第69夜 恭子さん
恭子さん
ナースをやってるボクの妻恭子さんは、5歳も年上だが美形でスタイル抜群、おまけに失職してブラブラ過ごしているボクなのに、優しく接してくれる女神のような女性だ。そんな恭子さんの唯一の欠点は、人並み外れてエッチが好きな事。なのにまだ子供が出来ないのは、ボクの方に大きな責任が。あの手この手でエッチに励むボク達だけど、ある日恭子さんがSMプレイをやってみようと誘って来て・・・実はブラックな話なので、要注意。(約22万字)

20.恭子さん調教計画を強要される。(3663字)

「仕方ありません。麻里さん、連れて来て下さい」

ーーゲッ! やっぱりコイツが黒幕だったか。ひでえ事しやがる

 いつの間にか奥の部屋に引っ込んでいた麻里が、呼ばれてもう一人後ろ手錠に全裸姿の少女の首輪をリードで引いて、部屋に戻って来た。かわいそうに、エーンエーンと泣きじゃくっているいたいけな少女は、麻里の娘ありささんである。俺は守男に対する怒りが全身に込み上げて来るのを覚えていた。

「羽黒さん、この子に見覚えがおありでしょう」
「おいボン、やっぱりテメエが噛んでやがったのか」
「何の事ですか」
「トボけるのもええ加減にせえ! よりによって中学生に手え付けるとは……ありささんをすぐに離したるんや!」
「ちょっと待って下さい、反対でしょう。嫌がるこの子をレイプしてしまったのはあなただと麻里さんからお聞きしていますが」
「馬鹿野郎、あれは麻里が……」
「オジさん、助けてえ!」
「これ、ありさ。悪いのはあの町内会長のオジさんよ。あなたをこんなにして売り飛ばしてしまったのはあの人なの」
「違うもん。オジさんはいい人だもん!」
「さあ、ありささん。聞き分けのないオクチは塞がないといけないね。ママのように、私のコレをしゃぶっておくれ」
「嫌だあっ! ママ、許して」
「あらあら、又お仕置きされたいの?」
「オジさん! オジさんっ!」
「おい、やめんかっ! お前ら、地獄に落ちるで!」
「レイプ犯のあなたが、何をおっしゃいますか。仕方ないな。コレが無理ならテープで口を塞いでやって下さい。話が混乱しますから」

 よほどボンに大金を積まれたのだろうか。麻里は嫌がって泣き叫ぶ娘にイラマチオさせようとし、言う事を聞かないと見るやガムテープで口を塞いでしまう。ありささんは俺に向かって助けを求めるが、実際に強姦してしまった負い目もあって、怒鳴りつけてやる事しか出来なかった。あんなに嫌がっている口唇奉仕を無理にさせるようなら、力ずくで止めに入ったかも知れないが。すると俺と同様にいたいけな少女の陵辱を見かねたのか、久美が口を開いた。

「お願いよ、モリオ君。その子に酷い事はしないで。麻里さんだけで十分でしょう。まだ中学生なのよ、ありさちゃんは」
「姉さんまで勘違いして貰っちゃ困るな。私は年上の女性が好みなんですよ。こんなコドモに欲情するようなロリコンではないのです。羽黒さんと違ってね」
「何やて! 言わせておけば……」
「失礼しました。少し言葉が滑りましたね。話を整理しましょう。麻里さん、ご説明を」
「はい。私は守男様の愛人となり、生涯に渡って娘ともども生活の保障をして頂きました。深く感謝しておりましたところ、あの人が来られて私を襲い、あまつさえ娘にまで欲情し縛り付けて処女を奪ってしまったのです」
「黙れ! ようそないな大嘘が吐けるな」
「ですが、それも守男様のご命令だろうかと思い泣き寝入りする所でした。その上あの人が、娘も守男様の奴隷に差し出せ、と言われたので、こうして……」
「娘をヤれ、言うたのはテメエやろうが! この腐れ外道がっっ!!」
「まあまあ、どっちが本当かわかりませんが、羽黒さんがこの子をレイプして、麻里さんがこの子も愛人奴隷にして下さい、とありささんを連れて来た。これは事実でしょう。私は決してこんな子供を愛でる趣味はないし、何も知りませんでした」
「なら、さっさとその子を逃がしてやらんかい。スッパダカで泣きながら慄えとるやないか」
「羽黒さん、あなた未成年者をレイプしたんですよね。警察のご厄介になりたいのですか」
「な、何い!?」

 一体何と言う茶番劇だろう。俺はあまりにも強引なボンのやり口に二の句が継げなかった。ただひ弱な外見でも実は誰も敵わない強い権力を持っている細川守男と言う青年を敵に回せば、間違いなく人生が終わってしまうであろう事は、十分に理性で納得してしまっていた。状況は圧倒的に不利である。

