桜の園
桜の園
 金持ちの子女が集う私立桜園高校の経営者で校長の桜園五郎は、皆に敬慕される人格者で地元の名士だが、巨根で若い女性のアナルに執着するSM愛好家だった。死病に冒された彼は、何人もの若く美しい女性が喜んで差し出す尻を並べて犯したい、と言う男の夢を実現するために、一癖も二癖もある性技に長けた男達を学園に集める。狙いを定めた7人の美しい女生徒と教師を同意の上で性奴隷に堕とし、鍛え上げた尻穴を校長に捧げさせる、壮大な「性奴隷プロジェクトの幕が今切って落とされたのだ。 (現在更新休止中)

1-7.盗撮マニアの気弱な事務員~和田雄二(5034字)

 中腰で脚を大きく広げ指オナニーと調教下着の刺激でイキながら、倉沢の不能のペニスに口でご奉仕して射精に導き精を舐め取った美人養護教諭飯川舞子の次の相手は、その淫らな痴態を接写していた事務員の和田雄二だった。舞子が「お掃除フェラ」を完了するまでしっかりカメラに収めた雄二が、いつの間にか移動した隣のベッドに腰掛けズボンを下ろしながら、僕の番だよ、と声を掛けると、舞子はアクメの余韻に頭を痺れさせ乱れた白衣を整えようともせずワナワナ慄える脚取りでやって来た。

「ああ……」

 歩いて行く間にも股間が心地良く淫具に擦られ調教ブラに弱振動で乳房を慄わされている舞子は、胸と腰にわだかまる淫情を振り払おうと、ブルッブルッと胸と腰を打ち振ったが、かえって快感が募って悩ましい呻き声を洩らしていた。調教下着の動きを完全に止めず弱い刺激を送り続けて刺激を蓄積させて行くのが4人の狡猾な手管で、美しい養護教諭は最後には落花無惨に凄まじい性悦に狂乱する事になるのだった。

 舞子の潤み切った視線の先に、インポの倉沢と違ってピンと劣情にそそり勃てた男根を、雄二が手で握って誇示しているのが見える。我知らずゴクリとつばきを飲んだ舞子がフラフラとペニスに引き寄せられるようにその前に立つと、雄二が声を掛けてからかった。

「又、イキたそうな顔してるね」
「だ、だって……」

 すると甘えるような声で答えた舞子はしゃがみ込み大きく脚を広げる「ご奉仕」スタイルを取り、まるで飢えた獣のように嬉々として雄二の小さめのペニスに唇を被せて行った。

 眼鏡を掛けて長身痩躯だが、髪の毛はボサボサでオドオドした態度のこの男が舞子は苦手だった。巧の手からこの4人に性調教を引き継がれて以来、雄二は事あるごとに舞子に付きまとって来るのだが、それまでの巧との痴態やトイレでオナニーに耽っていた自分の羞ずかしい盗撮写真を見せられた時、ニヤニヤ笑っているこの男に舞子は猛烈な嫌悪感を覚えざるを得なかった。

 そして連日の調教で濡れてしまった下着や剃り取られた陰毛を雄二に奪われ、小用を足す時にもニヤニヤ笑いながらカメラを向けて来られると、ますますこの男に対する生理的な嫌悪感は増大したが、性調教されている悲しさ、今では嫌悪感を覚えれば覚える程おぞましい興奮に体を突き上げられるようになり、側に寄られるだけで虫酸が走る雄二のペニスに口を被せた時も、舞子の体はゾクゾクと沸き起こる興奮で鳥肌が立つ程で、もうこの男に対する嫌悪感より辱められて歓んでしまうマゾの本性の方がはるかに勝っていた。

「舞子先生、こっちを見てください」

 ウットリ閉じてしまっていた目をうっすらと開けると、雄二は通常なら気軽に近くに寄る事も叶わない美女に「ご奉仕」される感激で嬉しそうに表情を緩めながらデジカメを構えて撮影していた。雄二は普段からオドオドした気弱な男で、初めて会った時は彼女の美しさに気圧されたのかどもってしまい、まともに口を利く事も出来ないので、舞子は(大丈夫かしら、この人?)と思ったものである。
 
 そしてその後の彼は妙に頻繁に保健室に顔を出し、校内でもよく舞子の行く所で見掛けるので不審に思った事もあるがほとんど声を交わす事もなく、巧にかどわかされ校内でも陵辱を受けるようになった舞子は彼の存在など気にはしていられなくなった。今にして思えば、雄二は舞子をよこしまな目で観察し、トイレの中や巧に抱かれる所を盗撮していたのだった。

