弟76夜 義姉さんは家庭教師

名門三島家の息子だが次男で普通の高校生活を送って来た雄二は大学入試に失敗し浪人生となってしまう。一族の恥とまで責められる雄二だが、仲の良い長男で三島家の御曹司である正則は彼のために妻の春美を家庭教師に付ける。内気で女性の苦手な雄二に好意的な春美は美形で、本物のお嬢様育ちらしくあまりにも無防備。美し過ぎる義姉を性の対象として見てしまう事に罪悪感を覚える雄二を積極的に誘惑し始める春美。そして、ついに……
4.秘密の地下室(9201字)
生殖能力がない兄ちゃんの替わりに義姉の春美さんを妊娠させて欲しいと言う驚愕の依頼を承諾してしまった僕は、その場ですぐ兄夫婦に連れられやって来た地下室にビックリ仰天していた。兄ちゃん家は二階建ての豪邸だけど、地下にも部屋がある事自体初めて知ったのだ。下りる階段は夫婦の寝室の床を外すと現れたのだが、寝室に部外者が入れるわけはないし、こんな隠し階段誰にもわかるまい。つまり夫婦だけが使用するつもりの秘密部屋なのだが、それにしては随分と広いその部屋に降り立った僕はすぐにピンと来た。
「どうだ、凄いだろう、雄二。ここはSMプレイを楽しむための隠し部屋だ」
恐らく二十畳はあるだろう。ガランとした広い部屋の中でまず目を引いたのは、中央に置かれたメリーゴーラウンドみたいな木馬で、胴体や天井から人間を拘束する装置が付いているのがわかる。僕がお気に入りのエッチなグラビアでは定番と言って良い代表的なSM道具ではないか。
「隠さないでもいいぞ。雄二、お前はこういうのが大好きだろう?」
「ゴメンね、雄二くん。私も知ってたの、あなたがこんな本ばっかり隠して持ってる事。お義母様と一緒に、お部屋の中を見せて貰った事もあったのよ」
ーーちぇっ、母さんまでグルだもんな。全部バレバレだったのか、とんだピエロじゃないか
もともと僕がSMに目覚めたきっかけは兄ちゃんが持ってたそういう雑誌のグラビアだったのだし、今更隠すつもりもなかった。だけど兄ちゃんがSMへの興味を持ち続けて、とうとうこんな隠し部屋まで作っていたとは驚いた。こんな部屋を作るなんて相当な金持ちでなきゃ無理で、その財力だけは三島家御曹司の兄ちゃんが羨ましいと正直思った。部屋の中には、他にも大きな椅子やベッドや様々な形の人間を拘束するらしい装置が置いてあり、天井や壁や床から鉄製の拘束具がチェーンで取り付けられている。さらに多種多様なSMグッズが取り揃えられており、大変な情熱とお金を費やした秘密部屋である事は一目瞭然だ。
「あ、あの、雄二くんが好きなのを選んで春美を縛り付けてちょうだい。ああ、早くう! 恥ずかしいわ……」
何と春美さんはパンツルックの股間を手で揉み、モジモジ悶えていた。
「今日は特別多目に薬を入れたからヤバいみたいだな。ここでは何の心配もいらないから、皆取りあえずオナニーで一発抜こう。雄二も遠慮するな」
そんな一寸信じられない事を言った兄ちゃんは、アッサリ下半身を脱いでしまうと床に座りシコシコと始めていた。春美さんもあっと言う間にズボンと下着を脱ぎ捨てて、あんあんとエッチな声を出しながら手悪さを始めてしまう。世間的にはセレブの代表みたいな兄夫婦の痴態は、強力な媚薬と外界から隔絶された秘密部屋のせいなのだろう。当然ながら始めは抵抗を覚えていた僕も、取り繕って我慢するのが馬鹿らしくなって、三人で円座を作るように座ると自慰行為を始めていた。
「ああ、こんなのって初めてね、凄く刺激的。ああん、いい~っ! 春美、イッチャウウ~!!」
自然に兄夫婦とオナニーを見せ合う形になり、その不道徳さが異様に興奮を煽る。春美さんはもうはばかりなく大声を上げながら陰部を大胆に弄り回し、もどかしげに上半身も裸になると大きな乳房もこねくり始めた。間もなく春美さんはアクメを叫ぶと、AV女優も顔まけの大量潮吹きが僕の体に掛かる。春美さんはすぐさま二回目に突入し、僕と兄ちゃんもクライマックスに達すると遠慮なくザーメンを飛ばしていた。
「雄二、スッキリしたら残りは春美の中だ。よし、春美を縛り付けよう。どれがいい?」
「じゃあ木馬で」
射精した僕と兄ちゃんも全裸になると、いつまでも股間を弄り回すのを止めない春美さんを、中央の木馬に拘束してあげた。やはり媚薬と異常なシチュエーションのせいか、普段の清楚さから百八十度変わってしまった春美さんには驚きだったが、それはやはりSM趣味の兄ちゃんが調教してあげた成果なのだろうか。何はともあれ、僕はあまりにも興奮して頭に血が上り、春美さんが協力しているにも関わらず、中々うまく拘束具を嵌めてあげる事が出来なかった。その点兄ちゃんは手慣れたもので、程なく木馬に乗って拘束された全裸美女と言う垂涎ものの眺めが完成していた。そして中央に置かれているだけあって、この木馬は素晴らしい機能を有するSM装置だったのである。
春美さんの両手はまるで遊具に乗って遊ぶように木馬の頭の横の取っ手を持っていたが、その手自体に丈夫そうな革の錠が嵌められている。そして天井から垂れ下がったチェーンに首輪を繋がれ、鞍をまたいだ長い美脚も膝と足首の部分を胴体に拘束されて、もう絶対に自分で木馬から降りる事が出来ないどころか、ほとんど身動きも取れなくなっていた。あの美しい春美さんが全裸で木馬に捕らえられた姿を見ただけで、僕は心の底から生きてて良かったと思うくらい感激だ。
そして素晴らしい事に、当の春美さん自身こんなSM拘束を歓んでしまうマゾ女性だったのだ。
「ああ……見てるだけじゃイヤ。早く春美をイジめてえ!」
「こらこら、雄二の前だぞ。少しは慎んだらどうだ」
「だってえ~、も、もう我慢出来ないの!」
「全くはしたない女だ。ウルサイ口を塞いでやろう」