「羽黒さんが頑固だからいけないのですよ。かわいそうだけど、この子を使わせて貰いましょう。取引しませんか、羽黒さん」
「警察でも何でも突き出せばええやろうが」
「まあ冷静になって下さい。そうなったら、不幸になるのはあなただけではすみませんよ。羽黒さんが恭子さんの調教を承諾して頂くまで、私はこの子を監禁して逃がしません。あなたのようにうまく出来ませんが、クスリでも使って奴隷調教してみましょう」
「お前、コドモには興味がないと言ったやないか」
「何、その内大人になります。あと十年もすればね」
「ボン、お前は恐ろしい男や。ホンマもんの鬼畜やで」
「羽黒さんがウンと言って下されば、全ては丸く収まるのですよ。ありささんは解放して、もちろん生活の面倒は見ます。あなたにだって十分報酬を弾みますよ。これでいかがですか」

 頭に血が上っていた俺だが、ここではもう完全に負けを悟っていた。結局麻里にたぶらかされた時と同じ手口でやられたわけである。何てこった。俺は気持ちの整理を付けるべく、久美に話し掛けた。

「なあ久美。オメエはどう思う? 弟が恭子さんを寝取ってしまう事を」
「もちろんいけない事だと思いますわ。でも、恭子さんが今のままで幸せかどうかは、わかりません。もしかすると弟の言う事にも一理あるのでは、と思います」

ーー結局コイツは弟の言いなりなんやな

「わかったで、ボン。せやから早う、その子を許したってくれ」
「わかりました。さ、麻里さん、隣の部屋に行って服を着て親子でお帰りなさい。今日はもう結構です」

 ボンは本当にその気はなかったのかアッサリそう言って三倉母娘を隣室に引っ込ませると、フッとため息を付いた。

「あの子も羽黒さんにレイプされた時は、結局女の歓びに目覚めて最後は自分から腰を振って楽しんでいたと、麻里さんから聞いたんですがね。私に対しては泣いて嫌がるばかりで、どうしても受け入れてくれませんでした」
「そら、当たり前やないか」

 俺はありささんのロストバージンの苦痛を心身ともに和らげてやろうと、長年の調教師稼業で培ったテクニックを駆使し、時間を掛けてじっくりと、丁寧に優しく性の手ほどきをしてやったのだ。それにもともと会えば挨拶を交わすだけの仲だったのも大きい。全く知らないボンのような男がいきなり欲望をぶつけても、いたいけな少女が体を開いてくれるわけがない。

「羽黒さん、私とあなたとは物の考え方が違う。ですが、こと女性の調教に関しては一目を置かざるを得ません。どうか、私に力を貸して頂きたい。姉さんや麻里さんのように、恭子さんも私のペニスを見ただけでメロメロに欲情して何でも言う事を聞く奴隷のように仕込んで欲しいのです。私にはそんな芸当は逆立ちしたって無理だ。ありささんを調教しようと試みて、あなたの力を思い知らされましたよ」

 今さらではあるが、ボンから褒められて悪い気はしなかった。だが久美や麻里と違って、本人が同意しているわけでもない人妻を性調教するには問題が山積している。

「ところでボン。恭子さんをわてはどうやって調教したらええんや? まさかレイプするわけにはいかんで。それこそ、わての人生おしまいやがな」
「ああ、その件に関してはもういろいろと手を打ってあります。後はあなたが、私の計画通りに動いて下されば」

 そこで明かされた、人妻の恭子さんを罠に嵌めて、守男の愛人奴隷となるよう寝取ってしまう計画は、恐ろしく手の込んだ巧妙なものであった。ほとんど誇大妄想狂のストーカーが描く夢想に近いが、絶大な力を持つ守男は俺の力を借りて強引に実現しようとしているのである。こんな執念深い男に横恋慕されてしまった恭子さん夫婦にとっては災難としか言いようがない。

ーーボン、お前そこまでして恭子さんを……マジであの女にホの字なんやな

 にわかには信じ難い話だったが、俺が住む町内に守男は既に裏工作を仕組んでいたと言うのだ。俺がいつの間にか町内会長に推されてなっていたのも、恭子さん夫婦が俺の家の隣に新居を構えたのも、全てはボンの差し金によるものだと言う。そしてもともと同じ町内に住む久美や麻里も、恭子さん寝取り計画に大きな役割を担うのだ。

「羽黒さんには、町内会長として親睦旅行を企画して頂きたい。姉さんや麻里さんにも協力して貰いますから、人は集められる筈です。そして恭子さん夫婦にも参加させるのです」
「そらまた遠大な計画やなあ。そないなもん企画しても、あの亭主は内気そうやから絶対参加しそうにないで」
「姉さんは恭子さんの直属の上司ですし、夫とも親しく話せる仲です。必ず夫婦で参加するよう説得させますから」
「で、その旅行とやらに夫婦を誘い出して、何を企んどるねん」
「そこで麻里さんに一肌脱いで貰うつもりです。実はあの夫は中学校に勤めていた頃、ありささんととても親しかったと言う情報があるのです。そこで……」

 こうしていつの間にか守男の奸計にすっぽり嵌まってしまった俺は、ヤツが多大な金と時間と労力を費やして企んだ「恭子さん寝取り調教計画」に荷担せざるを得なくなってしまったのだった。

続く→恭子さん 21.恭子さん寝取り調教計画発動
戻る→恭子さん 19.不道徳な調教依頼
恭子さん目次

プチSM千夜一夜ものがたり 第4期 目次