当てがって転がし、無毛の秘裂に指を喰い込ませてクチュクチュ動かし始めたアイコは、「ご主人様」以外の男性にまで最も羞ずかしい部分を晒け出して身も世もあらず羞恥に悶えつつ、堪え切れない喜悦の呻きを搾り出し始めていた。大したMっぷりであるが、巧の頭にはとんでもない疑念がよぎっていた。
ーーこの女、何者だ? 本妻以外に飼っている奴隷女なのか?
自分以外の、それも初対面の男に抱かせて、それを観察しようという真のやり方からして、この絶世の美女の素性を巧はそう想像したのである。ただの奴隷女であれば、人でなく所有物のような扱いにも納得出来るのだが、その疑念を率直に聞いた竜の問い掛けに、真の答は常軌を逸したものだった。
「失礼ですが、この女性、どういう人か教えてもらえませんか? まさかあなたの奥様と言うわけでは……」
「いえ、そのまさかです。彼女は立花藍子。正真正銘のわが妻であり、美幸の母親です」
「それは……」
まさかと思った疑念をアッサリ肯定された巧と竜は絶句してしまった。だが真はそんな彼らの反応を予測していたかのように言う。
「実の妻を、目の前で他の男に抱かせようと言う私のお願いを、あなたたちはきっと信じられないとお思いでしょう。人の道に外れたことだと、お怒りになられても仕方ありません。ここ日本ではね」
「よく聞きなさい。世界は広い。日本人の常識がどこでも通用するわけではない。他国には他国の文化や習慣があり、たとえそれが受け入れ難いことであっても、尊重しなければなりません」
にわかに重々しい口調になった桜園校長の言葉に、巧も竜も心を揺さぶられてじっと聞き入っていたが、その時真が大声でインカムに怒鳴った。
「藍子ー! イク時は大きな声で、桜園様にお知らせしろー! 恥知らずなマゾ奴隷の口上も忘れるなよー!」
「あ~っ! ご主人様あ~っっ!! 藍子は、主人がある身なのに、はしたなく指を使って、お、オシリノアナまでほじくって、気をやってしまう、恥知らずなマゾ奴隷ですうっ! い、イクイク! いくうう~っっ!!」
「よし! 恥知らずなまんこを指でビロンと広げて、はしたなく歓んで垂れ流してしまった汁を、桜園様にお見せしなさい」
「は、はい、ご主人様。桜園様、どうか恥知らずな藍子のおまんこを……」
ーーな、何だコイツら。とんでもねえヘンタイ夫婦か
ーー金持ちのやることは、理解出来ねえ
とって付けたような校長の説明より、迫力満点の藍子の絶頂とマゾ奴隷の口上の方が、巧と竜を強力に説得していた。いかに知らない国とは言え、一夫一婦制を否定するような性道徳などあるはずもないが、真は真顔で言う。
「ご覧の通り、妻は私以外にも痴態を晒け出してしまうマゾ奴隷です。日本では許されない、不貞な妻と言うことになるでしょう。ですが、Z国では女性の地位がもともと非常に低い。王族に嫁いだ女性は何不自由ない生活を保証される代わりに、他の男性に共有されねばならぬ、と言う伝統があるのです。私は王族の血を継ぐ者として、守べき伝統に従っておるだけだ……」
ーー嘘を付け! どこの世界にそんなムチャクチャな国があるもんか! テメエがSM趣味なだけだろうが、この変態親父!