春美さんはもう恥も外聞もなく「おねだり」を口にしながら、人妻らしく熟れ切った生白い美身をモジつかせている。すると木馬はバネ仕掛けのようでユラユラ前後左右に揺れて、捕らえられた女性が暴れるのを楽しむ趣向らしかった。そして兄ちゃんは手拭いみたいな真っ黒い布を二枚持って来ると、春美さんの口に噛ませ頭の後ろで引き絞って縛る。思い出した。この布は昨日春美さんが僕に目隠ししたのと同じじゃないか。それに手錠も、このSM部屋から持ち出して来たのに違いない。
ーーそうか。本当は春美さんを縛ってあげれば良かったんだな
兄ちゃんがたんまり調教してしまったんだろう。拘束して責められるのを歓ぶマゾの性癖を全開にして悶え狂い始めた春美さんを見ているとためらいなど吹き飛び、憧れの年上美女をイジめてやろうと言う黒い欲望がムラムラとわき起こって、僕を支配し始めたようだった。
口を塞がれて意味のある言葉を発する事が出来なくなった春美さんに、もう一枚の布で目隠しまで施してしまった兄ちゃんは、長い柄の付いた羽毛を二本僕に手渡すと言う。
「おい春美。今日は雄二に、どMなお前の歓ばせ方を一からじっくりと教えてやるからな。それから俺の前でタップリ種付けして貰うんだ。どうだ、嬉しいか?」
「んん~っっ!!」
春美さんは目と口を塞がれても美形とわかる顔を真っ赤に紅潮させて呻き、お尻を振ったため木馬が大きく揺れてますます僕の嗜虐欲を煽る。この美しい人妻は、あろう事か夫と義弟に当たる僕に陵辱される事を嫌がるどころか、却って興奮し燃え上がってしまうマゾなのだ。さっき自分から「早くイジめて」とおねだりしていたくらいなのだから。それがどれだけ不道徳な事であろうとも、最早遠慮する理由などありはしなかった。
自分も二本の羽毛を手にした兄ちゃんは、春美さんに聞こえないよう小声で僕に耳打ちする。
「コイツで体中をくすぐってやれ。目隠してしてくすぐられたら、どんな女でも5分と持たない。チンポを欲しがるスケベ女になるぞ。まあ春美はもうこんなの必要なさそうだが、後学のためだ」
そう囁いた兄ちゃんはわざわざ気配を殺して木馬の上に拘束された春美さんににじり寄り、右側から貝殻みたいで綺麗な耳にチョンと羽毛を触れさせた。するとたちまちくぐもった悲鳴を上げた春美さんは大袈裟な程の反応を見せて顔を大きく左に向け、必死でその接触を避けようとする。兄ちゃんに無言で手招きされた僕は左側に陣取ると、ホクホクしながら春美さんの反対の耳を羽毛で襲ってあげた。すると逃げ場を失った春美さんは嫌々と首を振るが、どうやっても羽毛くすぐりを逃れる事は不可能だった。
ーーこれだけで、こんなに感じるのか!
春美さんの反応は演技だとすればアカデミー賞ものだと思った。僕はこの美しい兄嫁さんがー恐らくは喜悦でー引き攣るような悲鳴をくぐもらせながら、羽毛の一撫で一撫でにビクビクと体をおののかせ木馬を揺らしてくれる絶景に煽られて、さっき抜いたばかりのペニスが腹に当たるくらい猛烈な急角度での勃起を復活させていた。
ーーこれならタップリ中に出してあげられますよ、春美さん
未だ童貞のくせにそんな不埒な考えが頭に浮かんだけれど、僕に一からSMの手ほどきをするつもりなのか、兄ちゃんの責めは徹底していた。どMな春美さんはもう準備万端だったろうけど、すぐに挿入してはいけないのだろう。まず僕と二人、合わせて四本の羽毛が性感帯とも思えぬ場所をくすぐり立てると、面白いように感じてしまい落馬しそうな勢いで木馬を揺らす春美さん。もちろん落馬する事も不可能で、自分がそんな責めをされる事を想像したらゾッとするくらい、くすぐったくて恥ずかしい羽毛責めにのたうち回るよりないのだ。とりわけ手足の指股だの脇の下だのがひどく感じてしまうらしく、いつの間にか全身茹で上がった蛸みたいに真っ赤になって汗がボタボタと滴り落ち、春美さんが凄まじい興奮に巻き込まれている事が僕にもわかった。
そして左右から大きな乳房にようやく羽毛がたどり着いた時が一回目のクライマックスだった。今にも乳汁が溢れ出して来そうなくらいパンパンに腫れ上がった膨らみを羽毛が這いずり回り、人妻らしからぬ綺麗なピンクの乳頭をスッスッとくすぐられた春美さんは、おこりに掛かったようにガクガクと全身をおののかせたのだ。
「イッタみたいだな、春美。気持ち良かったか?」
兄ちゃんに顎をしゃくって耳元で囁かれると、コクリと素直にうなずく春美さん。軽くくすぐられただけで気をやってしまうなんて、いくらなんでも敏感過ぎるのではなかろうか。女性経験は皆無である僕の方がカルチャーショックを覚えそうだった。
ーーそうか、こんな風に責めれば女の人は歓んでくれるのか
確かに後学のためになりそうで、僕は兄ちゃんに感謝の念を覚える。そして兄ちゃんは嬉しい事を言った。
「よしよし、もっとイカせてやるからな。雄二、お前はそちら側の乳を揉んで乳首を吸ってやれよ。左右別々の男にかわいがられるなんて、こんな贅沢な事はマゾの春美でも中々味わえないぞ」
兄ちゃんも言っていたように、羽毛くすぐりの時間は5分もたっていなかっただろう。だけど正直僕は飽きていた。こんな手間を掛けねばならないとは、マゾの女性を歓ばせるのも大変だと思った。だから乳房を揉んで乳首を吸うと言う兄ちゃんの提案が嬉しかったのだが、ヘタクソな僕の乳揉みにもすすり泣くような歓喜の声をくぐもらせて感じ入ってくれる春美さんは最高だった。そして兄ちゃんと目配せし合って同時にチューッと乳頭を吸い上げると、春美さんは大きく体を痙攣させて二度目の絶頂に達してくれたのである。
「よし、いよいよ本丸だぞ。雄二、羽毛を持って木馬の下に入れ」
ーーうひゃあ、こりゃスゲエや。春美さんのオマンコがモロじゃないか
