
気品を、誇りを次々と剥ぎとられていくトップ・スチュワーデス。華麗な美貌が倒錯の愛戯に喘ぎ最高級の肉体が恥辱の罠に悶える。悦楽のフライトが凌辱にまみれるとき気高き女神は性の虜囚へと堕ちていく。
☆「黒衣の性隷」はSMスナイパー誌に連載されていた作品です。雑誌の掲載作品と言うのは1回毎に見所、ヌキ所を作る必要があるために、通常の書き下ろしより濃密な作品になる傾向があります。この作品もまさにそうで、悪く言えば冗長ですが、とりあえずズリネタとして使うには素晴らしい作品だと思います。
四方麻貴という20代半ばの美人スチュワーデスがヒロインで、恋人が医師なのですが、彼を交通事故でケガさせてしまった所から弱みを握られ、その医師仲間の下劣な男たちに性調教を受けるのが前半。医師だけにまるで「解剖」するかのごとき執拗で粘っこい玩弄はヌキ所満載です。いくつか紹介しましょう。まず2人の医師による刷毛とバイブを使った粘っこい愛撫に屈した麻貴が、アナルの快感に目覚めてしまう場面です。
「よし、じゃあHなスッチー様がこのオ××コの味を二度と忘れないように、最後にとっておきのサービスをしてやるよ。」
秀麿が合図を送ると、左保田は乳首を擽りながら、もう一方の刷毛で真珠をさすり上げる。
「ヒフウッ!」
麻貴の腰は、ヒップを浮かしたままガクガクッと揺れた。そこへ秀麿はストロークを送り込んで、刷毛をその下の濡れ光るアナルへ這わせて来た・・・(中略)・・・
アナルをイジられて昇りつめたーそれだけは死んでも認めたくなかった。が、今全身を包み込む陶酔は、間違いなく麻貴がこれまで味わったうちでも最高の歓びだった・・・
次に股下5センチの超ミニスカートで階段の下から覗かれながら麻貴が2本のバイブを装着された股間を潤わせてしまう所です。
花唇はもちろん、入口の真珠、奧の子宮、さらにはアナルの奧までがじっとしていても知らぬ間に刺激を受けているのだ。当然、一歩歩き出すごとに数ケ所が同時にズルンッと微妙に擦られる・・・(中略)
・・・階段での刺激は麻貴の予想以上に性感を燃え上がらせていた。それも器具による刺激だけではなかった・・・制服のミニから高級パンティを見せてしまうーエリートスチュワーデスとしては絶対に許されぬ、惨めな痴態を晒したことで、神経が狂い出したのだ・・・
後半は、国際線のフライト中にまで彼らの遠隔調教が及ぶのですが、ここでもポイントになるのは「アナル」への刺激です。フライトがない間は前後で微振動を繰り返すバイブパンツを穿かされて、医師たちにソープ嬢のテクニックを入れ替わり立ち替わり教え込まされる麻貴のアナルは薬物によって痒みを覚えさせられ、フライトが終わるとお尻に打ち込まれるバイブが徐々に大きくされてしまいます。そしてついにガマン出来なくなった麻貴は、海外のいかがわしいSM店で購入したアナルバイブ付きのパンティーを穿いて痒みを癒さずにはいられなくなってしまうのですが・・・
実を言えば、この二日の間、麻貴は例のパンティの世話になりっ放しだった。ホテルに帰り、服を脱ぐのももどかしく、まっ先に太い方の人造ペニスをつけ、黒のパンティを穿いたときの衝撃を、麻貴は今もハッキリと思い出せた。バイブレーターのスイッチを入れた瞬間、麻貴は悲鳴のような声を迸らせて、膝からホテルの絨毯の上に崩れ落ちていた・・・(中略)・・・ことに、これまでにないサイズの人造ペニスが、痒みの源泉である直腸を、ズンッ、ズンッと擦り上げてくる感覚は何とも鮮烈だった・・・
スチュワーデスの性調教というシチュエーションがお好みなら入手して損のない傑作だと思います。
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