桜の園
桜の園
 金持ちの子女が集う私立桜園高校の経営者で校長の桜園五郎は、皆に敬慕される人格者で地元の名士だが、巨根で若い女性のアナルに執着するSM愛好家だった。死病に冒された彼は、何人もの若く美しい女性が喜んで差し出す尻を並べて犯したい、と言う男の夢を実現するために、一癖も二癖もある性技に長けた男達を学園に集める。狙いを定めた7人の美しい女生徒と教師を同意の上で性奴隷に堕とし、鍛え上げた尻穴を校長に捧げさせる、壮大な「性奴隷プロジェクトの幕が今切って落とされたのだ。 (現在更新休止中)


4-18.恥辱の儀式(4)(5365字)

 死病に冒された桜園校長のため性奴隷となり、アナル拡張を主目的とした淫らな調教にはげむことを決意した沙希だったが、いざ本当に浣腸が実行されるとなると、もちろんとても平静ではいられなかった。倉沢が携えて来た、すでに浣腸液と思われる液体で一杯に満たされた、ガラスの注射器を一瞥した沙希は、その思った以上の大きさに恐れをなし辛そうに目を閉じていた。

ーーホントはイヤでイヤでたまらないくせに、弱音の1つも吐かないとは感心なヤツだな……

 陰毛を剃り上げられた沙希の幼い外見のワレメの合わせ目で、ヒクヒクと汚辱の快感におののく肉のボタンを優しく摘み、彼女が一度気をやった後もなおそのプリプリの弾力ある若い感触を楽しみながら、摘んだ指をゆっくり収縮させたり慄わせたりしてとめどない快楽の泉を吐き出させている竜は、可憐なモデル少女の気持ちを慮って声を掛けた。

「浣腸はイヤなのか? 沙希」
「……うん……ごめんなさい」

 竜に聞かれてつい本音を洩らした沙希は、ワガママだと叱られると思い謝罪を口にした。心を開いた竜だからと言って、決して許されるはずはないと知りつつ、どうしても甘えが出てしまうのだ。が、そんな沙希の内心の葛藤などお見通しの男たちは、この健気な少女に優しく、頭ごなしに叱ったりはしなかった。倉沢が言う。

「ホッホッホ、本音が出ましたの。何構いやせん。人前でクソをヒリ出すのが平気な女なぞ、おるわけないんじゃからの」

「浣腸の儀式」が始まると知って、仲良く交接に励んでいた男女もそれを切り上げ、皆沙希の方へと集まっていた。そしてリーダー格の巧が口を開いたのだが、いつになく熱い思いを吐露する彼も、校長のため自ら華奢な体を捧げる決意を固めた沙希に好意的であった。

「そうだぜ、神野。人前でウンチをするのが羞ずかしくなかったら人間じゃねえよ。だが、俺たち男はお前のような美人が汚い所を見せてくれるのが一番嬉しいんだ。決してお前をバカにしやしねえ。むしろ人間として最も羞ずべき排泄を見せてくれる女を俺は尊敬するし、心の底から愛おしく思うぜ」

 そして最も女性の排泄に変質的な興味を抱くフェチ男雄二も、飾りのない本性を剥き出しにして沙希にぶつけた。

「そうだよ、沙希ちゃん。僕みたいな変態にとって、君のようなカワイコちゃんのウンコは宝物なんだ、どうかタップリ出しておくれよ。僕のコレクションとして永久保存しておくし、後始末だって全部やってあげるよ、喜んで」

 雄二の言葉におぞましいものを感じた沙希は、無残な開脚縛りの体をブルッと慄わせた。しかし彼の口にした「後始末」の内容を知っていたら、もっと耐え難い気持ちに陥ったことだろう。そして心優しい沙希の気持ちは、男たちの熱い本音の吐露に揺れた。

ーー男の人って、私がウンチするのを喜んでくれるんだ……でもやっぱりイヤだ、死ぬほどハズカシイよ。どうしてもしなくちゃダメなの、竜様あ……

 そんな彼女の気持ちが伝わったかのように竜が口を開く。

「皆さん、こうおっしゃって下さるんだ。覚悟はいいな、沙希。お前がハズカシがりながら排泄を見せてくれることは、俺たちを皆幸せな気持ちにしてくれるし、これを経験することで、お前は立派な性奴隷への階段を1つ上がることが出来るのさ」
「……はい、頑張ります、竜様……」
「よく言った! えらいぞ、沙希」
「おい、お前ら、この棒を両側から持って高く上げてやれ」

 巧が従えていた祥子と優里に命令を下すと、2人の女生徒は複雑な気持ちになりながら、沙希の両膝に固定されて長い脚を大きく開かせていた鉄棒を持ち上げ、まるで幼児がおむつ替えをされるような世にも羞ずかしい格好を、クラスメイトに取らせていった。

ーー沙希ちゃん、かわいそう。きっと、死ぬほどハズカシイでしょう……
ーーだけど浣腸はクセになるのよ。羞ずかしいことをさせられると、マゾの女の子はすごく燃えちゃうの。さあ、タップリ楽しんでね、沙希ちゃん……