春美さんの身悶えが止まらないためにゆっくり揺れている木馬の下は高さこそ低いものの、二人が入っても十分なくらいの空間があったのだけれど、寝そべるようにして一緒に入った兄ちゃんと頭を並べて熱心に春美さんのアソコを見上げるのは何だか滑稽な気がした。でも上の眺めは正に絶景で、経験豊かな人妻とは思われぬ淡いピンクを保った春美さんの女性器がパックリと開いて目を焼き、はしたない欲情を露わにジクジクと蜜を滴らせているのだ。童貞の僕にとっては2度目のどアップおまんこ鑑賞となったのだが、いきなり顔面に押し付けられて狼狽しまくりだった昨日より少しは冷静に観察する事も可能だったと思う。
ーーアソコの毛がない! それに、クリトリスってあんなに目立つものか
他の女性と比べられる経験はないのだけれど、エッチな写真やビデオによる知識だけでも春美さんのその部分が普通ではないように思われる。すると兄ちゃんは僕の疑問を察して説明してくれた。
「春美のシモの毛は剃ってしまったんだ。毎日手入れさせてるから、ツルツルで綺麗だろう。それに、ココを処理してしまったのは、わかるか?」
「……クリトリス?」
「うむ、ココは男と一緒で普通は皮を被っているものだけど、手術して取ってしまったんだ。おかげで、義理の弟にまで色目を使う淫乱女になって、一寸困ってるんだけどな」
「んん~!!」
「そんな言い方は酷いよ、兄ちゃん」
自分の指示で媚薬を使い僕を誘惑させたくせにそんな事を言い出すのは、人格者で通っている兄ちゃんらしからぬ冷酷さで、春美さんがかわいそうだと思ったのだけれど、どうやらそれは杞憂だったようだ。これもどMな春美さんをイジめるプレイの一環らしい。
「何構うもんか、春美はイジめられのが大好きなマゾなんだ。淫乱過ぎて浮気しようとしたから、これから折檻してやろう。雄二、剥けクリを羽毛でくすぐってやれよ」
兄ちゃんはそう言うと僕の頭をポンと叩き、小声で、これはプレイだから気にするな、と言ったのだ。そこで僕も思い切ってそのコリコリの肉塊に羽毛を触れさせていったのだけど、やはりそれは物凄い威力で春美さんは悲痛に呻きながら木馬を激しく揺らし、スッスッと羽毛でなぞるようにするとたちまちブシャッと愛液を僕の顔に掛けて気をやってしまったようだった。
「ハハハ、雄二にちょっとイジられただけで、すぐに潮吹き絶頂とはな。お前の淫乱さには呆れるよ。種付けが終わっても浮気を続けるようなら、承知しないぞ、春美」
「もちろん、それは僕も約束する。だから大丈夫だよ、兄ちゃん」
「バカ、お前を疑うわけがないだろう。春美をイジめてるだけだ」
それから兄ちゃんは2つ一組の小さなローターを二組持って来て、テープで両乳首に張り体にコントローラを固定すると、目盛りを上げてジーッとモーター音を響かせた。春美さんは気持ち良さそうな鼻声を洩らし大きな乳房をブルンブルンと揺さぶって僕達の目を楽しませる。
ーーもう一組は、まさか下の方に!? 春美さん、もうたまらないって感じなのに、キツ過ぎるんじゃあ……
だけど本物のSMプレイは初めてである僕の心配をよそに、兄ちゃんの責めは思った以上に強烈だった。もう一組のローターの標的はやっぱり包皮を奪われた高感度のクリトリスで、それを貼られただけで春美さんの腰が踊り木馬が揺れた。そしてもう一つ残ったローターの片割れを、兄ちゃんは何とお尻の穴に挿入してテープで固定してしまったのである。
「春美は尻の穴も十分に調教ずみだ。今じゃ困った事に、マンコより気持ちがいいなどとほざく、けしからぬ変態女なんだ。今度からお前が抱く時も、ココを欠かさずかわいがってやれよ。道具は何でも揃ってるからな」
兄ちゃんが下のローターまで振動させると、木馬が激しく暴れ始めた。
「それじゃお前はバックから入れて、何発でも好きなだけ出してくれ」
そう言った兄ちゃんはさっさと春美さんの頭側に回り、口枷の布を解いてペニスを含ませていった。男が立った腰の辺りにちょうど木馬の頭と尻が来るくらいの位置関係で、女性を辱めるのに格好の装置なのだった。初めてでためらっていた僕もゆっくり移動すると、暴れている春美さんの大きなお尻を抱きかかえて爆発寸前のようにいきり立った肉棒を挿入していったのだけれど、情けない事に僕の方がだらしない呻き声を発してしまっていた。
ーー春美さんのアソコが僕のチンポに絡み付いて、ギュウギュウ締め付けて来る! うおお! セックスってこんなに気持ち良かったのか
僕をスムーズに受け入れた春美さんの中はまるでその部分だけ独立した意志を持った軟体動物みたいで、粘膜の襞一枚一枚がチンポにピトリと吸着してメチャクチャに気持ち良い。おまけに僕が苦労しながら奥深くまで挿入を果たすと、春美さんの腰が木馬の揺れで大きく卑猥に動き、内部が僕を強く締め上げて来るのだ。本当は出し入れするのだろうけど、全く必要がない程気持ち良かったし、春美さんもその嫌らしい腰の動きで僕を堪能してくれているのがよくわかる。一応お義理のように数回ストロークしただけで、僕はドッと弾けてしまった。それでもアソコの中があまりに心地良くて、萎える気配のないペニスに僕の方が驚いたが、まだ春美さんの中に射精出来る喜びの方が大きくて死力を尽くす。結局僕は三発も春美さんの中に精子を放出する事に成功したのだった。
さすがにヘトヘトに疲労して春美さんから離れると、やはりペニスをダラリと萎えさせた兄ちゃんは、男性器を象った卑猥な形のバイブレータを持っていた。
「沢山出してくれたみたいだな。ありがとう、礼を言うよ、雄二。だけど」
僕はもちろん大満足で心地良い疲労感を味わっていたわけで、こんな事で兄ちゃんに頭を下げられるのは申し訳ない気がしたが、それより妙にリアルなその道具が気になった。そして続く兄ちゃんの言葉が、驚きの連続だった今日一日のとどめだった。