ーーこんな卑劣な男なのに……ああ……で、でも……

 雄二のカメラは、嫌らしいフェラ顔や大きく開いてチェーンの喰い込む股間や慄える太股、そして鎖の脇からおびただしく溢れて滴り落ちる淫汁まで、舐めるようなカメラワークで撮影している。女なら誰でも軽蔑し嫌悪するであろう盗撮魔にフェラ撮りされながら、舞子はこの屈辱的な現実が麻薬のように作用して凄まじい性的興奮に囚われてしまい、彼のペニスの強ばりが頬を突き上げる度におぞましい快感まで覚えていた。

「あれえ、手がお留守になってますね。乳首を摘んでくださいよ」

 そうしなければならない事をフェチ男は改めて要求する。雄二のペニスをチュパチュパとおしゃぶりしながら、舞子は片手で片方の露出した乳首に触れ、その瞬間突き上げる快感に子供が泣くような表情を見せていた。「ご奉仕」しながらオナニーすると言う調教の決まりを忘れていたわけではない。それがどんなに心地良く普段の数倍も感じてしまう行為になってしまうかわかっている舞子は、故意に避けていたのだ。しかしもちろん雄二は見逃してくれなかった。

「今度は大好きなクリちゃんも触るんですよ、舞子先生」

ーーヒイーッ!
 
 慄える指が股間鎖のリングに括り出された羞恥の尖りに触れた瞬間、舞子はイッテしまったのではないかと思うくらい強烈な快美の矢に貫かれ完全に我を忘れた。そして乳首とクリに触れた指はスリスリと動き始め、近くに寄られただけでけがらわしいはずの雄二の男根への「ご奉仕」がまるで恋人のように情熱的で粘っこいものになってしまっていた。

「ま、舞子先生! 今日はずいぶんと積極的ですね。チンコが溶けてしまいそうに気持ちいいですよ……」

 やはり半日男たちに責められなかったのが効いているのだ。弱振動でも「調教ブラ」に慄わされる乳房は蕩けてしまいそうに気持ちいいし、股間の奥にわだかまる欲情は欲求不満で火を吹き出しそうなくらいに舞子を淫らに突き動かし、クリと乳首から得られる快感はもうこの世のものとも思われぬくらいに素晴らしかった。そしておぞましい雄二のペニスが、倉沢と違ってしっかり勃起して口腔内を突き上げて来るのも得も言われぬ快感となって美貌の養護教諭を狂わせてやまなかった。

 恐ろしいのは、こんな強烈な快感に全身をおののかせながら、連日リモコンバイブ調教を執拗に繰り返された舞子の体はそれだけではイクにイケなくなっている事だった。どこか1箇所きっかけとなる強い振動を与えられなければ、すぐそこに見えている絶頂にたどり着けないのだ。

「クリちゃんが真っ赤なザクロの実のように弾けちゃってますよ、先生。そんなに指で弄ったら気持ちいいんでしょうね。こんなすごい写真が撮れるなんて、夢みたいですよ。ああ、気持ちいいなあ……」

ーー早く! 早く頂戴!!

 そんな猥褻極まりない部分まで接写されて、しかし舞子はもう全身に横溢する欲情のはけ口を求めてリモコンバイブの刺激が欲しい、としか考えられなくなっていた。ようやく雄二がリモコンを見せて来ると期待感で全身をおののかせながら、どうにもならない激情をぶつけるように彼のペニスを強烈に吸引していた。

「ああ……す、凄いですっ! ご褒美をあげますね」
「んぐうううっっ!!(いくうっっ!!)」

 雄二のリモコンでクリトリスを噛んだリングが激しく慄え始めると自らの指弄りと相まって数倍の歓びに襲われた舞子は、あっと言う間に絶頂を迎えていた。ところが雄二はしぶとくバキュームフェラにも耐えて発射してくれなかった。

「あのお美しい舞子先生がこんな素晴らしいおしゃぶりをして下さるなんて感激です。ぼ、僕、先生がもっとイケるように頑張りますよ」

ーー頑張らないで! 早く出してえっっ!!

 初めて「ご奉仕」した時には口にくわえただけでドピュッと早漏の精液を発射してしまった雄二の、意外な踏ん張りに舞子は愕然とした。毎日口唇奉仕を受けている間に気弱な盗撮男も耐久力を身に着けて、自分に対する態度もなれなれしくなると共に、更なる辱めを加えるため射精を我慢する余裕さえうかがわせるようになったのだ。まだこの後に2人はるかに手強い相手が待っていると言うのに、舞子は泣きそうになったが、バイブと自分の指の刺激で際限なく快楽を貪ってしまうクリトリスは天井知らずに膨れ上がり、すぐに次の絶頂へと驀進して行ったのである。