 それぞれに美しい女生徒たちは、この同性から見てもあこがれる程のすばらしい肉体と天使のように清らかな心を持つモデル少女が、自分たちと同様に被虐を歓ぶマゾヒスチックな性向を色濃く持っていることを、すでに見抜いていた。

「自分から浣腸を頑張ろうという感心なお嬢さんは、出来るだけ優しく、気持ち良くウンチをさせて進ぜよう。いきなり注射と言うのも無粋じゃから、竜さん、このクスリをタップリ尻穴に塗ってやって下され」

ーーあっ! あのきつい薬を使うなんて……
ーーやっぱり、この人は鬼畜だわ……

 その薬剤の恐ろしい効果を身に染みて体験している祥子と優里は、倉沢の邪悪さに戦慄したが、もちろん何も異論を差し挟めるはずはない。巧や雄二、そしてすっかり少女たちを性的にいたぶるサディスティックな性向も発揮し始めている舞子は、沙希がどんな声で泣きながら浣腸をせがんでしまうことかと黒い期待で目を輝かせていたが、竜だけは憐憫の情を覚えていた。

ーーこのクソ医者め、ひどいことを考えやがる。ここはだましだまし、ケツをかわいがってやるしかないな……

 こうして竜は、倉沢に手渡された強烈な掻痒感を発生させる恐ろしい媚薬「悶々膏」を人差し指に搾り出すと、その指を沙希のおちょぼ口のような小さな排泄口に当てがって言った。

「このクスリは浣腸されても痛くないよう、潤滑油の働きをするものだ。その上、辛いはずの浣腸と排便を快感に変えてくれる成分も配合されたスグレモノだ。倉沢ドクターがお前のために用意して下さったのだぞ、礼を言え、沙希」
「ありがとうございます」

ーー何たる茶番だ……

 成り行き上仕方なく、素直な沙希に頭まで下げさせた竜は、良心が疼くのをうとましく感じながら、モデル美少女の禁断の排泄口に指を触れさせた。

「力を抜け、沙希。そんなに緊張していては、浣腸器の注射針が折れる危険があるぞ」
「は、はい、すみません……」
「よしよし。気持ち良くなれるよう、奥の奥まで塗るぞ」
「ああっ!」

ーーこんな純真な子をだまして、俺も所詮コイツらと同じ鬼畜だな……よし、気持ちいいのか、沙希? 早く慣れてアナルの歓びに身も心も捧げるんだ……

 沙希に、浣腸の苦痛を和らげ快楽をもたらすと言って塗り込めるクスリの効能は間違いではない。だが、その快楽は地獄のような痒みに耐えた末に与えられるものだ。竜は、自ら嵌めた股縄ですでに少し開いていた沙希の狭小なアナルに指を侵入させながら、その指を無意識に締め付ける動きを見せる、彼女のその部分の感受性の優秀さに光明を見出した。たとえ劇薬に肛門内壁を焼かれて死ぬほどの掻痒感に苦しんでも、アナルの性感の発達した女性なら、その後苦しみに倍する快感が与えられるのだ。そして竜は、アナルは気持ち良いものだと暗示を掛けるつもりで、指を徐々に尻穴深く挿入させつつ沙希に話し掛ける。

「ケツが気持ちいいんだな、沙希」
「……そんなこと……」
「今さら、気取るな! なら、ココの歓びようはなぜだ?」
「ヒイイッ!」

 沙希が鋭い悲鳴を上げたのは、アナルの奥深くまで指で抉った竜が、同時に空いた手指で再びクリトリスを探り摘み上げたからだった。

「オラッ! さっきよりもひどく生え返らせているではないか! 素直になるんだよ、沙希」
「ああっ! 竜様、たまりません、もう、もうっ!」

 竜は己が持つ女責めの技術を全てぶつけるつもりで、細心の注意を払いながらも、沙希の肉豆とアナルに渾身の愛撫を加えた。フェザータッチでクリトリスを摘み上げた指は高性能のバイブのように慄えくねり、尻穴に挿入した指は薬を万遍なく塗ると見せてグルグルと縦横無尽に蠢くのだ。これでは人一倍性感の優れた沙希ならずとも、目覚めてしまったことであろう。

「どこがたまらないんだ! 気持ち良い所を隠さず、正直に言え!」
「お、オシリ……ああ、オシリがいいっ! 沙希、オシリでイッチャイますう、ああ~っっ!!」
「ホッホッホ、クスリをオケツに塗られながら気をやるとは、はしたないお嬢さんだの」
「だ、だって……」

 気をやった直後とあって、初心な少女らしからぬ妖艶で粘り着くような視線で、自分を歓ばせてくれた初老の男を見つめる沙希の気持ちを代弁するように、舞子先生が続けた。

「大好きな竜さんが上手に塗って下さったから、そんなに感じちゃったのね、沙希ちゃん」
「そうだな。神野、お前マンコにゃ指1本触れられてもねえのに、少し潮まで吹いてたぜ」
「アナルが感じ易いってのはいいことだよ。これならウンチしながら気をやれるかも知れないし」
「おい、沙希。そんなに俺の指を食い締めるな。抜けないだろうが」