「困った事に春美はまだ満足していない。気をやり続けて失神させてやる必要があるんだ、この淫乱女は」
「……ウソだろう」
「ははは、ウソだよ。さすがの春美も嫌がるだろう。でも、本気で嫌がる女を責め続けて、泣いて許しを請うても許してやらない。そういうプレイを見たくはないか?」
「それは……趣味が悪いよ、兄ちゃん」
「ちょっと答に詰まった所を見ると、図星だな、雄二」
「いや、ヤバイって、そんなの……」
仲が良くSMと言う共通の趣味を持った兄弟だけあって、兄ちゃんは僕の心の動揺を正確に見破っていた。僕は憧れの女性で年上の人妻でも清楚だと思っていた春美さんの淫らな本性を見せ付けられて、正直鼻白む思いであると同時に、こうなれば彼女が嫌がってもとことんその淫乱さを晒け出してやりたい、と言う不埒な嗜虐欲も確かに芽生えていたのである。
「何、心配するな。嫌よ嫌よは好きのうち、ってのは春美のようなどM女のためにあるような言葉だからな。まあ、見てろ」
兄ちゃんはそう会話を切り上げると、怪しげな薬のチューブを持って来て男根型バイブと一緒に、もう何度も絶頂を味わって、僕達同様にグッタリ疲れ切った様子の春美さんの元に行った。
「そろそろ木馬から降りるかい、春美」
「お願いします。ああ、も、もう、ローターを止めて! もう十分だわ、正則さん」
「そうしてやりたいんだが、実は雄二がまだお前がイキ狂う所を見たい、って言うんだよ」
「ウソよ! ああ、絶対に駄目です、本当に体が持ちません」
ーー何て事言い出すんだよ、兄ちゃん! 話が逆になってるじゃないか
僕はビックリして兄ちゃんの意図が読めず大いに混乱した。だけど、自分から「イジめて」と言い、嬉々としてSMプレイに身を投じていた春美さんと違い、責めを続けると言う兄ちゃんの言葉にうろたえて泣きそうになっている彼女の姿を見ていると、僕は電流に撃たれたようにハッと気付いてしまった。
ーー僕は、本当は嫌がってる春美さんをイジめてやりたいんだ
「おーい、雄二。春美がこんなナマイキを言ってるぞ、どうする?」
「雄二さん! お願いよ、もう、許して。ああ、ああ、ま、又イキそう……体が壊れちゃうう!」
「ごめんなさい、義理さん」
「嫌あ!……い、イクう……」
「なあ、春美。俺が言った通りだから、せいぜい雄二にお前の一番恥ずかしい所を見せてやってくれ。ホラ、薬もタップリ塗ってやるからな」
「イヤよ、死んじゃう……」
「女がイキ過ぎて死んだと言う話は聞かないな」
兄ちゃんは春美さんの懇願には耳を貸さず木馬の下に潜り込むと、恐らく媚薬を万遍なく塗り付けたバイブレータを女の部分に挿入していく。そして木馬の下にあった固定する部分にバイブの底を取り付けると、春美さんは不自由な腰を精一杯上げて逃れようとするが、どんなに頑張っても挿入自体は外せず、油断して力を緩めるとずぐにグサリと大きなバイブレータが突き刺さって来てしまうようだ。兄ちゃんは、媚薬の刺激に負けた春美さんが自分から腰を上下させてバイブの刺激を楽しんでしまうよう、巧妙に位置を調節したのである。
「お前の好きな、木馬の上での討ち死にをさせてやろう」
「い、イジワルう……うああ、いい~っっ!!」
そう言った兄ちゃんが、クリトリスとアナルを刺激するローターの目盛りを上げると、懸命に上げていた腰がスーッと下がってバイブを深くくわえてしまい、たちまち嬌声を上げてしまった春美さんは、徐々に上下運動で喰い締めるバイブの快感に狂い始めていた。
「ソレ!」
「ひいい~っっ!! 死ぬわっ! もう死んじゃううっっ!!」
兄ちゃんが掛け声と共に木馬を手で揺らすと、春美さんはそんな恐ろしい悲鳴を上げはしたない腰の動きを大きくして、どんどん気をやってしまう淫らな狂乱に巻き込まれていった。春美さんがとうとう白目を剥いて完璧に自失してしまうまで、味わった絶頂は数え切れなかったのではなかろうか。そんなに時間は掛からなかった筈だけど、木馬に拘束された春美さんが一人で腰を使い本当にイキ殺されてしまうSMプレイの迫力を、兄ちゃんと並び固唾を飲んで見守っていた僕は一言も発する事が出来なかった。
「春美。よく頑張ったね、素敵だったよ」
木馬上で「討ち死に」を果たしグッタリと気絶した春美さんを、兄ちゃんは手際良く拘束を解き調教具も外して、床の上に横たえると、抱き起こすようにして熱烈な口付けを長々と施している。とても激しいけれど心に響く夫婦愛の形を見せ付けられる思いで、僕はとんでもない依頼を受諾してしまった自分の責任重大さをヒシヒシと感じていた。
「雄二、よろしく頼んだぞ。春美をしっかり妊娠させるよう、存分にかわいがってやってくれ。次からはお前一人だからな」
兄ちゃんが春美さんを熱愛しているのは明らかだった。それなのに僕に春美さんを抱かせ、精子を中に出して妊娠させると言う、狂った依頼をせねばならない兄ちゃんの気持ちは、とても推し量る事が出来ない。僕に出来る事はただ一つ。僕の事を好きで抱かれて中に出されても構わない、と言ってくれた春美さんと、最愛の妻を差し出す兄ちゃんの期待に応え、出来るだけ早く妊娠させてあげる事だった。そのために春美さんが望むなら、僕も兄ちゃんにならって精一杯のSMプレイで義姉さんを歓ばせてあげたい。兄ちゃん以外の男に抱かれて子供を授からねばならない罪深さに苦しまねばならないであろう春美さんに、その辛さを忘れさせてあげる事がせめてもの優しさだ。僕は兄夫婦が見せてくれた強烈なSMプレイから、そういうメッセージを確かに受け取っていたのである。
続く→義姉さんは家庭教師 5.義姉さんを調教
戻る→義姉さんは家庭教師 3.驚愕の依頼
義姉さんは家庭教師 目次
