こんにちは、二次元世界の調教師です。読書感想を書いたので、ご覧下さい。今回も2冊です。 ☆上巻の感想で書いた通り、どうゆう結末が待っているのか、楽しみに読んだ。正に予想も付かないどんでん返し。立場が反転する見事さに、驚愕し、言葉を失った。 重厚な社会 ...
カテゴリ:日記 > 読書感想
2024年4月15日の日記「島田荘司『御手洗潔のダンス』(評価:4)他感想」
こんにちは、二次元世界の調教師です。読書感想を書いたので、ご覧下さい。今回も2作です。 ☆冒頭作は、空を飛んでいるという、ちょっと信じられない状態の死体から、犯行方法を推理して見せたもので、リアリティはともかく、こんな奇想天外な殺人を着想しただけでも凄 ...
2024年4月8日の日記「司馬遼太郎『街道をゆく 33 白河・会津のみち、赤坂散歩』(評価:4)他感想」
こんにちは、二次元世界の調教師です。読書感想を書いたので、ご覧下さい。今回は2冊です。 ☆相変わらず、歴史に関する司馬さんの蘊蓄を読むのが楽しいシリーズ。今巻では、比較的取り上げられる事の少ない、東北地方がテーマだったが、「会津」は幕末の悲劇的イメージ ...
2024年4月3日の日記「三上延『ビブリア古書堂の事件手帖IV ~扉子たちと継がれる道~』(評価:4)感想」
こんにちは、二次元世界の調教師です。読書感想を書いたので、ご覧下さい。 ☆三世代をつないで、受け継がれる「本好き」の想い、と言うテーマはしっかり伝わったし、「鎌倉文庫」をめぐり、三世代で取り上げられる夏目漱石本と言うのも、とても興味深かった。又、結末も ...
2024年3月28日の日記「筑摩十幸『令嬢完全調教 貞操帯と生徒会長』(評価:5)感想」
こんにちは、二次元世界の調教師です。18禁SM小説の感想を書いたので、是非ご覧下さい。メチャクチャ私好みの作品で、感激しました。 ☆「貞操帯」と聞いて、手に取ったが、リモコンバイブ付き、と言う期待通りの内容で、大満足。個人的には、ズバリど真ん中のストライ ...
2024年3月27日の日記「東野圭吾『ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人』(評価:3)感想」
こんにちは、二次元世界の調教師です。読書感想を書いたので、ご覧下さい。 ☆分厚い文庫だけど、扱われてる殺人事件は平凡で、トリックがあるわけでもなく、ミステリ―としては凡作、おまけに展開も遅く、イライラさせられる。なのに、読ませてしまうのは、エンタメ作家 ...
2024年3月26日の日記「恩田陸『図書室の海』(評価:3)感想」
こんにちは、二次元世界の調教師です。読書感想を書いたので、ご覧下さい。 ☆恩田陸さんはかなり読んでると思ったけど、多作なんだな、と言う印象。「六番目の小夜子」も「夜のピクニック」も理瀬シリーズも読んでるけれど、ジャンルがバラバラで雑多なイメージ。 こ ...
2024年3月21日の日記「宮内悠介『スペース金融道』(評価:5)感想」
こんにちは、二次元世界の調教師です。読書感想を書いたので、ご覧下さい。 ☆「ナニワ金融道」のパロディだが、高利貸しの借金取り立て屋を、SF的設定でやってのけたのが、秀逸。コメディだけど、SFマインド溢れる設定で、SF小説としてはかなり本格的。宮内氏初期の作品 ...
2024年3月19日の日記「アガサ・クリスティー『春にして君を離れ』(評価:4)感想」
こんにちは、二次元世界の調教師です。読書感想を書いたので、ご覧下さい。 優しい夫、よき子供に恵まれ、女は理想の家庭を築き上げたことに満ち足りていた。が、娘の病気見舞いを終えてバクダードからイギリスへ帰る途中で出会った友人との会話から、それまでの親子関係 ...
2024年3月15日の日記「筒井康隆『パプリカ』(評価:5)感想」
こんにちは、二次元世界の調教師です。読書感想を書いたので、ご覧下さい。 ☆これはもう、筒井ファンなら納得のエンタメ作品。特にタイトルになってるヒロインのキャラが素晴らしい。男の理想みたいな美女であり、美少女。年齢は問わず、男は皆彼女に惚れ、セックスもさ ...