 そして舞子が次の絶頂に身を焼いた時さほど強精ではない雄二も射精してくれたのだが、そんな瞬間までデジカメを構えている雄二の執念にはもう脱帽するしかなかった。、

「ちゃんとゴックンするんだよ」

 クリバイブが弱められ雄二に言われるままに精液を舐め取り、ングング苦しそうに喉を鳴らしながら飲み干した舞子は、繰り返される飲精行為に隷属意識が嫌でも強化されていくのだった。

ーーもうこの人達には逆らえない……

 雄二は外見そのままの気弱であり、生身の女性よりその身に付けている下着や羞ずかしい盗撮写真に強い興味を持つような男だった。 特に女子高生には病的なまでの執着を見せ、機械弄りの好きな彼はそれに生き甲斐を見出して生々しい盗撮写真やビデオを日夜収集し、それをいかがわしい業界で大量に売り捌いて生計を得ていた、ある意味凄腕の盗撮カメラマンだった。

 しかし彼も生身の女性に全く興味がないわけではなく、若い女性とはまともに話も出来ない程の内気な性格ゆえに盗撮に血道を上げていたのが本音の所である。そして肉体的にも自分の男性がスモールサイズである事にそれとなく気付いていた彼はそのコンプレックスもあってますます女性に対する自信をなくし、30歳になる目前に勇気を奮って風俗女性に童貞を奪って貰うのが関の山と言う情けなさであった。

 が、初めて相手をしてくれた優しい商売女性との相性が良かったのか、彼は性風俗の店に通い詰めるようになった。ただしやはり彼は早漏気味で、本番よりフェラチオや手コキ、あるいは女性にオナニーしてもらってそれを鑑賞しながら自慰に耽るようなプレイを好み、さらに自分の粗チンを使わず女性を責めることに喜びを見出すようになっていた。

 そして女性と接する事は苦手だが女体に対する執着は有り余っている彼は、そのしつこさで恐れられる存在となり、「イカせ屋」と言う異名を取る程になっていった。彼は女性の愛撫に常人なら考えられない時間を割いても平気なので、その気のない風俗女性でも音を上げ本気で燃え上がって、何度もイカされてしまうのが常だったのだ。病気でもない限り、どんな冷たい女性であろうと、小1時間もしつこく乳房を揉み乳首を吸われれば淫らな反応を示してしまうはずで、一晩中女性の股間を舐めても平気な雄二は不器用だが確実な「女殺し」だった。

 そして彼も又風俗業界の噂により校長にスカウトされて桜園高校の事務員となり、連日女子高生や若い女性職員を覗いたり盗撮したりして膨大な写真やビデオを収集し、それをスキモノの校長に報告するのが仕事と言う夢のような毎日を過ごす事になったのだから、人生わからないものだった。そして「性奴隷」として舞子と言うこれまでで最高に魅力的な美女の調教に加担する事になって、彼の異常な女体への執着は大きな武器となって彼女を倒錯した性の歓びにのたうち回らせているのだ。

 年齢的にはほぼ釣り合う雄二は、前述のように舞子に執拗につきまとってトイレの観察や恥毛や下着の強奪を行っているうちに彼女に対してはどんどん強い態度が取れるようになって、冗談半分で結婚してくれ、と口にするようになっていた。舞子はもちろんこの唾棄すべき男のプロポーズに猛烈な拒否を示し、雄二もまだ本気ではなかったが、

「僕と結婚してくれたら、毎日一晩中体の隅々まで舐めてあげるよ。アソコはもちろん、脇の下とかお尻の中までね」

 と言うような言葉に、舞子はおぞましさを感じながらこの男なら本当にそうしかねないと思い、想像するだけで、全身が総毛立つような興奮を覚えてしまうようになっていた。今も舞子は、雄二にフェラチオ行為を接写されるおぞましいプレイにどうしようもなく燃え上がって、この男の男根の強ばりに歓びを覚えてしまうのが拒絶出来なかったのだ。そして調教下着と強制指オナニーで2回アクメに襲われてようやく発射した雄二のザーメンを飲み下し、どんなに嫌悪しても雄二の軍門に下ってしまう自分を呪ってみても、舞子の調教された肉体はもう自分の意志ではどうにもならなかった。

 が、倉沢、雄二と言う2人への「ご奉仕」はまだ序の口だった。

「次は俺だ」

 そう低く渋い声が隣のベッドから聞こえると、たった今2度の絶頂に敗れたばかりの美貌の養護教諭の肉体は更に強烈な快感への予感でたちまち再燃し、ムクムクと体の奧から込み上げて来る新たな欲情が恐ろしくて舞子は怯えたが、体はフラフラと立ち上がりその声が聞こえた方へ自然と向かっていた。


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