プチSM千夜一夜ものがたり 第4期 目次

名門三島家の息子だが次男で普通の高校生活を送って来た雄二は大学入試に失敗し浪人生となってしまう。一族の恥とまで責められる雄二だが、仲の良い長男で三島家の御曹司である正則は彼のために妻の春美を家庭教師に付ける。内気で女性の苦手な雄二に好意的な春美は美形で、本物のお嬢様育ちらしくあまりにも無防備。美し過ぎる義姉を性の対象として見てしまう事に罪悪感を覚える雄二を積極的に誘惑し始める春美。そして、ついに……
4.秘密の地下室(9201字)
生殖能力がない兄ちゃんの替わりに義姉の春美さんを妊娠させて欲しいと言う驚愕の依頼を承諾してしまった僕は、その場ですぐ兄夫婦に連れられやって来た地下室にビックリ仰天していた。兄ちゃん家は二階建ての豪邸だけど、地下にも部屋がある事自体初めて知ったのだ。下りる階段は夫婦の寝室の床を外すと現れたのだが、寝室に部外者が入れるわけはないし、こんな隠し階段誰にもわかるまい。つまり夫婦だけが使用するつもりの秘密部屋なのだが、それにしては随分と広いその部屋に降り立った僕はすぐにピンと来た。
「どうだ、凄いだろう、雄二。ここはSMプレイを楽しむための隠し部屋だ」
恐らく二十畳はあるだろう。ガランとした広い部屋の中でまず目を引いたのは、中央に置かれたメリーゴーラウンドみたいな木馬で、胴体や天井から人間を拘束する装置が付いているのがわかる。僕がお気に入りのエッチなグラビアでは定番と言って良い代表的なSM道具ではないか。
「隠さないでもいいぞ。雄二、お前はこういうのが大好きだろう?」
「ゴメンね、雄二くん。私も知ってたの、あなたがこんな本ばっかり隠して持ってる事。お義母様と一緒に、お部屋の中を見せて貰った事もあったのよ」
ーーちぇっ、母さんまでグルだもんな。全部バレバレだったのか、とんだピエロじゃないか
もともと僕がSMに目覚めたきっかけは兄ちゃんが持ってたそういう雑誌のグラビアだったのだし、今更隠すつもりもなかった。だけど兄ちゃんがSMへの興味を持ち続けて、とうとうこんな隠し部屋まで作っていたとは驚いた。こんな部屋を作るなんて相当な金持ちでなきゃ無理で、その財力だけは三島家御曹司の兄ちゃんが羨ましいと正直思った。部屋の中には、他にも大きな椅子やベッドや様々な形の人間を拘束するらしい装置が置いてあり、天井や壁や床から鉄製の拘束具がチェーンで取り付けられている。さらに多種多様なSMグッズが取り揃えられており、大変な情熱とお金を費やした秘密部屋である事は一目瞭然だ。
「あ、あの、雄二くんが好きなのを選んで春美を縛り付けてちょうだい。ああ、早くう! 恥ずかしいわ……」
何と春美さんはパンツルックの股間を手で揉み、モジモジ悶えていた。
「今日は特別多目に薬を入れたからヤバいみたいだな。ここでは何の心配もいらないから、皆取りあえずオナニーで一発抜こう。雄二も遠慮するな」
そんな一寸信じられない事を言った兄ちゃんは、アッサリ下半身を脱いでしまうと床に座りシコシコと始めていた。春美さんもあっと言う間にズボンと下着を脱ぎ捨てて、あんあんとエッチな声を出しながら手悪さを始めてしまう。世間的にはセレブの代表みたいな兄夫婦の痴態は、強力な媚薬と外界から隔絶された秘密部屋のせいなのだろう。当然ながら始めは抵抗を覚えていた僕も、取り繕って我慢するのが馬鹿らしくなって、三人で円座を作るように座ると自慰行為を始めていた。
「ああ、こんなのって初めてね、凄く刺激的。ああん、いい~っ! 春美、イッチャウウ~!!」
自然に兄夫婦とオナニーを見せ合う形になり、その不道徳さが異様に興奮を煽る。春美さんはもうはばかりなく大声を上げながら陰部を大胆に弄り回し、もどかしげに上半身も裸になると大きな乳房もこねくり始めた。間もなく春美さんはアクメを叫ぶと、AV女優も顔まけの大量潮吹きが僕の体に掛かる。春美さんはすぐさま二回目に突入し、僕と兄ちゃんもクライマックスに達すると遠慮なくザーメンを飛ばしていた。
「雄二、スッキリしたら残りは春美の中だ。よし、春美を縛り付けよう。どれがいい?」
「じゃあ木馬で」
射精した僕と兄ちゃんも全裸になると、いつまでも股間を弄り回すのを止めない春美さんを、中央の木馬に拘束してあげた。やはり媚薬と異常なシチュエーションのせいか、普段の清楚さから百八十度変わってしまった春美さんには驚きだったが、それはやはりSM趣味の兄ちゃんが調教してあげた成果なのだろうか。何はともあれ、僕はあまりにも興奮して頭に血が上り、春美さんが協力しているにも関わらず、中々うまく拘束具を嵌めてあげる事が出来なかった。その点兄ちゃんは手慣れたもので、程なく木馬に乗って拘束された全裸美女と言う垂涎ものの眺めが完成していた。そして中央に置かれているだけあって、この木馬は素晴らしい機能を有するSM装置だったのである。
春美さんの両手はまるで遊具に乗って遊ぶように木馬の頭の横の取っ手を持っていたが、その手自体に丈夫そうな革の錠が嵌められている。そして天井から垂れ下がったチェーンに首輪を繋がれ、鞍をまたいだ長い美脚も膝と足首の部分を胴体に拘束されて、もう絶対に自分で木馬から降りる事が出来ないどころか、ほとんど身動きも取れなくなっていた。あの美しい春美さんが全裸で木馬に捕らえられた姿を見ただけで、僕は心の底から生きてて良かったと思うくらい感激だ。
そして素晴らしい事に、当の春美さん自身こんなSM拘束を歓んでしまうマゾ女性だったのだ。
「ああ……見てるだけじゃイヤ。早く春美をイジめてえ!」
「こらこら、雄二の前だぞ。少しは慎んだらどうだ」
「だってえ~、も、もう我慢出来ないの!」
「全くはしたない女だ。ウルサイ口を塞いでやろう」
