女教師―みんなの見ている前で 由紀かほる
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曙学園教諭、梢ゆう紀は一年前まで校内暴力の吹き荒れていた学園を、一人で改革し模範校に変えた実績から“理想の熱血女教師”とよばれていた。そのゆう紀が少年院帰りの甲田冬樹に強姦されたのだ。人間教育に情熱を注ぐ若き美貌のヒロインの、誇りと虚飾を剥ぐべく、熟れた女教師の肉体に次々と過酷な責めが襲いかかる。


☆由紀かほるさんお得意の女教師ものの中でも、最も衝撃的ですばらしい作品。若くて美しく皆の尊敬を集めるような立派な女教師を、ロクでもない不良男子が陵辱して性の虜にしてしまうというお約束のような設定です。この「ゆう紀」というヒロインの格好良さにはほれぼれしてしまう程なのですが、彼女を暴力と性テクニックでメロメロにしてしまう冬樹という少年院帰りの不良の責めが、初めて読んだ時衝撃的な手管で何度も抜かせてもらったものです。(笑)

 それは全身をチェーンで緊迫してしまったゆう紀を、他の生徒の前で辱める、と言う古典的なものではありますが、縄ではなく鎖で、学校という場で他の生徒の前で辱められることで、女教師がプライドを打ち砕かれ、鎖が喰い込むだけで感じてしまうようになり、ついには淫女そのものになって冬樹のペニスにむしゃぶりついてしまう、その描写が粘っこくて、由紀かほるという作家を知って良かった、と思ったものです。

 由紀かほるさんは、その後も数多くの女教師ものを書いておられますが、いずれを選んでも抜けます。昔女先生に密かにあこがれていた方にはオススメです。が、女教師と不良生徒、というシチュエーションを最も純粋でハードに表現したのはこの「女教師~みんなが見ている前で」だと思います。


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