ーー何だ、そういう了見なら話は早い、遠慮はいらないな。変態だがキレイな嫁さんを、腰が抜けるほどかわいがってやるさ
「外国の考え方をバカにしてはなりませんぞ。どうじゃ、やってくれるかの?」
「わかりました」
「精一杯やってみましょう」
「おお、やって下さいますか! さすがは、桜園さんの見込んだ方々だ」
自分の超美形の妻を目の前で陵辱しようと言う男たちに喜んで、巨体を畳むように頭を下げる真の姿に巧と竜はむしろ鼻白む気分だったが、真はさらに独り言のように語る。
「藍子さんとは京都で出会ったのです。色が真っ白で本当に日本人形のようにキレイな、舞妓ガールでした……」
真はその舞妓だったと言う絶世の和風美女の痴態をミラー越しに目を細めて眺め、客人に対してと言うより自分に言い聞かせるように話を続けた。
「私はこの世にこんな美しい女性がいたのかと一目で惚れ込み、彼女に交際を申し込んだのです。金に糸目は付けず、たくさんのプレゼントをしました。必死で日本語の勉強もしました。その甲斐あって藍子さんがプロポーズを受けてくれた時、私は日本に永住する決心をしたのです。結婚してすぐかわいい女の子を授かりました。それが美幸です。私は、藍子さんと美幸のために死ぬ気で働いて会社を発展させました。この家屋敷も、彼女たちのためにと思い、特注で建てたのです
ーーそれだけ大事にしているキレイな嫁さんを、目の前で他の男に抱かせるのか? どういう神経してるんだ、この親父……
ーーと、言うことは、まさか娘の調教もこの父親が依頼して来たってわけか? あり得ねえ……
まるで恋人同士のように全てを晒け出した美しい妻を見つめながら熱っぽく語る真に、巧も竜も戸惑いを隠せなかったが、校長がダメ押しのように言う。
「立花さんはわしと同様、世間の常識には囚われぬ真のSM愛好家じゃ。彼にとって藍子さんは最愛の妻であると同時に、人権を剥奪された奴隷でもある。それが彼の愛し方なのだ。従って彼が望めば、藍子さんは他の男に抱かれねばならぬ」
「桜園さんに、先を奪われてしまいましたな。美幸が少し大きくなり、藍子さんの手を離れてメイドに世話を任せられるようになった頃から、調教を始めたのですが、初めはひどく抵抗されました。プレイを嫌がり実家に逃げ返った藍子さんを連れ戻した時は、お仕置きとして部屋に監禁し、使用人たちに三日三晩交替で責めさせたこともあります。そのような嗜好を持つ人間を使っておりますのでね……」
ーーそれで、タクさんも……
巧の頭にすぐに運転手の顔が浮かんだ。ホストをしていたタクは、もちろんSMプレイの経験も持っているはずだ。
ーーあの人は完全にM属性だったはずだが……まあ、SとMは表裏一体と言うからな
「それ以来、二度と逃げる気にならないように、より一層徹底した調教を行いました。秘め所の毛は剃り上げて永久脱毛させました。毎日使用人の手で浣腸させ、貞操帯を嵌めて小用時も使用人に許可をもらい後始末までしてもらうこととしました。そしてクリトリスの皮を切り、貞操帯の前後や乳房にバイブレータを仕込むようにした頃から、ようやく藍子さんはマゾの歓びに目覚めてくれました。娘の美幸に悟られないよう我慢して密かに気をやってしまうのがすっかりクセになったようで……その甲斐あって、藍子さんは今やこんな美しい奴隷妻になってくれたのです」
「どうじゃ、立花君がわしらと同じ気質を持つ同好の士であることが、よくわかっただろう」
「はい、それでは遠慮なくヤラせてもらいます」
「徹底的にかわいがって、女の歓びを極めさせてさしあげましょう」
「それは誠にありがたい。実の所、藍子にはこのことを伏せてあります。本気で嫌がり抵抗するでしょうが、構わずレイプして下さい」
「それは彼女が演技する、という意味かの?」
「いえ、本気です。藍子は私に操を立てて本気で抵抗し、絶対に感じまいと堪えるはずです。そこをお二人のテクニックでメロメロにしてやって欲しい。使用人に責められて心ならずも気をやってしまう藍子さんを見るのが、私の無上の楽しみなのです。ですが使用人たちに本番を許すことは決してありません。藍子さんが私以外のペニスを本気で嫌がりながら屈してしまうところを楽しみにしています。もちろんアナルも使ってやって構いません。彼女はソチラの方がよほど敏感なのですから」
ーーこの親父、筋金入りの変態SM好きだな
ーー何だか武者震いして来たぞ
「物入れに手錠など一般的なSM道具は一通り揃えてあります。どうぞご自由に使って下さい」