春美さんはもう恥も外聞もなく「おねだり」を口にしながら、人妻らしく熟れ切った生白い美身をモジつかせている。すると木馬はバネ仕掛けのようでユラユラ前後左右に揺れて、捕らえられた女性が暴れるのを楽しむ趣向らしかった。そして兄ちゃんは手拭いみたいな真っ黒い布を二枚持って来ると、春美さんの口に噛ませ頭の後ろで引き絞って縛る。思い出した。この布は昨日春美さんが僕に目隠ししたのと同じじゃないか。それに手錠も、このSM部屋から持ち出して来たのに違いない。
ーーそうか。本当は春美さんを縛ってあげれば良かったんだな
兄ちゃんがたんまり調教してしまったんだろう。拘束して責められるのを歓ぶマゾの性癖を全開にして悶え狂い始めた春美さんを見ているとためらいなど吹き飛び、憧れの年上美女をイジめてやろうと言う黒い欲望がムラムラとわき起こって、僕を支配し始めたようだった。
口を塞がれて意味のある言葉を発する事が出来なくなった春美さんに、もう一枚の布で目隠しまで施してしまった兄ちゃんは、長い柄の付いた羽毛を二本僕に手渡すと言う。
「おい春美。今日は雄二に、どMなお前の歓ばせ方を一からじっくりと教えてやるからな。それから俺の前でタップリ種付けして貰うんだ。どうだ、嬉しいか?」
「んん~っっ!!」
春美さんは目と口を塞がれても美形とわかる顔を真っ赤に紅潮させて呻き、お尻を振ったため木馬が大きく揺れてますます僕の嗜虐欲を煽る。この美しい人妻は、あろう事か夫と義弟に当たる僕に陵辱される事を嫌がるどころか、却って興奮し燃え上がってしまうマゾなのだ。さっき自分から「早くイジめて」とおねだりしていたくらいなのだから。それがどれだけ不道徳な事であろうとも、最早遠慮する理由などありはしなかった。
自分も二本の羽毛を手にした兄ちゃんは、春美さんに聞こえないよう小声で僕に耳打ちする。
「コイツで体中をくすぐってやれ。目隠してしてくすぐられたら、どんな女でも5分と持たない。チンポを欲しがるスケベ女になるぞ。まあ春美はもうこんなの必要なさそうだが、後学のためだ」
そう囁いた兄ちゃんはわざわざ気配を殺して木馬の上に拘束された春美さんににじり寄り、右側から貝殻みたいで綺麗な耳にチョンと羽毛を触れさせた。するとたちまちくぐもった悲鳴を上げた春美さんは大袈裟な程の反応を見せて顔を大きく左に向け、必死でその接触を避けようとする。兄ちゃんに無言で手招きされた僕は左側に陣取ると、ホクホクしながら春美さんの反対の耳を羽毛で襲ってあげた。すると逃げ場を失った春美さんは嫌々と首を振るが、どうやっても羽毛くすぐりを逃れる事は不可能だった。
ーーこれだけで、こんなに感じるのか!
春美さんの反応は演技だとすればアカデミー賞ものだと思った。僕はこの美しい兄嫁さんがー恐らくは喜悦でー引き攣るような悲鳴をくぐもらせながら、羽毛の一撫で一撫でにビクビクと体をおののかせ木馬を揺らしてくれる絶景に煽られて、さっき抜いたばかりのペニスが腹に当たるくらい猛烈な急角度での勃起を復活させていた。
ーーこれならタップリ中に出してあげられますよ、春美さん
未だ童貞のくせにそんな不埒な考えが頭に浮かんだけれど、僕に一からSMの手ほどきをするつもりなのか、兄ちゃんの責めは徹底していた。どMな春美さんはもう準備万端だったろうけど、すぐに挿入してはいけないのだろう。まず僕と二人、合わせて四本の羽毛が性感帯とも思えぬ場所をくすぐり立てると、面白いように感じてしまい落馬しそうな勢いで木馬を揺らす春美さん。もちろん落馬する事も不可能で、自分がそんな責めをされる事を想像したらゾッとするくらい、くすぐったくて恥ずかしい羽毛責めにのたうち回るよりないのだ。とりわけ手足の指股だの脇の下だのがひどく感じてしまうらしく、いつの間にか全身茹で上がった蛸みたいに真っ赤になって汗がボタボタと滴り落ち、春美さんが凄まじい興奮に巻き込まれている事が僕にもわかった。
そして左右から大きな乳房にようやく羽毛がたどり着いた時が一回目のクライマックスだった。今にも乳汁が溢れ出して来そうなくらいパンパンに腫れ上がった膨らみを羽毛が這いずり回り、人妻らしからぬ綺麗なピンクの乳頭をスッスッとくすぐられた春美さんは、おこりに掛かったようにガクガクと全身をおののかせたのだ。
「イッタみたいだな、春美。気持ち良かったか?」
兄ちゃんに顎をしゃくって耳元で囁かれると、コクリと素直にうなずく春美さん。軽くくすぐられただけで気をやってしまうなんて、いくらなんでも敏感過ぎるのではなかろうか。女性経験は皆無である僕の方がカルチャーショックを覚えそうだった。
ーーそうか、こんな風に責めれば女の人は歓んでくれるのか
確かに後学のためになりそうで、僕は兄ちゃんに感謝の念を覚える。そして兄ちゃんは嬉しい事を言った。
「よしよし、もっとイカせてやるからな。雄二、お前はそちら側の乳を揉んで乳首を吸ってやれよ。左右別々の男にかわいがられるなんて、こんな贅沢な事はマゾの春美でも中々味わえないぞ」
兄ちゃんも言っていたように、羽毛くすぐりの時間は5分もたっていなかっただろう。だけど正直僕は飽きていた。こんな手間を掛けねばならないとは、マゾの女性を歓ばせるのも大変だと思った。だから乳房を揉んで乳首を吸うと言う兄ちゃんの提案が嬉しかったのだが、ヘタクソな僕の乳揉みにもすすり泣くような歓喜の声をくぐもらせて感じ入ってくれる春美さんは最高だった。そして兄ちゃんと目配せし合って同時にチューッと乳頭を吸い上げると、春美さんは大きく体を痙攣させて二度目の絶頂に達してくれたのである。
「よし、いよいよ本丸だぞ。雄二、羽毛を持って木馬の下に入れ」
ーーうひゃあ、こりゃスゲエや。春美さんのオマンコがモロじゃないか
