こんにちは、二次元世界の調教師です。読書感想を書きました。 ☆前著「本の読み方」が面白く、又、興味のある小説が取り上げられているので、本書を手に取った。一読した感想は、やはり面白かった。「ゴールデンスランバー」や「罪と罰」は既読だが、なるほど、そんな読 ...
カテゴリ:日記 > 読書感想
2022年5月17日の日記「司馬遼太郎『街道をゆく 24 近江散歩、奈良散歩』感想」
こんにちは、二次元世界の調教師です。読書感想を書きました。 ☆この素晴らしい紀行文シリーズで、初めて「3」と言う評価を付ける。理由は、無教養な私には、ハードルの高い内容だったから。宗教や哲学に関する高度の内容が多く、覚悟はしていたが、敷居が高いな、と感 ...
2022年5月15日の日記「司馬遼太郎『菜の花の沖 (4)』感想」
お早うございます、二次元世界の調教師です。読書感想を書きました。 ☆嘉兵衛が、挫折とまではいかないが、出鼻を挫かれ、苦難を味わう巻。彼の目指す道は、崇高なものに思えるが、身分社会の煩わしさや、さまざまな軋轢が、立ちはだかって、幕府の蝦夷地直轄経営は、頓 ...
2022年5月10日の日記「村上春樹『村上さんのところ』感想」
こんにちは、二次元世界の調教師です。読書感想を書きました。 ☆分厚い文庫本だったけど、読んでいて楽しく、ほとんど難渋せずに、読み終える事が出来た。村上主義者なら、同じように感じると思う。「ペンは剣よりも強し」を自覚してる村上春樹さんが、自制して下手に解 ...
2022年5月5日の日記「池上彰『知らないと恥をかく世界の大問題12 世界のリーダー、決断の行方』感想」
お早うございます、二次元世界の調教師です。読書感想を書きました。 ☆前巻の自分が書いた感想が、そっくりそのまま、使えそうだった。新刊が出そうな時期の、駆け込み読書だけど、無知な私には非常にありがたく、1年の振り返りに役立つ内容。 一方、池上さんのトラン ...
2022年4月29日の日記「司馬遼太郎『菜の花の沖 (3)』感想」
お早うございます、二次元世界の調教師です。読書感想を書きました。 ☆まだ半ばだが、司馬遼太郎の最高傑作と思う。とにかく、嘉兵衛の快男児ぶりが素晴らしく、強気を挫き弱きを助ける彼を活写した事で、読後感が最高である。 商人なのに、金儲けを是とせず、蝦夷人な ...
2022年4月26日の日記「西尾維新『掟上今日子の家計簿』感想」
こんにちは、二次元世界の調教師です。読書感想を書きました。 ☆特異な設定で読ませる、この作者らしいシリーズ。今巻は、ミステリーの約束事で遊んでみせた作品が集まり、ミステリーファンの心をくすぐる内容だった。叙述トリックを細かく分類した作品がその典型で、西 ...
2022年4月21日の日記「望月麻衣『京都寺町三条のホームズ(18)-お嬢様のミッション』感想」
こんにちは、二次元世界の調教師です。読書感想を書きました。 ☆わがままな大富豪の娘に、ボディーガードに雇われる、使い古された設定で、ホームズ君が奮闘。新味はないものの、京都に関する蘊蓄も入れながら仕上げ、エンタメ作として、上々の出来栄え。とても読み易く ...
2022年4月20日の日記「田中啓文『シャーロック・ホームズたちの新冒険』感想」
こんにちは、二次元世界の調教師です。読書感想を書きました。 ☆第二弾だけど、前作を上回る下らなさと面白さだった。ただ元ネタを知らないと面白さ半減なので、読書家向けと思う。 駄洒落小説の大家らしい、小味も利いており、田中啓文ファンは必読。こんな面白いけ ...
2022年4月19日の日記「司馬遼太郎『菜の花の沖 (2)』感想」
こんにちは、二次元世界の調教師です。読書感想を書きました。 ☆いよいよ嘉兵衛が、蝦夷地に進出する足掛かりを作ろうとする巻。おふさと駆け落ち同然で村を抜けた彼が、一人前の船乗りとして、故郷に帰って来るところで、この巻は終わる。重罪人として、二度と故郷の土 ...