マジックミラーの向こうでそんな良からぬ企みが相談されているとも知らず、藍子は従順に最も秘めやかな女の部分を自ら開き見せ付けている。おそらくプレイに参加したこともあるのだろう、夫のSM仲間で旧知の桜園校長に見せているつもりで、それでも色白の全身を茹で蛸のように真っ赤に染めた彼女がひどく羞ずかしがっているのも間違いない。校長が指摘した通り、立花の徹底した調教の成果だろう。藍子は羞恥心を決して失わず、夫であり「ご主人様」でもある立花に対する貞操観念も強固なものであろうと思われた。そんな妻を見知らぬ二人の男に強姦させて反応を楽しむと言う、立花の常軌を逸したやり方に舌を巻いた巧と竜は、全身にメラメラと興奮が募りサディスティックな欲情が熱くたぎるのを感じていた。
続く→桜の園 5-4.乳汁分泌研究と奴隷妻陵辱
戻る→桜の園 5-2.5月8日(月)2謎の大富豪と隔離されたお嬢様
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「プレイルーム」と言う名称には似つかわしくない純和室の部屋の畳に座布団を敷いて正座し、マジックミラーの向こうの男たちに正対している和装の麗人の美しさは、女扱いのプロである巧や竜さえ一瞬息を飲むほどであった。
「気に入って頂けましたかな?」
「いや、これはもったいないほどの美しい女性です」
「本当によろしいのですか、この人をヤっても」
「もちろん遠慮など無用です。何しろ彼女はひどいマゾでして、私の命令には何でも従う奴隷のようなものなのですから。おい、アイコー」
「はい、ご主人様」
礼儀正しく正座している「アイコ」と呼ばれた女性は、マジックミラーに向かって三つ指を突いて頭を下げそう答えていた。アップに美しくセットした髪のうなじが匂い立つように色っぽく、女好きの男ならずとも理性を喪失しそうになる悩ましい眺めであった。
「桜園様が来ておられる。ご挨拶にオナニーをして見せなさい」
「わかりました」
ーーゲーッ!
ーー何てこった。このスケベ親父め
巧と竜は又しても驚いていたが、こんなことも経験済みらしい桜園校長は、こともなげに立花真と談笑していた。
「いやいやアイコさんは、いつ見てもお美しい。それにいつまでも羞じらいを忘れぬのが素晴らしい……よほど立花君のしつけがよろしいと見える」
「これはお恥ずかしい。桜園さんに比べたら、私など足下にも及びませんよ」
真は恐縮し謙遜して見せたが、満面に羞じらいの色を浮かべながら、さっそく着物の帯を解き始めたアイコの色っぽさには、さすがの巧や竜も目を奪われ引き込まれるようにミラーの向こうを凝視していった。まるで女優のようにバッチリ決まった厚化粧でごまかしているが、歳の頃は40前後だろうか。全身透き通るような色白で文句なしの美人だが、首筋まで深紅に染めてまるで少女のように初々しい羞じらいを見せているのが、憎らしいほど男心をくすぐるようだ。そしてそんな美女が、ミラーの向こうの男たちを意識して見せ付けるように着物をずらし、細面で華奢な印象からは意外なほど肉感的な女盛りの熟れた体を晒して、淫らな行為を始めようと言うのだ。さすがの巧や竜でさえ思わずゴクリと唾を飲み込み、引き込まれるように肩を寄せ合ってミラーの向こうを凝視していた。そんな中アイコは身も世もなく羞じらい俯きながら、重々しく張りつめた豊満な乳房にやった手で先端の大きな実を摘んでクリクリ弄りながら膨らみをヤワヤワと揉み上げる。そしてもう片手はあぐらをかいたような格好で大きく開いた美脚の中心に当てがわれたのだが、驚くべきことに女の部分はツルツルに陰毛が処理されていた。
「いつもながらキレイなおまんこですな。まるで子供のようじゃ」
「毎朝、手入れさせてますからね。アイコー、桜園様にクリトリスをよくお見せしなさい」
「は、はい……あ~っ!」
ーーこりゃ又デカいな
ーー手術してやがる
すでに悩ましく鼻声を洩らし始めていたアイコが、白魚のような細い指で柔らかく秘唇をくつろげると、早くもドロリと白濁液がこぼれ落ち、先端で誇示して見せた肉真珠は離れていてもハッキリ確認出来るほどの大粒であった。桜園高校の性奴隷少女たちにも施されている包皮切除手術を受けて外部刺激を常に敏感に感じ取ってしまった結果、その感覚の塊が人並み外れたサイズにまで育ったものと思われる。彼女がM女性として立花真に調教されている証拠のようなものだったが、その特大クリトリスにも指を当てがって転がし、無毛の秘裂に指を喰い込ませてクチュクチュ動かし始めたアイコは、「ご主人様」以外の男性にまで最も羞ずかしい部分を晒け出して身も世もあらず羞恥に悶えつつ、堪え切れない喜悦の呻きを搾り出し始めていた。大したMっぷりであるが、巧の頭にはとんでもない疑念がよぎっていた。
ーーこの女、何者だ? 本妻以外に飼っている奴隷女なのか?