春美さんの身悶えが止まらないためにゆっくり揺れている木馬の下は高さこそ低いものの、二人が入っても十分なくらいの空間があったのだけれど、寝そべるようにして一緒に入った兄ちゃんと頭を並べて熱心に春美さんのアソコを見上げるのは何だか滑稽な気がした。でも上の眺めは正に絶景で、経験豊かな人妻とは思われぬ淡いピンクを保った春美さんの女性器がパックリと開いて目を焼き、はしたない欲情を露わにジクジクと蜜を滴らせているのだ。童貞の僕にとっては2度目のどアップおまんこ鑑賞となったのだが、いきなり顔面に押し付けられて狼狽しまくりだった昨日より少しは冷静に観察する事も可能だったと思う。
ーーアソコの毛がない! それに、クリトリスってあんなに目立つものか
他の女性と比べられる経験はないのだけれど、エッチな写真やビデオによる知識だけでも春美さんのその部分が普通ではないように思われる。すると兄ちゃんは僕の疑問を察して説明してくれた。
「春美のシモの毛は剃ってしまったんだ。毎日手入れさせてるから、ツルツルで綺麗だろう。それに、ココを処理してしまったのは、わかるか?」
「……クリトリス?」
「うむ、ココは男と一緒で普通は皮を被っているものだけど、手術して取ってしまったんだ。おかげで、義理の弟にまで色目を使う淫乱女になって、一寸困ってるんだけどな」
「んん~!!」
「そんな言い方は酷いよ、兄ちゃん」
自分の指示で媚薬を使い僕を誘惑させたくせにそんな事を言い出すのは、人格者で通っている兄ちゃんらしからぬ冷酷さで、春美さんがかわいそうだと思ったのだけれど、どうやらそれは杞憂だったようだ。これもどMな春美さんをイジめるプレイの一環らしい。
「何構うもんか、春美はイジめられのが大好きなマゾなんだ。淫乱過ぎて浮気しようとしたから、これから折檻してやろう。雄二、剥けクリを羽毛でくすぐってやれよ」
兄ちゃんはそう言うと僕の頭をポンと叩き、小声で、これはプレイだから気にするな、と言ったのだ。そこで僕も思い切ってそのコリコリの肉塊に羽毛を触れさせていったのだけど、やはりそれは物凄い威力で春美さんは悲痛に呻きながら木馬を激しく揺らし、スッスッと羽毛でなぞるようにするとたちまちブシャッと愛液を僕の顔に掛けて気をやってしまったようだった。
「ハハハ、雄二にちょっとイジられただけで、すぐに潮吹き絶頂とはな。お前の淫乱さには呆れるよ。種付けが終わっても浮気を続けるようなら、承知しないぞ、春美」
「もちろん、それは僕も約束する。だから大丈夫だよ、兄ちゃん」
「バカ、お前を疑うわけがないだろう。春美をイジめてるだけだ」
それから兄ちゃんは2つ一組の小さなローターを二組持って来て、テープで両乳首に張り体にコントローラを固定すると、目盛りを上げてジーッとモーター音を響かせた。春美さんは気持ち良さそうな鼻声を洩らし大きな乳房をブルンブルンと揺さぶって僕達の目を楽しませる。
ーーもう一組は、まさか下の方に!? 春美さん、もうたまらないって感じなのに、キツ過ぎるんじゃあ……
だけど本物のSMプレイは初めてである僕の心配をよそに、兄ちゃんの責めは思った以上に強烈だった。もう一組のローターの標的はやっぱり包皮を奪われた高感度のクリトリスで、それを貼られただけで春美さんの腰が踊り木馬が揺れた。そしてもう一つ残ったローターの片割れを、兄ちゃんは何とお尻の穴に挿入してテープで固定してしまったのである。
「春美は尻の穴も十分に調教ずみだ。今じゃ困った事に、マンコより気持ちがいいなどとほざく、けしからぬ変態女なんだ。今度からお前が抱く時も、ココを欠かさずかわいがってやれよ。道具は何でも揃ってるからな」
兄ちゃんが下のローターまで振動させると、木馬が激しく暴れ始めた。
「それじゃお前はバックから入れて、何発でも好きなだけ出してくれ」
そう言った兄ちゃんはさっさと春美さんの頭側に回り、口枷の布を解いてペニスを含ませていった。男が立った腰の辺りにちょうど木馬の頭と尻が来るくらいの位置関係で、女性を辱めるのに格好の装置なのだった。初めてでためらっていた僕もゆっくり移動すると、暴れている春美さんの大きなお尻を抱きかかえて爆発寸前のようにいきり立った肉棒を挿入していったのだけれど、情けない事に僕の方がだらしない呻き声を発してしまっていた。
ーー春美さんのアソコが僕のチンポに絡み付いて、ギュウギュウ締め付けて来る! うおお! セックスってこんなに気持ち良かったのか
僕をスムーズに受け入れた春美さんの中はまるでその部分だけ独立した意志を持った軟体動物みたいで、粘膜の襞一枚一枚がチンポにピトリと吸着してメチャクチャに気持ち良い。おまけに僕が苦労しながら奥深くまで挿入を果たすと、春美さんの腰が木馬の揺れで大きく卑猥に動き、内部が僕を強く締め上げて来るのだ。本当は出し入れするのだろうけど、全く必要がない程気持ち良かったし、春美さんもその嫌らしい腰の動きで僕を堪能してくれているのがよくわかる。一応お義理のように数回ストロークしただけで、僕はドッと弾けてしまった。それでもアソコの中があまりに心地良くて、萎える気配のないペニスに僕の方が驚いたが、まだ春美さんの中に射精出来る喜びの方が大きくて死力を尽くす。結局僕は三発も春美さんの中に精子を放出する事に成功したのだった。
さすがにヘトヘトに疲労して春美さんから離れると、やはりペニスをダラリと萎えさせた兄ちゃんは、男性器を象った卑猥な形のバイブレータを持っていた。
「沢山出してくれたみたいだな。ありがとう、礼を言うよ、雄二。だけど」
僕はもちろん大満足で心地良い疲労感を味わっていたわけで、こんな事で兄ちゃんに頭を下げられるのは申し訳ない気がしたが、それより妙にリアルなその道具が気になった。そして続く兄ちゃんの言葉が、驚きの連続だった今日一日のとどめだった。