2022年4月16日の日記「恩田陸『歩道橋シネマ』感想」
お早うございます、二次元世界の調教師です。読書感想を書きました。 ☆いかにもこの作者らしい、不思議な味わいの掌編集。もっと長くすれば面白くなりそうな、アイディア剥き出しっぽい所も含めて、ファンからすれば面白かった。 恩田陸ワールド全開の作品集と評価す ...
2022年4月12日の日記「城平京『虚構推理 逆襲と敗北の日』感想」
こんにちは、二次元世界の調教師です。読書感想を書きました。 ☆マンガは一切読んでない。小説として、感想を述べる。冒頭から、エッチでお下劣なお嬢様、岩永のキャラ全開で、醒めた目で見る、恋人九郎との掛け合いは笑わせる。不死の身である九郎と六花は、生殖を求め ...
2022年4月7日の日記「本多勝一『アムンセンとスコット』感想」
こんにちは、二次元世界の調教師です。読書感想を書きました。 ☆南極点に人類で初めて到達する競争が行われたのは、知っていた。アムンセンとスコットの名前も、聞いた事がある。その程度の無教養な私だが、この本を読んで、本当に良かった。こんな偉業を達成した人間と ...
2022年4月5日の日記「アガサ・クリスティー『ABC殺人事件』感想」
こんにちは、二次元世界の調教師です。ミステリーの女王、クリスティの代表作に読書感想を書きました。 ☆小学校低学年の息子が、子供向けにリライトされた、この作品を持っていた。いかにも子供に受けそうな趣向だが、大人が読んでも、納得の名作であった。 ポアロに犯 ...
2022年4月4日の日記「司馬遼太郎『菜の花の沖 (1)』感想」
こんにちは、二次元世界の調教師です。読書感想を書きました。 ☆主人公嘉兵衛が、貧農から脱して、船乗りとして身を立てようと始める巻。本来「高嶺の花」であった、おふさと言う女性との奇妙な恋愛が、彼の生涯でも大きなエピソードとして語られている。 一読してまず ...
2022年4月3日の日記「相沢沙呼『マツリカ・マジョルカ』感想」
お早うございます、二次元世界の調教師です。読書感想を書きました。18禁じゃないけど、立派なSM小説で、ちょっとビックリ。 ☆表紙絵のフトモモが素晴らしい。と思ったら、ストーリーが、内気でシスコンの男子が、謎めいた女子高生のフトモモに魅了され、彼女を女王様 ...
2022年4月2日の日記「三上延『ビブリア古書堂の事件手帖III ~扉子と虚ろな夢~』感想」
お早うございます、二次元世界の調教師です。読書感想を書きました。 ☆「ドグラ・マグラ」と言う、天下の寄書を取り上げただけでも、本の虫である私にとっては、高評価。その荒唐無稽な内容が、事件の謎を暗示するとは素晴らしく、このシリーズで初めて満点評価としたい ...
2022年3月29日の日記「北野武『全思考』感想」
こんにちは、二次元世界の調教師です。読書感想を書きました。 ☆いつものたけし節だが、さすがに内容が古い。特に携帯電話とインターネットに関しては、今時こんな事言ってるのは、時代遅れの老害と取られても仕方ないだろう。 だがしかし、彼の考えを読むのが、心地 ...
2022年3月25日の日記「北方謙三『楊令伝 4 雷霆の章』感想」
こんにちは、二次元世界の調教師です。読書感想を書きました。 ☆南北で勃発した戦乱を鎮圧するため、宋の禁軍が動く巻。いずれも、梁山泊が深く関わっており、禁軍最強の童貫将軍は、真の敵は梁山泊=楊令となるであろうと見抜いている様子。 興味深いのは、狂信者集 ...
2022年3月24日の日記「冲方丁『マルドゥック・アノニマス4』感想」
こんにちは、二次元世界の調教師です。読書感想を書きました。 ☆冒頭のウフコックをバロットが救出するシーンが圧巻。目を見張る成長を見せたバロットが、ウフコックを完璧に使いこなし、あえて敵にとどめを刺さない余裕を見せるのに、拍手喝采。 しかしながら、私の ...