自分以外の、それも初対面の男に抱かせて、それを観察しようという真のやり方からして、この絶世の美女の素性を巧はそう想像したのである。ただの奴隷女であれば、人でなく所有物のような扱いにも納得出来るのだが、その疑念を率直に聞いた竜の問い掛けに、真の答は常軌を逸したものだった。
「失礼ですが、この女性、どういう人か教えてもらえませんか? まさかあなたの奥様と言うわけでは……」
「いえ、そのまさかです。彼女は立花藍子。正真正銘のわが妻であり、美幸の母親です」
「それは……」
まさかと思った疑念をアッサリ肯定された巧と竜は絶句してしまった。だが真はそんな彼らの反応を予測していたかのように言う。
「実の妻を、目の前で他の男に抱かせようと言う私のお願いを、あなたたちはきっと信じられないとお思いでしょう。人の道に外れたことだと、お怒りになられても仕方ありません。ここ日本ではね」
「よく聞きなさい。世界は広い。日本人の常識がどこでも通用するわけではない。他国には他国の文化や習慣があり、たとえそれが受け入れ難いことであっても、尊重しなければなりません」
にわかに重々しい口調になった桜園校長の言葉に、巧も竜も心を揺さぶられてじっと聞き入っていたが、その時真が大声でインカムに怒鳴った。
「藍子ー! イク時は大きな声で、桜園様にお知らせしろー! 恥知らずなマゾ奴隷の口上も忘れるなよー!」
「あ~っ! ご主人様あ~っっ!! 藍子は、主人がある身なのに、はしたなく指を使って、お、オシリノアナまでほじくって、気をやってしまう、恥知らずなマゾ奴隷ですうっ! い、イクイク! いくうう~っっ!!」
「よし! 恥知らずなまんこを指でビロンと広げて、はしたなく歓んで垂れ流してしまった汁を、桜園様にお見せしなさい」
「は、はい、ご主人様。桜園様、どうか恥知らずな藍子のおまんこを……」
ーーな、何だコイツら。とんでもねえヘンタイ夫婦か
ーー金持ちのやることは、理解出来ねえ
とって付けたような校長の説明より、迫力満点の藍子の絶頂とマゾ奴隷の口上の方が、巧と竜を強力に説得していた。いかに知らない国とは言え、一夫一婦制を否定するような性道徳などあるはずもないが、真は真顔で言う。
「ご覧の通り、妻は私以外にも痴態を晒け出してしまうマゾ奴隷です。日本では許されない、不貞な妻と言うことになるでしょう。ですが、Z国では女性の地位がもともと非常に低い。王族に嫁いだ女性は何不自由ない生活を保証される代わりに、他の男性に共有されねばならぬ、と言う伝統があるのです。私は王族の血を継ぐ者として、守べき伝統に従っておるだけだ……」
ーー嘘を付け! どこの世界にそんなムチャクチャな国があるもんか! テメエがSM趣味なだけだろうが、この変態親父!