ーーああ、羞ずかしい……

 幸せな絶頂が訪れてその余韻にウットリと浸っていた沙希は、皆にアナルの感じ易さをからかわれた上に、竜にあさましい体の反応を指摘されて、穴があったら入りたいような強烈な羞恥に胸を締め付けられた。だが、羞ずかしさを感じるほどにアブない興奮がどんどん高まり、自分の体がとめどなくカーッと熱く燃え上がってしまうのを、沙希自身気付いていた。

ーーオシリでイクなんて、死ぬほど羞ずかしいのに、こんなに興奮してドキドキしちゃってる。私ってマゾなんだ……

 こうして被虐を歓ぶMの素質を自覚し始めた美少女にさらなる恥辱を加えようと、倉沢は竜から「悶々膏」のチューブを譲り受けた。

「竜さん、クスリを貸して下さらんか。ホッホッホ、おしりエッチ好きのはしたないお嬢さんがもっと気持ち良くなれるよう、わしからのプレゼントじゃよ」

ーーどうして、そんな所にクスリを……

 浣腸のための潤滑クリームだと思っていた薬剤を倉沢が乳首に塗り始めると、沙希の頭に疑念がわいたが、すっかり発情してしまった体はうとましいほどに敏感で、コリコリの実に薬を塗られる快感に声を出すのを我慢するだけで精一杯だった。さらにまだ固い乳房の膨らみにまでクリームを塗りこめた倉沢の手指は、沙希の下半身に向かっていた。

「ヒイッ! そ、ソコは……」

 そして倉沢の指が医者らしい巧みさで、さっきまで竜の指に愛されてすっかり膨らみを露にした股間の羞恥の豆にまで、クリームを塗り込め始めると、沙希はもうたまらず悲鳴を上げていた。

「ホッホッホ、バージンのくせにもうこんなに濡らして、まるで男を欲しがっているみたいですの。ホレ、ここの嫌らしいマメをえらく大きくさせとるではないか。これだけ濡らしとればクスリなど必要なかろうが、今日は特別じゃ。タップリ使って進ぜよう」

 もうこの薬がただの潤滑剤などではなく、何か嫌らしい成分を含む媚薬の類であることに気付いていた沙希は、クリトリスの本体のみならず、めくった包皮の裏側まで満遍なくベットリと薬剤を塗り込められて恐ろしくなったが、そんな恐怖も小さな感覚の塊からツーンツーンと痛烈に全身に打ち響く心地良い戦慄の前に溶け崩れていく。そして倉沢は未だ処女の膣口にまで少し指を含ませて、膜を破らぬよう慎重に薬を塗ってしまった。

「では、お嬢さんが浣腸してもらう気分になるまで、しばし休憩じゃ」

 そう言って邪悪な笑みを浮かべた倉沢が離れると、1人自責の念に駆られた竜は、やおら全く衰えの気配も見せない逞しいイチモツを手で握った。

「沙希、褒美をやろう。俺のナニをしゃぶれ」
「はい! ありがとうございます、竜様」
「竜さんはすごいなあ。よくチンポがふやけないもんだよ」

 沙希が自分に奉仕することで精神的な歓びを得ることがわかっている竜は、偽って恐ろしいクリームをアナルに塗り込めてしまった罪滅ぼしのつもりで、又もや美少女の小ぶりな口にあまる己が肉塊を含ませてやった。

ーーよし、お前の好きにしろ、沙希。辛かったら、歯を立てたって構やしねえぞ……

 竜は自分の性技で幸せな絶頂を極めた女性が、男性のシンボルに対して決してぞんざいな扱いなど出来なくなることを知っていながら、そんなことを思った。果たして、今朝から何度となく極めてしまったモデル少女は、歯を立てるどころか覚え立てのテクニックを使って竜を歓ばせようと、夢中で口を動かすのだった。そんな沙希は父親のような男に奉仕するのが嬉しいのか、ウットリと陶酔した美貌を緩め、束の間の幸福に浸っていた。

 だが今朝からすでに数え切れないアクメを覚えて、どこもかしこも欲情の歯止めが利かなくなっている美少女の体に、塗り込められた強力催淫薬の効き目は劇的であった。嬉しそうだった沙希の顔が異常に紅潮してウッと辛そうに歪み、竜の肉棒を吐き出してしまうのはあっと言う間だったのである。

「痒い……」

 初めは小声でボツリとそう呟くようだったが、「悶々膏」に冒された体の掻痒感は、放っておけばひどくなるばかりだ。まるで性感帯を無数の好色な蟻にたかられ食い荒らされているような凄まじい痒みがズキズキと体中を切り刻み始めて、沙希は次第に自制を忘れて大声で痒い、痒い、と泣きじゃくり始める。だが、その苦しみも性奴隷に堕とされる前の通過儀礼のようなものだと心得ている一同は、誰1人勝手に彼女に救いの手を差し伸べる者はいない。そして泣きじゃくりながら、何とかして下さい! と懇願する沙希に、浣腸器の注射針を光らせた白髪鬼倉沢がホッホッホと嫌らしく笑いながら近付いていったのだった。


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