「困った事に春美はまだ満足していない。気をやり続けて失神させてやる必要があるんだ、この淫乱女は」
「……ウソだろう」
「ははは、ウソだよ。さすがの春美も嫌がるだろう。でも、本気で嫌がる女を責め続けて、泣いて許しを請うても許してやらない。そういうプレイを見たくはないか?」
「それは……趣味が悪いよ、兄ちゃん」
「ちょっと答に詰まった所を見ると、図星だな、雄二」
「いや、ヤバイって、そんなの……」
仲が良くSMと言う共通の趣味を持った兄弟だけあって、兄ちゃんは僕の心の動揺を正確に見破っていた。僕は憧れの女性で年上の人妻でも清楚だと思っていた春美さんの淫らな本性を見せ付けられて、正直鼻白む思いであると同時に、こうなれば彼女が嫌がってもとことんその淫乱さを晒け出してやりたい、と言う不埒な嗜虐欲も確かに芽生えていたのである。
「何、心配するな。嫌よ嫌よは好きのうち、ってのは春美のようなどM女のためにあるような言葉だからな。まあ、見てろ」
兄ちゃんはそう会話を切り上げると、怪しげな薬のチューブを持って来て男根型バイブと一緒に、もう何度も絶頂を味わって、僕達同様にグッタリ疲れ切った様子の春美さんの元に行った。
「そろそろ木馬から降りるかい、春美」
「お願いします。ああ、も、もう、ローターを止めて! もう十分だわ、正則さん」
「そうしてやりたいんだが、実は雄二がまだお前がイキ狂う所を見たい、って言うんだよ」
「ウソよ! ああ、絶対に駄目です、本当に体が持ちません」
ーー何て事言い出すんだよ、兄ちゃん! 話が逆になってるじゃないか
僕はビックリして兄ちゃんの意図が読めず大いに混乱した。だけど、自分から「イジめて」と言い、嬉々としてSMプレイに身を投じていた春美さんと違い、責めを続けると言う兄ちゃんの言葉にうろたえて泣きそうになっている彼女の姿を見ていると、僕は電流に撃たれたようにハッと気付いてしまった。
ーー僕は、本当は嫌がってる春美さんをイジめてやりたいんだ
「おーい、雄二。春美がこんなナマイキを言ってるぞ、どうする?」
「雄二さん! お願いよ、もう、許して。ああ、ああ、ま、又イキそう……体が壊れちゃうう!」
「ごめんなさい、義理さん」
「嫌あ!……い、イクう……」
「なあ、春美。俺が言った通りだから、せいぜい雄二にお前の一番恥ずかしい所を見せてやってくれ。ホラ、薬もタップリ塗ってやるからな」
「イヤよ、死んじゃう……」
「女がイキ過ぎて死んだと言う話は聞かないな」
兄ちゃんは春美さんの懇願には耳を貸さず木馬の下に潜り込むと、恐らく媚薬を万遍なく塗り付けたバイブレータを女の部分に挿入していく。そして木馬の下にあった固定する部分にバイブの底を取り付けると、春美さんは不自由な腰を精一杯上げて逃れようとするが、どんなに頑張っても挿入自体は外せず、油断して力を緩めるとずぐにグサリと大きなバイブレータが突き刺さって来てしまうようだ。兄ちゃんは、媚薬の刺激に負けた春美さんが自分から腰を上下させてバイブの刺激を楽しんでしまうよう、巧妙に位置を調節したのである。
「お前の好きな、木馬の上での討ち死にをさせてやろう」
「い、イジワルう……うああ、いい~っっ!!」
そう言った兄ちゃんが、クリトリスとアナルを刺激するローターの目盛りを上げると、懸命に上げていた腰がスーッと下がってバイブを深くくわえてしまい、たちまち嬌声を上げてしまった春美さんは、徐々に上下運動で喰い締めるバイブの快感に狂い始めていた。
「ソレ!」
「ひいい~っっ!! 死ぬわっ! もう死んじゃううっっ!!」
兄ちゃんが掛け声と共に木馬を手で揺らすと、春美さんはそんな恐ろしい悲鳴を上げはしたない腰の動きを大きくして、どんどん気をやってしまう淫らな狂乱に巻き込まれていった。春美さんがとうとう白目を剥いて完璧に自失してしまうまで、味わった絶頂は数え切れなかったのではなかろうか。そんなに時間は掛からなかった筈だけど、木馬に拘束された春美さんが一人で腰を使い本当にイキ殺されてしまうSMプレイの迫力を、兄ちゃんと並び固唾を飲んで見守っていた僕は一言も発する事が出来なかった。
「春美。よく頑張ったね、素敵だったよ」
木馬上で「討ち死に」を果たしグッタリと気絶した春美さんを、兄ちゃんは手際良く拘束を解き調教具も外して、床の上に横たえると、抱き起こすようにして熱烈な口付けを長々と施している。とても激しいけれど心に響く夫婦愛の形を見せ付けられる思いで、僕はとんでもない依頼を受諾してしまった自分の責任重大さをヒシヒシと感じていた。
「雄二、よろしく頼んだぞ。春美をしっかり妊娠させるよう、存分にかわいがってやってくれ。次からはお前一人だからな」
兄ちゃんが春美さんを熱愛しているのは明らかだった。それなのに僕に春美さんを抱かせ、精子を中に出して妊娠させると言う、狂った依頼をせねばならない兄ちゃんの気持ちは、とても推し量る事が出来ない。僕に出来る事はただ一つ。僕の事を好きで抱かれて中に出されても構わない、と言ってくれた春美さんと、最愛の妻を差し出す兄ちゃんの期待に応え、出来るだけ早く妊娠させてあげる事だった。そのために春美さんが望むなら、僕も兄ちゃんにならって精一杯のSMプレイで義姉さんを歓ばせてあげたい。兄ちゃん以外の男に抱かれて子供を授からねばならない罪深さに苦しまねばならないであろう春美さんに、その辛さを忘れさせてあげる事がせめてもの優しさだ。僕は兄夫婦が見せてくれた強烈なSMプレイから、そういうメッセージを確かに受け取っていたのである。
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