2024年3月13日の日記「高橋洋一『外交戦 ~日本を取り巻く「地理」と「貿易」と「安全保障」の真実~』(評価:4)感想」
こんにちは、二次元世界の調教師です。読書感想を書いたので、ご覧下さい。 ☆相変わらず説得力のある論で読み易く、高橋さんの考えは、よくわかったような気になった。ただこの感想を書いてるのが、2024年3月。トランプ氏が返り咲き再戦を目指してるので、この本は ...
2024年3月12日の日記「花房観音『ヘイケイ日記』(評価:5)感想」
お早うございます、二次元世界の調教師です。今日はクラスマッチで授業がないので、役立たずの私は、年休を取って休みです。 さて、面白い本を読んだので、感想を書きます。今年一番の衝撃作でした。 ☆「ヘイケイ日記」? と思ったら、まさかの「閉経日記」でぶった ...
2024年3月7日の日記「エラリー・クイーン『災厄の町』(評価:5)感想」
こんにちは、二次元世界の調教師です。読書感想を書いたのでご覧下さい。 ☆なかなか殺人事件が起こらず、ジリジリした展開。そして事件が起きるや、その犯人は自明に見え、それを救うため、エラリーが奮闘するストーリーで、複雑で錯綜したミステリーが得意なクイーンと ...
2024年3月6日の日記「田中啓文『鍋奉行犯科帳 風雲大坂城』(評価:4)感想」
こんにちは、二次元世界の調教師です。読書感想を書いたのでご覧下さい。 ☆とうとう第8巻に突入した名シリーズ。今巻は、これまでの集大成的内容で、村越と小糸がついに結ばれるなど、作者が、このシリーズの幕引きを意図したように、私には感じられた。 . 食に関す ...
2024年2月27日の日記「島田荘司『異邦の騎士』(評価:4)感想」
こんにちは、二次元世界の調教師です。読書感想を書きました。 ☆本作は御手洗潔シリーズ6作目らしいが、時系列的には彼が初登場する作品。「占星術殺人事件」以後、助手的存在となる石岡氏との出会いが描かれている。目覚めると記憶喪失だった石岡氏が、奇怪な事件に巻 ...
2024年2月22日の日記「古川日出夫『女たち三百人の裏切りの書』(評価:4)感想」
こんにちは、二次元世界の調教師です。読書感想を書いたので、ご覧下さい。 ☆古川日出夫さん独特の、リズミカルな語り口が炸裂。源氏物語で光源氏の死後を描いた「宇治十帖」が、改ざんされてる、と作者紫式部の怨霊が語り始める、奇想天外な設定だが、グイグイ読まされ ...
2024年2月16日の日記「早見和真『ザ・ロイヤルファミリー』(評価:4)感想」
こんにちは、二次元世界の調教師です。読書感想を書いたので、ご覧下さい; ☆これはもう、実在の競馬界をモデルに描かれたのが、明らかで、私も含めた競馬ファン納得の小説である。大レースの場面も、臨場感があって、ゴールの瞬間まで、ドキドキしながら読んだ。競馬に ...
2024年2月15日の日記「ひろゆき『僕が親ならこう育てるね』(評価:4)感想」
こんにちは、二次元世界の調教師です。読書感想を書いたので、ご覧下さい; ☆ひろゆきさんは、基本的に常識家なので、安心して読むことが出来た。その上で、常識にとらわれず、柔軟な視点を提示しており、子育て真っ最中の私には大いに参考になった。 机上の空論でな ...
2024年2月14日の日記「北方謙三『楊令伝 10 坡陀の章 』(評価:4)」
こんにちは、二次元世界の調教師です。読書感想を書いたので、ご覧下さい; ☆とうとう金国の侵略に敗れた宋が崩壊。が、金は大国を統治する能力に欠け、宋の復権を目指す勢力や、禁軍の残党が乱立し、国内は混乱している。が、勢力拡張の好機な筈の梁山泊は、自領の足場 ...
2024年2月6日の日記「神林長平『敵は海賊・海賊の敵』(評価:4)感想」
こんにちは、二次元世界の調教師です。読書感想を書いたので、ご覧下さい。 ☆ラジェンドラ視点が注目かと、思ったが、序だけで、後はほとんどいつも通りで違和感がなかった。あえて言えば、そこが少し不満。 いつも通りと書いたが、とてもストーリーが追いやすく、す ...