ーー何だ、そういう了見なら話は早い、遠慮はいらないな。変態だがキレイな嫁さんを、腰が抜けるほどかわいがってやるさ
「外国の考え方をバカにしてはなりませんぞ。どうじゃ、やってくれるかの?」
「わかりました」
「精一杯やってみましょう」
「おお、やって下さいますか! さすがは、桜園さんの見込んだ方々だ」
自分の超美形の妻を目の前で陵辱しようと言う男たちに喜んで、巨体を畳むように頭を下げる真の姿に巧と竜はむしろ鼻白む気分だったが、真はさらに独り言のように語る。
「藍子さんとは京都で出会ったのです。色が真っ白で本当に日本人形のようにキレイな、舞妓ガールでした……」
真はその舞妓だったと言う絶世の和風美女の痴態をミラー越しに目を細めて眺め、客人に対してと言うより自分に言い聞かせるように話を続けた。
「私はこの世にこんな美しい女性がいたのかと一目で惚れ込み、彼女に交際を申し込んだのです。金に糸目は付けず、たくさんのプレゼントをしました。必死で日本語の勉強もしました。その甲斐あって藍子さんがプロポーズを受けてくれた時、私は日本に永住する決心をしたのです。結婚してすぐかわいい女の子を授かりました。それが美幸です。私は、藍子さんと美幸のために死ぬ気で働いて会社を発展させました。この家屋敷も、彼女たちのためにと思い、特注で建てたのです
ーーそれだけ大事にしているキレイな嫁さんを、目の前で他の男に抱かせるのか? どういう神経してるんだ、この親父……
ーーと、言うことは、まさか娘の調教もこの父親が依頼して来たってわけか? あり得ねえ……
まるで恋人同士のように全てを晒け出した美しい妻を見つめながら熱っぽく語る真に、巧も竜も戸惑いを隠せなかったが、校長がダメ押しのように言う。
「立花さんはわしと同様、世間の常識には囚われぬ真のSM愛好家じゃ。彼にとって藍子さんは最愛の妻であると同時に、人権を剥奪された奴隷でもある。それが彼の愛し方なのだ。従って彼が望めば、藍子さんは他の男に抱かれねばならぬ」
「桜園さんに、先を奪われてしまいましたな。美幸が少し大きくなり、藍子さんの手を離れてメイドに世話を任せられるようになった頃から、調教を始めたのですが、初めはひどく抵抗されました。プレイを嫌がり実家に逃げ返った藍子さんを連れ戻した時は、お仕置きとして部屋に監禁し、使用人たちに三日三晩交替で責めさせたこともあります。そのような嗜好を持つ人間を使っておりますのでね……」
ーーそれで、タクさんも……
巧の頭にすぐに運転手の顔が浮かんだ。ホストをしていたタクは、もちろんSMプレイの経験も持っているはずだ。
ーーあの人は完全にM属性だったはずだが……まあ、SとMは表裏一体と言うからな
「それ以来、二度と逃げる気にならないように、より一層徹底した調教を行いました。秘め所の毛は剃り上げて永久脱毛させました。毎日使用人の手で浣腸させ、貞操帯を嵌めて小用時も使用人に許可をもらい後始末までしてもらうこととしました。そしてクリトリスの皮を切り、貞操帯の前後や乳房にバイブレータを仕込むようにした頃から、ようやく藍子さんはマゾの歓びに目覚めてくれました。娘の美幸に悟られないよう我慢して密かに気をやってしまうのがすっかりクセになったようで……その甲斐あって、藍子さんは今やこんな美しい奴隷妻になってくれたのです」
「どうじゃ、立花君がわしらと同じ気質を持つ同好の士であることが、よくわかっただろう」
「はい、それでは遠慮なくヤラせてもらいます」
「徹底的にかわいがって、女の歓びを極めさせてさしあげましょう」
「それは誠にありがたい。実の所、藍子にはこのことを伏せてあります。本気で嫌がり抵抗するでしょうが、構わずレイプして下さい」
「それは彼女が演技する、という意味かの?」
「いえ、本気です。藍子は私に操を立てて本気で抵抗し、絶対に感じまいと堪えるはずです。そこをお二人のテクニックでメロメロにしてやって欲しい。使用人に責められて心ならずも気をやってしまう藍子さんを見るのが、私の無上の楽しみなのです。ですが使用人たちに本番を許すことは決してありません。藍子さんが私以外のペニスを本気で嫌がりながら屈してしまうところを楽しみにしています。もちろんアナルも使ってやって構いません。彼女はソチラの方がよほど敏感なのですから」
ーーこの親父、筋金入りの変態SM好きだな
ーー何だか武者震いして来たぞ
「物入れに手錠など一般的なSM道具は一通り揃えてあります。どうぞご自由に使って下さい」
マジックミラーの向こうでそんな良からぬ企みが相談されているとも知らず、藍子は従順に最も秘めやかな女の部分を自ら開き見せ付けている。おそらくプレイに参加したこともあるのだろう、夫のSM仲間で旧知の桜園校長に見せているつもりで、それでも色白の全身を茹で蛸のように真っ赤に染めた彼女がひどく羞ずかしがっているのも間違いない。校長が指摘した通り、立花の徹底した調教の成果だろう。藍子は羞恥心を決して失わず、夫であり「ご主人様」でもある立花に対する貞操観念も強固なものであろうと思われた。そんな妻を見知らぬ二人の男に強姦させて反応を楽しむと言う、立花の常軌を逸したやり方に舌を巻いた巧と竜は、全身にメラメラと興奮が募りサディスティックな欲情が熱くたぎるのを感じていた。
続く→桜の園 5-4.乳汁分泌研究と奴隷妻陵辱
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